絶景が広がるアルプスの山歩きと鉄道の旅：スイス、リヒテンシュタイン旅行【５３】（2019年秋 ８日目⑦ 挑む山岳、鉄路の旅）

2019/09/19 - 2019/09/19

ヨーロッパ未踏破国は残り4カ国（スイス、リヒテンシュタイン、ラトビア、リトアニア）となりました。実は敢えて残していた国、それが今回訪問するスイスです。鉄道が発達し、観光立国としても世界に知れ渡っているので比較的回り易く、年を重ねてから訪れるのも可能との判断もありその計画を温めつつ「いつかはスイス」と考えてきました。ということでヨーロッパ踏破のラストを飾るべく残していたのですが、思ったよりも早く踏破が進んだことと、冬場よりもハイキングしやすい時期を逃すのも勿体ないので、遂に行くことにしました。本来街歩きが好きな私ですが、雄大な自然の中に身を置いて山歩きをし、好きな鉄道に乗って車窓からの眺めを堪能するなど、予想を遥かに上回る素晴らしい旅行となりました。

日程は以下の通りです。

1日目（9/12）羽田 ⇒ 北京
2日目（9/13）北京 ⇒ ワルシャワ ⇒ ジュネーブ市内観光、ベルン移動
3日目（9/14）ベルン市内観光、登山鉄道乗車、グリンデルワルト移動
4日目（9/15）ユングフラウヨッホ観光、ハイキング
5日目（9/16）ハイキング、ツェルマット移動
6日目（9/17）ゴルナーグラート観光、ハイキング、※MHGP観光
7日目（9/18）ハイキング、氷河急行ライン、サンモリッツ移動
8日目（9/19）ベルニナ線乗車、ハイキング、沿線観光
9日目（9/20）リヒテンシュタイン観光、チューリッヒ移動
10日目（9/21）チューリッヒ市内観光、ﾁｭｰﾘｯﾋ ⇒ ﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ ⇒ 北京
11日目（9/22）北京散策、北京 ⇒ 羽田
　　　※ MHGP＝マッターホルングレッシャーパラダイス

今回は８日目⑦です。

エリア ベルニナ急行(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

路面電車のようにレプレーゼの駅を出発します。

市街地を抜けると景観は一変、登坂しながらこんな崖地を走ります。

登って来ました。今までいた街並みが下方に見えます。

まだまだ登って行きます。

この眺めのよさは氷河急行ラインを凌駕します。

赤く長い編成もスイスの鉄道旅らしく、天気もいいし最高です。

かなり登って来ました。朝、行きにも見た風景ですが陽が昇るとまた違って見えるものです。

ボスキアーボ湖を拡大。さっきあの湖岸を走っていたとは思えないほど遠くになってしまいました。

ボスキアーボ湖やレプレーゼの街は見えなくなりましたが、登坂はまだまだ続きます。

と、ゆったりと川が寄り添い登坂もひと休み。

行きにも対向列車と離合したカバグリア駅に到着。

今回もベルニナ急行とすれ違います。あちらは新型車両で、天井まで届くような窓の向こうにゆったりした座席が垣間見えます。ですが乗客も結構乗っていて、私のように風景によって右へ左へ移動するのは難しそうです。

深い谷をアーチ型石橋、しかもかなり小さい回転半径で登ります。

長い編成で蛇のように登って行きます。

途中交換施設がある所で暫し停車。下り列車と行き合います。

こんなところにも道があり、踏切があります。

大分登って来ました。この先崖から飛び出しそうに突き進みます。

そして行きにも見た絶景区間に入りました。

行きより時間が経過し、陽が射しているので、よりダイナミックな景観に見えます。

グネグネとスノーシェードなどを通って急回転を繰り返し、ようやく開けた場所にきました。

アルプグリュム駅に到着です。

駅には下りベルニナ急行が待っていました。

アルプグリュム駅を出ると比較的開けたところを走ります。ラーゴビアンコのダムが見えました。そういえばラーゴビアンコはダム湖でした。

暫く行くと湖岸に出ました。行きは早朝で濃霧で湖面はほとんど見えませんでしたが、この時間にはすっかり霧は晴れ、青い湖面を見せてくれます。人造湖とは思えない美しい湖です。

湖岸を走ること暫し。オスピツィオベルニナ駅に到着しました。行きの列車内で思い立った通り、当初の予定とは変わりますが、ここで下車して先ほど通過したアルプグリュム駅までハイキングをするため下車します。

降りるのは私くらいかと思っていたのですが、意外なことに結構下車があります。マウンテンバイクなどでダウンヒルを楽しむのでしょうか。