東奥三大霊場の一つ金華山・黄金山神社へ初詣

2021/01/01 - 2021/01/03

牡鹿半島の先に浮かぶ金華山、一般の人は住んでいない神域の島、山に野生の鹿・猿、海にウミネコで餌やりOKのことで、初詣でを兼ねて行ってきました。ついでに仙台市内も少し見て周りました。

エリア 牡鹿半島(宮城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

今年の初詣は宮城県まで少し足を延ばしました。無信者なので初詣の場所は何処でも良いです。船からウミネコに餌をあげてみたい(餌をあげたことはないので)のが今回選択です。
金華山は日本各地に数か所あるが、東奥の金華山は三陸海岸の最南端に位置する牡鹿半島の先に浮かぶ島です。島全域が黄金山神社の神域になっています。写真が金華山です。

仙台行のやまびこ号は10人程度の客でガラガラです。隣の7号車を覘いたらやはり10人程度の乗車です。「帰省・旅行は控えるように」の政府通達が行き渡っているのですね。少し不安になってきます。GO TO トラベルは停止になったが、新幹線の50％引きは有効だったので助かりました。

金華山へは鮎川港か女川港から乗船します。女川港へは女川駅まで電車(+気動車)で行き、港まで徒歩10分程度で行けるのでこちらが便利だと思います。また女川の潮プランニングブログのホームページは毎日のように更新され、天気・運行状況・行事などが分かり大変参考になります。しかし、風光明媚な牡鹿半島のドライブもしたかったので、鮎川港を選択しました。地図はgoogleマップから検索しています。

仙台駅は雪です。雪道など何十年も運転していないので大丈夫かな？まぁ何とかなるでしょう。その前に駅ビルで夕食を済まして行きます。

新幹線中央改札口出てすぐ右側に、牛タン屋さんとお寿司屋さんが何軒か並んでいます。仙台名物牛タンを食べます。

牛タンの厚さや枚数で価格が決まるので、そこそこの価格で決めたのがこれです。味噌・塩・醤油の内、2種類の味が選べます。大変おいしです。

何故かこの場所に三日月モチーフの印象的な兜着用した伊達政宗の騎馬姿がありました。

朝です。食事処では正月飾りで迎えてくれます。

ホテルチェーンのドミーインです。メニューが大変豊富です。小鉢に入っており選びやすいです。4~5年前に他の場所で泊まったことがあるが、その時メニューが豊富とは思わなかったので、方針が変わったみたいです。牛タンシチュー・はっと汁・仙台長茄子漬け・ずんだ餅などなど当地メニューが豊富で目移りしてしまいます。

このホテルチェーンはどこにでも夜食のラーメンがあります。大変美味しい本格的な醤油ラーメンです。ハーフサイズですので、物足りない場合はお代わりが出来ます(係りの方に確認してお代わりをしました)。ですので、ラーメンで良ければ9時半までまって夕食をこれで済ますこともできます

雪は止んだが路面が凍結しているので安全第一で出発です。

途中のパーキングです。枝の着雪が旭を浴びて輝いています。

海の青さと空の青さが大変綺麗なので、車を止めて一枚です。建物は桃浦かき生産者合同会社
と読み取れます。

鮎川港に到着です。港内至る所で復興工事が進行中です。

観光物産交流施設・牡鹿島ビジターセンター・おしかホエールランドが集まったホエールタウンおしかです。予約していた乗船券を買います。

ホエール号に乗船します。かなり洗練された船です。自由席なので席は早いもの勝ちです。外は大変寒いので皆さんは船内に入りますが、私は外で立っています。今日のハイライト・ウミネコと遊ぶためです。御覧の写真では何処にもウミネコがいないので不安になったので、念のため係員にウミネコがいることを確認しました。

港を出るとすぐに何処からともなくウミネコが集まってきました。

写真の中央付近より左上に3個の黄色い破片が写っていますが、これを餌として投げています。餌はかっぱえびせんです。これを空中でキャッチするので素晴らしいです。海面に落ちたものはそのまま追いかけて海面に突っ込んでいきます。

私は持参してきましたが、船内でも販売しています。

この船、結構速度は速いのですが編隊を組んで追いついてきます。

目の前まで近づいてきます。手に持ったままで餌をあげてみたいが、翼を広げると結構大きいですし、くちばしが怖いので餌を離してしまいます。

船と並走して走ります。しっかりと目は餌を見ています。

いったい何羽いるのでしょうか。数え切れないほどいます。

私の餌はなくなってしまったが、そばにいた子供たちも餌をやり始めたので、金華山に着く20分くらいの間ウミネコはずっとついて来ました。

金華山船着き場です。海が透き通っており大変綺麗です。ここからはワンボックスカー2台待機していて、金華山黄金山神社まで無料で運んでくれました。神社へはきつい坂なので、待ってもいいから乗って行った方が楽です。

平日は船の運航がないので海上タクシーを利用しますが、5人以上で一人3000円だそうです。

表参道です。左手に海を見ながら進みます。

表参道からの眺めです。カーブを描いて道は続きます。乗ってきた船が見えます。

裏参道です。杉並木の舗装されていない道が続きます。

古い歴史を感じさせる巨木が境内まで続きます。

鹿さんもちらほらいます。春日大社の鹿、厳島神社の鹿、そしてこの場所の金華山の黄金山神社の鹿、野生の鹿がいることで有名です。その他飼育されている神社は数多くありますが、鹿は神の使い手で大切にされています。

黄金山神社のおみくじやお守りは鹿が取りいれられており可愛いです。春日大社にも同じような鹿のおみくじがあった記憶があります。

境内には4～5頭の鹿さんがいました。

境内の鹿は人に慣れていて、私の持っている餌を狙って近づき過ぎです。

この島には一般住民は住んでいないのに赤いポストがありました。ダミーではないかと思いましたが収集時刻が平日午後0時30分と書いてあります。神社の関係者4～5名しか住んでいない孤島に郵便が配達・収取されるとは、日本の郵便システムに驚きです。

この階段を上がって行くと御拝殿へ続きます。新年の無事と平安を祈願します。

祈祷受付で頂いた御朱印です。2面渡って「松島 金華山」達筆ですね。

銭洗所です。「銭を洗い清め世の中の不浄を落とし、御種銭として身に付けることで神明を得て福徳を授かりましょう」と書いてあります。

龍の口から放出される御水でお金を清めます。金運に名高い神社とあって、強力な金運が付くと言われています。

神社には大きな広間の休憩所があります。ここで一杯のお茶を頂き、小休止後船着き場に戻ります。
往復の時間を入れて2時間の滞在です。祈祷するわけではないし、島をハイキングするのではないのでちょうど良い時間でした。

ホエールタウンおしかに戻ってきました。海鮮レストラン・なぎさに入ります。

鯨のみそ焼き定食で昼食を取ります。特製みそで真っ黒になったくじら肉は始めて食べる美味しさです。鮎川港はかつて捕鯨の中心基地として栄えていました。

震災前と震災後の写真が展示されていましたが、鮎川港の街はビルを残してすべての家が流されています。東日本大震災2011年3月11日に発生した災害は改めてその凄さを痛感します。

御番所公園です。大変見晴らしの良いところで360風景が展開します。

金華山の全貌を見ることが出来ます。ここは牡鹿半島の全景が見渡せる素晴らしい場所ですが、何もないところで冬の今は寒くて寒くてすぐ退却です。

仙台に戻るに少し時間があるので石巻石ノ森漫画館によります。宇宙船のような特徴ある建造物です。ここも復興工事で護岸工事が進んでいるので周りは泥だらけの道でした。

石ノ森章太郎の代表作はサイボーグ009でしょうか、仮面ライダーでしょうか。私はサイボーグ009の時代に育ちました。

9人のサイボーグが壮大なスケールのストーリーを展開していきます。

仮面ライダーです。漫画を卒業した時期になっていたので、話のストーリーは知らないし、こんなに沢山の仮面ライダーがいるとは知りませんでした。

童心に帰って一枚です。仮面ライダーのバイクかどうかは知りません。

トキワ荘の模型です。トキワ荘はその筋の方面では有名なアパートです。トキワ荘でWEB検索すると、何と「トキワ荘マンガミュージアム」なるものが東京豊島区によってよって復元されていることを知りました。

初期の作品龍神沼が上映されていたので見て行きます。漫画の内容を大分カットした上映でしたが懐かしく観賞しました。

今日の夕食は仙台駅AEL 前にある「うまい鮨勘」さんにします。

いつも食べる回転鮨は10皿20貫食べてもまだ足りないです。だからこのにぎり10貫では足りないと思いサバの押し鮨も注文しました。ところがにぎり10貫で十分でした。回転鮨とは具の大きさ、シャリの握り方や大きさが全然違います。サバの押し鮨は無理やり口に入れました。いつも回転鮨しか食べていない悲しさです。

今晩はホテルチェーンの法華倶楽部です。初詣でも終わりましたので、あとは帰るだけです。

昨日のドミーインは朝食メニューが大変豊富でしたが、ここの朝食もドミーインに負けないくらい大変バラエティーにとんでおり、楽天トラベル1位の看板を掲げています。

牛タンのそぼろ煮、牛タン入りモーニングカレー、いも煮汁、仙台味くらべ4種類味噌汁などなどです。

今日は帰るだけなので仙台駅のロッカーに荷物を預け定番の市内観光をします。

バス停16番で1日乗車券を購入し、るーぷる仙台バスに乗ります。

正月なので美術館とか博物館は休みで瑞鳳殿・仙台城・大崎八幡宮のみ拝観ができますと、買う前に説明がありました。

瑞鳳殿へ向かいます。杉木立の参道を進みます。

正宗山瑞鳳寺が奥に見えます。雪を抱いた情景は趣があります。

杉木立は瑞鳳殿へと続きます。

再建された瑞鳳殿です。金箔が張りめぐらされ豪華絢爛な廊建築です。この光輝く瑞鳳殿は本当に目を奪われます。この輝きを維持するために毎日の維持は大変なことが想像できます。

御彩色も再現され美しさも非常に素晴らしいです。

更に進んで行き、門の奥に見える感仙殿です。瑞鳳殿と同じく非常に美しいです。

瑞鳳殿の入場券です。文久二年の仙台城下絵図が描かれています。広瀬川を挟んで右側に瑞鳳殿、左側に城下町が広がっています。当たり前ですが今の仙台市の建物に囲まれた一角にある瑞鳳殿ではなく、何もないところにポツンとあります。こういう町内をバーチャルで歩けたらと興味津々に思うのは私一人だけでしょうか。

仙台城跡から広瀬川を挟んで見える仙台の街並みです。スマホパノラマで撮っているので長くなっています。

仙台に来たら誰もが(?)記念撮影する伊達政宗像です。

仙台城の石垣は重壮観あふれています。

さらに更にループル仙台バスに乗って大崎八幡宮・仙台駅と進みます。

本堂へ続く参道です。コロナウイルス対策か、屋台が飛び飛び並んでいます。歴史はあるのだろうけど何処にでもある地元の人が行く神社ように感じました。

社務所で御朱印を賜ります。隣のおみくじでは長蛇の列ができています。

御朱印を賜るには当然初穂料金が発生しますが、「お気持ちでだけいいです」と言われて困惑しました。小心者の私は札を出してお釣りをくださいとは言えません。100円玉一つがあったのでこれで良いですか尋ねたら、笑顔で「ありがとうとございます」と言われて払いました。そのあと、後ろを振り向いて帰ろうとしたとき、正月早々「それではまずい気持ち」が湧き出て、また正面を向きなおして、そのダルマも下さいと言う私がいました。欲しくもないダルマが増えました。本当に私はアホですな。

仙台駅に戻り、アーケード街(ピンクに塗られた部分)を散歩します。PARCOの横が仙台駅です。結構長い距離がありました。
仙台駅前から順番にハピナ掛丁商店街、クリスロード商店街、マーブルロードおおまち商店街、サンモール一番町商店街、ぶらんどーむ一番商店街、一番町四丁目商店街と続きます。アーケード街横道には文化横丁、虎屋横丁、東市場、仙台銀座など庶民の台所もあります。

ハピナ掛丁商店街です。泊まったホテルも満員状態に近かったけど、アーケード街もひと人でごった返しています。

通りは正月一色です。何を買ったのでしょうか、皆さん紙袋を持っています。

続いてクリスロード商店街です。各商店街にはホームページがあるので、前もって情報を得ておけば効率よく回れます。

入口右側に藤崎が見えています。こじんまりとした地元のデパートですが、どこもデパートは不況ですから大変でしょうね。

子の通りにあるこけし専門店のしまぬきさんです。こけしの絵付けが体験できます。奥さんが体験したいので一緒に時間をつぶします。

鉛筆で下絵をかいてあとはマジックで塗るだけですから、ほんの遊び心です。出来上がりはまあまあこんなもんでしょ。

ぶらんどーむ一番商店街です。

仙台の福袋は特別にお得で、毎年長い行列ができるそうです。お茶屋の井ヶ田さんはかなりお得な商品が茶箱に入っているので、毎年テレビで放映されています。何故か大入り福茶箱が残っています。運はためしで買っても見たいが、ちょっと大き過ぎて持って帰れません。

サンモール一番町商店街です。まだアーケード街は続いていますが、時間がなくなってきたので帰ることにします。

この旅行記へのコメント （4）

• かれんさん 2021/03/15 09:28:59

  senqingさん　おはようございます。

  同じ　宮城県に行っておられたのですね。ループルバスは　便利で良かったですね。私の時は　2日目があいにくの雨だったので、商店街とかには　行けなかったです。仙台の有名な　七夕まつりも昨年は中止になったらしいです。今年は開催してほしいと地元のタクシーの運転手さんが　おっしゃっておられました。コロナで　人々の楽しみが奪われるのは悲しいですね。投票　ありがとうございました。

  senqingさん からの返信 2021/03/20 16:41:45

  RE: senqingさん　おはようございます。

  かれんさん
  書き込みありがとうございます。同じような時期に同じ場所の旅行記を見る、「うんうん」と共鳴するところがあります。これからも同じような時期に同じ場所の旅行記で会えるといいですね！まだまだコロナで色々制限がありますが、偶然を楽しみにしています。

• Decoさん 2021/01/18 08:46:40

  仙台・石巻

  旅行記、楽しく、また興味深く拝見しました。
  仙台や石巻は何度か訪れたことがあって、好きな町です。
  石巻、石ノ森章太郎記念館は、訪れたことがない（行ったのがお休みの日でした）のですが、あそこは中洲にあったと記憶しています。聖ハリストス教会や道路沿いにレトロな映画館があって、あのエリアは好きだったのですが、大震災で大きな被害を受けたことを思い出します。記念館が復活できたのは良かったけど、他はどうなったのか…。
  仙台の商店街、長くて賑やかで、ぶらぶら歩くのが楽しかったです。見ていて懐かしくなりました。

  senqingさん からの返信 2021/01/22 15:08:55

  RE: 仙台・石巻

  Decoさん
  コメントありがとうございます。
  時間があったので石ノ森章太郎記念館に寄ったのですか、中州はまだ復興工事中で泥だらけの雪道でした。