2021/06/17 - 2021/06/18
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この旅行記のスケジュール
2021/06/17
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この旅行記スケジュールを元に
JALのマイレージが貯まってきたので、どこかにマイルに初挑戦してみました。引き当てたのは鹿児島空港。離島まで便を追加して乗るつもりだったのですが、当たった便は夕方の17:55発便。喜界島とか沖永良部島とか奄美大島を考えていた旦那の予定はその便立てで完全崩壊。
白紙に戻った旅程を前に捻りだしたのが、鹿児島空港からいっそ宮崎県の「大島」に行く!という旅行プランでした。
朝一便に振り替えて、もともと無かった1日を使って、鹿児島を横切って宮崎は日南市、日南海岸をずっと北へと向かいます。
2日目は朝から日向灘は大島でダイビングの予定だったのですが…、今回は色々勉強になりました!
甘いものと予定外のスパイス満載の旅。波乱の宮崎編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
桜島から2時間30分程で、都井岬の入口までたどりつきました。
「ねえ、野生の馬って、そんなに見れるものなの?探して回るのとか無理じゃない?」
「それが、結構そこたらじゅうにいるみたいなんだ」
「ほんと?仔馬もいるかな?」
「どうだろね。理屈で言うと、馬は3~4月の出産だけど野生なら5月とかになるのは普通だと思う。そうすると生後1ヶ月以内~数週間くらいの仔馬もいるはずだけどね」
「やたら詳しいわね」 -
入り口にゲートがあるのですが、もう開園時間も過ぎているので誰もおられません。
「開けっぱなしにしたら馬が出ちゃうからダメなんだって。でもそもそも入っていいの?」
「ここに夜間は勝手に入れって書いてあるよ」
「沖縄の農地の豚除けの柵と要領は一緒だね」
ギー……
道路に止めている閂を回して、ゲートを開いて中に入ります。 -
たしかに、ゆっくり車を走らせていると探す必要もなくお馬さんに会うことができました。国指定天然記念物、日本在来種御崎馬です。
「うわー、ほんとにすぐ歩いてるんだね」
「みたいだね。良かったよ」
「でも、この子たちだけしかいないし、観光用にこの子たちだけ慣らしてるのかもしれないよ。もっと他の子も探してみようよ」
「仔馬もね」都井岬 自然・景勝地
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誰もいないのをいいことに、ゆっくりゆっくり仔馬を探して車で進みます。海まで広がる草原の山々に御崎馬の姿を探します。
「あ!いた!あそこの稜線のとこ」
遠く離れた斜面に何頭かの群れを見つけました。一頭は仔馬みたい。お母さんと一緒です。 -
光の加減で影絵みたいなお馬の親子。
-
イチオシ
草をはみながら斜面を降りていきます。
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一度コツを掴むと、いろんな所にお馬がいるのがわかってきました。
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イチオシ
こっちの丘にも別のお馬の親子を見つけました。
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お馬さんたちは、食べるのに忙しいようです。
いくら風の強い岬とはいえ、ちょっと不自然に草原があるように思えます。野生といっても、都井岬の公園内は、ある程度草が育つように、木を伐採したりして牧場を作っているような気がしないでもありません。 -
案内マップを見つけました。もっと早い時間に来ていたら、御崎馬のビジターセンターが公園内にあるので、色々説明も聞けたのでしょうが、この時間だと感性頼りです。
現在地から細い道を抜けていくと神社の鳥居のマークがあるので、車で入ってみます。 -
入ってみたものの、道が細く、路肩もギリギリ…崖にへばりつくように登っていくうえ、途中には馬が歩いていて、車で進むに進めません。
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この子大きいし、体つきも他の馬より立派です。個体差がすごくあるみたい。道幅ギリギリ避けてすれ違いました。
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崖側にもお馬さん。この先断崖絶壁なので怖いです。
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なんとか少し緩やかなところに差し掛かります。
思ったより危険と判断して、Uターンして戻ろうとしているところに、またお馬さんに出会いました。
「せっかくだから、車から降りて側行ってみよう」
「えー、やだよ。こんな大きいのに、怖いよ」
「大丈夫だよ。そうだね、2つだけ気をつけて」
「何?」
「基本馬は大人しいけど、絶対後ろに回らないこと。蹴られると死ぬよ。あと、ヒラヒラしたものが大好きで、ヒラヒラしてると興味引くからヒラヒラさせないように。大きい襟とか、遊びで噛まれる」
「わかったけど、ヒラヒラは難しいわね」
「うちはいつもフラッシュ焚かない設定だからカメラも大丈夫だよ。たぶんうまくいけば触れるかもしれないけど、触りたい?」
「野生だと病気持ってるかもしれないから触らないわ」
「じゃあ、その方がいいね。行こう!」 -
イチオシ
「ぎゃ~、ふ、増えてる」
「グループなんだね~」
相談しているうちに群れの仲間が次々に林の中からやってきて、気がつけば目の前に5、6頭もウロウロしている状況になっています。 -
旦那は結構ズカズカと寄っていきますが、そこはさすが野生。ご飯を食べながら絶妙な距離感を保ちます。
さっきの大きい子もですが、人や車を全く構わず食べ続けているあたりは人馴れしているとも思いますし、かといって完全な野生で警戒しているようにも見えません。 -
一頭、金髪の子もいました。
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牧場の羊だって、手を振ったり動けば反応するものですが、この子ら図太いというかなんというか。
この謎のスペース。そこらじゅうに切り株や切り倒した木が転がってあるところをみても、やはりこの岬全体が御崎馬を飼うための牧場に造成されているのでしょう。
そういう意味では、野生というより放し飼いというか、餌はあげてないけど人の手がかかっていないわけではなさそうです。 -
イチオシ
謎の伐採地から夕暮れの海が一望できます。綺麗ですし、何より風が気持ちいいです。
しばらく佇んだ後、無事にUターンして下に降りてきました。 -
下まで降りてきて、灯台に向かってゆっくり仔馬を探しながら移動していると、すぐ近くにいる親子を見つけました。
「あっ!あの仔馬、今まで見た中で一番小さいよね!」
「ほんとだ、あの子産まれて経ってないんじゃないかな。まだ全然筋肉がついてない」
「えー、ちょっと止めて!」 -
こっち向かないかな?
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向いた~!
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お母さんのところにトコトコ…
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ピタ!うわ~、かわいい!
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イチオシ
立ち姿が頼りなくて、もう、かわいいです!ニュージーランドの時に羊を寄せてたのと同じで、裏で旦那がへんな動きで気を引いています。
頭が小さくて、なかなか美男子?です。 -
お母さんの横で跳ね回ってみたり、ゴロンしてみたり。仔馬ちゃん、幸せそうです。
-
優しい顔をしています。何か見つけたみたい。
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イチオシ
いつまでも見ていたいところですが、先の予定もあります。そろそろお別れです。
厳しいことに、全員が全員生き残れるわけではないそうですが、元気に大きく育ってほしいですね。がんばって! -
途中、多くの廃屋を通り過ぎながら、地図にあった灯台までやってきました。閉園時間なので、ここから先は入れません。残念ですが中に入るのはあきらめて、高台になっているので、入口のところの駐車場から周りを展望してみます。
都井岬灯台 名所・史跡
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だいぶ夕暮れになってきました。こっちはどっち向きなんでしょうね。四国も見えるのかな?
-
あ!「さんふらわあ」が見えました。
「子供の頃にさ、うちにさんふらわあのパズルがあってさ、それ以来の憧れなんだよね~」
「そうなんだ」
「時代なんだろうね。マイカーがあって、カーフェリーで家族旅行?そういうイメージがハマった。そこに颯爽と現れた新造船。そりゃあ世の親も興味は引くだろ。ただ若い夫婦が気軽に行ける程の価格でもないし、景気も悪い」
「それでパズルなのね」
「そう、行けないから憧れ。だから僕も今でも旅行にくるとカーフェリーに乗りたがる」
「はいはい」 -
望遠で灯台を収めて、あたりを見回していると、鳥さんの鳴き声がします。
「どこだろ?」 -
イチオシ
あ!あそこの木の中になんかいる!
なんの子か判別しませんが、まるっこくてかわいいです。
ウグイスかコヨシキリかだと思うのですが、鳴き声がウグイスとは思えなかったのでコヨシキリなのかな?
一所懸命鳴いていました。 -
こっちはさんふらわあの反対側。
都井岬、岬なのであたりまえですがあっちもこっちも海です。でもこちら側のほうが心なし穏やかそう。 -
本格的に夕暮れになってきました。仔馬も楽しめた都井岬を後にして、日南フェニックスロードを使って日南海岸を北上します。
-
幸島の看板がみえてきました。
が、隣に見えている島のほうが興味を引きました。
「写真とっとこうよ、クレヨンしんちゃんでもやらなくなったお尻星人があんなところに」
「おしり島ね」
「もしかして、あれが幸島なのかな?」
「だったら行ってみたいわね。サルは怖いから興味ないんだけど」 -
幸島あと2㎞ってことは、おしり島は幸島じゃないみたい。
「幸島のサルかあ…教科書でみたような記憶があるね」
「覚えてない、そうなの?」
「知らないの?えーと、芋を洗って食べるサルがいて、その群れの学習がどうのこうのって。とにかく有名だよ」
「へー、でもサルは怖いから有名でもパスでいいわ」 -
夕暮れの中、油津を目指して日南海岸を走ります。
もう少し天気が良ければ綺麗な夕焼けでしたのに。惜しい! -
国道448号線が南郷のあたりで通行止になっていたのですが、交差点の迂回路のサインボードを見落として、5キロくらい北上したところにある通行止のサインを見て初めて通行止に気がついて、慌ててUターンします。
-
油津には大体8時に到着!Covid-19のせいでラストオーダー30分前、閉店1時間前ですが、今回の旅で最も楽しみにしていたイベントの一つ。あの戸村本店のたれの戸村フーズさんが経営する焼肉屋さん、「堀川レストランとむら」に到着しました。
-
あたりをうろうろしながら、中の様子を伺います。
「良かった、まだやってるみたい」
「うう、お腹すいたよ」
「このためにお饅頭もあまり食べずにお腹空かせてきたんだから!さあ、入りましょ!」
目を輝かせながら、真っ暗ななか、店の前でわちゃわちゃやってる不審な2人、ようやくお店に突入です。 -
お肉の定食に、なんだっけー、ほほ肉つけました。それと日南はカツオが水揚げされるとのことで自慢のカツオのお刺身で。
タレが戸村のタレだー!
「なんでこんなところに焼肉レストランと思ったけど、向かいのホテルが広島東洋カープの定宿なんだね」
「プロ野球選手食べそうだものね」
「楽しみにしてたでしょ、道が封鎖されてた時はどうなるかと思ったけど、営業時間に間に合って良かったよ」
「なんでも、戸村ってこの辺りでは色々やってるらしくて、スーパーもやってるの」
「手広くやってるんだね、へー。戸村コンツェルンだ」堀川レストランとむら グルメ・レストラン
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もぐもぐもぐ…
お肉を焼きながら明日のダイビングの確認です。
「5時くらいに明日お願いしてるダイブショップさんから、海況は大丈夫って連絡が来てたよ。お願いしますって返しといた」
「良かった!集合どこだっけ?」
「9時に目井津港だったはず」
「目井津?ホテルから近いの?」
「宿は津から5分くらいのとこに取っておいたよ。ここからでも10分くらい。さっき近くを通り過ぎてきた」 -
ご飯を食べ終わって、ホテルに向かいます。お店の前の油津港を散歩していると、なんと戸村の船を見つけました。戸村精肉本店、タレ屋さんかと思いきや、スーパーにレストランに船まで持っているとは…
あながち"とむらコンツェルン"、冗談じゃないのかもしれません。 -
油津港周りのローソンに寄って宮崎のドリンク見つけたので一つ購入して、今日のお宿に入りました。
左手が南日本酪農協同のデイリーシリーズの5つのりんごシリーズです。右手はお馴染みのスコール、ただしよく見る炭酸飲料じゃなくて乳酸菌サワー飲料です。 -
今晩は天然温泉ひなたの宿宮崎日南さんに泊まります。こちらのお宿は旧かんぽの宿でしたが、2020年3月にリブランドしてオープンしたばかりです。
お部屋はお安い和室でしたが、広いし快適です。むしろゴロゴロできる分「和室楽かも~」なんて転がりながら考えたりして。
明日の準備にカメラの充電をして、装備やハウジングのチェックやグリス塗りをして、一息ついてお風呂です。 -
浴場に向かいます。
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施設で使っている飫肥十曜温泉は、温泉の宣伝の看板によると、お肌に良いメタケイ酸が66mg含まれている美肌の湯だそうです。柔らかい良いお湯でした。自慢の眺望は夜なので真っ暗でちっとも見えませんが、露天もあって広々お風呂で気持ちよかったです。
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お風呂あがりにラウンジで待ち合わせ。明日の予定を確認しながら、今日は早めに寝て、明日のダイビングに備えます。
「天気はどう?予報は曇とか雨とかだったけど」
「今のところ午前中は悪くなさそうだよ、風は無いから問題はなさそうだけど、曇だと暗い可能性があると思うよ」
「晴れるといいんだけどね」
「明日はフラッシュ焚いて撮ってみたいんだよね。いつもうちはフラッシュしない設定にしてるから自然光なんだけど、だいぶホバリングできるようになってきてるし、水中でフラッシュがどういう風に映るのかとか見てみたいんだ」
「そうなの?」
「電池の消費とかどのくらいの時間持かとかフラッシュ無しとどれほど違うかとかさ」
「どんな海かわからないけど、天気が良ければいいね」 -
翌朝早朝。お部屋からの景色です。高台にあって周囲を一望できます。天気もなんとか持って、気持ちいい朝になりました。
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客室側から見えるのは酒谷川のゆったりとしたながれです。
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翌朝。明るくなるのを待って、ホテルの周りを散歩に出ます。着いたのが昨晩遅かったので、初めて全景を見ましたが、なかなか立派な建物で、山上にドーンと建っています。
天然温泉 ひなたの宿 日南宮崎 宿・ホテル
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駐車場側からの見晴らし。薄く朝靄がたなびいて、いい風情です。天気はほんと微妙に薄曇。一応晴れてる!?くらいです。
坂を降りるのは時間もかかりそうなので、建物の周りをグルーッと回ってみることにしました。裏っ手の河原の方には、少し降りれるところもあり、展望台になっています。 -
鳥さんはスズメくらいしか見つけられず。でもかわいく撮れました。
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歩いていると、何かが穴に引っ込んだいくのが見えたので、注意深く探してみたら、敷地の川側のほうに、真っ赤なカニの巣が彼方此方にあるみたい。時々人がいないと様子を見に穴の入り口に出てきています。
かたちはベンケイガニみたいですが、こんな山の上まで巣を作っているのでアカテガニというカニさんらしいです。 -
少し小さくて色も黄色い子も見つけました。
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お部屋に戻って窓から覗いていると、眼下の酒谷川にサギが餌を摂りに来ていました。
あまりノンビリしているとダイビングの待ち合わせに間に合わなくなるので、そろそろ朝ごはんに向います。 -
Covid 19対策で手袋を取ったら、ご飯とか幾つかのお食事をセルフで取って、後はお席に籠を持ってきてくださる寸法です。
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一口御前になっています。見た目かわいいですし、ちょっとずつ摘めるのが良いですね。
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お食事会場のベランダのところにヒヨちゃんがきていて、ピーピーと一所懸命鳴いていました。
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「そろそろ目井津港に向かうよ」
「はーい!」
朝ごはんを食べたらチェックアウト。機材を積んで待ち合わせ場所に向かいます。 -
港に向かう途中、河口付近に来ると、屋根にトンビが停まっていました。
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宮崎の港の周りには沢山トンビがいます。
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でっかいアオサギも見つけました。
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もう一羽。
いい加減にしないと待ち合わせに遅れちゃう!5分で着くはずなのに、既に30分くらい経っています。
「ちょっと!余裕持って出たのに、ギリギリになるよ」
「えー?!ヤバイじゃない、急がないと」
港に入って、送ってもらった地図を見ながら待ち合わせ場所のジェティに到着。時間ギリッギリで、もうショップの方は積み込みの作業中でした。
その様子を見て2人で目が点!
お2人こられていたのですが、お一人の方の体格が……レスラーみたいに大きいのです。そしてサングラス!
「おはようございますー!」
「ごめんなさーい、すぐ準備してきまーす!」
挨拶しながら、ヒソヒソ話です。
「どう見ても地元のヤンキーよ」
「あのイカツさは想定外だったね」
「お店の人、電話だと優しそうな感じだったのに」
「見た目は怖くても実は優しいアンちゃんのパターンかも」
そんな酷いと思うかもしれませんけど、船にようやく集合です。 -
装備をお借りして、着替えて船に乗り込みます。
今日の先生は「グリートダイバーズ」さんにお願いしています。
https://greetdivers.com/
担当の方はお一人は優しそうな方で、お電話でお話しした感じ通りのあたりの柔らかい方でした。
もうお一人の方は、おっかなびっくり話しかけてみたところ「はーい、ナイストゥミーチュー!」
いきなり英語で挨拶が!
「は?」
再び目が点になりましたが、旦那がなんとか英語で返して、互いに自己紹介。なんとイカついとおもっていたのは、白人の方だったからでした。
白人さんならあのイカつさも、サングラスも全然怖くない!
お話ししてみると、娘さんが留学に行っちゃってハートブレイクな優しいお父さんでした。港の駅めいつ グルメ・レストラン
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ボートは大島に向けて出発します。
今日は午前中1本、午後1本で2本のスケジュールです。
結末というか、どういう事態になったかを先に書きますが、今回はいい勉強になりました。簡単に説明します。大島 自然・景勝地
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まず、事件その1。
ポイントについて、エントリーしたらカメラのスイッチが入らない。
ボートの舳先にカメラを戻そうとして、手首のストラップを外し忘れて思いっきり水面に叩きつけたら、衝撃でハウジングオープン。それで中のカメラだけがスポーンと海の底に
!!!!!!!!!!!!!!
もはや後の祭りです。
その後、さらに事件その2。
続いて潜航する時。アンカーの下で合流と聞いていたので、アンカーラインのところから先生たちのすぐ横から潜ったはずが、そのアンカーラインが全く見えません。とりあえずブリーフィングで聞いていた情報で水深8mでやや東に進んで待機しましたが、アンカーの位置が分からず旦那ロスト。
透明度の低さで、実際すぐ目の前がもう怪しく感覚的には2mくらい。これまで潜った瞬間に周囲のダイバーやアンカーのラインが全く見えないという状況がなく、経験不足が出たカタチです。
結局一度浮上して船の位置確認して、先生と再合流してからラインを手で掴んで潜航をやり直しました。再浮上すると、すぐ5mほど先に船があって、ラインよりやや下に流される形で南側に外れていただけでした。 -
事件頻発の1本目を終えて、大島に上陸してお昼休憩。
カメラを水没させたので水中の記録は今回は撮れませんでしたが、ある程度潜ると多少視界も良くなり、海の中そのものはとても綺麗で不思議な海でした。
ハードコーラルとソフトコーラルが海の森を作っていて、ハナダイみたいなお魚の群れも見ることができました。海の色はもう少し季節が進めば真っ青になるそうです。
曇りで光量は少ないですが風はほぼ無く落ち着いた海況で、コンディションは良かったです。
また、嫁の課題の中性浮力はだいぶ安定してきて、水中姿勢を意識していくのがこれからの課題。旦那はエアー消費もだいぶ落ち着いてきたのと、ウェイトを減らしても潜航に支障なかったのも収穫でした。
それとBCDの背中の空気抜きのストラップの存在を教えてもらって、水中で姿勢を崩さずに空気を調整しやすくなりました。
これは「えー?!これまで知らなかったの?」と驚かれましたが、教わった記憶が2人とも無いんですよね。ちゃんと上向けてやらないと抜けませんよ~って言われてて。背中の空気を抜くのが楽なので勉強になりました。 -
食事スペース。グリートダイバーズさんしか使わないので貸切です。ここで買ってきた昼食を食べながら、宮崎のことや宮崎のダイビングのお話しとか、アメリカ人インストラクターのお庭の話とか、取り止めもなくお話しタイム。体を温めて、午後から2本目です。
カメラもいつのまにか拾ってきてくださっていて、確認したらスイッチが入らない理由も判明しました。
「げ、こりゃスイッチが入らない筈だ」
「何?」
「電池入ってない」
「えー?昨日の晩充電して、セットしたじゃない」
「思い出した…」
「?」
「フラッシュ焚くから、電池いつもより食うかもと思って、抜いておいたんだ。そういえば朝、電池の数がいつもより多いなと思って一瞬アレっ?て思ったんだ」
「バッカねー」
「今回は僕の黒歴史だね」
「まあ、カメラはまた買えばいいわ。気にしない」
「そりゃ付かない筈だよ、情けない」
大島は今は無人島ですが、一応電気も来ていて、数年前までは人も住んでいたとか。夏場は渡し船もあって、観光客も上陸して探検できるんだそうです。カラスバトっていう珍しい鳥さんもいるみたいで、楽しそうな小島です。 -
2本目も海の中の透明度は低くて、相変わらず水面付近は目の前の先生がかろうじて見えるくらい。ただ流石に2本目は同じミスは繰り返さず順調にスタートして、ニシキウミウシを初めて見つけたり、なんだかんだで楽しめました。
-
ところがまだありました。最後に3つ目の事件が発生です。
今回旦那がカメラを無くしたので、その分嫁がすぐ浮いてしまう理由を色々チェックしてくれていて、その甲斐もあってなんとか水中でうまくできていたのですが、ちょっとしたタイミングで浮いてしまったら、それまで周りにいた先生やアメリカの先生、旦那があっという間に見えなくなってしまいロスト。後方を進んでいたアメリカの先生が浮上するのを見ていてくれて、追いかけて探してくれていて、なんとか水面で合流できましたが、本当にあっ!と思ったら一瞬で周りに誰も居なくなってしまいました。
結局2本目はそのまま合流できずに先生と旦那が一緒に船に戻って、嫁はアメリカ人先生と後から船に戻ることになりました。 -
向こうの小屋が食事したりシャワーのできる小屋です。シャワーを浴びて服も着替えてがすぐできるのは快適です!
「あなた、何やったらあんな風に消えられるの?しょっちゅう見てたのに一瞬で居なくなったんだよ?」
「えーとね、浮いちゃったのよ」
「急浮上しちゃダメだよ」
「こっちもビックリしたんだよ。浮いちゃった瞬間に誰も見えなくなっちゃったし、1人だと怖いのよ」
「僕もさっきやったから怖いよね。上の方特に何も見えないものね。一つ間違えたら大事だよ。気をつけないとね」
先生から、近くにある鵜戸神宮で潜水安全御守りを売っていると教えてもらったりしながら、少し休憩。すぐに船に荷物を載せて港に帰る準備です。 -
ジェティのところに大島の全体図があります。定期船で遊びにきても面白そうです。地図よりだいぶ大冒険って感じですが。
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大島のビーチです。午後に入って雲が出て暗くなってしまいましたが、綺麗なビーチです。
船で出発した目井津港へ戻り、そこでグリートダイバーズさんとお別れします。色々とトラブルはありましたが、サポートしてくださったおかげで無事に、かつ安心して楽しむことができました。
ありがとうございました!
宮崎の海。今回は透明度に泣かされましたが、黒潮が入ってきた後にもぜひ伺ってみたいものです。 -
港に着いたのがだいたい16時です。今までなら3本やれるくらいの時間でゆっくりと潜ったおかげか、あまり疲れていません。グリートダイバーズさんの心遣いを感じるスケジューリングのおかげですね。
ただ、港の海の駅はコロナで営業時間短縮のため16時に閉店してしまったので、オススメのじゃこ振りかけは買えませんでしたけど。
近くの道の駅なんごうで、ジャカランダまつりをやっているとホテルの方から伺っていたので、ちょっとお花を見に立ち寄ることにしました。 -
道の駅の駐車場の地図を見ると、徒歩でも行けるようです。でもよく見ると車の方が断然早そう。
道の駅 なんごう 道の駅
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景色もいいので、道の駅までは上がってみて、そこから戻ってくることにします。
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道の駅の入り口にブーゲンビリアが綺麗に咲いていました。
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道の駅なんごうの入り口にあった鉢植えのジャカランダ。会場まで行こうと思っているとお話ししたところ、道の駅の人が困った顔。どうやらほとんど上の方は散ってしまったというのです。
車で向かうので少しでも残っていてくれれば良いんですけど。行ってみなけりゃわかりませんから。
道の駅にはお土産に直売マンゴーが沢山。
実は私たちは、今回の旅行のお土産はマンゴーと決めてきていたので、色々調べていたのですが、いざ目の当たりにするとお値段もピンキリ。
そこで買ったマンゴーをその場でカットして味見させて貰えないか聞いてみたんですが、今はコロナで出来ないとか。
結局美味しいか美味しくないか分からないものは人にあげたくないという結論になり、見送ることにしました。宮崎のマンゴー、楽しみにしていたのですけど…迷ったあげく残念なことになりました。 -
道の駅から降りてくる途中に、鳥さんを見つけました。
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ホオジロちゃんです!
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車でジャカランダの森に向かいます。下の方はほとんど葉っぱで、ちょっとだけお花が残ってる感じ。
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山の上の方に行くと展望できます。
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展望台の付近に少しジャカランダの残っているエリアがありました。
ジャカランダまつり 祭り・イベント
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ジャカランダも見たので、北上して今日のお宿に向かいます。
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途中、気になっていたおまんじゅう屋さんがまだ開いていたので立ち寄りました。10平万十さんです。
おじいちゃんのやっているお店で、一個100円!
平べったい、もちもちの黒糖まんじゅうで美味しいお饅頭屋さんです。10平万十 グルメ・レストラン
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看板にも年季が感じられます。ごちそうさまでした!
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ずっと海岸線をドライブして、明るいうちに今日のお宿、青島サンクマールに向かいます。というのも、ホテルのすぐ裏が鬼の洗濯板という景勝地になっているので、それも楽しみにしています。
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予定通り明るいうちに到着できましたが、青島サンクマールにつく頃には、小雨が降りはじめていました。
ホテル 青島サンクマール 宿・ホテル
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駐車場から海を回ってみます。ちゃんとこの日の干潮時間が17時50分なことを調べて、時間帯を狙って到着した甲斐あって、なるほど鬼の洗濯板という景色でした。ご丁寧に雨まで降って気分は鬼ヶ島です。
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ホテルの真下の海岸が宮崎市の景観賞を受賞しているのだそうですが、それだけの迫力は感じます。
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玄関広いし、作りにも余裕があっていいお部屋です。
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おお~!やっぱり和室いいですね!
ゴロゴロできるし広いです。さっそく2人でゴロゴロします。楽ですね~ -
窓を開けてみると、オーシャンビューならぬ鬼の洗濯板ビュー。雨降ってますけど、景観良好です。
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お部屋からの眺めです。
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一休みして、レストランに降りてお夕飯です。
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盛りだくさんで食べきれないくらい出てきました。
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ご飯を食べたら、ゆっくりお風呂に浸かって疲れを癒します。のんびり~。
こちらも温泉で、美人の湯とのことです。トロトロっとして肌当たりの柔らかいお湯でした。 -
初日泊まったひなたの宿は元かんぽの宿で、今日の青島サンクマールさんはJA系の経営だったりします。そのためか、お風呂上りに発見しましたが「サンエー」の自動販売機がお風呂場のところに入っています。宮崎の農協系の自販機ですので、入っている飲み物は、これ全部宮崎特産品!なんてすごいと思って、日向夏ウォーターなど買いこんで、いそいそとお部屋に戻ります。
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10平万十さんのお饅頭をつまんだりしながら、日向夏ウォーターをいただいて、お部屋でのーんびり。今日は色々あってくたびれました。
明日は本当は宮崎市内に立ち寄ろうと思っていたのですが、ダイビングの先生から教えてもらった「潜水お守り」が気になって、急遽鵜戸神宮によることに。
まずは朝から青島神社と鬼の洗濯板が干潮が6時30分だというので、まずチェックアウト前に青島神社によって、戻ってきて食事をして鵜戸参り!
そんな感じの予定を確認して、今日のところはお布団に潜り込みます。
結構、いきあたりばったりの鹿児島~宮崎旅行。
明日の最終日は、その3に続きます。
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