2021/05/16 - 2021/05/18
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2021/5/16
山口県の日本海側には行ったことがなかったわたし。夫はといえば、高校の修学旅行が萩・津和野で、男子高校生には全然面白くなかったらしいけれど、年を取った今、どんなところだったか再確認してみたい様子。ということで旅を計画した。
3泊4日で計画を練っている途中でやまぐち満喫フリーきっぷがあるのを知る。新幹線代がかなりお得になるし、観光列車「○○のはなし」にも座席指定券だけで乗れる。ただし有効期限は3日間。計画を少しスリムにして2泊3日の旅程に練り直した。
お天気には恵まれなかった3日間でしたがそれでも楽しい旅となりました。
1日目は「○○のはなし」で車窓からの景色とお弁当を楽しみ、レンタカーに乗り換えて堀内重伝建・萩城址・萩城下町を見学、長門湯本温泉泊の行程。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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新山口まではさくら。ひかりに乗り換えて15分で新下関。ここから観光列車「○○のはなし」に乗車します。
新下関駅 駅
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発車まで1時間あるのですが、ホームには売店がなく自販のみ。車中でつまむものを買っておきたかったのだけど、フリーきっぷの説明だと改札を出てしまうと無効になるようだしさてどうしたものか?と、こういう時は行動力のある夫が改札の駅員さんに聞いてみてくれて、すぐ前のコンビニまで出させてもらえました。
ということでありがたくお茶とお菓子で出発までの時間を過ごす。そこは旅のワクワク感で待つのもぜんぜん苦にはならない。ホームには「○○のはなし」のプレートが設置されている。新下関駅 駅
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路線の地図も。お天気が持ってくれるといいのだけれど。
新下関駅 駅
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入線してきました。2両編成で1号車は和風、2号車は洋風の内装。
https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/area_hiroshima/marumaru_no_hanashi/観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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車内には、萩焼など特産品を紹介する展示スペースがあったりオリジナルグッズを売っているカウンターがあったり。記念乗車証も置いてあります。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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全席指定、私達は2号車を選択。座席のレイアウト、外が見やすい席と柱が邪魔になる席があることを事前にチェックしていたので、座席指定券だけは席を選べるみどりの窓口で購入した。たぶんベストな席を選べたと思う。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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下関駅でしばらく停車。ここから乗ってくる乗客も多い。新下関とはまた違うプレート。
下関駅 駅
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2号車側はえんじ色。夏みかんの花とハマユウがあしらわれている。
「○○のはなし」とは、萩のは、長門のな、下関のし、のはなしを辿る旅に出かけようということだそう。観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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10時20分下関駅を発車。駅員さんと地元の親子さんからお見送りしていただきました。
下関駅 駅
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山口県の西海岸から北海岸に沿って走ります。車窓から眺める海は格別。曇り空で時々雨がパラパラするあいにくのお天気ですが、それでも美しい景色。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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川棚温泉駅に停車。ここのプレートは箱階段みたいな形。翌日はここに宿泊します。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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海のきわきわを走るところもあり。水がとてもきれい。景色の良いところでは車内放送があったり徐行や停車してくれたり、観光列車ならでは。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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二見夫婦岩。明日もまた、今度は車で通る予定。
ここを過ぎるとしばらく海岸線とはお別れ。ということでここらでお弁当タイムにします。二見夫婦岩 自然・景勝地
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車内で飲食物の販売はないのですが、事前にお弁当を予約することができます。下関の老舗料亭「古串屋」さんの「夢のはなし弁当」。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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山口の味覚が詰め合わされていました。車窓の景色を眺めながら、列車でお弁当。旅情満点です。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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道路と並行して海岸線を走るところもあり。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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絶景スポットとして有名になった元乃隅神社最寄り駅の人丸ではしばらく停車します。ここのプレートは八角形。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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とても長閑な駅でした。車両の色が風景にとけこんでる。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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感染予防対策としてパーテーションが設置されたテーブル。せっかくの列車の旅だし本来ならちょっとお酒でも…ってところですが、列車を下りたらレンタカー移動なのでここはお茶とお菓子で。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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長門市駅に到着。横断幕や旗で歓迎してくださいました。観光列車ならではの光景に気分が上がります。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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元乃隅神社を模した鳥居があったり、コンテナに○○のはなしの車両が描かれていたり。ミラーにお見送りの方達が映り込みました。
長門市駅 駅
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飯井のあたり。世界最短駅名(Ii)として、また「いい」ことがありますようにという縁起のいい駅名として売り出し中らしい。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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終点の東萩も近くなってきました。車窓からの海岸風景もここが最終かな?
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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終点の一つ手前、萩駅に到着。大正レトロな美しい洋館駅舎として有名。資料館も併設されています。ミントグリーンの柱や梁と白い壁がかわいい。
萩駅 駅
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ここでも、観光協会の方達の歓迎がありました。ここをでると5分ほどで終点の東萩駅。
観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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東萩駅に到着。3時間弱の列車の旅でしたが、美しい風景絶景を眺めながら、美味しいお弁当をいただきながら、とても楽しくあっという間に過ぎました。
ここからはレンタカーに乗り換えて萩市内を観光します。
雨が降ったりやんだり。時折強めに降るのだけれど、本当に運よく外を歩いている時には上がっていて、車に乗ったとたん降ってくるというようなタイミング続きで有り難かった。観光列車 〇〇のはなし 乗り物
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萩の見どころ・行ってみたいスポットは言わずもがなたくさんあり、じっくり回るには二日間ぐらい欲しいところです。が、計画をスリム化した上に行きたいところは萩だけではないので、ここは効率重視としました。
最初は、市内循環まぁーるバス利用であちこち歩こうと思っていましたが、堀内重伝建地区は範囲も広いので要所要所を車窓から。
旧明倫館跡前を通って鍵曲へ。立派な土塀が美しい。堀内の鍵曲 名所・史跡
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曲った先に口羽家の門が見えてくる。
堀内の鍵曲 名所・史跡
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重文指定の口羽家表門。駐車場がないので最初はバス利用で訪れる計画にしていましたが、急ぎ足で車窓から表門だけ。なまこ壁が美しいです。
口羽家住宅 名所・史跡
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堂々とした門構え。母屋とそこから見える川の景色も素晴らしいとのことなので、またいつか立ち寄りたい。
口羽家住宅 名所・史跡
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毛利家墓所前を通過。
萩藩主毛利家墓所 (大照院墓所) 寺・神社・教会
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堀内地区は藩の役所や上級武家屋敷が建ち並んでいたところで、立派な土塀や石垣が延々と続く。全国で最初に重伝建に指定された場所です。重伝建好きにはとても魅力的ですが、歩いて回るにはちと広い。
萩市堀内地区伝統的建造物群保存地区 名所・史跡
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北の総門。城下町から萩城三の丸に入るのに設けられた三つの門の一つで、復元されたもの。厳重な警備がされていたことがわかります。
北の総門 名所・史跡
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堀内地区を車窓から見学し、今度は駐車場に車を停めて萩城址へ。
萩城跡指月公園 名所・史跡
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天守閣跡より、指月山と堀。
萩城跡指月公園 名所・史跡
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市街方向はこんな感じ。大きな城と城下だったことがわかる。
萩城跡指月公園 名所・史跡
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駐車場のすぐ向かいにある旧厚狭毛利家萩屋敷長屋へ。萩城跡と共通入場券あり。
萩に現存する武家屋敷のなかでも最大の規模で、重文指定。5つある区画一つ一つが広くはないけれど重厚な造りで、往時の毛利家の勢いが感じられる。旧厚狭毛利家萩屋敷長屋 名所・史跡
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50m以上の長屋。圧倒的です。
旧厚狭毛利家萩屋敷長屋 名所・史跡
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萩城址の駐車場横から萩八景遊覧船が出ていて、船上から歴史的景観や萩の自然を遊覧できるのでぜひ体験したいと思っていたのですが、あいにくの雨まじりの天候のためこの日は運休になっていました。残念。
ということで計画を変更して、萩城下町地区へ向かいました。3日目に予定していたのを前倒し。
中央公園の駐車場に車を停めて、城下町を散策します。
まずは3本の横町のいちばん東の通り江戸屋横町を北へ。これは蘭学医・青木周弼の旧宅。青木周弼旧宅 名所・史跡
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木戸孝允旧宅。桂小五郎さんですね。幕末ファンの方にとっては聖地のひとつなのかも?ですが、予定スリム化の私達は門前だけで。
木戸孝允旧宅 名所・史跡
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武家屋敷と夏みかんの関係。明治維新で禄を失った武士救済のために栽培が始まり、その結果、財政の維持とともに武家屋敷の区画も保存できたのだとか。
ちょうど花の時期かなと思っていたら、実もたくさん生っていた。萩城下町 名所・史跡
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御成道に出たら、今度は一本西の伊勢屋横町を南下。南の端まで歩くと晋作広場。ここに高杉晋作像があります。平成22年に作られた新しい像。
高杉晋作立志像 名所・史跡
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晋作広場から、一番西の横丁菊屋横町を北へ歩きます。日本の道100選に選定されている美しい道。
菊屋横丁 名所・史跡
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高杉晋作生誕地。ここも聖地めぐりのスポットでしょうか。
高杉晋作誕生地 名所・史跡
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白壁が連なる美しい横町です。
菊屋横丁 名所・史跡
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菊屋の蔵と塀のなまこ壁。豪商だったことが一目瞭然、横町の名前もここから。
菊屋横丁 名所・史跡
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江戸屋横町・伊勢屋横町・菊屋横町はそれぞれ御成道に繋がっていて、この御成道には豪商が軒を連ねていたとのこと。そのうちの一つ旧久保田家住宅。間口の広い堂々とした豪壮な構え。
旧久保田家住宅 名所・史跡
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久保田家住宅の向かいが菊屋家住宅。こちらは藩御用達の豪商の住宅で本陣としても使用された豪邸。400年の歴史、2000坪の敷地、広大な庭や数々の美術調度品など見ごたえ満載。母屋と3つの蔵、釜場が重文指定。
ここはじっくり見学しました。ちょうど春の庭園特別公開期間中でラッキー。菊屋家住宅 名所・史跡
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受付を通ってすぐにある御成門。お偉いさん専用の門でここから客間である書院に通されたそうです。中庭が見える。
菊屋家住宅 名所・史跡
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スタッフの方が案内・説明をしてくださいます。重要な所蔵品を展示してある本蔵内部以外は写真撮影もOKとのこと、太っ腹です。
豪奢な小袖、どんな方が着たのでしょう。菊屋家住宅 名所・史跡
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御成門から見えた庭園を書院から見たところ。手入れが行き届いています。風が抜けて、おもてなしの間というのがよくわかります。
菊屋家住宅 名所・史跡
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主屋座敷の一部。偉いさんが来た時の、控えの間的な場所だったそうです。
菊屋家住宅 名所・史跡
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これは伊藤博文が初洋行した時のお土産でコネチカット州セス・トーマス社製のもの。飾り物ではなくちゃんと現役で動いている。激動の歴史を見ながら今も時を刻み続けてるんだなと思うと感慨深いです。
菊屋家住宅 名所・史跡
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こちらはお店のエリア。
菊屋家住宅 名所・史跡
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とにかく広いです。使用人もたくさんいたので、バックヤードの規模も大きい。豪商ってこういうのなんだな、というのを体感。
菊屋家住宅 名所・史跡
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敷地内に4つも蔵がある時点ですごいのですが、そのうち3つ(本蔵、金蔵、米蔵)が重文指定というのもすごい。一商人というより商社という感じ。左の板塀のが本蔵、右のなまこ壁が金蔵。
菊屋家住宅 名所・史跡
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常時公開されているのは敷地の北半分の建屋部分だけですが、新緑の時期と紅葉の時期に南半分の新庭部分が特別公開されるとのこと。知らずに行ったのですが、ちょうど公開期間で拝見することができました。広大な、隅々まで手入れの行き届いたお庭。
菊屋家住宅 名所・史跡
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寺院や大きな公共施設以外でこんなに広くて立派なお庭って希少なのでは。
あらためて萩藩の隆盛と豊かな文化に思い至りました。菊屋家住宅 名所・史跡
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予定を変えて萩城下町をゆっくり散策したので、予定が押してしまいました。宿に到着が遅れる連絡を入れる。
予定をスリム化して当初より1泊少なくなり、交通費も節約できた分、お宿をちょっとグレードアップしました。1日目の宿は長門湯本温泉の「星野リゾート 界 長門」 初・星野リゾートです。いっぺんどんなもんか泊まってみたかったんですよね。界 長門 宿・ホテル
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江戸時代の御茶屋屋敷をテーマにした宿とのこと。落ち着いた色合いのロビー。
界 長門 宿・ホテル
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和モダンな内装の客室。ホッとする色合いです。
界 長門 宿・ホテル
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星野リゾート界のコンセプトの一つがご当地部屋。ベッドボードに無形文化財の徳地和紙が使われている。
界 長門 宿・ホテル
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キーホルダーは大内塗。可愛い。
界 長門 宿・ホテル
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夕食は季節の会席。半個室のお食事処で。山口の食材が楽しみ。
界 長門 宿・ホテル
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見た目も美しい盛り付けに気分が上がります。萩焼の器に地の烏賊が美味、さすが。
界 長門 宿・ホテル
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お出汁の味が美味しい。嬉しい。
界 長門 宿・ホテル
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例によって、もうあんまり沢山は食べれなくなってきた年配者の私達です。ちょこっとずつ種類たくさん、はホントに有り難い。桶と和紙細工のテーブルコーディネイトも楽しいです。お造りにも烏賊がいた。
界 長門 宿・ホテル
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このお饅頭の餡かけも美味しかった。山葵がちょうどよいアクセント。
界 長門 宿・ホテル
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唯一、この土鍋ご飯がちょっとヘビーでした。お腹膨れたところへ〆のご飯がこのボリュームは私達にはちょっとしんどかった。
若い人にはちょうど良いぐらいかな。鶏もご当地の名物、長門は焼き鳥で有名なのだそうです。界 長門 宿・ホテル
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その場で炊き上げスタッフさんがよそってくれる。申し訳なく思いながら、ほんのちょっとで大丈夫、とお願いする。
薬味で、温玉混ぜて、お茶漬けで、と3つの味を楽しんでくださいとのことだったのでどれも一口ずつ試させていただきました。味変でどれも良かったけれど、やはりそのままいただくのがいちばん美味しかったかな。界 長門 宿・ホテル
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デザートは夏みかんあんみつ。口がさっぱり。昼間見た、武家屋敷の庭の夏みかんを思い出しながら。
長門湯本温泉のお湯もゆっくり楽しみました。藩主毛利公もたびたび湯治に訪れたという歴史ある温泉。明日はお天気が回復しますようにと願いながら、初日終了。界 長門 宿・ホテル
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