2019/04/28 - 2019/04/28
2位(同エリア62件中)
takaさん
今回私が訪れたのは一般的に言う観光地ではないスポットで、少々マニアックな旅(ドライブ)でしょうか。俗にいう「廃墟巡り」かも知れません。でも、そこは単に廃墟と言う言葉では言い尽くすことができないほどダイナミックで力強く、そして美しく、時には優しく繊細で魂がゆさぶられるような風景でした。まさに朽ちゆくものの輝く姿を感じることができました。堅い話で申し訳ありませんが、最近、文化庁が「日本遺産」というものを発表し、2019年度に北海道からは『本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~』と題した北海道中央部にある空知地方のここ三笠市等の旧炭鉱都市、そして製鉄で発展した室蘭市、それらを輸送した港町小樽市の熱心な取り組みが評価されてこれら一体の都市が「日本遺産」の認定を受けました。特に炭鉱については私もかねてから関心のあった分野だったので今回産炭地三笠市を散策してきたところです。でも、そこには産炭地の栄枯盛衰としてだけでなく産業遺産として歴史的な価値、そして、ある種芸術作品以上の「美」を再発見する満足の旅となりました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の行程は
《4月28日》
①旧幌内線萱野駅(三笠市)
②三笠市鉄道記念館(三笠市)
③旧幌内炭鉱景観公園(三笠市)
④旧幌内炭鉱変電所(三笠市)
⑤旧幌内神社(三笠市)
⑥旧幌内炭鉱立坑櫓(三笠市)
⑦旧幌内線唐松駅(三笠市)
⑧旧幌内線幾春別駅跡(三笠市)
⑨旧奔別炭鉱(三笠市)
⑩旧幾春別炭鉱立坑櫓(三笠市)
⑪幾春別神社(三笠市)
⑫梅の杜(三笠市)
⑬高校生レストラン(三笠市) -
以上の順に廻りました。最後までお付き合いいただければ幸いです。
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国道12号線から三笠市内を通り旧幌内炭鉱へ向かいます。まず、道すがら最初に立ち寄ったのが萱野駅です。ここは1913年9月11日に当時の鉄道院幌内線の駅として開業した歴史ある駅です。
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元々、幌内線は岩見沢~幾春別の本線と、三笠~幌内を結ぶ貨物支線を合わせた総計約20kmの短い路線です。全線開業は1888年と歴史がある路線で長らく石炭輸送を担ってきた北海道の、そして日本の産業全体にとっても重要な線路でした。幌内線廃止後、荒れ放題だった駅は地元町内会によってきれいに修繕されました。大切な故郷を見守ってくれた駅を守り、後世に伝えようとする熱意には頭が下がります。
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旧幌内炭鉱跡地に向かいました。三笠市街からどんどん山の方へ向かい、周囲の住宅やお店もなくなってきた寂しい場所に突然、現れたのがこの三笠鉄道記念館です。元々炭鉱の石炭輸送のための終着駅があった場所なので山奥に近いのは当然ですね。この日はゴールデンウィークの初日とあって大勢の家族連れで賑わっていました。
三笠鉄道記念館 美術館・博物館
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ここには鉄道関係の展示館がある他、本物の蒸気機関車SL304号やミニ鉄道が走り、敷地内には過去に道内各地で活躍したさまざまな車両も展示しています。型は違いますが、私も小さい頃にSLには何回も乗りました。そして、自宅が線路のすぐ脇だったので、外遊びをしているときに通る蒸気機関車に向かって手を振ると、必ず笑顔で手を振り返してくれた運転士さんの優しい顔が今も脳裏に焼き付いています。
三笠鉄道記念館 美術館・博物館
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鉄道記念館を過ぎると一気に建物がなくなり人の領域ではなくなります。道路もダート道になり、完全に山の中でキタキツネ、エゾシカ、ヒグマの領域といった感じです。ここから旧幌内炭鉱跡地になります。看板には「公園」と書いてありますが、そんな生易しい場所ではありません。幌内炭鉱の跡地をできるだけ、壊さないように残した施設です。
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整地等で使ったのでしょうか。小型の重機が捨てられたように置いてありました。
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直径が20mくらいありそうなシックナーという施設の跡です。 石炭が含まれた水を浄化するためのものだそうです。
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周りは雑草に覆われてくるために夏になるとこの施設の存在自体がわからなくなりほぼ見えなくなります。雪解けのこの時季が一番観察しやすいと思います。
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選炭場にある積み込みポケットの台座です(と言う私がその仕組みや役割をよくわかっていないのですが)。半分から下は見えませんが柱の形はかなりゆがんでいます。一見古代ローマ遺跡を思わせる形状です。
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選炭場にある重選機基礎ローヘッドスクリーンと微粉乾燥室です。石炭を採掘した後で、大きい石炭や小さい石炭をより分ける際に、粉状になった石炭を乾燥させる場所のようです。
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ここから旧幌内炭鉱変電所の敷地です。
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幌内炭鉱の閉山で閉鎖された変電所跡ですが、1919から年から1989年まで稼働していました。横には幌内神社もあります。
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当時は夕張市の北炭清水沢火力発電所から送られてきた電気を変電していたそうです。レンガ造りのモダンな建物で当時としてはかなりインパクトのあるデザインだったと思います。
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赤く錆びたドアに似合わないピカピカのプレートが張ってありました。2007年には経済産業省の「近代化産業遺産」に、そして2019年に「日本遺産」に認定されました。
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建物の横には陶器のガイシが無造作に散らばっていました。
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また、奥には昔のままの送電線が張り巡らされたままの状態です。
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変電所跡からさらに坑道の方へと、まだ雪が解け切っていない歩道を歩きます。周囲は原生林に覆われた山奥です。冬眠から目覚めた熊出没の不安がつきまといます。じっくり見たいのですが、どうしても足速になります。途中に「安全灯庫」がありました。坑道内の作業員の安全灯を置いてあった場所です。
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左に進むと音羽坑、右は常磐坑です。まず、左に100mほど進みます。
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ここ音羽坑が1879年(明治12年)に開削した北海道で最も古い炭鉱の坑道跡です。もちろん完全に密閉されています。約140年前の坑道の中はいったいどんな風になっているのでしょう。
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周囲の風景です。ここを歩きながら分岐点から反対側へ200mほど進むと
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常磐坑があります。
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1938年に掘削の効率化のためにベルト斜坑として開抗した常盤坑があります。右側が本坑で左側が副坑です。赤く錆びたパイプが坑口から出ていましたが、帰宅後調べてみると坑道の中のガス抜きのためであることがわかりました。以前は目視できるほどガスが出ていたこともあったそうです。ガス爆発等の危険と隣り合わせだった炭鉱の怖さを改めて感じました。
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常盤抗のすぐ横に坑口神社がありました。神社といっても小さな鳥居と祠だけのささやかなものです。いくら安全対策を徹底しても最後は神頼み。事故がつきものの炭鉱では安全を祈願する神社の役割はとても大きかったのでしょう。常に命の危険にさらされていた炭鉱マンの気持ちがひしひしと伝わってきました。
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灯篭の首は折れたままですが、トタン葺きの屋根は最近新しく葺き直したようです。かつての炭鉱の関係者の方の奉仕なのでしょう。
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常磐抗の坑口のそばに巻き揚げ場がありました。
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これは採掘した石炭をベルトコンベアーで巻き上げる施設だったようです。骨組み以外はほとんど何も残っていません。
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石炭または関連の機材を運んだのでしょうか。木製のトロッコが草むらの中にぽつんとありました。木はほとんど腐れかかっています。
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急いで変電所の方へ戻ります。横には長い階段があり、その奥に幌内神社がありました。
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階段は苔で覆われ、本殿がある境内の入口は倒木が邪魔して進めなくなっていました。
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何とか乗り越えて、本殿跡の場所まで来ました。祭典のときは労働者や家族等たくさんの人たちが集まって芝居や相撲なので賑わったそうです。
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神社の本殿は完全になくなっていましたが、新しくきれいな石造りの社標がありました。きっと過去にここに関わったどなたかが過去を偲んで造られたものでしょう。そばには春一番に咲く花、薄紫のエゾエンゴサクがきれいに咲いていました。
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旧幌内炭鉱を後にして、これから旧奔別炭鉱跡に向かいます。途中、三笠市唐松の道道を通ると旧北炭幌内炭鉱の立坑櫓が見えます。現在は私有地なので敷地の外から撮影しました。夏の間は道路沿いの木々のためによく見ないと通り過ぎてしまうような場所です。立坑の深さは、海面下1,000mを越える日本最大規模だったそうです。赤く錆びた鉄骨が歴史を感じさせます。
旧幌内炭鉱幌内立坑櫓 名所・史跡
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唐松地区には旧幌内線の駅もありました。1929年、藤松沢の炭鉱経営を開始した住友炭鉱(株)の要望によって駅がつくられ、幌内線の廃止にともない、1987年に廃駅となりました。その後しばらくは放置されていましたが、こちらも地元有志の方により駅周辺の整備、駅舎の修復、記念品の展示等を行い、昔懐かしい駅舎が再現しました。
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そして、幌内線の終着駅「幾春別駅」です。こちらは駅舎はなくなりましたが、りっぱな大理石のモニュメントが建てられていました。
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幾春別市街から数百メートルの場所に思わず、「何?これ」と思わせる威容を誇る建物があります。旧奔別炭鉱立坑櫓です。普段は敷地内立ち入り禁止なのでここからしか眺めるできません。でも、この日は年に数回の敷地内に入って見学できる日です。受付をしてから敷地の中を見て廻ります。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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1970年まで操業された炭鉱の立坑で高さは約50m、深さは700mで当時は東洋一大きな立坑だったそうです。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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鉄骨の錆が雨水、雪解け水で流れ出し、下の水たまりの水が赤く染まっていました。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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櫓の建物のすぐそばまで進みます。櫓の中は危険なのでここからは立入禁止です。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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同じ敷地内には全長100mほどあるホッパー(精炭された石炭を貨車に積み込むための施設)があります。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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ホッパーの中央部の写真です。あちこちのとトタンが剥がれてきて崩壊寸前のような気がします。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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ホッパーの一番左の奥まで来ました。思った以上に巨大で堂々とした建物です。周囲は木々が茂っているので夏場はほぼ見えなくなります。雪解けのまだ寒い時季ですが、この時季が一番よく観察できると思います。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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ホッパー側から見た櫓(裏側)です。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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ずーっとずーっと長く続くホッパー。ずーっとずーっと長い間、石炭は日本の経済成長を支えてきました。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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今、人々の記憶からそんなことも忘れ去られようとしています。赤黒く錆びたトタンと薄汚れたコンクリートの色が郷愁を誘います。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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そばへ寄ると、破れた窓の中からちょっとだけ中を覗くことができました。アーチ状の柱は神殿のようです。石炭を運ぶ引き込み線はもう撤去されているようでした。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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ホッパーの右端まで歩いてきました。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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ここからは立入禁止で中には入れません。外側から見える範囲で内部を撮影しました。何かとてもアートな空間にも見えます。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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対称的でギリシャ建築のように湾曲した造りが美しい。剥がれ落ちた壁の残骸も白い絵の具で塗られた前衛絵画のようにも見えます。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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破れた窓、カビの生えた壁、崩れ落ちそうなトタン屋根、穴が開いた天井。息をのむような美しさがここにありました。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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たくさんの炭鉱マンたちが煤けて真っ黒になった顔で汗を流しながら働いていた姿も目に浮かんできます。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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櫓の奥にあった直方体のまだ真新しい建物です。何に使われた建物かはわかりませんでした。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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閉坑してから何十年も経っているので屋根の上には大きく育った木が見えます。一体どこに根が張っているのでしょう。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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1966年の閉坑時に立坑内でガス爆発事故が起こり、立坑は破損して今もそのままの姿で残っています。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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むき出しの錆びた鉄骨が当時の爆発の生々しさを物語っています。
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くっきりと描かれた「奔別」の文字が郷愁を誘います。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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ただ、この古びた立坑櫓、巨大で頑強で統一感があり、とても凛々しくアーティスティックに見えます。
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
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市立博物館の裏を通りこれから野外博物館エリアの旧幾春別炭鉱錦立坑櫓に向かいます。ここから歩いて15分位でしょうか。
三笠市立博物館 美術館・博物館
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案内板の赤線の右が博物館です。ここから赤い線に沿って左の方へ進みます。
三笠市立博物館 美術館・博物館
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博物館のすぐ裏には坑内へ作業員を乗せて移動するトロッコが展示されていました。
三笠市立博物館 美術館・博物館
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幾春別川を渡って少し歩いたところの対岸に石炭を含んだ地層「幾春別層」があり、ここでも石炭を採掘していたことがわかりました。ちなみにこの石炭を含む層は約5000万年前だそうです。高校の地学で習いましたね。地球の歴史では石炭紀の地層ですね。
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ここからまっすぐ進むと野外博物館エリアですが、今日は右に曲がり進みます。道にはまだ雪がかなり残っています。上り坂を滑らないようにこの日は長靴をはいてきています。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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坂をほぼ登った先に立坑櫓が見えました。幾春別炭鉱は1886年に開鉱し1957年に廃鉱となった炭鉱で古い歴史があります。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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この櫓は1920年完成で実に100年以上前の建物です。現存するものの中では道内で最も古い立坑櫓であることがわかりました。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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櫓の隣にはレンガ造りの立坑と巻揚室があります。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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巻揚室の中ですが、ほとんどの機械は撤去されています。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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いったいどんな機械がどんな風に動いていたのか気になりますね。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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旧幾春別炭鉱の歴史や立坑、巻上室等について詳しく説明してありました。三笠市のこんな風に炭鉱遺産を保存し、後世に残す取り組みには本当に敬意を表したいものです。確かに過去を学ばずして未来を展望するということはできないですよね。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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赤黒く錆びた頑強な巻揚機が歴史を感じさせます。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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元々は白い壁だったのでしょうが、カビや苔が生えてきてかなり変色しています。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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この立坑櫓は旧幌内炭鉱変電所と共に2007年(平成19年度)の近代化産業遺産に認定されています。また、2013年(平成25年度)には石炭産業を、土木技術が支えていたことを示す貴重な遺構として土木学会の「選奨土木遺産」にも認定されました。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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建物上に見える星☆のマークは当時の北海道炭礦鉄道株式会社の社章です。また、鉄骨はは官営八幡製鉄所で製作されたものだそうです。「SEITETSUSHO YAWATA」の刻印もあるそうですがわかりませんでした。次回は是非探してみたいものです。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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大きな巻き上げ機がぐるぐる廻るノスタルジーな姿、見てみたいです。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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激しく錆びてはいますが、全体の形は一つの彫刻、モニュメントとして見てもとても整った美しい形に見えます。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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ここにも北海道の春の使者、エゾエンゴサクが一輪咲いていました。
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
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歴史はあるが古くて小さな町、三笠市の中心街の中では一際新しく目立つ建物「三笠高校レストラン」です。地元の高校生が料理を作る評判のレストランは土、日、祝のみの営業でとても人気のようです。
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訪れたのは平日なので物産と軽食コーナーのみ営業していました。ジェラートもおいしいと聞いたので、アップルシナモンとベリーのダブルをいただきました。これが何と、予想を覆すおいしさでした。濃厚で、リンゴの風味、シナモンの香り、ベリーのコクのある味は他の有名ジェラート店にひけをとらないおいしさでした。
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最後に三笠市郊外の梅林に立ち寄りましたが、まだまだかたい蕾でした。梅の花の鑑賞はまだまだ先のようです。
以上で
=2019春 北に輝く廃墟 炭鉱遺産 北海道三笠市旧奔別炭鉱・幌内炭鉱・幾春別炭鉱=を終わります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。三笠あすか梅の杜 花見
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この旅行記へのコメント (4)
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- 万歩計さん 2021/02/04 22:12:03
- 奥深い!朽ちた産業遺産
- takaさん、はじめまして。
北海道の石炭産業遺産、素晴らしいですね。近代国家を短期間で成し遂げた先人たちの汗と努力の結晶です。整備して「展示品」になったものより、廃業当時のまま打ち捨てられて錆び付いたものがいいです。鉄骨と碍子のジャングルジムにと電線が絡みついて朽ちた変電設備?なんかは素晴らしい!
実は私もこの手の廃墟ファンでして、昨年9月に大牟田の石炭産業遺産をじっくり見てきましたし、一昨年はイギリスでダーヴェント峡谷の工場群跡に立ち寄りました。いずれも世界遺産ですが、観光に訪れる人もあまりいないようです。しかし、マニアにとってはこの「渋さ」がたまりません。
よかったら見てください。
・大牟田の石炭産業遺産
https://4travel.jp/travelogue/11657152
https://4travel.jp/travelogue/11657534
・イギリス ダーヴェント峡谷の工場群
https://4travel.jp/travelogue/11582437
万歩計
- takaさん からの返信 2021/02/05 13:06:22
- RE: 奥深い!朽ちた産業遺産
- 万歩計さん、初めまして。
今回はご投票、メッセージまでいただきありがとうございます。
私はいろいろなことに首をつっこんでいるのですが、その一つが万歩計さんと同じように古き良き歴史遺産、いわゆる廃墟です。
万歩計さんの炭鉱遺産並びにイギリスの歴史遺産の旅行記も拝見しました。三池炭鉱、有名ですね。北九州は炭鉱が多いですよね。
北海道も空知地方を中心に多くの炭鉱があって万歩計さんも同じだと思うのですが、自分の故郷は日本の産業を支えたきたという自負があります。
話すと長いのですが、実は私の炭鉱への興味はそれ以前に趣味で採掘していたアンモナイトから始まりました。4traでは完全にマイナーだと思うので全く触れていないのですが。三笠市の石炭紀地層とアンモナイトが採れる白亜紀層は比較的近く、私がアンモナイトの採掘に走り回った地域は全て炭鉱があった町でした。
三笠市や夕張市、芦別市の博物館には全てアンモナイト等の化石と石炭関連の展示が同居していて、その後炭鉱遺産に興味を持ち始めました。
怖いのは北海道の炭鉱の遺構は一部を除き、ほとんどが人の領域ではなく熊の領域です。いつも大声を出したり、ホイッスル持参で歩いています。話すと尽きません。
炭鉱遺産については後日、今回の変電所の内部見学もでき、後日アップできればと思っています。今回はありがとうございました。
taka>
>
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- 電動自転車さん 2021/01/28 20:08:12
- じっくり見ました
- こんなにしっかり炭鉱跡を見たのは初めてです。
日本の経済成長を支えていたのが、炭鉱なのですね。
廃墟には見えず、前衛芸術のように見えます。眠りの森の美女ハードバージョンのようです。奥にはヘビメタのお姫様。
特に季節も丁度良くて、春に向かっての明るさを感じるために更に廃墟感がありません。
随分しっかり回られたのですね。
こんな場所が残っているなんて不思議です。
なかなか見る事ができないものを教えて頂いてありがとうございました。
じっくりしみじみ拝見しました。
また、次回も楽しみにしています。
電動自転車
- takaさん からの返信 2021/01/28 21:34:09
- RE: じっくり見ました
- 電動自転車さん、こんばんは。
毎回のご訪問、ご投票、そしてメッセージまでいただき、本当にありがとうございます。
今までの旅行記をご覧いただいてお分かりだと思うのですが、きらきらと派手目で映えるような雰囲気も好きなのですが、こういう廃墟感のある世界も大好きなんですよ。
今回の炭鉱遺産は平ぺったいものではなく歴史に裏打ちされた「深さ」が余計にわくわくするんですよ。
仰るように廃墟とヘビメタのお姫様と相性はピッタリだと思います。電動自転車さんも理解してくださるようでとてもうれしいです。
実際に私の知る限りでは今回の幌内炭鉱変電所でヘビメタ的なロックミュージシャンのプロモーションビデオも過去に撮影されたらしいです。
ベタではない、シュールな世界もたまにはいいものです。すみません、何か押し付けているようで。無理やり自分の価値観を共有させているかもしれませんね。こんなマニアックな旅行記にコメントいただけるなんて、電動自転車さんの優しさにうるうるきますよ。
電動自転車さんも訪れた芦別のカナディアンワールドにもちょっと似た雰囲気がありますよね。ここも私は過去の恥ずかしい「へぼ写真」(記念写真)が少しだけ眠っているので、どこかで利用したいなと思っています。
本当にいつもありがとうございます。一日も早くお出かけできる日が来ることを願っています。計画もたくさんできているんでしょうね。早く実行してそれらの旅行記を拝見するのを楽しみにお待ちしています。では、また。
taka
>
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