新就航の東京九州フェリー（２）横須賀ー新門司２１時間の船旅。快適なデラックス船室や設備、レストラン♪

2021/09/06 - 2021/09/07

２０２１年７月１日。横須賀と新門司を結ぶ長距離高速フェリーとして東京九州フェリーが開業し、新造船、「はまゆう」「それいゆ」が就航しました。
今回は「それいゆ」で横須賀―新門司　間をとんぼ返り２泊３日の船旅を楽しんできました。
往路は２室しかない最上級船室「デラックスツイン」。
復路はコスパの良い「ツーリストＳ」個室。
新しくて広い船内設備は快適そのもの。メニュー豊富なレストランも船旅の楽しみに彩りを添えてくれました。
写真の枚数が多くなり過ぎたので３編に亘って掲載させていただきます。

その２）横須賀から新門司への２１時間の船旅
深夜に横須賀を出港したそれいゆは北九州の新門司港へ向けて太平洋上の航海。
朝昼晩と船内レストランでご当地メニューを楽しみ、デッキに出たり、僚船はまゆうとのすれ違いを楽しんだり。
船内露天風呂も楽しんで♪

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旅行日2021年9月6日～8日
投稿日2021年9月17日

エリア 門司・関門海峡(福岡)

２３時４０分頃。定刻より少し早めに横須賀港を出港しました。
船室の専用バルコニーに出て出港風景を眺めます。
横須賀フェリーターミナルが離れていきます。

横須賀フェリーターミナル 乗り物

旅立ちの瞬間って
ほんっとに楽しい。

横須賀の夜景にしばしのお別れ。

東京九州フェリー 乗り物

翌朝５時半。
テラスから眺める海。静岡県～愛知県の沖合あたりかな？
心地よい揺れと酔い止め薬の副作用からか昨夜はぐっすりと眠ることができました。
コロナ禍自粛疲れのストレスで不眠症気味だった昨日までが嘘みたいに！
旅に出ることでどれだけ健康を維持できていることか！とあらためて感じます。
逆に言えば、やりたいことを我慢し続けることがどれだけ健康を害していることか！

東京九州フェリー 乗り物

揺れも強くはなく快適♪

上層階のデッキを見上げます。

船室テラスには閉じ込められた時のための通報装置がありました。
この表示を見るととっても安心感。
やっぱり「安全安心」って大事。

東京九州フェリーのパンフレット
２０２１年７月１日の運航開始から２カ月あまり。
横須賀２３時４５分→新門司２１時
新門司２３時５５分→横須賀２０時４５分
およそ２１時間の船旅。
日曜日を除く毎日出航。

基本運賃１２０００円
ツーリストＡ　ルームチャージなし
ツーリストＳ　ルームチャージ６０００円
ステート　ルームチャージ３２０００円
デラックス　ルームチャージ４８０００円
人数分の基本運賃と部屋ごとのルームチャージ料金がかかります。
今回のデラックスツインは
基本運賃12000円＋ルームチャージ48000円で合計60000円
かなり贅沢しちゃったけど、初乗船の御祝儀！？
というか久しぶりの旅？だから

船室内には案内冊子が置かれていました。
船内無料WiFiありました。
１回に３０分で１日当たり５回までの制限がありました。
陸地から離れるとつながらないことも多かったので５回までの制限はちょっと不便。

主なポイントの通過予定時刻も記載
このあと紀伊半島の潮岬沖を通過するのは9時21分頃の予定

6時50分頃
ＧＰＳによると愛知県渥美半島の伊良湖岬沖合付近を通過中だけど、陸地は見えず

午前８時からレストランの営業が始まるのにあわせて船内の朝の様子を見に行ってみます。

ほんっと人がいない

５階レストラン「ルミエール」

東京九州フェリーレストラン うらら（はまゆう）／ルミエール（それいゆ） グルメ・レストラン

船の上はお腹がすく！

レストラン営業時間は
夜食：乗船～25時
朝食：８時～９時
昼食：12時～13時
夕食：18時～19時

すいてるすいてる
密になっていたら時間をずらそうと思ってたけど全然心配なし！

広い客席

タブレットでオーダー

朝食メニューから
和風プレートセットにしました。
庶民の味方だったはずの焼き鮭。最近は価格高騰で高級魚におなりつつあるみたい。
懐かしい朝ごはんスタイルです。

焼き鮭に辛子明太子に九州大根漬けに玉子焼き、そしてお味噌汁
船の上で景色を見ながらだからなおさらうまい！
この他に単品で納豆も追加しちゃいました。

セルフレジで精算。
こちらは現金のみ。

レストラン後方のＢＢＱエリア（乗船後の予約制）
係員さんに一声かけて見学させてもらいました。
明日の復路便でランチタイムに来ちゃおうっと♪

ＢＢＱエリアの後方デッキへ
雲が多めでしたが、気持ちのいい船旅してるなぁを実感

ＢＢＱエリアの上にもデッキがあるけど、外にある階段は施錠されていました。

なんでも写真撮りたくなっちゃう。

５階前方のフォワードサロン　へ。

東京九州フェリー 乗り物

ここは飲食禁止
船内にはフリーエリアがたくさんあるからのんびり過ごすことができます。
こんな風に何もしないで過ごすのって究極の贅沢時間だと思うの

フォワードサロンからの前方の眺め
船長さんになった気分♪

４階から６階に亘る吹き抜けのホール
やっぱりこの船のステータスシンボルだよね

５階案内所＆ショップ
’２１ミス日本「海の日」さんの日本海難救済会の青い羽根募金のポスターがさりげなく

４階には自販機コーナー
品数は多くはない

カップ麺と給湯器

シースルーエレベーター停止してる！
この時の波高２ｍくらいだったかな？

６階右舷「男湯」前
それいゆグッズの展示

左舷「女湯」前
こちらはいくぶん女性的な？グッズ

吹き抜けホールの円形囲いも美しい

６階後方には
スポーツジムがありましたがコロナ禍で閉鎖中

６階後方デッキが開放されていたので出てみることにしました。

煙突（ファンネル）には東京九州フェリーのマーク
たぶん「Ｔ」と「Ｋ」の文字を象っているみたい。

船旅してるな～♪

午前９時半頃
船長さんの船内アナウンスがありました。
昨夜は機関点検しながら速度を落として航行、また逆潮の影響もあって予定より１時間２０分ほど遅れているとのこと。
波高１．５ｍほどでこの先も概ね順調な航海と。
急ぐ旅でもなし。
遠くの方にはすれ違う船。

午前１０時前
船室のバルコニーからはうっすらと紀伊半島が見えていました。

海鳥をズーム！

午前10時10分頃
紀伊半島　潮岬灯台が見えていました。
本州最南端。
8年ほどまえに陸からこの地を訪れたことを懐かしく思い出します。

潮岬灯台 名所・史跡

紀伊半島

「およそ10分ほどではまゆうとすれ違います」
との案内放送があったのでバルコニーに出てカメラをかまえます。
このために右舷側の客室が空いている日を選びました。
僚船「はまゆう」は昨夜新門司港を出発して横須賀港へ向かっています。

はまゆうとの行き違い。「反航」というんだそうです。
高速船同志で相対速度は１００Ｋｍ／ｈ近くになるからあっという間に近づいて離れて行ってしまいました。

はまゆうとの行き違い風景を動画でも撮ってみました。
メインの静止画カメラとの２台持ち撮影で。
https://youtu.be/tvMvgQJZbKM
双方が汽笛で挨拶するのが楽しい♪

１２時。もうランチタイム
お食事は船内での大きな楽しみ

東京九州フェリーレストラン うらら（はまゆう）／ルミエール（それいゆ） グルメ・レストラン

ランチメニューから
長崎ちゃんぽんセットを

カウンター席に座って海を眺めながら

長崎ちゃんぽん、一口餃子、ミニ炒飯
ボリュームがすごっ
今回の船旅でちゃんぽんを食べるのも楽しみの一つでした。

午後１時半
高知県室戸岬沖

室戸岬 自然・景勝地

午後２時
６階大浴場へ
先客が1人だけいたけど、ちょうど出るところ。
感染対策のため一応下駄箱の靴が満杯の時はご利用お控えくださいってなってたけどガラガラでよかった。

お風呂は撮影禁止なので
船室内のインフォメーションビデオから露天風呂の様子を
風が涼しくって気持ちよかった♪
船の上で露天風呂ってはじめて！

午後4時過ぎ
高知県足摺岬付近

足摺岬 自然・景勝地

船室内で雑誌を読む至福のひととき
贅沢な時間の過ごし方♪
今月号はこれから向かう九州がメインテーマだったし。

午後５時
高知県南西部宿毛市の沖の島付近。

午後５時４５分
５階フォワードデッキへ

東京九州フェリー 乗り物

九州と四国の間を航行中

左舷側
雲の間には夕日が

午後６時
ディナータイム
佐世保レモンステーキセット
これも食べたいなって決めてました。

東京九州フェリーレストラン うらら（はまゆう）／ルミエール（それいゆ） グルメ・レストラン

右舷に四国を見ながら

アイスコーヒーはセルフ（200円）

海上の船を眺めながらのディナータイム

レモンステーキ
酸っぱい！

でもおいしい♪

アラカルトメニューにはテイクアウトできるものもあります。
横須賀海軍カレーはないと前の記事で書きましたが、海軍カレーパンならありました。

セルフレジ横には香川県善通寺市の四角すいか
四国沖合は通るけどなんで香川名物が置かれてるんだろう？

レストランでテイクアウトのフライドポテトを買って船室でおやつ

午後７時豊後水道の大分県と愛媛県の間の一番狭まったあたりを進みます。

午後８時いまさらながら室内モニターのｃｈ１２で現在位置マップが表示されていることに気づきました。
新門司港には１時間20分ほど遅れての22時20分入港と表示されていました。

午後９時４０分
新門司港の外港

門司の夜景

東京九州フェリー 乗り物

入港します。

新門司港フェリーターミナルに近づきます。

北九州空港に着陸する飛行機が見えました。

新門司港フェリーターミナル

九州！2年ぶり

係員さんがもやい綱をかけているのが見えました。
多くの人に支えられているフェリーです

新門司港フェリーターミナルに接岸
１時間１０分遅れの２２時１０分頃でした。

快適だった船室にお別れ
もっと乗っていたいくらいだったから
むしろ遅れてトクした気持ちにさえなりました。
このあとは折り返しの船でとんぼ返りするだけで急いでもいなかったし

６階から４階エントランスホールへ向かいます。

機械にＱＲコードをかざしてチェックアウトして下船します。

ボーディングブリッジ

フェリーターミナルの外に出て「それいゆ」の写真を

新門司港フェリーターミナル 乗り物

母港は小樽

新門司港フェリーターミナルからはＪＲ門司駅、小倉駅への無料シャトルバスがあります。
西鉄バスの観光バス仕様車でした。
バスを見送ってフェリーターミナルから折り返し横須賀へ戻ります。

（つづく）