2018年オーストリア＆スロヴァキアのX'sマーケット【５０】自然史博物館　前編

2018/12/15 - 2018/12/15

朝からウィーン自然史博物館と美術史博物館、昼からベルヴェデーレ宮殿辺りを回ろうと思って出かけてみたものの、美術史博物館で予定外の時間をとってしまうことになり、ベルヴェデーレ宮殿は次の機会に回すこととなってしまいました。

先ずは自然史博物館に入館した様子をご覧ください。
自然史博物館はマリア・テレジアの夫フランツ1世が1748年にフィレンツェのジャン・ドゥ・バイユウから購入したコレクションが基礎となっています。長く皇室で管理されていたのですが、フランツ・ヨーゼフ1世によってウィーンに移され1876年に帝国自然史博物館設立、1889年に公開されたとのことです。
館内には鉱物や岩石、宝石、隕石、陸上生物・海洋生物、昆虫、化石などから恐竜の骨格に復元モデルまで、様々な角度から地球の歴史を辿ることができ、絶滅種・絶滅危惧種を含む多くの剥製も含めて膨大なコレクションが並びます。展示品だけでなく建物自体も美しい装飾が施されて見応えのある自然史博物館でした。

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【スケジュール】

12月2日（日）関空発
12月3日（月）ドバイ乗り継ぎでウィーン着（ウィーン泊）
12月4日（火）ハイリゲンシュタット＆グリンツィング訪問（ウィーン泊）
12月5日（水）ウィーン→グラーツ（グラーツ泊）
12月6日（木）グラーツ→リンツ（リンツ泊）
12月7日（金）リンツ市内観光（リンツ泊）
12月8日（土）リンツ→メルク（メルク泊）
12月9日（日）デュルンシュタインン＆クレムス訪問（メルク泊）
12月10日（月）シュタイヤー＆クリストキンドル村訪問（メルク泊）
12月11日（火）メルク→ブラチスラヴァ（ブラチスラヴァ泊）
12月12日（水）ブラチスラヴァ観光＆ホテル移動（ブラチスラヴァ泊）
12月13日（木）ブラチスラヴァ→ウィーン（ウィーン泊）
12月14日（金）ウィーン市内観光（ウィーン泊）
12月15日（土）ウィーン市内観光（ウィーン泊）
12月16日（日）ウィーン空港→ドバイ空港
12月17日（月）ドバイ空港→関空着

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテル・ペンション・アンドレアスの朝食ルームへ

今朝も一番乗りで、食べ終わっても他の宿泊客の姿にお目にかかることがなかった

ドイツのクリスマスケーキとして定番のシュトーレンも

デザートもゆっくりいただいて

外に出ると、夜のうちに降った雪が残っていました。

市庁舎前も白い世界

地下鉄で一駅分移動

自然史博物館横を通って

マリア・テレジア広場にやってきました。

こちらは自然史博物館正面側

美術史博物館との間にあるマリア・テレジア像

マリア・テレジア像を挟んで向かって右側に自然史博物館、左側に美術史博物館があります。

神聖ローマ帝国のローマ皇帝カール6世の娘で、ハプスブルク・ロートリンゲン朝の皇帝フランツ1世シュテファンの皇后、オーストリア大公、ハンガリー女王、ボヘミア女王で、ハプスブルク帝国の領袖であり、実質的な「女帝」として知られていますね。

雪が積もっても堂々たるお姿です。

クリスマスマーケットの屋台はまだ閉まっていてひっそりしています。

マリア・テレジア広場のクリスマスマーケット開店時間は

（日~木曜）11:00～21:00、（金・土曜）11:00～22:00、（12月24日）11:00～16:00、（12月25・26日）11:00~19:00でした。

こちらは美術史博物館

先ずは美術史博物館より1時間早く開館する自然史博物館へ

（木~月曜日）9：00～18：30、（水曜日）9：00～21:00
（火曜日、1月1日、12月25日）休館日

博物館前の小象の像

小象の背後から見る眺め

自然史博物館内へ

入り口でウィーンパス提示するだけですんなり入館できます。

ホールの天井は美しいドーム

建物自体も見応えありな博物館です。

マリア・テレジアの夫フランツ1世のコレクションが基礎になっており、自然科学全般にわたる膨大な展示品が見られます。

階段の途中に置かれていた紫水晶

先ず入ったのが、鉱物・岩石部門

ひとつ一つのコメントはできなくて申し訳ありません。

鉱物好きの方にはすごく魅力ある部屋が4部屋続きます。

私はあまり興味はないのですが、きっと娘がここにいれば興味津々のはず

どの部屋にもたくさんの鉱物・岩石が展示されています。

展示品だけでなく部屋自体の装飾も美しいもので、壁の上部に掲げられている絵画にも興味深いものが並びます。

各地の風景が描かれていて、私はどちらかというと風景画の方についつい惹き込まれてしまいました。

これは2度訪れたことのある北イタリア、ボルツァーノ近くのレノン高原に潜むピラミデ・ディ・テッラと奥に見えるシウージ高原のシリアール山だ～！

壁面の絵画の中に実際に行ったり見たことのある風景を見つけると嬉しくなってしまう。

宝石の原石がいっぱい並んでいるコーナーです。

宝石でできた花瓶の花が目を惹きました。

おっきな原石！

このような彫刻も素敵なお部屋です。

これって、リエンツから北に行ったハイリゲンブルート村から出るバスで行けるフランツ・ヨゼフス・ヘーエの氷河！

2年続きで訪れた時、氷河の後退の早さに驚いたことが蘇りました。

鉱物だけでなく、一角には水槽もあって・・・

まるで海の中にいるような錯覚に

しばし美しい海中の世界で一休み

こちらは、水の流れ落ちる音が聞こえそうで、窓の外は滝が？と思ってしまった

溶岩の展示も

化石のコーナー

ヨーロッパアルプスの風景だけでなくニュージーランドの風景も

いつの間にか海洋部門のお部屋に入ってきていました。

イタリア・トスカーナ州の石切り出しで有名なカラーラ

古来より白大理石の生産地として知られる土地です。

チロル地方の氷河のようです。

でっかい魚（？）の頭部

ハルシュタット湖の西に位置するダッハシュタインをバックにしたゴーザウ湖

アンモナイトの化石がたくさん

所々には古代生物らしい骨格の展示も

これは復元モデル

あまりにもたくさんの展示に少々疲れてきております。

たくさんの写真なので、次の編に続けます。