2020/12/12 - 2020/12/13
56位(同エリア151件中)
Matt Yさん
- Matt YさんTOP
- 旅行記267冊
- クチコミ649件
- Q&A回答46件
- 690,760アクセス
- フォロワー139人
この旅行記のスケジュール
2020/12/12
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
首都圏外郭放水路、通称地下宮殿には以前見学しようとイベント時に訪問したことはあるのですが、その時は見学するのにお昼に来るなんて舐めている、とばかりすごい人でポンプ室しか見学できませんでした。最近はネットで見学会も予約できるので、今回リベンジとなったわけです。
見学コースは「地下宮殿」の地下の調整池だけを見るコースとそれに加えて立坑も見るコースと有り、両方見るコースが開催回数も少なく予約も先まで埋まっていたのですが、ちょうど良いタイミングで取れたので行ってみる、という次第。
そのまま帰っても良かったのですが、途中の岩槻で泊まって岩槻の街と大宮を歩いてきました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
PR
-
地元駅→池袋→大宮と移動します。敢えてボックスシートに座って旅気分を自己演出。
王子あたりの銀杏が綺麗に紅葉していたので帰りに寄ろうかな? -
大宮からは野田線に乗り換え。「東武アーバンパークライン」なる軟弱な名前への置き換えを進めている様ですが、そんな名前は認めたくないものです。しかし急行列車なんかも走っていてびっくりです。
-
そんな「野田線」に揺られ南桜井駅で下車。
南桜井駅 駅
-
駅前は新興住宅地の装い。新しい土地に来て最初に出会う人がその土地の印象を左右する事ってしばしばありますが、このケースでは1台の車に何人乗っているのか...と思うほど多くの子供を乗せたムスリムファミリーが通り過ぎて行きました。案外インターナショナルな街なのかも。
-
国道16号を渡り、
-
トボトボ歩いています。人の利便性は関係ない、むしろ人の行き来が少ないところにあるべき施設なので、アクセスはよろしくありません。
-
こんなところを歩くので、
-
Google先生の指示でも本当にこの道でいいの?とやや不安になる様な畑の中の道を行き、
-
林を抜けた先にあるここが地下宮殿への入り口かつ集合場所ですが、いったん受付をしなくてはならないので、奥に見える建物まで出向きます。
-
ここが一連の施設の司令室とポンプが設置されている建屋兼広報施設の龍Q館です。
首都圏外郭放水路 龍Q館 美術館・博物館
-
巨大な航空写真で流域の様子が掴めます。
-
古利根川と江戸川に挟まれたエリアにある綾瀬川などは洪水が起こると、両川が運んできた土砂で平たい地形ゆえ、水の逃げ場がなく洪水が起きやすいところ、かつ一度洪水が起きるとなかなか水が引かない特性があるため、それぞれの川を横のトンネルで繋ぎ、溢れた水を江戸川に排出する、というのが一連のシステムの意義です。
-
各川を横に繋ぐトンネルとポンプで江戸川に放出する一連のシステムをここで監視、コントロールしています。
とはいえ平時は見張っている必要はないので映画のロケとかもされているようです。 -
目の前には江戸川が流れます。河原が広く川がどこ流れているかわからないような川では無く、堤防から水の流れが近い、川らしい川です。ただ増水時に地下水路からの水をそれほど受け入れる余力があるようには見えません。
-
時間感になり、さきほどの集合場所で改めて参加者の確認後、立坑の入り口で2班に分けられ、1班目が済むまで少し待たされます。
1班が出発した頃になって、ハーネスを付け、 -
国土交通省のマーク入りのヘルメットを被りいよいよ立坑を見学です。
-
係員が移動する時のエレベーターを見た後、
-
下に見える地下宮殿と呼ばれる調整池の入り口レベルまで降りていきます。
-
順番に少し階段を下がって立坑から調整池を結ぶ横穴を覗きます。
-
横綾瀬川などから溢れ出た水は、横を結ぶトンネルに流れ、この立坑の底に流れ込みます。立坑に水が貯まり、水位が上がってくると、ここの横穴から調整池である地下宮殿に流れていくしくみ。
-
立坑の底。ここの底に横向きのトンネルがあって綾瀬川などから水が溢れた場合、ここに流れ込みます。
-
整備用の階段。水に浸かったところが色が変わっています。
立坑を見終わったあと、一旦外に出て、別の倉庫のような入り口から調整池、別名地下宮殿を見学します。 -
プレハブ物置かと思うような入り口から中に入るといきなり目の前にどーんとコンクリートの列柱が並ぶ空間に出ます。
-
人と比べると大きさが際立って見えます。
-
見学時間はゆったりあるのであちこち見て回れます。
-
柱に最高水位とポンプ停止水位が表示されています。
水位がこの間にある時先ほど立ち寄った龍Q館の建物にあるポンプが稼働して水を江戸川に放出する仕組みです。
こうしてみると強力なポンプを安定的に稼働させるために、立坑からの水を一定量溜める必要があり、この調整池があるのが分かった気がします。 -
先ほど見た立坑から見た開口部を反対から見るとこうなります。立坑から上がってきた水位がここを越えると調整池に流れ込んでくる仕組みです。
-
立坑との開口部を少し離れてみたところ。柱の向こうに立坑とその作業用階段が見えます。
-
蛍光灯の種類によって不気味な緑色に見えるところもあり。
-
地下宮殿の柱は円柱ではなく扁平的な柱の形をしています。
洪水が起きてここまで水が来てしまうとかは勿論、その後もしばらくは消毒とかがあるので、この施設を見学するときは、そのような災害がおきないことが前提になっています。 -
スケールは大きくて感動するのですが、コンクリートの柱があるだけなので、ある程度見てしまうと正直お腹いっぱい。と思った頃に見学時間が終わり地上に戻ります。
-
外に出るとすっかり暗くなっていました。
-
駅に向かう途中のお蕎麦屋さんで夕食にします。
-
「野田線」で大宮までは戻らず途中の岩槻で下車します。
岩槻駅 駅
-
このまま帰っても良かったのですが、47都道府県の内、この時点でまだ泊まったことがないのが岩手、群馬、埼玉県。
東横インさいたま岩槻駅前 宿・ホテル
-
丁度Gotoトラベルに加えてさいたま市の宿泊助成キャンペーンをやっていたので、この機会に埼玉県に泊まることにし、岩槻駅前の東横インに投宿したというわけです。
-
どこでも同じ東横インの部屋。昨今の他のホテルチェーンと比べると若干コスパが落ちてきているかな、と言った感じ。今回はGotoトラベルとさいたま割を使って2500円ほどでしたが、元値で泊まると思うと、とても泊まろうとは思わない価格帯。
-
全国どこでも同じ作りな反面、その同じ仕様を定めた時から時が流れ、今時必須のスマホを充電するためのベッド周りに電源がなく、ベッドサイドにテーブルもないとか、造りも古くなっているんですよね。
-
ユニットバスの狭い風呂よりかは広い湯船に入りたいのと、銭湯巡りを趣味にしている事もあって、近くの銭湯、「梅の湯」に向かいましたが、
-
確かに営業終了前の1時間は切ったけど、、、な時間に行ったらすでに受付終了でガックシ。
-
ところで岩槻はマンホールにも描かれているように人形の街なんだそうです。元々岩槻は岩槻「市」でしたがさいたま市として合併し、岩槻「区」になっています。さいたま市は浦和と大宮の覇権争いが目立ちますが、そんな中岩槻は一層影が薄くなってしまっている感(岩槻市民の皆様ごめんなさい)
-
朝食はコロナ対策もあって弁当が配られる形式でしたが...特筆したくなるくらいゲキマズでした。
-
街道筋の旧中井銀行の建物を活用した東玉大正館を見ながら
-
人形の街岩槻でその名も岩槻人形博物館があったので、、行ってみましたが建物は大きく人も沢山いるのに、展示室はたった2つ。いつ話の本筋が盛り上がるのかと思ったらエンドロールが流れるつまらない映画のように、本展示がいつ始まるのかと思ったらそのまま終わりで、あまりにあっという間に見終わりました。正直入場料の価値全くありません。
岩槻人形博物館 美術館・博物館
-
街中に時の鐘の案内が行ってみました。銀杏の黄葉は綺麗でしたが、川越の時の鐘と似た感じの鐘です。保存方法なのか、売り出し方が下手なのか、街並みの保存とかも含めてなんか色々岩月はちょっと残念な感じがします。正直。
時の鐘 (岩槻) 名所・史跡
-
坂を下って岩槻城址公園に行きました。
荒川の水を引いて築いたお城ですが、当時の建物はほとんど残っていなく、堀割りなども当時のものではないようですが、モミジは綺麗で癒されました。 -
とにかくモミジがきれい。
-
緑や広場が多くて市民の憩いの場になっていました。
-
銀杏も綺麗に黄葉しています。都内だとなかなかこういうふうに黄色一色になりづらいので、新鮮。
-
数少ない岩槻城の遺物とされる黒門。ただし色々なところに移築された上元々どこにあったかもわからないとのこと。
岩槻城址公園 公園・植物園
-
そしてこの公園にはなぜか東武鉄道のかつての特急車両、デラックスロマンスカーが展示してあります。
-
このボンネットの先頭車両、図鑑とかで見て、子供心にいつか乗ってみたい列車でした。
-
東武沿線と縁が薄い地区に住んでいたこともあってついぞ乗る機会はないまま引退してしまいました。
-
この手の保存車両としては、しかもコロナ期間中としては珍しく車両内部も見学できました。しかも清掃も行き届き、保存状態も素晴らしい!
-
運転台。今風の何でも電子化されて画面に表示されるやつと違ってメカ感が有ります。
-
この公園、モミジが綺麗でした。
-
岩槻城址公園を一通り見た後、岩槻藩の藩校だった岩槻藩遷喬館を見学しました。無料で見られますが、普通の民家の規模ですのであっと言う間に見終わってしまいます。
遷喬館 名所・史跡
-
内部は学校らしい凜とした雰囲気です。
-
続いて旧岩槻警察署の建物を活用した岩槻郷土資料館を見学します。戦前に建てられて2階の窓にアールデコっぽいアーチが描かれるなど近代建築としても魅力です。
岩槻郷土資料館 美術館・博物館
-
なかなかうまく撮れませんがちょっと遠目に。
-
中は受付カウンターがあったであろう造り。往時の様子を想像してみました。
-
街道沿いには古い民家もいくつか残っているのに超絶歯抜け状態でこれまたもう少し数や帯で残っていれば街並みで売り出せるのに、色んな面で残念な岩槻です。
「こんなにディスって住んでいる方、関係者の方々ごめんなさい) -
太田道灌ゆかりの芳林寺は駅から近いが、表通りからちょっと裏に入ったところに有ります。
芳林寺 寺・神社・教会
-
昔の岩槻城の図面。
今よりも堀の割合が大きかったことがわかります。 -
太田道灌の銅像
-
境内には太田道灌の霊廟もあります。
太田道灌と言えば江戸城を築き東京が首都になるきっかけを作った人物。
今東京が反映しているのもこの人のおかげといえます。
このあと駅に戻り、再び野田線で今度は大宮公園駅で下車。 -
門番をしている猫がかわいい庭園を過ぎて大宮公園に到着。
-
木々の黄葉に息を飲みました。
-
落羽松も綺麗に紅葉しています。
-
もう夕方に近い時間帯ですが、お昼を食べていなかったので、池の近くの軽食屋に入ると...
-
競輪場が近くにあり、場外車券売り場もあるので、店に居合わせている人は全員競輪やっている人オンリーなディープなお店でした。皆テレビで流れているレースに入り込んでいます。競輪全くわからない私には異世界だし超浮いている自分との自覚症状有り。
-
テーブルにも車券購入マークシートと鉛筆が常備。
大宮公園 花見
-
おでん安くて美味しかっです。
-
公園には無料の動物園もありますが、
埼玉県大宮公園小動物園 動物園・水族館
-
カピバラとかは良いですが、どの檻も今時の動物園としてはとても狭く、ハイエナなどはちょっとかわいそうに感じる動物も。
-
隣接する県営大宮公園野球場ではイベントが行われており、スタンドに入ることができました。
-
プロ野球の試合もたまに開催される球場ですが、アクセスや外野のグランドコンディション、外野スタンドの状態など設備面では評判の悪い球場ではあります。内野スタンドは改修されてきれいでしたけどね。
-
大宮公園を出て、そもそも大宮の地名の由来となっている氷川神社に参拝。
武蔵一宮氷川神社 寺・神社・教会
-
ここもモミジが綺麗でした。
-
関東では京都のようになかなか綺麗なモミジに出会いませんが
-
ここがこんなに綺麗とは知りませんでした。
-
日本一長い参道、裏から通る形になり途中で駅に抜けたので今回はコンプリートせず。
武蔵一宮氷川神社 寺・神社・教会
-
アーケードを抜けて
-
ごちゃごちゃしている大宮駅、駅前に到達。
-
駅舎の外観としてはクラッシックな国鉄駅スタイルです。橋上部分が大きくショッピングセンター並みに拡張されているのが外観からうかがえないですね。
こんな感じで埼玉で過ごす週末。家とは隣の県なので泊まりがけで行くことはなく、故に泊まったこともなかった埼玉県でしたが、別に遠くに行かなくても楽しく旅行気分を味わえることを実感。
また小さなお出かけ旅行に出かけたいものです。大宮駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
Matt Yさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
岩槻(埼玉) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
85