2020/11/26 - 2020/11/28
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pua-naniさん
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青森県北津軽郡中泊町にある旧家 宮越家。
その離れにとても美しいステンドグラスがあります。
この秋、初めて期間限定で一般に特別公開された、小川三知のステンドグラスに会いたくて青森へ行ってきました。
青森と弘前3日間の旅の記録です。
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2020年11月26日(木)
早起きして、朝7時発のはやぶさ3号に乗って新青森へ。
どうしてこんなに早いかと言うと、午後、北津軽郡中泊町にある旧家、宮越家のステンドグラスを見に行くのです。
時間指定の予約なので遅れるわけにはいきません。 -
新幹線は定刻通り。
イレギュラーなアクシデントは許されないので、新幹線が動き出した時はほっとしました。
車内は10人くらい。 空いていました。 -
10:15 無事に新青森駅着。
今年はコロナでねぶた祭りも中止でしたね。 -
曇り、時々弱い雨が降っています。
新青森駅はシンプルでスマートな駅でした。
レンタカーに乗り換えて、一路中泊町へ。 -
45分くらいで中泊町の特産物直売所「ピュア」着。
予約してある13:20 のシャトルバスまでだいぶ時間があったので、まずは昼食。
「メバルの刺身と煮つけ膳」がお勧めのようでしたので、それをいただきました。
メバルがこのあたりの特産のようです。 -
中泊町総合文化センター「パルナス」へ移動して、宮越家のステンドグラスに関する展示を見て、時間になったので宮越家まで連れてってくれるシャトルバスに乗り込みました。
見学会1回ごとの定員は15名だそうで、満席でした。
係りの方が案内してくださいます。 -
宮越家の離れである「詩夢庵」(しむあん)は、9代目当主正治氏が夫人の33才の誕生日を祝って1920年(大正9年)に完成させました。
建具や調度品、庭に至るまで贅を尽くした作りで、3ヶ所の窓の装飾は小川三知によるステンドグラスで三知の最高傑作と評されています。 -
小川三知は大正から昭和の初めにかけて活躍したステンドグラス作家で、橋本雅邦に学んだ日本画の素養とアメリカ留学で得た高度なステンドグラスの技術で、西洋の教会ステンドグラスとは趣の異なる優雅で上品な作品を残しました。
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辛夷(こぶし)と欅(けやき)
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紫陽花
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三知の作品は、旧鳩山一郎邸や京都の旅館柊家などに残っていますが、関東大震災や戦災でその多くが失われました。
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また、絵画と違ってステンドグラスには作家のサインもほとんど入っていないので、その価値を見出されずに建物の老朽化と共に解体され失われたものも多いようです。
家の中にあって持ち歩くことができないステンドグラスは、家人以外の目に触れるチャンスはあまりありませんものね。
本当に残念なことです。 -
「十三潟の景観」
この宮越家のステンドグラスも今までは一部の研究者しか見る機会がありませんでしたが、今回、中泊町観光課によって初めて1ヶ月という期間限定トライアルの一般公開となりました。 -
あともう一つ、お風呂場に、川柳とカワセミ、あやめを描いたステンドグラスがあって、これも本当に気品があって素敵なのですが、お風呂場が老朽化して危ないことと、狭いという理由で残念ながら今回は見せていただけませんでした。
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お風呂場の入り口。
ステンドグラスの説明が掲示されていました。 -
お風呂場の外から何とか見えないかとアップで撮ってみました。
柳の葉のグリーンの濃淡の様子が少しだけわかります。
う~ん、見たかった~! -
その他、お部屋の調度品などの説明をボランティアガイドさんから聞きました。
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関東から遠く離れた津軽中泊町ですが、宮越家の当主は当時東京中野区に別宅を持ち、詩歌を通じて当時の有名な歌人や文化人たちと深い交流があったそうです。
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見事な彫刻の欄間。
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象牙の彫り物。
今は象牙そのものが貴重ですよね。 -
光が透けて美しい梅の欄間。
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襖絵は、狩野山楽による「花鳥之図」
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お庭は、「枯山水」と「池泉庭園」と「大石武学流庭園」の3種類の庭園様式が配されています。
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外は風がとっても冷たくて、手が痛かったです。
でも、雨が上がって本当によかった。 -
「達磨堂」
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詩夢庵外観。
今回、見学者用入り口が縁側に設置されていました。
築100年の木造建築は傷みが激しく、このままの状態で今後多数の見学者を受け入れていくのはなかなか難しそうです。
でも、三知の最高傑作を多くの人が見ることができて、ステンドグラスに関心を持っていただくことは、市井に眠る知られざる多くのステンドグラスの傑作を破壊と廃棄から守ることに繋がる大事な活動になります。
ぜひ整備して来年も続けていただきたいと思います。 -
シャトルバスでご一緒になった五所川原在住の方から、「つがる地球村温泉 藤山邸」という日帰り温泉を教えていただきました。
津軽中里からは車で1時間くらい。
とてもきれいな新しい施設で、温泉らしいとってもいいお湯で冷えた体が芯から暖まりました。
もう、4時半過ぎで暗くなっていたので、わかりづらい外観の写真になってしまいました。 -
新青森駅へ戻ってレンタカーを返却し、青森駅まで電車移動。
1駅で5分くらいでした。
リンゴだらけの自動販売機。 -
酸味と甘みのチャート図。
なるほど。
参考になりますね。 -
今回、JR とホテルがセットのびゅうトラベルで取った宿は、青森駅の目の前にあるルートイン青森。
弘前とセットのツアーであまり選択肢のない中から、駅近と大浴場あり、で選びました。 -
お部屋の鍵がカードキーではなく、昔ながらの拍子木のようなのがついた鍵で、オートロックじゃないので、出入りの度に忘れずに鍵を閉めなくてはいけません。
これがどうも忘れがちで、しかも鍵がひとつしかないので、買い物に行ったり、大浴場に行ったりの別行動がしづらいのです。
ちょっと、というかだいぶ不便でした。 -
大浴場(というほど大きくないです。女性用は洗い場スペースは3つだけ)も、中にはロッカーがなくて、大きなかごに衣類などを入れる昔ながらの銭湯みたいでした。
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お部屋から青森駅とバスターミナルがよく見えました。
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919号室。 最上階。
お部屋の中にもドアがあったので、お隣とつなげて使えるコネクティングルームのようでした。
あ、それから、ベッドのそばにコンセントがないのはスマホの充電に不便でしたね。 -
夕食は歩いて5~6分の所にある「すし処あすか」で。
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予約はしていなかったのですが、個室に通していただいてゆっくり、おいしくいただきました。
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駅となりの商業ビル「ラビナ」の中にあるスターバックスで「つがるびいどろ」のグラスを限定販売していました。
売っているのは、青森(海のイメージで青)と弘前(桜のイメージでピンク)、五所川原(ねぶたのイメージで赤と黒)など。
白(雪と新緑の緑をイメージ)は県内共通とのことでした。
ずっしりと重みのあるグラスです。 -
11月27日(金)
今日は弘前へ移動します。
ホテルの無料朝食です。
無料で、この種類(他にもいろいろ)とクオリティーはポイント高いですね。 -
昨夜は暗くて見れなかった陸奥湾がお部屋の窓から見えました。
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青森駅構内のねぶた。
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奥羽本線上りの電車で弘前へ。
普通電車で所要50分くらいでした。
とても良い天気で、弘前に着く手前で雪をかぶった岩木山がきれいに見えました。 -
弘前の宿も駅前のルートインです。
スーツケースを預け、まずは観光します。
駅の観光案内所でパンフレットをもらい、市内循環の100円バスを教えてもらって市役所前まで乗りました。 -
バス停目の前の「観光館」にもねぷたが。
青森は「ねぶた」で、弘前は「ねぷた」なのでしょうか? -
大好きな古い建築を訪ねて、洋館巡りをします。
弘前は洋館が多いことで有名なのです。
観光館隣の「旧弘前市立図書館」 1906年築
日本人(堀江佐吉)の設計・施工なのですね。
左右にある八角形のドーム型双塔が特徴的です。 -
堀江佐吉は弘前藩の御用大工の家に生まれ、函館で洋風建築の基礎を身につけました。
明治期の弘前の洋風建築の担い手として活躍し、手掛けた建物は1500棟を超えるそうです。
五所川原市にある太宰治の有名な「斜陽館」の設計者でもあります。 -
喫茶店や下宿屋として使われた時期もあったのだそうです。
天井が高くて解放感がありますね。 -
超急こう配の階段ですね。
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横から見るとこんな感じ。
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すぐお隣は「旧東奥義塾外人教師館」
青森県初の私学校 東奥義塾の外国人宣教師が住んだ家です。
東奥義塾は、福沢諭吉の慶應義塾で学んだ旧弘前藩士が中心になって1872年に設立されました。 -
英語教師として招かれた外国人宣教師により、弘前にキリスト教が広まり、様々な教会が建てられました。
弘前は東北地方でもいち早く西洋文化を取り入れて、ハイカラな建物が沢山残っているのですね。
現在、1階は喫茶室になっています。 -
2階のサンルーム?にはブランコがありました。
宣教師のお子さんたちが遊んだのでしょうね。 -
資料室には歴代の宣教師ファミリーの写真などが展示されています。
広くて明るい、住み心地のよさそうな洋館でした。 -
ここらで遅い昼食をとります。
お蕎麦の「高砂」 -
人気のようで、2時過ぎでしたが10分くらい待ちました。
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天ぷらそば。
テーブルは「津軽塗」でしょうか? -
鍋焼きそば。
美味しくいただきました。 -
「高砂」から少しのところにある、
「旧第59銀行本店本館」(青森銀行記念館) 1904年築
ここも堀江佐吉の設計で、佐吉の晩年の最高傑作といわれ、重要文化財になっています。 -
こちらが正面です。
木造2階建、左右均等のルネサンス風建築様式で、柱には青森県産のけやきを、建具には同じく青森県産のヒバを用い、当時としては破格の建築費をかけて作られました。 -
1階営業室。
銀行のカウンターが残っており、店舗としての名残が感じられます。 -
2階の大会議室。
天井壁紙は、アカンサスの葉をモチーフにした「金唐革紙」(きんからかわし)。
金唐革紙って、湯島の旧岩崎邸にもありましたけど、「目玉が飛び出るほど高価」って聞きましたよ~! -
昭和40年に弘前支店が新築されたとき、こちらは解体されそうになりましたが、市民の要望で残され、現在地に曳屋して保存されました。
やれやれ、危ないところでしたね、残ってよかった! -
次は弘前城へ向かいます。
「旧第59銀行本店本館」からは歩いて10分くらいです。 -
追手門から入ります。
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杉の大橋
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南内門
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下条橋から天守を望みます。
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天守は現在、石垣の修復工事のため、本丸の内側へ曳屋されています。
100年ぶりの大修理だそうで、
天守が再び石垣の上に戻るのは、令和5年4月の予定だそうです。 -
実は、天守の内部見学ができるのは、4/1~11/23までとのことで、あと1週間早く来ていれば見学できたのですが・・・残念。
これもリサーチ不足でしたね(反省)
このトシになると、「次回は」というのが果たして可能なのかどうか、だんだんおぼつかなくなってくるので、こういうミスは結構悔やまれます。 -
今度は桜の頃に来れるといいですね。
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本丸横からは雄大な岩木山が見えました。
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「藤田記念庭園」
こちらもお庭などの見学は4月上旬~11/23 までだったようで、洋館のみ見せていただきました。 -
待合いのような小部屋にステンドグラスが。
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こちらにも。
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1階の一部は喫茶室になっていました。
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「旧第8師団長官舎(弘前市長公舎) 国登録有形文化財 1917年築
ハーフティンバー風の洋風建築で、戦後はアメリカ軍の進駐部隊司令官宿舎として使用され、現在はスターバックスです。 -
こちらでは弘前限定ピンクのつがるびいどろを購入。
せっかくなので、五所川原の赤黒バージョンもほしかったなぁ! -
弘前名物アップルパイ。
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こんな明かりもレトロでかわいくて、ずっとくつろいでいたい空間でした。
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ルートイン弘前駅前
お部屋は青森より狭かったけど、カードキーで2枚いただけたのでよかったです。
女性用大浴場も青森は番号入力でしたが、弘前はカードキーでした。 -
青森の時は最上階だったせいか、wi-fi がうまくつながりませんでしたが、弘前はちゃんとつながってストレスフリーなのはうれしいことでした。
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11月28日(土)
ホテルの無料朝食。
こちらも青森同様種類があって、よかったです。 -
302号室。
最初、602号室を案内されたのですが、なぜか洗面所の換気扇の音がすごくて、
スタッフに来ていただいて変更していただけました。 -
ところで、朝起きたら、なんと!一面雪でした!!
観光案内所で「アップルパイガイドブック」なるものをいただいていたので、今日はアップルパイの食べ歩きでもしようかと思っていたのですが、寒い雪の中を歩き回って転んで骨折でもしたら困るので、市内観光はやめて、電車で10分くらいの大鰐温泉へ行くことにしました。
電車からの雪景色。 -
寒い~!!
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大鰐温泉駅から歩いて3分くらいの日帰り温泉「鰐の湯 鰐come」
産地直売所やレストランも併設されている新しくて大きな施設です。 -
入るとまず、産地直売所があります。
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開湯800年という大鰐温泉は東国を行脚していた円智上人によって発見されたと伝えられています。
鰐come はサウナに露天風呂、休憩コーナーに多目的ホールもあり、広々していて一日中まったり楽しめそうです。 -
露天風呂でご一緒になった地元のお二人連れの会話が流暢な津軽弁で「コロナ」という単語と数字しか理解できなかったのがとってもほほえましかったです。
雪を眺めながらの露天風呂は風情満点でよい思い出になりました。 -
こちらでは、大鰐温泉もやしという長~いもやしが有名のようで、お食事処「花りんご」では「もやしラーメン」や「うまか丼」などがあるようだったのですが、まだ早い時間で食べられなかったのが残念でした。
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線路沿いに大舘方面へ歩いて10分くらいのところにある大円寺。
「大鰐の大日様」として親しまれる阿弥陀如来坐像(国指定重要文化財)が安置されています。 -
本尊は阿弥陀如来なのに、なぜ「大日様」なのか?
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1191年の建立の時は大日如来だったようですが、長い歴史のうちに他の寺に移奉されたり移安されたり、明治の神仏分離があったり、あれやこれやの中で、現在に至ったようです。
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よくわかりませんが、いろいろあってもとにかく「大日様」なのだということのようです。
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とても立派なお寺だったので来年用に家内安全のお札をいただきました。
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大円寺の前の「中の橋」
この先に歴史ある温泉街があります。 -
橋からお寺を振り返った景色。
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駅まで戻ってきました。
駅の前に「足湯」があります。 -
大鰐温泉駅。
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津軽の奥座敷とも呼ばれる大鰐温泉郷。
ところで、どうして「大鰐」なんでしょうね?
大鰐町のHP によると「大阿弥陀」が変化したもののようで、直接鰐とは関係ないようです。
でも、江戸時代にはすでに大鰐と称されていたそうで、歴史ある地名なんですね。 -
弘前へ戻ってスーツケースを受け取って、新青森から帰京します。
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15:52のはやぶさ34号。
帰りの新幹線も空いていました。 -
思いがけないコロナ禍で世界中が厄難に見舞われた2020年。
まだまだ出口の見えない苦境の中にいます。
2021年は少しでも明るい光が見えますように。
一日も早く穏やかな日常が戻って、人々が自由に行き交えるようになりますように。 -
おまけ
青森はなんといってもリンゴ関連のお菓子類。 -
あとは、「スタミナ源」の焼肉のたれやドレッシングなど、ニンニクを使ったものが好評でした。
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