萩長門3日間vol.3：3日目は青海島観光船～萩に戻って松下村塾・明倫学舎

2021/05/16 - 2021/05/18

2021/5/18
やまぐち満喫フリーきっぷ利用＋レンタカーの山口3日間旅、3日目は川棚温泉から内陸部ショートカットで長門へ戻り青海島遊覧船～センザキッチン内ひものや食堂ひだまりで昼食～萩に戻って松下村塾・伊藤博文旧宅・明倫学舎～スーパーはぎ号で新山口駅、の行程。
結局3日間ずっとお天気に恵まれなかったものの、青海島遊覧船は欠航しなかったし大雨で歩くのも無理ということは一度もなくて、やはり行ってよかったと思える充実旅だった。

エリア 山口

3日目、旅の最終日。お天気はやはりはっきりしない感じ。
小天狗さんろじの心尽くしの和朝食をいただく。烏賊しゅうまいや干物が嬉しい。だし巻きが美味しいと幸せになれる。

小天狗さんろじ 宿・ホテル

川棚温泉から県道34号線～長門・俵山道路を経由して道の駅センザキッチンまで、1時間とちょっと。
道の駅センザキッチンは、農水産物や加工品お土産物の販売や飲食店の他、おもちゃ美術館も併設されていて観光目的だけでない集いの場になっているようです。そして青海島観光船の発着場もここに。

道の駅センザキッチン 道の駅

海に面したデッキから美しい景色も眺められます。

道の駅センザキッチン 道の駅

青海島観光船は1時間に1本出航。10：40の便に乗れそうです。欠航が心配だったけれど、海は穏やかな様子。よかった。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

カラフルで可愛いデザインの観光船が数隻係留されている。このどるふぃん号に乗船するようです。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

出航しました。
乗客はわたし達夫婦と親子連れ3人の5人。平日ですし。
波が穏やかなので窓を開けていても全然大丈夫です。
エメラルドグリーンの海と、マグマの博物館・海上アルプスと呼ばれる奇岩の絶景が続く海岸線、ワクワクします。

最初に見えてくる奇岩は花津浦(はなづら)という穴の開いた岩。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

こうもりが翼を広げた形のコウモリ岩。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

夫婦洞。日が差すと黄金色に輝くので黄金洞とも呼ばれるらしい。
船が入っていきます。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

ぎりぎりすれすれ。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

水は本当にきれい。
北海道で小樽からクルーズで行ける青の洞門も綺麗でしたが、ここも素晴らしい。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

幕岩。白いマグマに黒いマグマが入り込んでまるで絵を描いたようになったそう。
いろんな動物に見えるのが面白い。亀とかうさぎとか蛇とか。ほかにもいっぱいいそうです。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

コース内には、条件が良ければ船が入っていける洞門が４か所。一つ目の夫婦洞には入れましたが、やはりギリギリすれすれを通過するため少しでも波があると無理とのこと。残念ながらこの日は残りの観音洞、大門、島見門は外から見るだけとなりました。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

断層が見事です。地球の歴史が肌で感じられる。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

切り立つ岸壁。海上アルプスと呼ばれているのもうなずけます。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

カモメ岩、だったかしら？

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

島見門。本当にこんな狭いところを船で通れるの？とびっくり。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

洞門を通して向こう側の島が見えるので島見門。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

仏岩。旅の無事を祈って手を合わせておきました。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

一周１時間２０分の遊覧。迫力満点、圧倒される絶景を満喫しました。

青海島観光汽船 青海島一周航路 乗り物

海上遊覧をたっぷり堪能して下船。
センザキッチン内にあるひものや食堂ひだまりでランチです。
身が厚くてふわふわサクサクのアジフライやのどぐろの一夜干しが味わい深い。メンチカツはお肉ではなく鰆。新鮮なお魚はお刺身が美味しいのは当たり前だけれど、夫も私も実は干物や火を通したのが大好き。至福のランチでした。

ひものや食堂ひだまり グルメ・レストラン

時分時とあってお客様は途絶えませんが、三密回避や消毒作業などのオペレーションも見事だった。

ひものや食堂ひだまり グルメ・レストラン

二日ぶりに萩へリターン。松下村塾へ。高校の修学旅行で訪れるも記憶がほとんどないらしかった夫も、ここへ来たことは覚えていました。
雨がしっかり降っていますが、傘をさせば大丈夫な程度。土砂降りでないだけまし。

松下村塾 名所・史跡

世界遺産の構成資産。言わずと知れた、明治維新の原動力となった人材を輩出した場所。この簡素な建物から時代の激動が始まったんだと思うと趣深いです。

松下村塾 名所・史跡

予定ではこのあと東光寺へ行ってみようと思っていたのですが…実際に来てみていろいろ思い出がよみがえってきたらしい夫が、記憶を頼りに車を走らせてたどり着いたのは伊藤博文別邸。これは東京から移築したものだそうです。

伊藤博文別邸 名所・史跡

場所はここだと思う、でもこんな建物じゃなかった、もっと簡素な…と夫が記憶を辿って周囲をうろうろしていたら、旧宅は隣にありました。茅葺き屋根の補修工事中でしたが、足場の向こうに少しだけ見えた。

伊藤博文旧宅 名所・史跡

萩焼の像。ほぼ等身大とのことですが、小柄な方だったのだな。

伊藤博文旧宅 名所・史跡

レンタカーを返却する時間を考えて、東光寺は飛ばして明倫学舎へ。日本最大の木造校舎。郷愁を誘われる佇まい。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

4棟のうち、1号館と2号館2棟が公開されています。1号館は無料で観光インフォメーション、カフェ、藩校明倫館や明倫小学校の資料展示など。2号館は有料の世界遺産ビジターセンターと幕末ミュージアムになっています。
1号館から2号館を窓越しに。木の窓枠も美しい。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

孔子を祀る聖廟の前門だった観徳門。

観徳門 (旧萩藩校明倫館) 名所・史跡

剣術場と槍術場だった有備館。学校なので体育館もちゃんとあった。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

有備館内部も見学できます。土間の部分と板張りの部分に分かれている。畳の部分は藩主が上覧する所。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

磨きこまれた床板。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

学校なのに玄関に車寄せがある。賓客も多く訪れた証とのこと。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

正門だった南門。一度他所に移築され、最近元の場所に戻ってきたそうです。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

聖賢堂。アールのついた屋根がかわいい。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

水練池。最古の学校プール？泳ぐ練習だけでなく、水中騎馬の訓練も行われたそうです。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

明倫学舎を後にして、最後の目的地へ。世界遺産の萩反射炉。明治の産業革命遺産という構造物としての価値もさることながら、造形がとても面白いと思いました。

萩反射炉 名所・史跡

レンタカー返却後、東萩駅まで送っていただいてここからスーパーはぎ号で新山口駅に向かいます。フリーきっぷで乗車できるので、使わない手はない。駅前で待っているとやって来たのはハローキティのラッピング車両でした。
約１時間で新山口駅に到着。新幹線に乗り換えて帰路に。

終始お天気に恵まれなかったのは残念でしたが、それでも予想以上に見応えたっぷり充実感満載の山口三日間。世界遺産、絶景、古い街並み、美味しい食材。旅の楽しみに溢れた素敵な所でした。

はぎ号/スーパーはぎ号 (防長交通) 乗り物