チョイ不良オヤジの欧州世界遺産攻略日誌♪PART16-61

2017/07/22 - 2017/08/01

2017年までに登録されたイタリア本土（シチリア島を除く）の全ての世界遺産を4回に分けて踏破しました。
移動手段は、基本的にレンタカーです。
今回の旅行記は、その4回目となります（過去3回分は全て旅行記に掲載済み）。旅行期間は、往復の国際線を合わせて、11日間でした。

スケジュールは以下の通りです。右端にホテル名を記入しておきました。
（凡例　★世界遺産（今回の旅行記）/ □：世界遺産（再訪）/■：世界遺産（次回以降の旅行記）/ ●：世界遺産（過去の旅行記））

　1日目：成田→フランス-パリ（エールフランス航空）/ Hilton Paris CDG Airport→荷物を置いて市内へ
　2日目：Hilton Paris CDG Airport→イタリア-ミラノに移動 / Milan Linate Airport (LIN)→（レンタカー）→●ベルモンテのサクロ・モンテ→●トリノ（サヴォイア王家の王宮群）/ B&B Alba in Langhe
　3日目：●ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ＝ロエーロとモンフェッラート→●ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群（パルマリア島、ティーノ島、ティネット島）/ Hotel La Scaletta, Florence
　4日目：□フィレンツェ歴史地区（再訪）ウフィッツィ美術館/サンタ・クローチェ聖堂→●トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群（ピッティ宮殿のボーボリ庭園）→●サン・ジミニャーノ歴史地区 / NH Siena
　5日目：●シエナ歴史地区→●ヴァル・ドルチャ / Vico Del Poeta→●ピエンツァ市街の歴史地区
★6日目：★アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群→■ウルビーノ歴史地区→■サンマリノの歴史地区とティターノ山 / Mosaico Hotel, Ravenna
　7日目：■ラヴェンナの初期キリスト教建築物群→■フェラーラ：ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯→■パドヴァの植物園（オルト・ボタニコ）/ B&B Il Melo
　8日目：■ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラ→■ヴェローナ市街 / Albergo Giulia Gonzaga
　9日目：■マントヴァとサッビオネータ（サッビオネータ→マントヴァ）→■クレスピ・ダッダ→Milan Linate Airport (LIN)→フランス-パリ（CDG)→
10日目：フランス観光（モンマルトルの丘/オペラ劇場）→フランス(CDG)→（エールフランス航空）
11日目：→成田着

エリア アッシジ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 2.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

「アッシジ」はイタリア中部のスバジオ山斜面に広がる人口2万人強の小さな町で、「アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群」という名称で世界遺産に登録されています。
また、フランシスコ会（カトリック教会の修道会）の創立者のフランチェスコが生まれた町、でカトリック教会の巡礼地として知られているとともに、イタリアのみならず、世界中のキリスト教信者に取って、とても重要な地です。
町はここで掘り出される淡い赤褐色の石材で建てられた建造物に彩られています。

アッシジは、ローマ帝国時代からあった古い都市でした。
紀元前89年にローマ帝国の自治都市として指定され、政治や経済でも重要な役割を担っていました。なんと、紀元前1世紀ごろに建築された「ミネルバ神殿」などの遺構は現在でも残っています。

ローマ帝国時代から11世紀までの間のアッシジの大きな変化を示す遺構は見つかっていませんが、11世紀から12世紀にかけて商人たちが、アッシジの渓谷を開拓し、貴族たちなどの手により、現在とても重要な宗教建造物の建築が行われました。

見どころは、何といってもフランシスコ会発祥の地としての聖堂と関連修道施設群ですが、ローマ帝国時代の紀元前1世紀頃に建てられた、きわめて保存状態の良い神殿もあり、しっかり見るためには最低2日はかかるほど充実しています。

アッシジの旧市街は、城壁で囲まれているため、中に入るためには、このような大きな門をくぐって、中に入ります。

私が泊まったホテル「Vico Del Poeta」から「サンタ キアーラ聖堂」の方へ5分弱歩くと、「Cathedral of San Rufino」が見えてきました。

「Cathedral of San Rufino」の前は、ちょっとした広場になっています。

「Cathedral of San Rufino」は観光地として、あまり取り上げられていない聖堂ですが、「サン・フランチェスコ大聖堂」が建てられる以前からアッシジにあり、聖フランチェスコ(とその弟子ら)および聖クレアが洗礼を受けた重要なカテドラル(大聖堂)です。

ここから、「マッジョーレ要塞(Rocca Maggiore)」が綺麗に見えます。

実は、前述の通り聖フランチェスコ(とその弟子ら)および聖クレアが洗礼を受けたところだということで、とても貴重な大聖堂ということで内観してみました。
それだけに、やはり荘厳な雰囲気が漂う由緒正しい聖堂だと思いました。

「サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco d'Assisi)」には多くの観光客が押し寄せますが、ここはあまり観光客が訪れないそうです。アッシジの大聖堂と言えば、以前はここがルーツだったので、アッシジの中心地「コムーネ広場(Piazza del Comune)」や「サンタ キアーラ聖堂(Basilica di Santa Chiara)」からもほど近いので、是非訪れてみて下さい。

ここでアッシジの観光スポットをご案内します。
（凡例：★＝私が訪れた場所　☆＝私が行けなかった／その時は知らなかった場所）
【アッシジの観光スポット その1】
■サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco d'Assisi)
アッシジにある世界遺産にも登録されているサン・フランチェスコ大聖堂。
死後に聖人に列せられたアッシジのフランチェスコの功績をたたえるために建設された大聖堂です。
同聖堂内にはジョットにより描かれた28枚のフレスコ画が見所で、そのフレスコ画は何とも美しく圧巻です。
<オープン時間>
夏時間(3月最終日曜日～10月末)は「下の聖堂：6：00～18：45 、上の聖堂：8：30～18：45」、
冬時間(11月1日の諸聖人の日～3月最終土曜日)は「下の聖堂：6：00～17：45 、上の聖堂：8：30～17：45」

★サンタ キアーラ聖堂(Basilica di Santa Chiara)※内部撮影不可
もとサン・ジョルジョ教会があり、最初にフランチェスコの遺体が運ばれた非常に重要な地です。
その後、聖人フランチェスコの遺体は、サン・フランチェスコ大聖堂に移され、このサンタ キアーラ聖堂が建てられました。
一見平凡でシンプルな外観のイタリア・ゴシック様式の教会ですが、中は壮麗で豪華な装飾の礼拝堂があり、美しいの一言！
それもそのはず、フランチェスコの次に重要な役割を担った聖女キアラ(クララ)の遺体や遺品が収められているからです。
13世紀に建築され、18世紀にバロック様式に建て直されましたが、大戦による焼失の為、元のゴシック様式で復元されています。
<オープン時間>6:30-12:00 / 14:00-19:00

【アッシジの観光スポット その2】
★マッジョーレ要塞(Rocca Maggiore)
マッジョーレ要塞は、イタリアのアッシジを代表する観光スポットです。
アッシジの丘の上にそびえる巨大な要塞となっており、800年以上にわたってこの地にそびえる歴史的スポットのひとつです。
砦からは周囲の渓谷はもちろんのこと、ベルージャの町までを見渡すことができ、古くからこの地の要塞として活躍した歴史を感じることができます。
要塞の内部は入場料を払えば見学することができ、復元された内部にはこの地の歴史を伝える中世時代の武器や衣服、道具などが展示されています。
徒歩でアクセスすることも可能ですが、丘の上にあるため、タクシーを利用する方が楽で効率的かも…。。
<オープン時間>April, May, October (until 28th): 10:00 am to 6:30 pm March and 29-31st October: 10.00 a.m. ? 5.30 p.m.

★コムーネ広場(Piazza del Comune)
コムーネ広場は、古くからアッシジの政治の中心として栄えてきた広場です。
広場の周囲にはプリオリ宮や人民隊長の館、ミネルバ神殿跡などの歴史的な建造物が立ち並んでおり、美しい街並みを見ることができます。
広場は地理にも街の中心にあるので、街を散策するときには拠点にすると便利なスポットです。
西側にはインフォメーションセンターがあり、街の地図をもらうことができます。
レストランやカフェも軒を連ねているので、休憩場所に困らないようになっていますし、お土産やさんも充実していて、ショッピングも楽しめます。

【アッシジの観光スポット その3】
★ミネルヴァ神殿(Tempio di Minerva/Church of Santa Maria sopra Minerva in Assisi)
ミネルヴァ神殿は、コムーネ広場にある観光スポットです。
この神殿は紀元前1世紀頃に建てられたといわれており、イタリアに数ある神殿の中でも特に保存状態のいい建物とされています。
皇帝アウグストゥスによって建てられ、ローマ帝国が滅亡したタイミングでそのまま放置されていたものの、その後ベネディクト派の修道士によって修復された歴史があります。立派なファサードが特徴となっており、コリント式の繊細な彫刻にもぜひご注目ください。
コムーネ広場にあり、入場無料で中を見学することができます。
<オープン時間>10:00 - 18:00

☆サン・ダミアーノ教会/修道院(San Damiano)
アッシジの城壁の外側に位置する教会となっており、他の大聖堂などと比べると少々地味な外観ではありますが、アッシジに数ある建築物の中でも特に重要な建物です。
それは、アッシジの貴族の娘であるキアラ(クララ)がフランチェスコの考えに共鳴して、1212年にもう一人の女性を伴って家を出ました。フランチェスコによる剃髪の後、近隣の女子修道院に身を寄せて清貧の生活を送りながら手仕事で生計を立て、病人などへの奉仕活動に身を捧げました。
これが、現在クララ会と呼ばれているフランシスコ会第二会(女子修道会)の開始で、やがて司教グイドによって、この教会が提供されました。
ここを拠点として「貧しき貴婦人たち」はフランチェスコの兄弟団と共に発展していくことになったことから、ここがクララ会の発足地として重要な場所となっています。
街中からは少々離れていますが、教会内部には貴重なフレスコ画や十字架像なども飾られており、荘厳な雰囲気の中でゆったりと過ごすことができます。
※私は、様々な文献を読み、これが真実だと後で知りました。私は行けなくて残念でしたが、時間があれば是非訪れてみて下さい。
<オープン時間>
夏:10:00-12:00 / 14:00-18:00 冬:10:00-12:00 / 14:00 - 16:30

「Cathedral of San Rufino」から5分程で「コムーネ広場(Piazza del Comune)」に到着しました。
最初に目につくのが、目の前の噴水「Fonte di Piazza del Comune」です。

写真中央右の丸い柱の神殿が「ミネルヴァ神殿(Tempio di Minerva/Church of Santa Maria sopra Minerva in Assisi)」です。その左側に聳え立つのが「Torre Del Popolo」です。

「ミネルヴァ神殿(Tempio di Minerva/Church of Santa Maria sopra Minerva in Assisi)」の内部は、教会になっています。

内装は、とても豪華で重厚な作りとなっていますが、観光客の入場は無料です。

それ程広くないので、時間もかかりません。是非入ってみて下さい♪

コリント式の繊細な彫刻が見どころです♪

「コムーネ広場」から中央奥にドーム型の屋根が見えるのが、「Sanctuary Chiesa Nuova」です。「コムーネ広場」から近い上に、こちらの内装も素晴らしいので、時間がある方は是非、ご覧ください。

私は行けなかったのですが、「コムーネ広場」の南側には、さらに「La Volta Pinta/Palazzo dei Priori/Sala dei Notari(宮殿)」や「Sala Delle Volte(市庁舎)」があります。特に、宮殿は素晴らしく、観る価値があるように感じました。

「コムーネ広場」から15分(約1Km)ほど離れたところに、今回の目玉となる「サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco d'Assisi)」があります。

サン・フランチェスコ通りから、だんだん「サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco d'Assisi)」が見えてきますが、その規模に圧倒されます!!
本当に写真ではわからない複雑な構造をしているため、行くとその凄さを体現できます。
さすがに世界中のキリスト教信者から崇拝されるだけの聖地になっていることが、容易にわかります。

「サン・フランチェスコ大聖堂」の近くには、お洒落なレストランもありますが、お味は、・・・だと思います。

「サン・フランチェスコ大聖堂」からの眺望です。
遠くに見えている大聖堂は、「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂」です。
「サン・フランチェスコ大聖堂」のフランチェスコにとって、とても重要な場所です（後述）。

この位置からみえる「サン・フランチェスコ大聖堂」は、至って普通の出立にみえます。

少し離れても手も、環境が良い場所に建っている大聖堂にしか見えません。

しかし、この位置から見る「サン・フランチェスコ大聖堂」は、少々規模が違って見えます。

下から見上げると、その規模がいかに大きいか知ることができます。

さらに「サン・フランチェスコ大聖堂」を下りると、この規模の広場が備わっています。

見る位置によって、その構造自体が変化して見える「サン・フランチェスコ大聖堂」は、際立って美しいことに改めて気づきます。

先ほどここから下の方に見えた「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂」の方向から、逆にこれらの建造物全てを観ることができます。足(クルマ等)がなければ少々、大変ですが、私はここを離れる時に、この風景を遠くから眺めることができました。後ほど、写真を掲載しま～す！

いよいよ中に入ります。

とても期待していたのですが、残念ながら「サン・フランチェスコ大聖堂」もミサが始まってしまいました。ジョットの絵画が観られるとても貴重な聖堂なだけに、またいつか観に来ようと思います。それほど貴重な絵画が収められています。

【この聖堂に収められている貴重な絵画】
聖堂にはチマブーエ、ジョット、マルティーニなどの画家の手になるフレスコが多数描かれ、上堂内部はルネサンス初期の画家ジョットによる「聖フランチェスコの生涯」を28の場面を描いたフレスコ画が、また下堂には『玉座の聖母と4人の天使と聖フランチェスコ』が描かれています。

私は、写真の通りステンドグラス付近に描かれているジョットの絵画等をミサで観ることができまかったため、「聖フランチェスコの生涯」24の場面を見ることができる下記サイトを発見しました。
絵画に興味のある方は、是非ご覧ください。
http://dezire.blog66.fc2.com/blog-entry-128.html

また、聖堂には以下の重要な絵画も収められています。
ジョット：「清貧」「貞潔」「従順」「聖フランチェスコの勝利」(4つの寓意画)
　　　　　「聖フランチェスコの生涯」(28の場面)前述
チマブーエ：「磔形図」「聖母と天使と聖フランチェスコ」
シモーネ・マルティーニ：「聖マルティーノの生涯」「5人の聖人」
※私自身が観たわけではないので、絵画のタイトルや作品そのものが、全て正しいとは限りませんので、ご了承くださ～い。

絵画をじっくり見ることができなかったため、予定より早く「サン・フランチェスコ大聖堂」を出ることになりました…。ｻﾞﾝﾈﾝ!!

後ろ髪を引かれながら、聖堂をあとにします。

ここからの景色は、本当に美しいと思いました。

「アッシジのフランチェスコ」は、フランチェスコ会の創設者で、裸のキリストに裸でしたがうことを求め、悔悛と「神の国」を説いた中世イタリアで最も重要な聖人であり、カトリック教会で崇敬されており、「シエナのカタリナ」とともにイタリアの守護聖人となっています。

【アッシジの観光スポット その4】
☆サンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂(Basilica di Santa Maria degli Angeli)※内部撮影不可
大きなドーム（クーポラ）をもつ この教会は、ファザード上部には金色に輝くマリア像もあり、まさに見上げるほど巨大で圧巻です。
しかし、この教会の中に一歩入ると、とても面白い光景が目に飛び込んできます。クーポラの真下、教会の中央にぽつんと、６畳一間程度の小さなお堂が「鎮座」しているのです。そして、この大切な宝石を守る貝のように、巨大なサンタ・マリア・デリ・アンジェリが建設されています。
ポルツィウンコラ礼拝堂は今でこそ壁全面が豪華なフレスコ画で覆われていますが、建物自体はとても小さく質素です。
フランチェスコが布教の拠点としてベネディクト会から借り受けたのが、この質素なポルツィウンコラで、その当時はアッシジの町（現在の旧市街）から遠く離れ、何もない野原にぽつんとたたずむ礼拝堂でした。
ポルツィウンコラ礼拝堂の裏にはもう一つ、フランチェスコが亡くなったトランジト礼拝堂（Cappella del Transito）も格納されています。
礼拝堂内部にはフランチェスコの彫像があり、左右には初期の弟子たちがフレスコがで描かれています。そして、彫像の足下には、フランチェスコが締めていた腰紐がガラスケースに納められているそうです。
<オープン時間>夏期：7:00-18:00／冬期：7:00-17:00

【アッシジの観光スポット その5】
☆聖フランチェスコの森(Bosco di San Francesco)
聖フランチェスコの森は、イタリアのアッシジにある観光地です。
アッシジはフランシスコ会の創設者である聖フランチェスコにゆかりのある町となっており、聖フランチェスコにちなんだ観光スポットも数多くあります。
アッシジには中世の雰囲気を思わせる古い街並みが状態よく残されており、街歩きを楽しむことができます。聖フランチェスコの森は、そんなアッシジの町の郊外に広がる森の一帯となっており、緑豊かな自然の中を散策することができます。
地元の方の憩いの場としても定着しており、人の多い観光地でなく静かな場所で過ごしたいという方におすすめの場所です。
<オープン時間>10:00-16:00

「コムーネ広場(Piazza del Comune)」まで、戻って来ました。

噴水「Fonte di Piazza del Comune」は、来るときに上から見ましたが、今度は下から見た写真です。この噴水は、見る位置によって、本当に違った噴水に見えますね。

「サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco d'Assisi)」とともにとても重要な聖堂「サンタ キアーラ聖堂(Basilica di Santa Chiara)」に到着しました。
※内部撮影不可

前述の通り、聖フランチェスコの次に重要な役割を担った聖女キアラ(クララ)の遺体や遺品が収められているからです。とても美しい内装ですが、残念ながら、ここは内部撮影が禁止されていました。

「サンタ キアーラ聖堂(Basilica di Santa Chiara)」から観るアッシジの旧市街と眺望は、本当に素敵でした♪

まるで、中世にタイムスリップしたような感じになります。

「サンタ キアーラ聖堂(Basilica di Santa Chiara)」から「コムーネ広場(Piazza del Comune)」に戻り、最後に噴水「Fonte di Piazza del Comune」を観ました。

ここから、この坂を上ってホテルに戻ります。

ホテルまでの道は、ショートカットすると、こんな細い路地が続きます。
ここはクルマは通れません！

クルマは、マッジョーレ要塞(Rocca Maggiore)の前にも駐車できますが、ホテル前のこのような狭い路地の行き止まりに駐車しても構わないと言われたため、荷物のこともあったので、お言葉に甘えさせていただきました。
ただし、狭い道を曲がる運転技術はかなり高度なものが要求されます。

ホテルを出て、「サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco d'Assisi)」が見渡せる国道SS75に下りてきました。
ここは、上から見えていた「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂(Basilica di Santa Maria degli Angeli)」の近くです。聖堂近くに「アッシジ駅」があるので、「サン・フランチェスコ大聖堂」まで歩けなくはないと思いますが、上り＆時間節約のためにタクシーをお薦めします。

「サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco d'Assisi)」だけではなく、それを取り巻く建造物も含めるととても大きいものでした。
聖フランチェスコの生涯は、様々な書籍で紹介されていますが、本当に普通の人間には真似のできない特別なものです。もし、ご興味がある方は、『キアーラ・フルゴーニ (著), 三森のぞみ (翻訳)「アッシジのフランチェスコ」』をお読みいただければ、何故これほどの大聖堂に遺体が安置されたのか、わかると思います。他にも沢山の書籍が同じようなタイトルで刊行されています。

超望遠で撮っていたので、実際はこれくらい小さく見える感じです。
左下の大きな建物が、「サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco d'Assisi)」です。

そして、「マッジョーレ要塞(Rocca Maggiore)」は、丘の頂上に建てられていることがわかります。

それでは、「アッシジ」を離れ、「ウルビーノ歴史地区」へ向かいます。
今日は、「ウルビーノ歴史地区」→「サンマリノの歴史地区とティターノ山」を経て「ラヴェンナ」が宿泊地のため、走行距離が長くなります。
では、急いで行ってきま～す。次の旅行記をお楽しみに♪