神乗り継ぎ！キハ40を10時間堪能！(北海道10泊旅行NO.6)

2021/08/17 - 2021/08/27

旅行日:21/08/20
行き先:札幌～旭川～上川～遠軽～網走

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝の札幌駅に到着。5時40分に一斉に改札が始まるため、時間が近づくと改札機の前には時計を見ながら改札を待つ人が多くなる。

大都会札幌にキハ40系が入線する唯一の時間だ。2両編成で、出発が近づくとお客さんは結構増えてくる。

苗穂付近を走行。朝の準備をした列車が忙しく往来するのは、活気があってとてもいいことだと思う。

千歳線と別れ北上する。途中濃霧の区間が多くあった。濃霧のおかげで本当に緑しか見えず、すごいところに来た感じがする。

砂川～滝川間で大量の高校生が乗車。1区間ながら通学が非常に多かった。一時は賑やかになった車内も、滝川でガラガラとなり写真を撮影。後から来る特急に追い抜かれる。

深川を出ると山中を長いトンネルで抜けるダイナミックな区間を走行。それが終わると旭川市街地に入り、あっという間に旭川に到着。結構短い体感時間だった。

旭川駅では隣に次の上川行きが待機していた。この車両は道北流氷の恵みというラッピングがされた車両で、車内も綺麗になっていた。

石狩川に沿って走るこの区間は、美しい清流の眺めを楽しめる。

終着駅上川に到着。駅周辺は街並みが広がっていて結構栄えている印象だった。

ここから乗るのも当然キハ40系だ。終点遠軽まではわずか4駅と聞けばすぐに着きそうだが、次の駅までは37kmもあり日本で最も駅間距離が長いという駅数からは想像できない時間がかかる。お客さんはわずか4人で、しかも贅沢に2両編成なので1両に2人しか乗っていない。

出発すると美しい木々の姿が見られる。短い夏に歓喜しているような生き生きとした姿だ。

昼食タイム！！
旭川駅で買った定番の蝦夷わっぱ。内陸の旭川は各地の名産が集まるとのことで、海の幸がどっさり詰め込まれたお弁当だ。どれも旭川の名物ではないが、一杯で道内の美味しいものを堪能できるのだから文句はない。

たらたら走る列車は何度か高規格な道路の下を通る。これは旭川紋別自動車道で、この立派さでなんと無料で通行できてしまうのだ。言わずもがな石北線の1番の敵なわけで、立派だなーと手放しに感心はできない。

下白滝信号場で行き違い。特別快速きたみという石北線の特急の補完役のようなもので特急に劣らない停車駅で旭川まで行ってしまう。結構盛況なようだった。

わずか4駅をのんびり走ったため1時間半かかった。とは言っても75kmあるわけで距離感がおかしくなってくる。遠軽からの旭川行きは乗ってきた列車がそのままなるようで、すぐに車内に戻る。

数名のお客さんを増やして発車。列車は常紋峠を越え常紋信号場跡を通過する。すぐ手前にある常紋トンネルには人柱の伝説があったり、このような巨大な使われていない人工物が山奥にあることなど不気味な感じだ。

しばらく走ると開けた場所に出てきて、金華信号場で行き違い。昔は当駅発着の列車があり、現在も西留辺蘂行きの列車はこの信号場まで折り返しに来るようで、素人考えだと駅として存続しておいていいんじゃないのと思ってしまう。

列車はオホーツクの大都市北見に到着。立派な街並みは山越えが終わり安心感を与えてくれる。

北見から1時間。けっこう快走して終着網走駅に到着。札幌発から10時間。常に北海道の涼しい風を浴びながら北海道の雄大な大自然を堪能する。こんな旅ができるのもあと何年だろうか。H100系の投入は間違えなく近づいている今、札幌から10時間も乗り継ぎがよくキハ40を堪能できるルート乗っておくべきだろう。