
2021/06/19 - 2021/06/19
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トゥーバーズさん
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JALのマイレージが貯まってきたので、どこかにマイルに初挑戦してみました。引き当てたのは鹿児島空港。離島まで便を追加して乗るつもりだったのですが、当たった便は夕方の17:55発便。喜界島とか沖永良部島とか奄美大島を考えていた旦那の予定はその便立てで完全崩壊。
白紙に戻った旅程を前に捻りだしたのが、鹿児島空港からいっそ宮崎県の「大島」に行く!という旅行プランでした。
朝一便に振り替えて、もともと無かった1日を使って、鹿児島を横切って宮崎は日南市、日南海岸をずっと北へと向かいます。2泊3日の3日目は、最終日。青島と鵜戸神宮に参拝した後、都城市を抜けてバードウォッチングをしながら鹿児島空港へ戻ります。
甘いものと予定外のスパイス満載の旅行。
無事に生きて帰ってくるまでです。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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翌朝。7時頃が干潮でしたので、時間を見計らって青島神社に向かいます。時間が時間なので人通りは少ないです。
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参道がまっすぐ島に伸びていて、そのまま進めば青島神社です。神社に参拝したら、一度宿に戻って朝食を済ませて移動を始める予定です。
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天気はやや回復して曇りです。相変わらず風はなく海況は良さそうですけど、もう少し晴れ間が欲しい感じ。まだ朝なので、ここからの回復に期待です。
この橋を渡れば青島かな。 -
参道の横はずっと鬼の洗濯板が。
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島に着くと、参道は砂に埋もれます。
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角に神社の石碑や、青島の紹介が書いた案内ボードがありました。
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天孫降臨から、祭神の説明です。
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鳥居まで砂浜をしばらく歩きます。
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イチオシ
歩いているうちに潮が引いて、洗濯板がはっきりと見えるようになりました。
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イチオシ
角度を変えるとギザギザ感が凄いですね。自然の造形に感心します。
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浜にたくさん咲いていた紫のお花です。
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境内に到着!
8の字書いてくぐります。 -
神門の向こうにお社が見えてきました。お賽銭投げて、道中安全とコロナ調伏(これ大事!)をお祈りします。
青島神社 寺・神社・教会
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ふと見渡すと、左手に奥に続く通路があるのを見つけました。
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イチオシ
門を潜ると絵馬がいっぱい。雰囲気のある通路は、祈りの古道というらしいです。
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奥に続く道は、昼なお暗いビロウ樹の林の中に伸びていきます。
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この林も亜熱帯性植物群落といって国指定特別天然記念物です。奥まで行き着いたところに祠が一つありました。
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この祠、元宮といって元々こっちが祭祀の場所だったとか。こちらにもお賽銭を入れてお参りしてきました。
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お社を出ると、引いていた潮がやや戻ってきていて、先ほどより鬼の洗濯板が海に沈んでいました。
ほとんど誰もいない青島神社、パワースポット独り占めの贅沢な朝になりました。
朝食の予定までまだ時間があるので、このまま海岸沿いに鳥さんを探してみます。 -
海辺の鳥さんはいないかと近くを探してみましたが、ハクセキレイくらいしか見つけられませんでした。
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あとはツバメが巣をかけていました。
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洗濯板に、なにか餌採りにきていないかなー……と見渡してみますが、からっきしです。お腹もすいてきたので、朝食を食べに一度宿に戻ることにします。
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お宿の朝食です。朝から盛りだくさんでお腹いっぱいです。
食べ疲れて、展望窓から景色など見ながら、今日の予定の相談です。
「朝が思ったほど鳥さん見れなかったね」
「途中砂浜や河口が結構あったからシギが見れるかと計算してたんだけど、全然だったのは誤算だなあ」
「昨日先生が言ってた鵜戸神宮行ってみない?」
「潜水御守り興味あるよね」
「じゃあ、鵜戸神宮」
「あそこまで戻るとなると、宮崎市内は行けなくなるけどいい?」
「仕方ないわね。その後は?」
「えーと、一つ行ってみたい温泉があるから、そこに寄って。夕方の時間帯で鳥さん探そうと思う」
「御池に野鳥の森があるみたいなのよね」
「夕方に御池にいけるように動けばいいなら余裕もあるし、いいんじゃないかな」ホテル 青島サンクマール 宿・ホテル
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窓から見ていると、釣り人がずーっと向こうのほうに。
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ボート出して釣りに出ている人もおりました。釣れるのかな?
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「え?あれ、なんかいる!」
ご飯を食べていたところ、嫁が鬼の洗濯板に動くものを見つけます。 -
「えー?どこ?」
「あそこ!黒い子」
「あ、クロサギだよ。ビダダリ島で見たやつだ」
「そういえばあの時も朝の磯にいたわね。あんなに大きくないみたいだけど」 -
クロサギくん、餌を探してウロウロ。
「クロサギ見れるとは思わなかったね~」
「サギといえばさ。西日本はアマサギが見れるから、見てみたいな」
「アマサギ?」
「首が金色のサギだよ。田んぼにいるはず」
「へー、見れるといいね」 -
ご飯を急いで片付けて、クロサギを見つけた磯に向かいます。ホテル裏から鬼の洗濯板に降りることができるようになっているのを見つけました。
改めて近くで見ても、一面こんな感じ。残念ながら飛んでいってしまったようで、着いたときにはクロサギさんはもういませんでしたが、それはそれとして景色に感心して戻ってきました。 -
天気も少し良くなってきました。お宿をチェックアウトして、鵜戸神宮に向かいます。
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お宿から国道に向かう間に宮崎県水産試験場の小さな港があって、街灯のところに鈴なりにトンビがとまっています。
1、2、3…5羽もとまってる!
トンビのなる木状態で、思わず写真撮ってしまいました。 -
昨日グリードダイバーズの先生に教えてもらったのですが、漁港で餌付けされていて、集まっているんだそうです。
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途中車で走りながら砂浜がある度に鳥さんがいないか探しながら進みますが、生憎見つけられません。
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鵜戸神宮が近づいてきました。
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思ったより険しい道のりです。
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細い道を抜けた所に大きな駐車場とお土産屋さんゾーンがあり、その向こうに大鳥居が。お目当ての潜水御守りを探しに、鵜戸さん参りの始まりです。
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8の字8の字…
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イチオシ
立派な楼門を潜って、海の方へと降りていきます。
鵜戸神宮 寺・神社・教会
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高台になっていて、眺めもいいです。
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皇族の方の拝観履歴が。お墓参りみたいなもんなんでしょうか。とても沢山の皇族の方がこられていました。
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道中見つけた山頭火の句碑です。
"鵜しきりに啼いて何を知らせる"とのこと。余談ですが、有名な"分け入っても分け入っても青い山"という句も宮崎で読んだものだそうです。 -
天気があまり良くありません。微妙です。
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海岸まで一気に降りていきます。岩屋の影に神社があります。
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迫力あります。
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玉橋を過ぎるといよいよ本殿です。
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岩屋の入り口に運玉の販売所が。建物の向こうが投げ入れ場所になります。
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その奥に御守りを売っていました。
えーとー…潜水御守りはどこかしら? -
ありました!正しくは海上海中御守り。海中が守備範囲です。
今回の反省も込めて、1つ購入して帰ります。 -
御守り販売所から振り返ると、岩屋の奥に本殿が鎮座されております。
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岩が天井ギリギリです。
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ぐるっと岩屋の奥に順路になっています。
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奥にも小さな祠がありました。そのもう一つ奥に大きく張り出した岩が天井から迫っています。
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丸く張り出しているのがお乳岩。豊玉姫が子供のために乳を残して去ったとか。手前の看板に書いてありました。
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岩屋から出てきて、鵜戸神宮最大のイベント!運玉に挑戦します。素焼きに運と書いた丸い玉が5個で100円です。
男は左手、女は右手で的に向かって運玉を投げます。 -
下の方に見えている岩の輪っかの中にある池に投げた運玉が入れば成功です。
「よーく狙って」
「えいッ」
カーン、コーンと運玉が石にあたって跳ね返ります。
「あー、残念」
「惜しいなあ!」
結局全部の運玉を使い果たしてしまいました。 -
面白い形の岩がたくさん。トルコのギョレメみたいですね。
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降りてきた斜面を登って帰途につきます。
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鵜戸神宮のシンボルはウサギさん。奉納のウサギの像がたくさんありました。そういえば弥彦神社にもウサギさんのマークがあったっけ。
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帰り際、楼門の上から、イソヒヨドリちゃんも見送ってくれました。
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帰り際に、駐車場の横にあったお土産屋さんに立ち寄ったところ、賞味期限の近づいたお土産のワゴンセール。9割引8割引は当たり前でした。800円で売っている商品を80円で売っていたのでつい購入。これもお詣りの御利益なんでしょうか?
思わぬ幸運でお菓子をたくさん手に入れることができました。
車の中で味見しながら、次の目的地に移動します。 -
鵜戸神宮から内陸に入ります。
「ちょっと面白い温泉があって、立ち寄り湯してから行こうと思うんだ」
「どんな温泉?」
「湯之元温泉って言って、炭酸泉があるらしいんだけど、凄い泡が出るっていうから行ってみたいんだよ」
「へー」 -
買い込んだお菓子や10平万十をもしゃもしゃと食べながら移動していると、運転していた旦那が突然車を脇道に寄せます。
「何?何かあったの?」
「いや、さっきカーブのところの田んぼに、キジがいたからちょっとその辺止めてみてみよう」
「キジ?見えたの?」 -
人様の田んぼの奥の方に車を止めて、畦道をてくてく歩いてビニールハウスのあるあたりに向かって歩いて行きます。
歩くうちに、この旅で初めての好天に。太陽がわーっと出て、晴れ間がのぞきます。
「こっちの方からなら気が付かれないかな?」
「ほんとに見えたの?」
「ほら、いた。あそこに座ってる。まっすぐ先」
「えー?」 -
「あれ?」
「あれ」
「嘘でしょ」
「もうちょっと近づいてみな。ゆっくりね」 -
「あー!キジだよ」
「雄だね、綺麗だ」
キジの手前にムクドリが降りてきて、畦道に2羽並んでいます。 -
イチオシ
「何やってるのかな?」
「さあね、畦にいる時は巣があるわけじゃないと思うけど、それこそ神話の頃からお米と一緒に里で生活する鳥だから、キジは国鳥なんだよ」
「よく見つけたわね、あんなの」
※お米のくだりは旦那理論。どこまで本当か知りません。 -
奥がキジの雄で、手前にムクドリ。
仲良しさんです。
キジは見れるし、お菓子は9割引だし、天気も晴れたし…もしかして今日は幸運の日なのかしら? -
キジさんをしばらく観察して、車に戻って移動を続けます。
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カーナビの案内で高速に乗り、御池と湯乃元温泉のある高原町を目指します。途中山之口SAに立ち寄ります。
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日向夏ソフトクリームを補給。サッパリしていて美味しいです。
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このまま高原まで行ってしまうと、お買い物が出来なくなりそうなので、一つ前の都城で高速を降りて、都城のスーパー「タイヨー」さんに立ち寄ります。お土産や戸村のタレとか、県産品を買うならここがラストチャンスです。
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高速から降りて、田んぼをチェックしながら車を走らせていると、白い影がチラつきます、
「サギだけど、見て!首が黄色い!」
「アマサギかな?」
「多分。ちょっと停められる?」 -
イチオシ
お昼を回って2時ごろには、すっごいいい天気になりました。車を路肩に停めて、林に沿ってさっきの田んぼに戻ります。
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田んぼの脇に古い石像が。何かわかりませんが雰囲気はあります。
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「いた!」
「わー、首が金色で綺麗」
アマサギが群れで田んぼに来ているのを見つけました。 -
イチオシ
見ておきたい鳥さんでしたので、がんばって撮影します。
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サギは怖い顔してるのですが、この子たちは可愛い気がします。
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アマサギの田んぼからまーっすぐに山に進んで、しばらく行くと湯之元温泉の看板が見えてきました。もうすぐです。
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ゆっくり進んでいると、道端に?
「え?」
「トトロがいる」
「えー??!」 -
イチオシ
気になってしまって、車を停めて撮っておきました。全然知らなかったのですが、高原町のトトロとして有名みたいです。
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トトロから湯之元温泉はすぐ近く。小さな温泉ですが、人気があって駐車場にも車がいっぱいです。
湯之元温泉 宿・ホテル
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右手で受付を済ませて、左手から回り込んでお風呂に向かいます。冷鉱泉をそのまま使った冷たい湯船と、少し暖めた湯船、普通に熱いお風呂と湯船が3つあって、源泉そのままの湯船は入った瞬間からシュワシュワとサイダーみたいな泡が出て、皮膚にパチパチと泡が当たるのがわかるくらい。
冷たいお風呂と暖かいお風呂を交互に入ります。サッパリとした気持ちのいいお風呂で、いいお湯でした。 -
湯之元温泉か10分程で御池のキャンプ場に到着しました。ここから更に森の奥に入ったところに野鳥の森があるそうなのです。地図でいうとピンク色のコースです。まずはキャンプサイトで情報収集です。
御池キャンプ村 宿・ホテル
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キャンプ場からの御池。濃い緑の綺麗な湖です。キャンプ場は人で賑わっていました。
公園の管理棟があり、そこで野鳥の森へのアクセスを教えてもらったところ、ここからだと2時間のトレッキング。もう少し奥まで車で進んで別の入り口からトレッキングなら1時間程で野鳥の森に入れるそうです。また、散策路にヤマビルが出ているので対策した方がいいと忠告をいただきました。
教えていただいた別の入り口から入ることにして、お礼を言って向かいます。 -
車で御池をぐるっと回って、御池と隣の小池の間あたりから出ているジオパークの入り口から森に入ります。
駐車場があると聞いていたのですが、ほとんど崩れかけのダートで、入るのに苦労します。公園というにはハードな状況です。 -
入り口にヒルについての注意書きがありました。
「ヤマビルってなに?」
「あれ?遭ったことなかったっけ?」
「よくいるんだけど、気がついたらひっついてて血を吸われてる。ナメクジみたいなプラナリアみたいなの」
「血~?!痛いの?」
「痛くないんだよね。ただ…」
「ただ?」
「血を吸う時に血が固まらない成分を出しながら吸うから、ひっぺがすと血が止まらない」
「げー…」
「後は血を吸うとパンパンに膨れて、気持ち悪い」
「げげー、そんなの噛まれるのは嫌よ」
「実害はないんだよね。気がついたら落とす」
「看板に対策書いてあるわ。靴下にズボンの裾を入れるのがいいみたい」
「それやっておこうか」
「噛まれたらどうする?」
「それがなあ、昔はヒル対策なんてあんまりしなかったんだよ」
「なんで?」
「喫煙率が高かったから、特別に対策しなくてもタバコ一本有れば良かった。ジュッてね。今みたいに塩水スプレーなんか用意したことないよ」
「今タバコないし、塩水もないわよ」
「無理に取ると血が余計出るくらいで実害は無いから平気だよ」
「靴下頼りね」
森の中は梅雨時期なこともあり、水が流れた後がいっぱい。木々も緑深く全体的に薄暗いうえ、ヒルときて不安満載でのスタートです。 -
散策路は落ち葉に覆われて、水流に抉られて所々に深い溝ができていたり、かなり壊れてきています。
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アップダウンはほとんどなく歩くのは楽です。
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薄暗い森の中を、バサバサバサと飛んでいく鳥が2回ほどいましたが、追いかけてみましたが見失います。
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案内が出ているわけでもないので不安ですが、小池の北の方に鳥見小屋があるそうなので、迷わないようにしながら小屋を目指して進みます。時間が4時少し前。迷ったら暗くなる時間だけに間違えられません。
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林の中で道が二股になっていたり5差路になっていたり。道端があるとはいえ、たまに細くなっていたり、目印らしい目印も無いのでどこが散策路なのかも定かでなく不安です。位置とルートを確認しながら慎重に進みます。
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しばらく歩くと野鳥の森の看板があり、ようやくそれらしい広場に出ました。
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鳥見小屋は←の模様です。
「ヒルは?」
「何これ?なんか靴についてる」
「お、つけてるね。2匹いる」
「ぎゃー、取って取って!」
「噛まれてないね。靴の上だ。僕の方も1匹ついてる」 -
地図でルートを改めて確認。Pのところから上がってきた寸法です。途中の分岐が厄介でした。
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案内に従って鳥見小屋に向かいます。ガイドロープも張ってあって道は細いですが安心です。
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「着いた、ここ鳥見小屋よね」
「この中から鳥さん探すのかな?」
「どこか小屋のそばにある水場に色んな鳥さんが来るらしいの」
「ふーん、取り敢えず入ってみよう」
「中でヒルもチェックしたいしね」
ギー……と戸を開けて、暗い小屋の中に入ります。 -
薄暗い小屋の中には、湿気臭い匂いと椅子とテーブル。窓には黒い網が貼られていて、鳥さんからの目隠しになっているようです。
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掲示板にもヒル対策の貼り紙が。
椅子に座って薄暗い中靴の中やお洋服までヒルチェック。道中落としながらきたせいか、特にヒルはついていませんでした。足元を心配せずにヒルチェックをできる拠点ってホッとします。気持ち生き返りました。 -
窓越しに水場を確認します。
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シーン…薄暗い中、鳥さんを待ってみますが何もきません。
「来ないね」
「もう帰るか、いい加減に行かないと暗くなると怖い」
「そうね」
席を立って、玄関を開けて入り口のテラスに立って、少し周りを確認しても、やはり何もいないので、鳥見小屋を後にします。 -
ふと、帰り際に水場の方を振り向いた瞬間でした。
真っ赤な鳥さんがいつのまにか水場の枝にいるじゃないですか!
「アカショウビン!?」
あまりに突然で、旦那が嫁を思わず呼ぶ声が大きくなって聞こえてしまって、アカショウビンは飛び去っていきました。
「あ」
「ダメじゃない!脅かしちゃ」
「ごめん、いると思ってなくてつい呼んだ」
「またくるかもしれないから、中でもう少し待ってみようよ」
「そうだね。時間的にもいい時間だし、また来るかもしれない」 -
じーっと待つこと10分程。
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だんだん暗くなってきます。もう帰ろうかと思ったその時でした。
「きた!戻ってきたよ」 -
「暗くてピントが合わないよ」
「えー?」
「真っ暗になっちゃう」
「露出上げてなんとかならない?」
「えいっ!」
なんとか写真に収めたのが↑の写真です。
酷いピンぼけで恐縮ですが、アカショウビンです。
カメラが悪いんじゃなくてウデが悪いんですが、なんとか撮影することができました! -
アカショウビンを一応撮影できたので、満足して小屋を出たすぐ先のところで、左手の谷から金色の何かがグニャリグニャリと走ってくるのが目につきました。
「テンだ!」
「えっ?!」
「カメラカメラ!」
「どこ?」
「そこの谷のところ降りてきてる」
「ほんとだ!」
結局カメラ間に合わず。フサフサの金色のテンでしたが、惜しいことをしました。
その後はヒルに噛まれないように森を駆け抜けて車に向かいます。
車でヒルチェックして一安心。御池を後にします。 -
イチオシ
帰り道に御池の展望台に立ち寄りました。
高千穂の峰に映り込んだ青空、紫陽花。なんとも綺麗なカルデラ湖です。 -
高速に乗って、鹿児島側に移動します。レンタカーを返す前に、空港の近くにある霧島山麓丸池湧水に立ち寄りました。
霧島山麓丸池湧水 自然・景勝地
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記念に水を汲んで、透明度の高い湧水の池の周りを散歩して楽しみます。
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イチオシ
池の底から、水が沸いています。そこだけブルーに光って見えて神秘的です。夕方なのでこんな感じですが日中快晴なら真っ青になるのでしょう。
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車を返却し、空港まで送迎してもらいます。
空港の足湯、来る時にチェックしておいた「おやっとさぁ」の終了時間19時30分に間に合って、足湯をしばらく楽しみます。天然温泉足湯 おやっとさぁ (鹿児島空港) 温泉
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足湯を使おうと靴を脱いだ時でした。
「ねえ、これ何?」
靴下の上に、丸く膨らんだ黒い玉がへばりついています。
「ヒルだ、ずっとつけて歩いてたんだね。そんなこともあろうかとここで足湯でチェックして良かったよ」
「ぎゃわー!!」
「あっ!ダメ引っ張ったら余計血が…」
「ベリッ、ガシッ、ゲシッ、プチッ、ブチッ」
「…あー、そうね。原形留めないくらい踏んづけるのは正解だね」
「このこのこの」 -
足湯のはずが、大変な目に遭いました。
靴の隙間に入り込んだヒルが、靴下の上から噛み付いて血を吸っていて、靴下を脱ぐとベリっと剥がれてきたのです。 -
温泉で流して、絆創膏を貼ってから、飛行機に乗って旅行は終了です。
2泊3日の短い日程でしたが、便は変更する、カメラは水没する、ヒルには噛まれると、なにかと事件の多い旅行になりました。
でもダイビングも練習になったし何より楽しかったです。日南海岸は想像以上に不思議な海岸でした。加治木まんじゅうも10平万十も、地元に愛されている美味しいお饅頭でしたし、アカショウビンも見ることができて、ことの他盛りだくさんに楽しめました。なかなかの冒険だったなーと振り返れば思いだします。
JALのどこかにマイル、また使ってどこかに行きたいものです。
いつも長い旅行記で恐縮ですが、少しでも皆さまの旅行計画の参考になれば幸いです。鹿児島空港 空港
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旅行記グループ 冒険はお砂糖とスパイスと素敵な偶然で出来ている!どこかにマイルで行く加治木&日南
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