ローマの遺跡や中世の建物が残るアストルガ旧市街の観光

2010/05/05 - 2010/05/05

サンティアゴ巡礼でスペインのレオンに立ち寄ってから2日目の昼頃に、アストルガに到着しました。ここで中世風の市庁舎の前で昼食を取りましたが、その前後に中心街のプチ観光をしました。

アストルガは、レオンの西北43kmに位置しており、人口は1万2千人程の小さな町です。1世紀頃にローマ人の軍事基地として建設され、アストゥリカと呼ばれていたようです。当時は北西スペインの重要都市として栄えましたが、その当時の遺跡は今でも残っています。

この他に、中世に建造されたサン・フランシスコ教会、Town Hallと呼ばれる市庁舎、アストルガ大聖堂などが町の中心に集まっていました。
さらに、ガウディの設計により1900年頃に建設されたというゴシックリバイバル様式の司教館もありましたが、それはレオン王国のウラカ女王によって1120年に建てられた司教館が焼失したためと言うことでした。

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

サンティアゴ巡礼路におけるアストルガ（Astorga)の位置。
レオン(Leon)とポンフェラーダ(Ponferrada)の間にあります。

巡礼路を歩いていると、アストルガの町が見えてきました。

奥の方に聳えている教会の周辺が、アストルガの中心部です。

アストルガ郊外の風景。

遠方に見える雪を冠った山脈は、レオン山地と思われます。

ローマの遺跡。

ガラスの屋根で保護されています。

ローマ時代の遺跡跡 博物館・美術館・ギャラリー

ローマ時代の建物の礎石と思われる遺跡。
雑草に覆われています。

同じく、ローマ時代の建物の礎石と思われる遺跡。
雑草が目立ちますね！

サン・フランシスコ教会（San Francisco Church）です。
　
最初の教会は13世紀に建てられ，17世紀に現在の石造りに建て換えられたようです．

正面から見たアストルガ市庁舎（Town Hall）です。1683年に建造されました。

3つの塔が聳えるバロック様式の建物ですが、中央の塔は鐘楼となっています。

側面から見た市庁舎。

アストルガ司教館（ Palacio Episcopal de Astorga）です。

現在の建物はガウディの設計により建設されましたが、派手な宮殿の様に見えるので、司教は誰も住んだことがことはないそうです。
今は、宗教美術博物館となっています。

アストルガ大聖堂(Catedral de Astorga)です。

11-13世紀にロマネスク様式で建造された外壁内に、15世紀にゴシック様式の建物として建てられています。
その後増改築が重ねられ、ネオクラシック様式の回廊とかバロック様式のタワー、ルネサンス様式ポーチコ（柱廊式玄関）などが、追加された様です。

昼食を終えて、次の目的地に向かう仲間の巡礼達。