2021/09/06 - 2021/09/06
25位(同エリア1403件中)
HAPPINさん
- HAPPINさんTOP
- 旅行記1469冊
- クチコミ1498件
- Q&A回答32件
- 2,258,809アクセス
- フォロワー353人
この旅行記のスケジュール
この旅行記スケジュールを元に
2021年7月1日。横須賀と新門司を結ぶ長距離高速フェリーとして東京九州フェリーが開業し、新造船、「はまゆう」「それいゆ」が就航しました。
今回は「それいゆ」で横須賀―新門司 間をとんぼ返り2泊3日の船旅を楽しんできました。
往路は2室しかない最上級船室「デラックスツイン」。
復路はコスパの良い「ツーリストS」個室。
新しくて広い船内設備は快適そのもの。メニュー豊富なレストランも船旅の楽しみに彩りを添えてくれました。
写真の枚数が多くなり過ぎたので3編に亘って掲載させていただきます。
その1)乗船と船内紹介、そしてデラックツイン船室
東京九州フェリーの就航に合わせて新しく建設された横須賀フェリーターミナルへ。
ここから「それいゆ」に乗船して船内探索。
レストランで夜食を食べて、1隻に2室しかないテラス付きのデラックスツイン船室に胸をときめかせながら♪
**********
旅行日2021年9月6日~8日
投稿日2021年9月13日
PR
-
横須賀市新港町の横須賀フェリーターミナル。
2021年7月1日に横須賀と北九州市の新門司を結ぶ長距離高速フェリー(東京九州フェリー)が就航するのに合わせて新しく作られた専用ターミナルです。
最寄の京急線横須賀中央駅からは約1.2Kmと近く歩いても15分くらい。タクシーだと5~6分くらい。横須賀フェリーターミナル 乗り物
-
まだ市内でもフェリーの認知度が低く、市内から乗ったタクシーの運転手さんはフェリー乗り場の正確な場所を知らなかったようです。
想定内だったので「横須賀警察署の奥」と伝えたらたどり着くことがきましたが、「新港町の横須賀警察署の奥。よこすか海岸通りから救急医療センターの所を曲がって下さい」と言えば地元の車ならわかるかと、思います。
*車の場合は地図の青線がわかりやすいかな。徒歩の場合は緑線の方がちょっぴり近道。 -
写真左上)1階インフォメーションカウンター
こちらで乗船手続きできますが、Webで購入した場合は「e乗船券お客さま控」を印刷またはスマホ画面に表示すればスルーできます。
写真右上)東京九州フェリーが属すSHKグループの航路図
新日本海フェリーや阪九フェリーなど聞いたことのある船会社が
写真左下)2階待合室へのエスカレーター
写真右下)2階待合室 -
1階にははまゆうの船体模型が飾られていました。
東京九州フェリーは横須賀-新門司 間976Kmをおよそ21時間の高速で結んでいます。
昨年(2020年)新造された2隻の船は「はまゆう」「それいゆ」と命名されました。
全長222・5m。総トン数15515トン。速力28.3ノット(時速52.4Km)の大型高速船。
日曜日を除く毎日出航しています。
ちなみに「はまゆう」は横須賀市の花、「それいゆ」は北九州市の花 ひまわりのフランス語だそうです。 -
2階待合室にはショップもあります。
ドリンクやスナック、お土産品、限定グッズなどが置いてありました。 -
時刻は22時少し前。
色々と観察したくて早めに横須賀フェリーターミナルに来ました。
乗船開始まではまだ1時間くらいあります。 -
ターミナル内から船の写真を撮ろうとすると窓ガラスが光ってうまく撮れないので
オープンエアの喫煙所に出て撮りました。
今日お世話になる「それいゆ」。
北九州市の花「ひまわり」のことと紹介されていますが、横須賀市内には「ソレイユの丘」という体験テーマパークもあるので、市民にとっては「はまゆう」も「それいゆ」もなじみ深い名前です。東京九州フェリー 乗り物
-
トラックが続々と乗り込んでいきました。
そもそも東京九州フェリーは首都圏と九州のトラック輸送をメインターゲットにしているようです。
だからこんな深夜に出発して翌日夜に到着するということみたいですね。
もちろん自家用車や徒歩客も利用することができます。 -
22時50分頃。予定より少し早めに乗船開始。
夜行の高速フェリーなんて2年半前のオーシャン東九フェリーで徳島から東京まで乗って以来の2回目だからドキドキワクワク。
スキューバダイビングを始めてからは船にはかなり強くなったものの小型船と大型船では揺れの質が違うから。
事前の予報では波高3m近くという予測もあったので、念のため酔い止め薬を飲んでおきました。 -
ボーディングブリッジの手前で係員さんの端末にeチケットのQRコードを読み込んでもらって乗船。
-
細長いボーディングブリッジ。
そういえば飛行機の色んな用語って元々は船の用語から来ていることが多いことにあらためて気づかされます。
て書いていて他に何があったっけ?と考えたら咄嗟には出てきませんでしたw -
真っ白い制服がまぶしい船員さんに迎えられて船内へ。
ここで右へ進みます。 -
曲がった廊下を進み。
「YouTubeで何度も見たやつだ!」
YouTubeには東京九州フェリーの乗船体験が多くUPされていて予習に役立ちました -
エントランスは4階。
船室の場所がわからない人は案内の係員さんが丁寧に教えてくれます。 -
案内所とショップ。
まだ開いてませんがこのあと深夜1時までオープンします。 -
シースルーエレベーターで6階へ。
久しぶりの長距離旅、しかも船旅。なんていい気分なんだろう。 -
エレベーター内からの眺め
-
エントランスホールのある4階から6階まで吹き抜けになってラグジュアリー感満載。
きれいな新造船だからなおさら♪ -
6階
カーペットの模様がユニーク -
前方の客室へ向かいます。
-
歩きながら思わず写真を撮りたくなっちゃう。
すてき! -
右舷前方が今日の船室。
-
ルームナンバー001
ドアにQRコードをかざして解錠します。
最初はうまく行きませんでしたが慣れると簡単なので焦らないでくださいね。 -
ドアを開けたら最初にドア裏に貼られている避難経路図を確認。
これ大切! -
船室の観察は後回しにして荷物だけおいて船内探検へ。
出航前に一通り見ておきたかったので
気持ちが舞い上がってますね(笑) -
5階へ
レストランのメニュー -
レストラン「ルミエール」
フランス語で「光」を意味するんだそうです。
深夜営業は乗船から25時まで東京九州フェリーレストラン うらら(はまゆう)/ルミエール(それいゆ) グルメ・レストラン
-
席数は十分なので密には程遠く
席と席の間にはアクリル板も
まずは一安心 -
奥にはテーブル席もありました。
-
オーダーは各席にあるタブレットで
-
夜食メニューからビーフカレーをオーダー
(これもYouTubeで何度も見ておいしそうだったから。)
船酔いで苦しまないためには空腹にしたらダメと以前ダイビングの時の船長さんに教わっていたから夜食は船酔い防止!
と自分に言い聞かせておけば罪悪感も軽減(笑) -
やっぱ船のカレーっておいしいわ。
そう言えば横須賀は海軍カレー推しなんだけどメニューにはなかったみたい。
門司港名物の焼きカレーはあったみたいだけど。 -
お会計はセルフレジに伝票バーコードを読ませます。
合理的かつこのご時世極力人との接触を避けるためにもいいですね。
レストランの支払いは現金のみ
このご時世現金はあまりさわりたくないんだけど船の上だからしかたないね。
レストラン入り口には消毒用アルコールも常備されてるので心配ならお手々にシュッシュと。 -
新しくてきれいな船内を探検します。
-
4階案内所とショップ
こちらではクレジットカードやSuicaなどの交通系ICも利用可。
深夜は25時まで営業 -
それいゆグッズ
-
おみやげやスナック類
-
グッズ
-
お酒もあります
-
ドリンクとアイス
乗り物旅をするとついついアイス食べたくなっちゃう -
横須賀海軍カレーみっけ!
-
御船印帳と御船印ゲット
船長のサインがあらかじめ書かれていました。ゴム印で日付を入れてくれました。
御船印デビューです。
これからは船旅もいいかも -
船内にはフリースペースがたくさんあります。
往復2泊3日の航海でここに人が多くいるのを1回も見ないですみました。
広いスペースの船旅って日常生活よりも全然「密」じゃない、を実感! -
記念スタンプ
-
デッキプラン
船旅素人なので「デッキプランって何?」状態でしたが、
船内見取り図のことみたいですね。 -
船内施設、設備のサービス時間表
-
デッキ
航海中は出られないみたいです。 -
せっかくなので出発前の今のうちにデッキに出てみます。
-
横須賀市内の眺め
-
4階記念写真スポット
-
4階エントランスホールには円形の座席と大画面
イベントステージとしても使えそうだけど、コロナ禍のせいなのか特にイベントもなく。
こうやって船内をウロウロしていても出会う乗客はわずか。
ただでさえ広い船内。今日はすいていることもあるんだけど。
感染防止にはとっても安心。 -
6階までの吹き抜けにシースルーエレベーター。
カジュアルなんだけど、ラグジュアリー♪ -
4階から5階へ階段を上ってみます。
ウッディな階段にはぬくもりと気品が感じられます。 -
5階
-
広いスペースは船旅ならでは
-
あたたかみを感じさせる装飾
-
6階へ
-
吹き抜けを見下ろして
-
各階ごとにカーペットの模様が違うのもまた面白い
-
飾らている絵は「ひまわり」=「それいゆ」
-
大浴場は25時30分まで利用可能。明日は8時から20時。
シャワーは24時間使えるみたいです。 -
スクリーンルーム「エトワール」
フランス語で「星」
復路にプラネタリウムを楽しませてもらいました。 -
船内探検を終えて6階船室へ戻ります。
-
ここのカーペットはアルファベット模様のユニークな柄
-
6階の最前部に今回の船室があります。
デラックスツイン洋室。入ってすぐにクローゼット。 -
24平米(テラス6.8平米含む)とありましたが数字以上に広く感じられました。
ツインのベッド、仕切り板の向こうにはソファとテーブル、そしてデスク。
高級ホテルとは行きませんが、シティホテル並みの上品なお部屋です。 -
ツインのベッド
カーテンの向こうはテラス。
デスクの横には大画面のテレビ。
贅沢な船室です! -
ベッドは200×80cm
-
ソファやテーブルもくつろぎのひと時を約束してくれます。
21時間の船旅が短く感じられたほどでした。 -
大画面テレビ
インフォメーションの他に地デジ、BSも入りますが、陸地から離れると地デジは映りが悪いか映らなくなりました。
それでも地域地域で変わるローカル放送には旅してる感が味わえました。 -
テーブルも十分な大きさだし、デスクもパソコンを開くには十分な広さ。
-
鏡の下には電源コンセントとUSB。
デスクの下には冷蔵庫
電話は案内所との通話用 -
ベッド間には時計やスイッチ類の納められたパネル。電源コンセントやUSBも。
テレビの下にはコーヒー、お茶とカップ類、電気ポットもありました。
冷蔵庫は空(入っているのは買ってきたアイス最中w)
エアコンは自由に設定可能。 -
クローゼット
使い捨てスリッパ完備 -
バスルーム
-
シャンプーやボディソープは備え付け
タオルは定員(2人分)
トイレはイナックスのシャワートイレ -
今回の旅のテーマは感染対策をしっかりと!
1か月前にワクチン2回接種を終え、少し前にPCR検査をして陰性。
だからと言って免罪符になるわけではないので!
自分なりに条件を付けました。
1)夜間にかかるので個室旅
2)個室外では不織布と布の2重マスク
3)レストランではマスクストラップもつけて黙食。店員さんと話す時はできるだけその都度マスクをつけて。
4)持参のアルコールでの消毒や手洗いをこまめに
5)持参の体温計で何度も検温。
6)到着した門司ではターミナルの敷地内から出ずにとんぼ返り。
これでもまだ足りないだろうけど。
実際のところ今回のすいている船内では日常生活で近所のスーパーとか行ってる時よりも人混みが少なくって安心でした。 -
テラスのカーテンは2重で高級感♪
-
テラスに出てみましょう。
この専用テラスがあることがデラックス船室を選んだ大きな理由の一つです。 -
貨物主体の港だから?ちょっと殺風景だけど
-
横須賀市街地の夜景も見えていました。
-
上階はブリッジ(船橋)
時刻は23時30分。間もなく出航です。
(つづく)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
新就航の東京九州フェリーの旅
この旅行記へのコメント (4)
-
- Akrさん 2021/09/15 21:00:04
- これはいい!
- HAPPINさま
こんばんは。Akrでございます。
トラック輸送が主体とはいえ、長距離航路の復活は嬉しい限りです。
夜行列車がほぼ壊滅した今、宿代わりになる夜行列車の代役はフェリーだと思います。
以前、大阪南港から四国の東予までオレンジフェリーに乗りましたが寝ているうちに目的地にという夜行列車の特権が現代ではフェリーで再現できるなって思いました。
ただ、外洋航路は揺れが気になりますね。太平洋フェリーでも船酔いはしたことがないのですが年齢を重ねると体調の変化も感じられて少し不安なところはあります。
とはいえ、楽しそうな船内で一度、乗ってみたいものです。
つづきも楽しみにしています。
-Akr-
- HAPPINさん からの返信 2021/09/15 21:59:54
- Re: これはいい!
- Akr様、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り夜行列車がほぼ壊滅してしまった今、そのかわりに楽しめる乗り物、として長距離フェリーはいいですね。
おまけに定期列車では全廃された食堂車ならぬ船内レストランも楽しめますし。
船室のラインアップは
デラックスツイン(今回利用)
ステート和洋室
ツーリストS(B個とA個の中間くらい)復路に利用
ツーリストA(解放式B寝台というかカプセルホテル)
となっていて
デラックスとステートは個室料金がお高いですが
ツーリストSなら18000円、ツーリストAなら12000円とかなりコスパ良く利用できるのも魅力になってくると思います。
揺れですが最新鋭大型船ということで揺れにくくなっているとはいえ、波が高い場合は揺れるのは避けられませんね。
今回は往復とも1~2.5m程度の波高で途中多少の揺れはあったものの概ね安定していたように感じますが、個人差もありますし。
寝台列車で発進、停車時や、ポイント通過時の強い揺れで何度も起こされた経験がありますが、その種の揺れは皆無で、船内の静けさも特筆ものでした。静かすぎて隣室のドアの開け閉め音が気になるほどでした。
コロナが落ち着いたら是非乗りに来てみてくださいませ。
ありがとうございました
Happin
-
- さやえんどうさん 2021/09/14 19:15:51
- 私も乗りたいですっ(*´▽`*)
- HAPPINさん、こんばんは。
九州フェリーいいですねぇー!
私もいつか乗りたいと思っていたので、
ワクワクで旅行記を読ませていただきました。
ありがとうございます。
続きも楽しみにしていますねー。
- HAPPINさん からの返信 2021/09/14 20:55:35
- Re: 私も乗りたいですっ(*´▽`*)
- さやえんどうさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
21時間の長旅でしたが、なかなかに楽しい船旅でした。
レストランもご当地メニューが豊富だし、夏季限定ですが船上BBQもあります。
船室も色々と選べます。復路はコスパの良い船室で帰って来ました。
続編でレポートさせていただきます。
ありがとうございました。
Happin
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
横須賀(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 新就航の東京九州フェリーの旅
4
82