2020/12/06 - 2020/12/10
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ダイスケitさん
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この旅行記のスケジュール
2020/12/06
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総武本線都賀駅(千葉市)から空港バスで羽田空港へ(4:25-5:40)
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羽田空港からJL641便で鹿児島空港へ(6:25-8:25)
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鹿児島空港からJL3741便で屋久島空港へ(8:45-9:25)
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屋久島空港の観光案内所で観光情報を聞く(-10:00)
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バスで安房地区の屋久島グリーンホテルへ(10:30)
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ホテルに荷物を預けて安房地区の中心地へ散策(11時頃)
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Aコープ横の食堂でつみ揚げ定食のランチ(~12時)
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安房地区の本坊酒造見学(~13時半)後、バスで屋久杉自然館へ(14時頃)
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屋久杉自然館と隣接する世界遺産センター見学(~15:45)
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バスで屋久島グリーンホテルに戻り、チェックイン(16時半)
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この旅行記スケジュールを元に
新型コロナ感染の拡がりが緊迫していた12月上旬、若干の後ろめたさを感じつつ、念願の屋久島旅行に4泊5日で行ってきた。もちろん、GoToトラベルキャンペーンを利用しての旅行で、この時期を選んだのはキャンペーン利用で安くなることが一番の動機だったが、年齢的にも縄文杉トレッキングに挑戦出来るギリギリかもしれないという強迫観念も大きな理由だった(笑)。念願というのは、日本の世界遺産23件のうち訪れていないのは屋久島と小笠原諸島だけで、どちらも費用と距離の点からそう簡単には行けそうもないと思っていたからだ。なお、女房にも声を掛けたが、縄文杉トレッキングはとても無理とのことで、ひとり旅となった。
移動は、羽田-鹿児島-屋久島のフライトで約3時間、思ったより近く感じる。寒さも気になったが、気温は海辺で約20℃、1,300mの山中で約12℃と過ごしやすかった。5日間の日程は下記の通りだった。
1日目:千葉~羽田~鹿児島~屋久島移動
本坊酒造・屋久杉自然館・世界遺産センター見学
2日目:島内一周観光バス「やくざる号」で名所見物
千尋の滝・中間ガジュマル園・大川の滝・西部林道・永田いなか浜・ヤクスギランド・紀元杉
3日目:縄文杉トレッキング
4日目:白谷雲水峡トレッキング
5日目:屋久島~鹿児島~羽田~千葉移動
1日目は、本坊酒造見学後、午後から日に2本の路線バスに乗って屋久杉自然館と世界遺産センターを見学。まずは予備知識の仕込みで、下記のようなことを知った。
・屋久杉の伐採は40年程前から行われておらず、10数年前に土埋木を運び出した後は、工芸品用に在庫の杉材のみ利用している。
・江戸時代の薩摩藩の年貢に対しては、米の替わりに屋久杉の規格サイズの小板材を納めていた。
・世界遺産区域は山岳地帯がほとんどで、登山者以外で入れる(見ることの出来る)のは縄文杉近辺と西部林道のみ。
バスの時刻に合わせて、2施設で2時間ほど見学した後、安房(あんぼう)のホテルにチェックイン。部屋の窓からは、遠くに種子島が見える(翌朝の撮影)。ロケット打ち上げの時には、この辺りからも良く見えるそうだ。ゆったりとした1日目だった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
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朝6時頃の羽田空港。
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6:25の鹿児島行きJAL便に搭乗することになっている。
自宅近くの都賀駅から朝4:25の1便の空港バスに乗り、羽田空港第1ターミナルに5:40分頃に到着した。数日前までは早朝便に備えて蒲田のホテルに前泊すべく予約していたが、東京に前夜一泊するのと直行バス1時間余りとどちらがコロナ感染のリスクが少ないか考えて、後者を選んだ。 -
離陸直後の朝日が当たっている飛行機の翼。
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翼越しに、富士山が朝日に染まって赤く見えている。
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未だ雪は少ないようだ。
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鹿児島空港には予定よりやや遅れて8時半過ぎに到着。屋久島への乗り換え手続きを急いで行い、8:45発のプロペラ機に乗り込む。これも若干遅れての離陸だった。予定でも乗り換え時間が20分しかなく、出口に次の便の搭乗手続きの係員が待機する等上手く乗り継ぎが出来るようになっている。
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屋久島空港着陸直前に撮った、屋久島の海岸線。フライトは40分間ほどだった。
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空港にある観光案内所で観光情報を仕入れてから、路線バスに乗り予約している安房(あんぼう)地区の屋久島グリーンホテルへ。
屋久島はほぼ円形なので、時計の時刻で場所を特定することが容易だ。さしずめ、屋久島空港は2時、安房地区は3時の海岸線というところか。 -
ホテルには11時前に到着。荷物を預けて安房地区の街並み散策に出掛ける。すぐにバス停「合庁前」を通過。このバス停前には屋久島交通のバスの駐車場とオフィスがあり、始発点にもなっていた。
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目の前の道路は島内唯一の周回かつ幹線道路だが、時刻表でも分かるようにバスは概ね1時間に1本しかない。
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南国らしい風景の道路だ。
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歩道には所々にカラー舗装で、屋久島特有の動植物の絵が描かれていた。これは「ヤクシカ」。
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「縄文杉」。
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「ヤクザル」。他にも幾種類かの花や鳥の絵があった。
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お昼も近かったので、近くの役場の中にあった観光案内所で教えてもらったAコープ横の食堂へ。
注文したのは、「トビウオのつけ揚げ定食」。これがなかなか美味だった。鹿児島県では、さつま揚げのことは「つけ揚げ」と言うとのこと。さつま揚げというのは、薩摩以外の他所に住む人が使う名称なのだ。 -
午後は、それほど遠くない屋久杉自然館と世界遺産センターに行く予定にしており、1日2便のバスの時刻まで1時間以上あったので、安房港付近を散策。
自宅のある千葉県の南部は、その昔には安房(あわ)の国と呼ばれており、ここ屋久島の安房地区も食堂のおばさんと話をするまでは「あわ」と発音していたが、ここでは「あんぼう」だった(笑)。 -
防波堤には「ようこそ!世界自然遺産の屋久島へ」の看板。ちなみに、ここ安房港からは種子島行の船が出ているようだった。
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港横に注ぐ安房川を遡りながら、島内周回道路の県道77号線の安房大橋の下を潜る。
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橋の上に上がると、ここにも歩道に屋久島固有の鳥や植物のタイル絵があった。
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橋の上から見る上流方面。赤い橋はまんてん橋で、その向こうには山並みが見える。
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屋久杉自然館へ行くバスの時刻までは時間があり、観光案内所で教えてもらっていた本坊酒造の見学へ。
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入口には、手造り焼酎の標識がある。
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社員の方に案内していただいて、焼酎を仕込んで寝かせている甕の並ぶ倉庫へ。
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こちらは、同じ会社の他工場で蒸留したウィスキーを樽に入れて熟成させている倉庫。
この後、直売所も案内していただいたが、荷物になるため結局何も購入せず。タダの見物客を案内していただいて、ありがとうございました。 -
屋久杉自然館へのバス停近くの道路標識。屋久杉自然館へはたった3kmしかない!歩いても良かったかも(笑)。
翌々日の縄文杉トレッキング用にシューズ・レインコート・リュックをレンタル予約していたのだが、その店がバス停の前にあることを発見し、立ち寄ってみた。店長に翌日改めて引き取りに来る旨を伝えると、「今日、持って行きなよ」とレンタル品をリュックに詰めて用意してくれた。自分のリュックと2つになったが、翌日もう一度来る手間が省けると思い、持って行くことに。 -
13:39のバスに乗り、13:44に屋久杉自然館前に到着。
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バス停から杉の木立の向こうに、屋久杉自然館があった。
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周辺案内板。世界遺産センターも近くにある。
ちなみに、この屋久杉自然館は博物館としての存在よりも、縄文杉トレッキングの基地(駐車場及び荒川登山口へのバス始発点)としての方が有名だ(笑)。 -
建屋の手前には、昔の屋久杉を運んでいるトロッコ列車が展示されていた。
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入口近くからトロッコ列車を見る。
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屋久杉自然館の看板と屋久杉の切り株の展示も。
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屋久杉土埋木の展示も。
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屋久杉自然館内へ。
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展示物は色々あったが、縄文杉発見の新聞記事の拡大コピーも掲げられていた。わずか50数年前の昭和42年1月1日の日付で、それまで知られていなかったことが、不思議だ。
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小さな板材の展示。薩摩藩への年貢に、屋久島では米の替わりにこの杉板材を納めていたとのこと。これだけの板材(平木2,310枚)が、米1俵に相当していた。
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屋久杉切り出しに用いた鋸の展示。
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屋久杉の伐採は、環境保護のために昭和40年代に終了しているが、倒木や土埋木の搬出はそれ以降も行われていた。この写真は平成19年のもので、ヘリコプターで吊り上げて搬出するために3トン程度にカットしているところ。30個採れたとのことだ。
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屋久杉搬出のための森林軌道と、職員のための集落の歴史も展示されていた。小杉谷集落は大正から昭和45年(1970年)まで約50年間営まれており、数百人の人口と小学校もあったとのこと。石炭の採掘のための軍艦島と同じパターンだ!
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より詳しいトロッコの歴史の展示。
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屋久杉の著名木の写真展示。縄文杉・大王杉・ウィルソン株・夫婦杉等があった。
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紀元杉はイラストで展示されていた。
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1時間弱の見物の後、橋を渡ってすぐの世界遺産センターへ。
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世界遺産センターの建屋。
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屋久杉と普通の杉の年輪比較の展示。屋久杉は成長が遅く年輪間隔が密で、一方普通の杉は成長が早く年輪間隔も粗い。
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1993年の世界遺産登録の証書のコピー。日本最初の世界遺産登録4件のうちの1件だった(他は、白神山地・姫路城・法隆寺)。
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屋久島の立体模型。世界遺産区域は山岳地帯を中心に、薄いオレンジ色の部分だ。海岸地帯は、左側の西部林道のある部分のみ。今回の旅行では多くの名所を訪れたが、世界遺産区域に入れたのは西部林道と縄文杉周辺だけだった。
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屋久島の世界自然遺産としての特徴は、海岸から2,000m級の山までに日本の北から南までの植物分布と同様のものが垂直に分布していることであり、その様子がこの展示で示されていた。
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屋久島・屋久杉の紹介映像を展示するパネル。
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屋久杉と普通の杉との木目比較。
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展示ゾーンの風景。訪れる人は、チラホラだった。
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30分程の見学を終えて、もう一度建屋を振り返る。
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1日2便のバスでホテルへ戻るべく、バス道を通って世界遺産センターから屋久杉自然館方面へ数百メートル移動。石塀に大きな世界遺産センターの標識があり、こちらが正門と判る。
バスが到着してから2時間後の復路便であり、屋久杉自然館と世界遺産センターの2個所の見学で約2時間ということを意識しての設定かどうかは不明だが、上手く出来ている(笑)。ただ、訪れる人はバスよりもレンタカー利用の方が多かったようだ。 -
ホテルに戻って来たのは16時半頃で、すぐにチェックイン。ツインの部屋は十分な広さだった。
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部屋の窓からは海とかなり遠くに平坦な種子島が見えている(翌朝の撮影)。後日聞いた話では、種子島でのロケット打ち上げ時には、この辺りからも良く見えるとのこと。
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ホテルでの夕食は18時から。刺身・紙鍋・茶碗蒸し・釜飯など結構豪華な食事だった。
翌日は、バスで島内一周観光だ。
(続く)
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