＃3アールヌーボー探し2004夏～あこがれの５つ★アールヌーボーホテル～

2004/08/09 - 2004/08/16

くろねこツーリストのしるくんが2004年の夏休みに行ったブダペストとウィーンのフリーツアー。
ブダペスト２日目は、午前中に応用美術館でジョルナイを愛で、午後にはこのタビのハイライト、フォーシーズンズホテルグレシャムパレスへ♪　ホテルのアールヌーボーっぷりと王宮の丘に沈んでいく夕日とくさり橋の夜景を堪能いたしました～。

くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま～す。添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪

【日程】
8月9日　成田空港からミラノを経由しブダペストへ
8月10日　ブダペスト市内街歩き
8月11日　あこがれ♪のフォーシーズンズホテルグレシャムパレスへ移動
8月12日　列車でブダペストからウィーンへ移動し、ウィーン泊
8.月13～14日　ウィーン市内街歩き
8月15日　ウィーン空港からミラノ経由
8月16日　成田空港着

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 株式会社IACEトラベル

ホテルで朝ごはん。今日は酢漬けニシンが無くてざんねん。
マッシュルーム、玉ねぎ、もやしを炒めたものがあったりして、ん～これはハンガリー風？

NH ブダペスト シティ ホテル

旅行会社手配のＮＨホテル406号室は、ヒト一人が立てる程度の狭いものながら、ステップアウトバルコニー付き。
向こうに見えているトラム(４番か６番)が通る聖イシュトバーン通りからは半ブロック分奥まっているので、便利な割にうるさくもない、というとてもステキなロケーションです。
ちなみに部屋に貼ってあった料金表では、泊まった時は１泊146ユーロ。5月と、8/12～15、9月は182ユーロに上がります。ふむ
8/12は明日。F1ハンガリーグランプリがあるからなんですね。知らなかった～。

ホテルがマルギット橋の近くだったので、ちょこっとだけマルギット島へ。
橋からは国会議事堂も見えますね。

マルギット橋 散歩・街歩き

平日の朝、９時過ぎなんですけど、走っているヒトが結構いました。緑に囲まれてぼ～っとするバカンスもいいなあ。まあ、あこがれても実際には貧乏性でできないんですけど。

マルギット島 自然･景勝地

マルギット橋の上の停留所から４番線のトラムに乗って、応用美術館へ。
当時のトラムは車内にこのような駅案内が掲示されておりました。今はこういうところも「電化」されているとは思うんですけど、まあ、全部が表示されているこういうアナログ表示も体感的には合うんですよね。

地下鉄と交差する停留所で降りてブダペスト応用美術館へ。
この時はトラムの停留所名は交差する通り名Üllői útで、乗り換えできる地下鉄駅名とは異なっており、わかりにくいな～、なんて思ってたんですけど、現在は一緒になってるんですね。へ～。

工芸美術館 博物館・美術館・ギャラリー

美術館を設計したレヒネル・エデンと記念撮影♪

入場料600フォリント、中を撮影するためにプラス400フォリント払って中へ。
この時は、ジョルナイ150年の歴史展をやっていました。
わ～、その150年にこの建物も入るんですよねえ。スゴイ。

おおお、展示品に入口の下絵も！　さすがにちょっとボロボロだ。

テーブルウェアもステキですけど、こういったタイルなどの建築素材もいいんですよね～♪
うきうき♪

お昼ごはんにと、映画「暗い日曜日」のモデルになったというレストラン・キシュピパ(Akácfa u. 38)を探してウロウロしてみるも、ど～もやってない感じ…。お店はあるんだけど、英語表記はどこにもないし、単に営業時間外なのか、夏休み？といったことも全くわからず…。

ということで、付近のステキな建物を撮影。
ここは、ちょっと上部がレヒネル・エデンっぽいかな～。
Dob u. 53

気を取り直して、ガイドブックにも載っていたカフェモーツアルトへ。こちらはウエイトレスが古めかしい格好をしたカフェで、ちょっとウィーンっぽいイメージ、という感じでしょうか。
サンドイッチを頼んだら、パニーニのような、ハムとチーズを挟んだものに、なぜかポテチが山盛りに盛られて出てきました。お飲み物とあわせて一人1,100フォリントぐらい。
このカフェも今はないんですね。
Erzsébet krt. 36

トラムに乗ってＮＨホテルに戻り、２時半という変な時間にチェックアウト。これから自力で予約した５つ星ホテルに行くのです～♪
２番線のトラムでくさり橋へ。

この写真はちょっと気になったゴミ箱、かな。犬の落し物専用ですかね。

ゴロゴロとスーツケースを引っ張ってグレシャムパレスに到着。
さすが５つ星ホテル。
スーツケースを持って入っていったらポーターに「チェックインですか。荷物を持ちましょうか」と声を(もちろん英語で)かけられました～。「Yes, Please」

Four Seasons Hotel Gresham Palace Budapest ホテル

チェックイン後は、フロントのヒトに部屋まで案内してもらいました！
で、部屋みてきゃ～ステキ～と騒いでいたらポーターが荷物を持って登場。テレビやセイフティボックスなどの設備の説明をしてくれました。
ツアーでもスーツケースを部屋までもってきれてくれるサービスはよくありますけど、ここまでのは初体験♪（ちなみに、これ以降も今のところありませんね。）

「オープニングスペシャル」で出ていた「Danube Superior Room」という税込354ユーロのタイプを予約。ドナウ河が見える「５階」のステップアウトバルコニー付きのお部屋です。外観写真では、この下の階だと思ってたんですけど、ヨーロッパの建物って日本の１階は地上階で、日本の２階が「１番目の階」で１階ですよね。失念していた！　なので、６階だったのでした。

で、ステップアウトバルコニーに出てぐいっと左を撮るとこんな感じ。
建設当時は屋根裏部屋ですかねえ。かと言って天井が低いということもなかったような。

ひゃっほ～♪と中を早速、探索。
ガラス張りの床の下にステンドグラス！のこの場所は、もとは吹抜けの天井部分で、もしかして外だったりしたのかなあ。
何だかスゴイ。歩くところがガラスっていうのは、ちょっと足がすくむんですけど。こんな場所を発見できたのは最上階の部屋だったから、ですね。わ～い。
ホテル探検はお泊り階以外もくまなく♪ですね。

ここはおそらく元はエレベーター。階段に面した手すりのところに、ただガラスがはまったナゾの部分があるんですけど、ここが乗降口だったのではないか、と。
ココにあったエレベーターもきっとすんごいアールヌーボー装飾だったんだろうなあ…。見たかった～。

階段を取り囲む壁のステンドグラスはすっきりアールデコ♪　いや～、ステキすてき♪

階段の手すりの鳥は何やら植物をついばんでいるような意匠。初めて気が付いた。

吹抜けを見上げると内向きの部屋のバルコニーが見えます。こちらの手すりも鳥模様。下のガラスの天井は１階の屋根部分ですね。

ジョルナイのカップが欲しかったので、お店が閉まる前に街中へ。
ヴィシェマルティ広場のこのライオンの噴水を横目に、バーツィ通りをずんずん真っすぐ行き、当時はエリザベート橋近くのKígyó u. 4にあった店舗へ。

ヴルシュマルティ広場 広場・公園

ジョルナイのお店かと思い込んでいましたが、残っているレシートはアイカクリスタルになっておりました。意外と奥行のあったお店だったな～、という記憶。
現在はブダペスト市内のジョルナイの店舗は大通りへ出て東に行ったRákóczi út 4-6しかないようですね。

ラディソンベーケホテルのジョルナイカフェにあったようなカップ＆ソーサ―が欲しかったんですけど、「そのモカセットはセット売りのみです」と言われ、断念。６客セットあっても置くところもないし。

ということで、ばら売りしていたこちらの矢車菊柄を２客購入。13,508フォリント＝7,561円でした。ちょっとぼてっと厚い感じが好きなんですよね～。
ちなみに、使っていると、ビミョウに茶渋が付きやすい気がします。う～む。

ジョルナイ(Kígyó店) 専門店

せっかくなので、お隣りの定点観測地、パジーシウドヴァルへ。
お～、今日は絨毯屋のネオンも付いてた♪
左側に見えている開いた本のネオンの本屋さんで、ブダペストのアールヌーボー建物を解説した本は無いか？と探すものの、以前ここで買ったものしかなかった…。ざんねん。ん～、聞いてみるほどの語学力は無かったしな～…。

Parisi udvar 建造物

同じように、一眼レフカメラを構えてる同好の士を発見♪
いや～、あなたの国のガイドブックではここはどんな風に紹介されてますか？って聞いてみたい～、と思いましたよ。

ここも現在は超高級ホテルにリノベーションされております。
カフェぐらいなら楽しめるかしら。

老舗のカフェジェルボーで遅めのおやつ♪
食べ過ぎないように二人でケーキ１個にしました。冬に来た時に気になっていたバナナオムレツ620フォリントを頼んじゃいました♪。飲み物もそれぞれ620フォリント。

ふ～、と一休み♪し、明日、東駅へ移動するためにトラムの乗り場を確認しにDeák Ferenc térへ。

ジェルボー カフェ

地下鉄なら１本でカンタンに行けるのに、なんでだか工事中に大当たり！で、地下鉄はここだけ運休。
トラムは数珠つなぎにあるけど、さすがに混んでるな～。

広場に乗り場がある、といっても具体的に広場のどこなのかというのは大きな問題でして。スーツケースもってどこどこ…？とウロウロはしたくないですし、歩いてるヒトに聞くのも苦手なもので、予習できるところは予習しておこう、という性格です。はい。

デアーク フェレンツ広場 広場・公園

部屋に戻って夕焼けざんまい♪
こちらの写真はバルコニーに出て、ぐいっと右を見上げたところ。

同行者は、ホテルの隣りの隣りのDUNA PALOTAの公演へ。
公演終了後にホテルロビーで待合せて夜ごはんにすることに。お互い、好きなことを堪能できてよかった～。

Four Seasons Hotel Gresham Palace Budapest ホテル

ドナウ河はブダペストの街を南北に流れているので、ペスト側から陽が昇り、ブダ側に沈みます。
このホテルはペスト側にあって、河沿いなので夕焼けがキレイに見えるんですよね。お天気よくてよかった～。
夜景は多少お天気が悪くてもキレイですけど、夕焼けは晴れてないと！ですしね。

くさり橋と王宮の丘の様子を１枚にまとめてみました♪

左上：点灯前の午後8時過ぎ。右上：点いた！のは8時15分ぐらい。
左中：全体が点きました。右中：これでもまだ8時40分すぎ。
左下：12時回ったところ。右下：ようやく午前1時に消灯。

公演から戻った同行者と合流し、ちょっと付近をお散歩。
こう見ると泊まった部屋のバルコニーすぐ外も煌々と明かりがついているんですけど、部屋の中からは全然気にならないんですよね。バルコニーからう～んと身を乗りださないとまぶしくない、という上手なライトアップなのでした。
でもちょっとこのライトアップ、顔の下からライトをあてて驚かす感じがするんですよね。何ででしょう。

10時過ぎにロビー階にあるGresham Kavehazでごはん。
前菜にマッシュルームスープ、メインはこちらの鮭のパン粉焼きに焼いた野菜を添えたもの、コーヒー、水を頼んで一人3,000円ちょっとのディナーとなりました。意外と安かったかも。アルコールを飲まないからかなあ。

のんびりごはん♪　遅くなっても上に帰るだけって、やっぱりいいですね～。

くさり橋のライトアップの終了を見届けて、おやすみなさ～い。