ドイツ　デュッセルドルフ Winter Wonderland

2021/02/13 - 2021/02/13

ドイツでは、2月上旬にシベリアから流れ込む強い寒気の影響により例年にない厳しい寒さに見舞われました。デュッセルドルフでも、1月に続き雪が降り気温はマイナス13℃まで下がりました。今回は "Winter Wonderland" と題し、美しい自然の雪景色をご紹介したいと思います。

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◆コロナ禍のデュッセルドルフ・レポートシリーズ
https://4travel.jp/travelogue_group/32044

エリア デュッセルドルフ(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 徒歩

2月に入りここ例年にない厳しい寒さに見舞われたドイツ。シベリアから流れ込んだ寒気で一気にマイナス13度の世界になりました。

■Samstag, 13. Februar 2021

気温は相変わらず氷点下、しかし天気予報は晴れ！ということで、近所の森に行くことに。今回は目的地を変えてみることにします。

毎回訪れているグラーフェンベルガーヴァルトの全貌を初公開！今回は約5キロの雪道コース。

■Grafenberger Wald（グラーフェンベルガーヴァルト）

日の出と共に家を出発。またここか…と思われた方もいらっしゃるのでは（苦笑）。

アイスバーンが心配でしたが、登坂もギリギリ大丈夫そうだったので、いつものコースを通り目的地まで向かうことにしました。

1週間前に降った雪ですが、日中も気温が氷点下のため溶けずに残っています。

キツツキ発見！森の中にはキツツキが木をつつく音が響いています。

極寒の早朝、雪道をマウンテンバイクで走り抜ける強者を発見。そういえば、冬のブロッケン山頂でもマウンテンバイクの強者に出会ったのを思い出しました。

只今の気温はマイナス12℃。鼻がもげそうな寒さですが、それでも朝の澄んだ空気が心地よいです。

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（日の出）07:50
Samstag, 13.Februar 2021（MEZ)
Sonneaufgang in Düsseldorf

目的地はここから東の方向。ひたすら太陽の光に向かって歩みを進めることにします。

森を抜けて遠目に見えてきたのは馬の厩舎。

■Düsseldorfer Reiter und Rennverein（乗馬クラブ）

乗馬大国ドイツらしい朝の光景。この辺りまで来ると、地元民でもなかなか来ないエリアになります。

見過ごすことは出来なかったKUBOTAのトラクター。

■Düsseldorf Grafenberg

目的地に到着！人ひとりいない私だけの "Winter Wonderland"！！

見渡す限り一面の雪です！

今回降った雪はサラサラのパウダースノー。日の光を浴びた雪面がキラキラと輝いています。

幻想的な美しさ。真っ新な心で自然と向き合う時間が今はとても好きです。

デュッセルドルフとは思えない景色。まるでアルプスの山地に来たような感覚。

Panorama.

もうすぐコロナ禍になってから1年。皮肉なことにコロナがなければ、デュッセルドルフの四季をここまで追いかけることはなかった気がします。

ここが一体どこなのか…ヒントはこの写真。

答えは、「Dream Now Travel Later （番外編）」第1弾で取り上げた菜の花畑があった場所です！

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▼Dream Now Travel Later （番外編）
https://4travel.jp/travelogue/11616812

同じような写真ばかりで、ドイツらしさをあまり感じないですが…。

それでもとにかく美しいのです。

雪面からのアングルで、（半強制的に）肌で自然を感じる！

雪を見るだけでこんなに楽しめるとは…。関東育ちですが、実は雪国の血が入っております。そして、脂肪の蓄えも万全です…。

まるでゲレンデのよう。

ここでドイツ語起源の登山・スキー用語をご紹介！耳慣れしているコトバばかりですよね！

・Gelände（ゲレンデ）
・Eisbahn（アイスバーン）
・Hütte（ヒュッテ）
・Rucksack（リュックサック）
・Seil（ザイル）
・Pickel（ピッケル）

氷点下ともなれば池も凍っています。

各地で凍結した池でアイススケートをする人たちのニュースが流れていました。みんな今ロックダウンなの忘れてない？と思うくらいです…。

小川も凍っています。

今も商店や飲食店は閉鎖中。しかしながらドイツ人は、ショッピングよりも自然を楽しむことで生活の満足度を高めることが出来るように見えます。私もその一人か…。

本当に誰もいない。完璧なソーシャルディスタンス！

太陽が昇ってきて日差しが強くなってきました。

まるで北海道の美瑛のような景色。

雪原を抜けて久しぶりに会いたくなったのは・・・やっぱり馬。

■Gut Grosseforst（乗馬クラブ）

あの独特な家畜臭が漂ってくる瞬間が意外と好きです。

" Guten Morgen（グーテン モルゲン） "

馬だって寒いものは寒い。しっかり馬着（ばちゃく）を着ています。

こちらのカップルは、赤と青の馬着を身にまとい寄り添っているのが微笑ましい♪

のどかな朝。寒さのせいもあってか眠そうな馬たち。

■Am Wackerzapf

先ほどまでいた雪原が見渡せます。

雪が無いところの方が実は危険。凍結しています。

いつも訪れている場所なのに、四季折々こんなにも景色が違って見えることに感動中。

眩しいくらいの日の光は心身ともにパワーを与えてくれる気がします。しかし、この足元の感じ…ここは間違いなくツルっといくコースなので要注意。

そして、再び馬がデザインされた門をくくれば・・・

■Pferderennbahn Grafenberg（グラーフェン競馬場）

森の中の競馬場。観戦スペースはちょうど良い傾斜になっているので、子供たちのソリ会場と化していました。

競馬のコース。

そして、最後に向かうべく場所はやっぱりいつもの・・・

■Grafenberger Wald（Schöne Aussicht）

グラーフェンベルガーヴァルトのハイライト。今回は「mit（with） ソリ」♪

---街角の様子 13.2.2020---

「Helau（ヘラウ）！！」今年はこの掛け声を聞けないのが残念で仕方ありません。デュッセルドルフといえば、ドイツ国内でも有数のカーニバル都市。旧市街にはカーニバルの事務局兼ミュージアムがあります。

ちょうど1年前のカーニバル開催によって、クラスターが発生しました。あれから1年…。今年はベルリナー（カーニバルに食べるお菓子）を買い、静かに過ごすつもりでした・・・が・・・

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▼デュッセルドルフ カーニバル2019
https://4travel.jp/travelogue/11476618

---街角の様子 15.2.2020---

何という事でしょう（笑）！？カーニバルのハイライト「Rosenmontag（バラの月曜日）」に8台の山車が町中を巡りました。混雑を避けるためルートは極秘でした。

カーニバルの山車の醍醐味といえば、その年の政治や社会の風刺デザイン。

今年を象徴するデザインのひとつは、泣きっ面の"カーニバル"ウイルスの前に立ちはだかるコロナウイルス。

画像引用：© grossplastiken.de

ちなみに昨年のカーニバルでは、この"カーニバル"ウイルスがコロナウイルスに挑発的な態度を取っていたのですが…。今となれば悪い冗談ですね…トホホ。

画像引用：© FedericoGambarini / dpa

雪の散歩の代償（転倒2回ケガなし、しもやけあり）でした。たまには童心に返って純粋に自然を楽しみたいですね！でも、決して己を過信してはならない…そうゆう年頃です。

それでは Tschüss : )

#Winter Wonderland

この旅行記へのコメント （7）

• yunさん 2021/11/09 14:16:33

  デュッセルドルフの雪

  beachさん
  
  はじめまして　yunと申します。
  先日は、パリ記等ご覧いただきありがとうございました。
  少々危なげな時期の渡航強行にて、欧州在住の方にいいねを頂き安堵の思いです。　　　　
  
  お礼に伺いましたら、デュッセルドルフの美しい四季あれこれに遭遇。
  デュッセルドルフは日本から駐在の方々多くて都会…という勝手なイメージが、一新となりました。長めに滞在し、いろいろなコースを歩いてみたくなりました。
  
  雪にキラキラ輝く木立、何ときれいなのでしょう。
  そしてクリスマスの街並みも、派手過ぎずほんわかに感じました。
  beachさんの判りやすく、かつ楽しい文章ときれいな写真に出会えて良かった。
  
  国民への語り掛けに「強さと真心」を感じられたメルケル首相の退陣前に、再訪したいと思いつつもとうとう叶いませんでした。
  ドイツでは感染者増加と日本でも報道されております。
  ドイツの方々が大切に想う時期を前に、鎮静策が上手く運ぶこと願ってやみません。
  
  また、旅行記拝見させていただきます。
  yun
  

  beachさん からの返信 2021/11/09 19:46:59

  RE: デュッセルドルフの雪

  yunさん
  
  はじめまして。
  旅行記へのご訪問＆コメントありがとうございます！
  
  私はドイツが好きが高じて移住をしてしまった者ですので、yunさんのパリへの想い、熟慮の末の決断でパリを訪れ、開放された心の動きがひしひしと伝わってきました。私も日本に今いたらきっと同じ思いだったと思います。
  
  そして、パリの素敵な写真ありがとうございます！どれも素敵な写真とコメントで、良くも悪くも住んだことで日常になってしまった風景の良さや趣といったものを改めて気づかせていただきました。
  
  そうですね(^^)デュッセルドルフと言うと、日本企業が多く駐在員の方たちも多く暮らしている街のイメージが強いと思います。ドイツらしい観光地は少ないですが、少し郊外に出れば自然も沢山あり結構気に入っています。
  
  そうなんです。ここにきて、再びドイツ始め近隣諸国での感染者が増え始めていて一抹の不安を感じています。とはいえ、クリスマスマーケットの準備は着々と進んでおり…、どうかこのまま状況が悪化しないことを願います。
  
  yunさんのコメントにもあったとおり、"コロナ対策をしながらもパリらしさで動いていました"と、その通りだと思いました(^^)報道はほんの一部を切り取った場面なので、これからも現地のリアルな情報を少しでもお伝えできればと勝手ながら思っています。
  
  フォローさせていただきました。
  こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
  
  beach
  

  yunさん からの返信 2021/11/09 21:48:56

  RE: RE: デュッセルドルフの雪

  beachさん
  
  私からもフォローさせていただきました。
  ドイツの日常を楽しみにしております。
  
  yun
  

• ぶどう畑さん 2021/02/22 10:12:38

  同感です！

  beachさん
  
  ぶどう畑です。
  素敵な雪景色をありがとうございます！
  
  思い起こせば、私がクリスマス・マーケット巡りをした2019年の12月は暖かかった。
  beachさんがベルヒテスガーデンに行かれた時、陽射しがさんさんでしたよね。
  
  しかし、カーニバル・ウィルスの変化が悲しい…。
  
  > 皮肉なことにコロナがなければ、デュッセルドルフの四季をここまで追いかけることはなかった気がします。
  
  そう、コロナも悪いことばかりではありませんでした。
  友達と会食できないし、一時期はスーパーに買い物行くのも罪悪感もありましたが、オンラインが急速に充実したおかげで、ビデオトークの井戸端会議したり、語学のレッスンは遠くて通えないスクールの講師のレッスンも受けられるようになりました。
  自宅近くで体を動かせることはできないかと探して、市の健康増進プログラムに参加したり、生活に変化が生まれました。散歩の途中で、小さいパン屋さんを見つたりもあったなぁ。
  
  ワクチンの効果が期待される昨今、来年のカーニバルは、山車の人形の表情が逆転していることを願います！
  コチラではミモザが咲きだしました。コロナがおさまったら、ニースのカーニバルを観に行くぞー！と妄想が膨らんでいます。（^^）
  

  beachさん からの返信 2021/02/22 22:22:44

  RE: 同感です！

  ぶどう畑さん
  
  こんにちは。
  コメントありがとうございます！
  
  そうなんですよね。ここ数年は暖冬が続き、デュッセルドルフでここまで雪が積もることは本当に珍しいことです。気になって過去の気温を調べたこころ、ベルヒテスガーデンしかり、2019年年末に行ったツークシュピッツェ山頂の気温でさえマイナス2度で、このマイナス13度はやはり記録的寒波だったのだと実感しました。
  
  本当にその通りですよね。普段だったら何気ない日常でも、時間があるからこそ新たな発見があったり、ちょっとした幸せを見つけたり。そして、今まで以上に健康を気づかい自発的に散歩をするようになりました。（食べ過ぎた懺悔散歩でもあります…苦笑）。
  
  ミモザの花も春の訪れを感じますね。こちらも先週までは氷点下だったというのに、今日は20度と空気が春の匂いになりました。
  
  ニースのカーニバル良いですね！私は2022年に延期になった10年に一度のオーバーアマガウのキリスト受難劇を見に行くぞーと妄想しております(*^^*)
  
  beach

• ちゃたろうさん 2021/02/18 13:35:49

  輝く雪原！

  　beach さん
  こんにちは＾＾　なんて美しい雪景色でしょう！　青空と冷たい空気は東京にもありますが、美しいキラキラする雪原が無いです^^;
  こういう美しい森がデュッセルドルフという
  都会のすぐ近くにあるなんて本当にうらやましいです。本当に広々としていて、私は方向音痴なので、なんだか道に迷ってしまいそうな感じがします。美しい雪景色独り占めですし、ここならコロナの不安もありませんね(๑˃̵ᴗ˂̵)
  いろいろと行動や移動の制約はありますが、
  こうして美しい風景を味わうことは出来るのですね。素敵な旅行記ありがとうございました＾＾
  　　　　　ちゃたろう

  beachさん からの返信 2021/02/18 21:56:40

  RE: 輝く雪原！

  ちゃたろうさん
  
  こんにちは(^^)
  いつもコメントありがとうございます！
  
  前回の旅行記を書いた時に、次回は春かなと思っていたのですが、自分の中でも臨時増刊扱いの現地レポートになりました^^
  
  数日降り続いた雪で、ドイツに来て初めて職場の業務内容に「雪かき」が追加されました（笑）。実のところ雪かきも心の中では楽しみながらやっていました(*^^)v翌日の筋肉痛は免れませんでしたが…。
  
  森の中の雪原！美しかったです。犬も驚くはしゃぎ方をしていたと思います。昨年の今頃はベルヒテスガーデンに行っていたのですが、全く雪がなく、少しハイキングをすれば暑ささえ感じた暖冬が懐かしいです。
  
  東京も日によって寒暖の差が大きいみたいですね。埼玉の実家からは庭に咲いた梅の花の写真が送られてきました。
  
  まだまだコロナ感染拡大は予断を許さない状況ではありますが、春も近づてくるので気持ち的に明るく穏やかな日常を過ごしたいですね(*^^*)
  
  beach