2021/06/16 - 2021/06/16
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まつじゅんさん
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東京オリンピック2020+1の開幕まで、残り1ケ月を切りました。
開催の是非については賛否意見があり、そこが議論されていたはずなのに、何故か開催ありきのカウントダウンが進められているという、不思議な国「ニッポン」です。
今は、リバウンドや感染拡大時の対策という議論になってきていますが、「政」での開催優先とするなら、「開催します。何かあったら責任はわたしにあります。」位、覚悟を持って欲しいですね。
まぁ、「責任は痛感している。」と言いながら、肝心な責任は取る気も無く、引き続き対応を責任もって進める。といい放つ人が指導者ですから、国民も期待はしないでしょうが、本当に最前線で頑張っている人の苦労を無にするような、無秩序な人達には、自覚を求めるのではなく、何らかの罰則が必要だろうな、と思う毎日です。
そんなある日、所用で近鉄八尾を訪れる機会があり、時間があったので周辺を散策いたしました。
商店街はコロナの影響以前から、シャッター通りになっていた印象を受けましたが、初めての街歩きは久し振りの旅行気分で、古い街並みが印象的でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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近鉄八尾駅から徒歩5分程にある、魚輝(うおてる)すしは、平成17年開店のマグロ卸業が専門の魚屋直営の店舗で、創業から4年後にグループ寿司店の1号店として開業した、コスパ最高と評判のお店です。
-
特にランチメニューは、種類も多く、驚くほどのボリュウムとの口コミを見て、折角八尾に行くなら、こちらで頂く事といたしました。
寿司、揚げ物、お造り等々、色々なバリエーションがあります。 -
裏にも丼メニューが続きます。
奥様、丼に興味津々ですが、種類が多く悩みまくりです。 -
他にも天ぷら、色々な鮮魚等がらみの定食等、奥様とメニューを何度も見ながら検討タイムですが、本当に目移りしてしまいます。
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悩んでいても仕方が無いので、各自食べたいものを注文する事としました。
私は、やはり大好きなカキフライは外せませんので、寿司8貫とカキフライランチです。 -
カキフライの大きい事・・・・。
某レストランで食べた、大粒カキフライの2倍はあります。
ジューシーで美味しいです。
カキフライ大好きな私を、満足させるだけの力がありました。 -
奥様は、海鮮丼か悩んだようですが、寿司8貫と串カツ定食です。
私のカキフライが串カツに変わったものですが、海老やイワシという魚系に加え、肉と野菜の串カツもありました。
吸い物があら汁なのですが、これは絶品でした。
生臭さが無く、程よい滋味が染込んできます。 -
奥様曰く、海老とイワシの紫蘇揚げが凄く美味しかったそうです。
お腹一杯です。 -
食事を終え、前を見ると懐かしい香りの漂う商店街がありました。
時間もあるし、少し歩こうかという事になり、アーケード街を散策です。
毎月11日と27日にはお逮夜市(おたいやいち)という催しが開催されているようです。 -
商店街には、もとまち、さのかわ北、南、ごぼう前という通りが格子状に伸びていて、31の加盟店があるという事ですが、この長さで31のお店しかないというのは、やはりどこの商店街でも課題となっている、シャッター通り化しているという事ですね。
加盟店の一つに、イオン八尾御坊前店があり、商店街の途中にあったので立ち寄ってみましたが、食料品のみを扱う小さなお店で、イオンのイメージでは無かったですね。 -
八尾市役所も近くにあり、昔は地域の核となっていた場所だったんだと思います。
コロナ前は、毎年7月に「わんぱくちびっこカーニバル」を開催し、地域のこども達に向けた模擬店を出品し、白バイや消防車に乗って記念撮影もできたり、「はがき供養」と称した、家庭で不用になった葉書や手紙を八尾天満宮の宮司によるお祓いやお焚上げの儀を行う等、模索している感じは伝わってきます。
アーケードも立派で、このような商店街は貴重な文化ですので、何とか残って欲しいのですが・・・。 -
商店街にあった、肝障害、貧血に効くという「腹養丸」の看板を掲げる「佐野龍讃堂」。
明治になって衰退した、河内木綿の木綿商から製薬業に転業された旧家です。
他にも「ファミリーロード」には、「蔵」が建ち並んでいる一角があり、歴史を感じる街並みです。 -
灯はついていましたが、昼休みなのか鍵が閉まっていて中には入れませんでしたが、この附近は、河内音頭発祥の地として知られているようで、河内家菊水丸氏による河内音頭記念館がありました。
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河内音頭は、大阪府八尾市を中心とした中河内地域を発祥とする伝統的な音頭で、主に盆踊りで使用され、全国的に愛聴されています。
江戸時代に、大阪府全域で歌われていたそれぞれの地域の音頭や民謡、祭文などを混合、改良して成立したと伝えられていて、元来は亡くなった人々の魂の鎮魂歌として、現世に回帰した際の霊魂をおもてなしする意味が含まれているとの事です。 -
2012年、八尾市出身の河内家菊水丸氏が館長に就任されたようで、幟や衣装、太鼓等が展示されています。
見ているだけで♪エンヤコラセードッコイセ♪、というメロディが聞こえてきそうですが、最近の菊水丸氏は、芸能活動から身を引いたのか、あまりTV等で見かけなくなっていますが、どうされているのでしょうね。 -
少し歩くと常光寺と言う、南禅寺塔頭金地院がありました。
山号は初日山、通称八尾地蔵尊と呼ばれているようです。
1389年、足利義満が、当時の住職 通玄和尚に『常光寺』、『初日山』の扁額を奉納されて以来、常光寺の名が使われているようです。
山門脇に大坂城の残石と塩川正十郎氏の書による「河内最古之音頭発祥地」の碑がありました。
「河内音頭」は口説き形式の盆踊り唄で、 非常に多数の流派がありそれぞれに独自の歌詞や節が存在しているようです。
その中で、 常光寺で歌いつがれている「流し節 正調河内音頭」が 河内音頭の原型とされ、河内家菊水丸氏の新聞詠み(しんもんよみ)で 全国的に有名になったと言われています。 -
室町時代に、荒廃した常光寺の伽藍を再興するに当たり、足利義満が大いに尽力し、民衆が京から淀川、大和川と造営材を運搬する際に、指揮者たる音頭取りに呼応する掛け声が流し節の「木遣り音頭」となり、従来の念仏踊りと一体となって、八尾の流し音頭、河内音頭の原型になったと伝えられています。
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常光寺の地蔵盆踊りは、毎年8月23、24日の2日間、夜7時から9時の間、流し節正調河内音頭による盆踊りが行われ、9時からは現代調の新河内音頭に変わり、11時までは、にぎやかな唄と踊りとなっているようです。
以前は、地元の人が総出で夜通し唄い踊って楽しんでいたようですが、今日は廃れてしまったようです。
ただ、盆踊りに良く菊水丸氏が謳われていたようですが、2016年8月26日のブログで、何某らのトラブルがあったようで常光寺盆踊りへは一生出演しないと発表されています。
これも歴史と伝統という、捉え方や考え方についての違いなんでしょうかね。
「流し節正調河内音頭」は、平成8年に環境庁の「残したい日本の音風景100選」に選定されています。 -
商店街を進むと、正面に鳥居と茅の輪が見えました。
八尾天満宮、八尾戎神社です。 -
創建は、文永年間、慶長年間と2説が有り不詳となっているようですが、旧八尾町大字八尾部落の開発が慶長年間である事から、慶長年間に片桐東市正且元の造営であるとの説が有力のようです。
現社殿は安政5年の改築のようです。 -
八尾天満宮は鳥居正面と右側に、二つの同じくらいの本殿があります。
どちらが本殿か分からない位ですが、こちらが「天満宮」です。
向かいにある戎神社は、創建が昭和33年と非常に新しい神社ですが、その祭神は「安井道頓」が守護神として崇め、末裔の安田家で代々に渡り奉齋されてきた恵比寿大神を遷座されたもので、由緒正しき恵比寿様のようです。 -
八尾での所用を終え、ブラブラと駅前のショッピングセンターを巡ります。
近鉄八尾駅前には大規模なお店が2店舗あります。
LINOAS (リノアス)は、1981年開業、2017年閉店となった八尾西武をリニューアルされたお店です。
隣接している2006年12月に関西地区で初の出店であるアリオと繋がっていて、一つの大きなショッピングエリアを形成しています。
駅前商店街衰退の大きな要因になった事は間違いないでしょうね。
少々歩き疲れたので、LINOASでお茶休憩です。
2階にあった「ケーニヒス クローネ」です。 -
1977年に神戸で創業されたお店のようで、ドイツ語で「勝利の王冠」という名のドイツ菓子のお店のようです。
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コップにいるメインキャラクター、ポチと言う名のクマさんで、頭に王冠を乗せた愛くるしい存在です。
シュークリームとアイスコーヒーのセット。
シュークリームは小ぶりでしたが、凄く美味しかったです。 -
奥様は珈琲ゼリー。
ソファー席で、ゆったりのんびりと過ごして体力回復し、アリオを散策して帰路につきました。 -
オ・マ・ケ
6月13日は父の日という事で、娘からリクエストがあり、ありがたく頂いた水ようかんのセット。
私の大好物、夏は水ようかんですよね。 -
緊急事態宣言で公開の延期が続き、小百合様も映画館に対する休業要請に声を上げていましたが、重いテーマですが見たかった映画がようやく公開されました。
私達も終わり考える齢に近づいて来たからこそ、考えなくてはならない課題です。
自分の命というもの、本当に長生きが幸せなのだろうか、ようやく「安楽死」や「尊厳死」が注目され始めていますが、議論も法整備も進んでいない状況の中、奥様とお互い考え方を共有しておこうと色々話し合っています。
共通しているのは、苦しさや痛いのは嫌、病院、自宅でベッドに意識なく横たわって死を待つのも嫌、子供達に迷惑をかけるのも嫌ということですね。
私も、齢60を超え特に仕舞方を考えるようになってきました。
自分が誇りを持って、今までの生き方に感謝し、そして前を向いて旅立つ、そんな最後をおくりたい。
若い人は希望を持って、人の役に立つ人生を目指し、終わりを見据えた私は、綺麗に笑って逝きたい。
そう強く感じた映画でした。
また、西田敏行さんの歌う「応援歌」は、製作総指揮の東映グループ元会長 岡田裕介氏が、「人生」と言うエンディングテーマの作曲を村治佳織氏オファーし、映画のエンディングで、いのちのあり方を観客に問いかけ、作品の余韻を味わえるよう「歌詞のない女声のヴォーカリーズ」として作曲されましたが、旋律の美しさに感動しこの楽曲に歌詞をつけ、映画のテーマでもある「掛け替えのないひとつひとつの命を鼓舞する」応援歌として届けられないかとなり、小椋佳に作詞をオファーしたという経緯があるようですが、素晴らしい楽曲だと思います。
歌唱の西田敏行さんは、この映画では小百合さまに寄り添い、最後のいのちの輝きへの向き合い方を導く院長の役でしたが、今まで西田さんが演じてきた様々な人生を、力強くも優しく表現された歌声で、「小椋さんの詩は、まさにこの映画で言いたいことをそのまま込められているような本当に素晴らしい散文詩となっている。」と言われていたようです。
かねてから、私の旅立ちの時には、見送ってくれる人に自分の生きてきた時を振り返って感謝を伝える小椋さんの音楽を流して欲しいと言っています。
「心の襞」や「山河」、「顧みれば」がいいですね。
小椋さんも今年で歌手活動からの引退を表明されていますが、コロナ禍が落ち着き、最後の生歌を聴いておきたいです。
今回これまで。
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