
2020/12/04 - 2020/12/05
61位(同エリア1009件中)
まつじゅんさん
- まつじゅんさんTOP
- 旅行記635冊
- クチコミ1114件
- Q&A回答61件
- 815,514アクセス
- フォロワー158人
2日目です。
カニと温泉を満喫し、天気も良いので丹後半島を廻り、40年振り位の天橋立を目指します。
丹後半島を周遊する道路は、一応ほとんどの箇所は片側1車線ですが、途中から海沿いの崖の上を走るようになり、助手席の奥様は結構スリリングだったようです。
車窓から見ると、高い崖の上の左車線、助手席の窓からは空を飛んでいるような感じだったようです。
途中、経ケ岬灯台はスルーして、密を避けてマイナーですが浦島神社に立ち寄り、伊根の舟屋、元伊勢 籠神社、成相寺から天橋立の眺望を楽しんできました。
天気も良く、青空の中を久し振りの丹後半島一周のドライブです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
夕日が浦のカニ一番を出て、スリリングな道を走る事1時間程で、ほぼ丹後半島を半周しました。
途中、絶景ポイントは車窓からの見学で、辿り着いた伊根町の浦嶋神社です。 -
昔話でおなじみの浦嶋太郎ですが、「浦嶋太郎」というのは、後に出てきた名前で、「浦嶋太郎」の「太郎」とは偉い方が使う言葉だったそうです。
このお話は「日本書紀」「万葉集」「丹後風土記」にも記述が見られ、浦嶋神社に伝わる浦嶋太郎伝説は最も起源が古い、と言われています。
宝物館には、浦嶋太郎伝説の玉手箱や、絵巻などが展示されています。 -
神社の由緒によると、延喜式神名帳所載に『宇良神社』とあり、創建は淳和天皇の825年、浦嶋子を筒川大明神として祀る、とあります。
浦嶋子は日下部首等の祖先に当り、開化天皇の後裔氏族となり、その大祖は月讀命の子孫で当地の領主とされています。 -
社殿は本殿、拝殿、中殿で構成され、本殿は茅葺の神明造、拝殿は権現造です。
2013年に、社殿全体が国の登録有形文化財に指定されています。
この拝殿正面の彫刻は、江戸時代に活躍した丹波国の中井權次氏の作で、この一統の特徴としては、
・3本のがっちりしたかぎ爪で丸い宝珠を掴んでいる。
・口を開けた時の舌がぐっと立ち上がっている。
・目尻が赤く塗られたものが多い。
・銅を用いた髭が螺旋状に巻き上がっている。
等があげられまう。
この彫刻は、梁の両脇先端部に唐獅子、獏、象などの霊獣を並べ、そのほか周りに麒麟、十二支の動物、牡丹、謡曲や中国の神仙説話などの登場人物、動物などが多彩にちりばめられています。 -
神社の前には、水之江里 浦嶋公園があります。
浦嶋伝説をモチーフに、ドーナツ型をした公園内で、玉手箱をイメージした建物「浦嶋館」や浦島太郎、乙姫等のモニュメントで表現しているとの事です。
浦島太郎と乙姫、真ん中は時空を超える輪「悠々時空」というらしいです。 -
浦嶋伝説では重要な役割を持つ「亀」のモニュメントもありました。
-
浦嶋館では、看板犬の「おと」が迎えてくれます。
乙姫から名付けられたんでしょうね。 -
次に向かったのは、道の駅 舟屋の里伊根。
伊根町は1993年のNHK連続テレビ小説、「ええにょぼ」の舞台となった場所です。
戸田菜穂さん主演の物語は、新婚早々、実家の伊根町に近い舞鶴の病院に赴任した新人女医、悠希が、別居婚などの試練にもまれながら、医師として、人間として、成長していく姿を描いたもので、「ええにょぼ」とは、内面外面の美しさを備えた美人という意味のようです。 -
この道の駅は、伊根湾を一望できる丘陵地にあり、約230軒あるという珍しい舟屋の街並みを見ることができます。
道の駅から下り、街並みを通ったのですが、道路からでは全く舟屋の形が解りません。
遊覧船が一番真近に見る事が出来るようですが、奥様隠岐の島で酔ってから、船は避けているので、乗船しなかったですが、道の駅から見える全容で満足しました。 -
伊根を出て、天橋立の展望所のひとつ、傘松公園に向かいますが、結構人が多かったです。
先ずは、籠神社に向かいます。 -
こちらは、丹後国一宮。
元伊勢の一社で「元伊勢籠神社」とも称し、「元伊勢根本宮」「内宮元宮」「籠守大権現」「籠宮大明神」とも呼ばれており、伊勢神宮外宮の旧鎮座地が丹後国分出前の丹波国であったという伝承は古くから伝えられているようです。
社伝によれば、現在伊勢神宮外宮に祀られている豊受大神は、現在の奥宮真名井神社に鎮座したとされており、「上宮」は真名井神社、本宮は「下宮」に位置づけられている伊勢神宮の元のような神社でしょうか。 -
神門前の左右に立つ凝灰岩製の石造狛犬です。
安土桃山時代の作で、重要文化財に指定されているようです。
神社側では鎌倉時代の作と伝えられているようですが、真偽のほどはどちらなんでしょうか。
阿形の狛犬の右前足は割れて鉄輪が嵌められていり、昔この狛犬が橋立に現れて悪さをしたので、天正年間に岩見重太郎が斬ったことによると伝えられているそうです。 -
これより先は撮影NGですが、本殿は桁行三間、梁行二間の神明造で、檜皮葺の建物です。
1845年の再建で、京都府の有形文化財に指定されています。
欄干の擬宝珠は赤、黄、緑に彩色された「五色の座玉」で、格式の高い神社を表すと伝えられているようです。
伊勢神宮の元ですからね。 -
傘松公園は人が多く、密を避けて天橋立の展望所としては一番標高が高い、成相寺に向かいました。
入場すると、愛車が悲鳴を上げそうな凄い急坂を5分程頑張って登っていくと、パノラマ展望台に到着です。
山頂からの宮津湾の景色です。 -
傘松公園は海抜130mですが、成相寺の「パノラマ展望台」は「天橋立で一番の見晴らし」といわれる素晴らしい景色でした。
天橋立は眺める位置によってその姿を変え、傘松公園からは「斜め一文字」とも、橋立を龍にたとえた「昇龍観」とも呼ばれています。
また、天橋立ビューランドからは「飛龍観」と呼ばれるようで、二大展望所ともいわれていますが、成相寺からは高いだけに余計に全容を見る事が出来ます。
天橋立の有名な「股のぞき」は、直立時の景色と変わって海が空に見えるというものですが、ふたりの日本人科学者が「股のぞき効果」の研究で2016年「イグ・ノーベル賞」を受賞されたようです。(立命館大学東山篤規教授と大阪大学足立浩平教授)。
研究内容は、大きさが異なる三角形の板を用意し、距離を変えて被験者たちに股のぞきで見てもらい、見た感じの大きさや距離を当てる実験により、股のぞきで見ると直立時より、大きさが小さくなり、さらに実際の距離よりも短く見えることが分かったようです。 -
パノラマ展望台には、カフェ「美人茶寮」があり、天橋立を眺めながら珈琲を飲めます。
-
メニューです。
-
クロワッサンとわらび餅、珈琲です。
-
パノラマ展望台には「かわらけ投げ」がありました。
輪の中を無事に通れば、願いが叶うといわれています。 -
展望台から急坂を降りて、西国三十三所第28番札所の成相寺に参拝です。
真言宗単立のお寺で、橋立真言宗と称しています。
願い事が「成り合う」寺として信仰され、本尊は聖観世音菩薩(聖観音)です。 -
本堂内すぐ右側には、「左甚五郎」作といわれる「真向の龍」があります。
どこからみても、龍と目が合うように見える、と言われているそうです。 -
成相寺から帰路につく途中に、天橋立ワイナリーに立ち寄りました。
天橋立を目の前に望むぶどう畑で、可能な限り自然栽培に近いワイン用ブドウの栽培と醸造を行っているドイツ仕込みのワイナリーのようです。
ソフトクリームが凄く美味しかったです。
京都縦貫道から京丹波みずほIC経由、R173で無事帰宅いたしました。
今回これまで。
PS:夕食は旅館からのお土産のカニです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
天橋立・宮津(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
22