2020/12/13 - 2020/12/13
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ROSARYさん
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黒潮を巡る旅。高知、和歌山、続いては屋久島へ。シーズンオフの静かな屋久島で、ホテルステイを楽しみました。
その2は、車で行ける屋久杉・紀元杉と、ヤクスギランドの50分コースへ。足腰に自信がなくても、しっかり屋久杉のパワーを感じられるコースです。その後、地魚握りのお寿司屋さん、「いその香り」で首折れサバのお刺身とお寿司を楽しみました。
・タクシーをチャーターして屋久杉自然館へ
・紀元杉へ。途中ヤクシマザルに遭遇
・ヤクスギランド50分コース
・くぐり栂
・倒木更新や切株更新の様子
・荒川橋
・仏陀杉
・双子杉
・くぐり杉
・清涼橋
・トロッコ道、松峯大橋からの安房川
・いその香りで昼食
表紙写真は、推定樹齢3000年の紀元杉。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ホテルの部屋にあった携行食を持っておでかけです。
といっても、ほとんど歩かないんですけどね。サンカラホテル&スパ 屋久島 宿・ホテル
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タクシーをチャーターして、まずは屋久杉自然館へ。
屋久島町屋久杉自然館 美術館・博物館
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ここで屋久杉について知識を入れます。
これは「縄文杉」の枝。
屋久杉というのは、標高1000m以上の土地で、石の上などの厳しい環境の場所で、樹齢1000年以上になった杉だけをそう呼ぶのだそうです。
標高の低い場所ではせいぜい500年の寿命で、腐ってしまうのだとか。屋久杉は高山に育ち、ゆっくりゆっくり育つので樹脂が多く、長い寿命を保つことができるそうです。 -
縄文杉が発見されたときの新聞も展示されていました。
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島津藩におさめていた年貢。屋久杉は大きすぎて切り出せないので、短冊形の平木にして里までおろしたそう。平木は屋根を葺くのに使われました。
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外には毛利宇宙飛行士と宇宙を飛んだヤクスギの種から育った杉も。
でもこの場所は標高が低いので、屋久杉にはなれないのです。 -
ここから標高を上げていきます。
途中でヤクシマザルの群れに遭遇。餌付けが固く禁止されているため、人を見ても動きません。 -
イチオシ
私の姿も全く眼中にない感じ。
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遠くに種子島が見えました。
この場所から、ロケットの打ち上げがよく見えるそうです。 -
木々の間から太忠岳が見えました。
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立ち枯れた白骨樹も見かけます。
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車道から紀元杉が見えました。標高1,230m。
紀元杉 自然・景勝地
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すぐ脇にはモミの根っこ。太いですが樹齢455年とのこと。
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そしてこちらが紀元杉の標識。樹齢約3000年。
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たくさんの木が寄生しています。
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見上げてみます。葉っぱは寄生した木のものでしょう。
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樹皮は凸凹。樹齢の長い屋久杉は、まっすぐの材木がとれない木として取り残されたものなのです。
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イチオシ
パワーを感じますね。
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後ろ側。
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紀元杉の見える車道です。このすぐ脇に立ってるんですよね。
さて、引き返します。 -
次はヤクスギランドへ。5種類のコースがあるようです。
30分コースと50分コースは、木道が整備されていて、スニーカー程度で歩くことができます。今回は50分コースです。ヤクスギランド 自然・景勝地
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最初に見えるのは「くぐり栂」。
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倒れた屋久杉の上に飛んできた種がついて芽を出しています。
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イチオシ
こうやって芽を出した若木も、ほとんどは風や雨に飛ばされて、大きくなることはできないそうです。
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沢を渡ります。
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運良く根付いた木は、気根という露出した根を出して、風に飛ばされないようにがんばります。
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切株更新の様子。
この木は江戸時代に伐採されたもの。まっすぐなところを切り出すため、かなり高い位置から上を切ったようです。
その切株に新しい芽が根付いて、次の杉が育ち始めています。 -
その様子を示した案内板。
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50分コースはここで曲がるのですが、ちょっとだけ荒川橋に行ってみます。
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荒川橋からの眺め。ほんとうに澄み切った水が流れています。
清流過ぎて魚も住み着かないのだとか。
屋久島は隆起した花崗岩からできています。水はその上を滑るように流れるので、富栄養化しないのです。 -
治山荒川橋とあります。
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先程の橋を上の方からみたところ。
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斜めになった木の上にびっしりと新芽。
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苔むした気根。
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仏陀杉です。
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樹齢1800年とあります。
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イチオシ
無数にある瘤が仏様の顔に見えることから、仏陀杉と名付けられたのだとか。
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倒れた木。
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ちょうど半分ぐらい来た感じでしょうか。
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こちらは倒木更新のようす。倒れた木の上に、立派に新しい木が根付いています。
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歩きやすい道ですが、写真を撮りながらだと、つまづきそうになります。
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双子杉。
これも切株更新。 -
双子杉の上部。
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くぐり杉。
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清涼橋。
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屋久杉だけでなく、常緑の広葉樹も見られます。
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イチオシ
ヤクスギランドでは、屋久杉だけでなく苔も印象的でした。
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ヤクスギランド出口から、太忠岳。
頂上に高さ40mの天柱石がそそり立っています。 -
ヤクスギランドからの帰り、安房森林軌道の線路わきを通りました。
屋久杉を切り出すために敷かれた鉄道で、現在も稼働している日本唯一の森林鉄道だそう。 -
安房川にかかる松峯大橋。
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その先には茶畑が広がっていました。
屋久島ブランドでは売れないので、静岡に持っていって静岡茶として売られるそうです。早く生育するので、一番茶として売り出されることが多いとのこと。 -
向かったのは「いその香り」。
いその香り グルメ・レストラン
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地魚握り。アカハタはカンパチ、オボソはカツオの仲間です。
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そして、首折れサバの刺し身。首を折って血抜きしているので、刺し身でも食べることができるのです。
多いかな、とおもったけどあっという間にぺろりと平らげてしまいました。 -
イチオシ
アップで。
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すぐ目の前の、屋久杉工芸品直売所。
お店の前に、磨く前の屋久杉の端材が売られていました。 -
店内には高そうなオブジェ。
世界遺産登録されていて、もう新たな屋久杉は伐採できないとのこと。今は、江戸時代などに切られてそのまま放置されていた切株(土埋木)を利用して、工芸品としているのです。非常に高価なので、なかなか手が出ませんね。
気軽なハイキング感覚でしたが、屋久杉のパワーをしっかり感じることができました。足腰に自信のない人にもおすすめのコースです。
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