紅葉を探しに小石川散策

2020/11/21 - 2020/11/21

JALのインスタで紹介されていた紅葉が見たいと思い、小石川後楽園すぐ近くの宿に泊まったこともあって、行ってみました。

エリア 水道橋(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

東京在住ですがこの日は飯田橋のホテルに泊まっていたので、宿から徒歩1分の小石川後楽園。元々は水戸徳川家の上屋敷の庭園でしたが今は都立公園として運営されています。

小石川後楽園 公園・植物園

いかにも回遊式大名庭園、といった感じです。
借景(笑)の東京ドームがかなり雰囲気を削いでしまってますが、、、

綺麗に色づいている紅葉もありました。

が、やはり東京ドームの風船は違和感しかない...正直。

白糸の滝、なんだそう。

小石川後楽園 公園・植物園

中には見頃中もありますが、全体的には11／21の時点では、本格的な紅葉にはもう一つな感

茅葺きの東屋もあり風情を添えてくれます。

園内に紅葉は多く植えられていますが全体的にまだ早い感はぬぐえません。
とはいえ青空に映える紅葉もあります

木によっては見事に紅葉しています。

池を一周する形で庭園は整備されていますが、

こんなにも心癒される庭園がここにあるとは正直知りませんでした。

池の周りを巡ります。

紅葉の赤って不思議と心を雅にしてくれる気がします。

東側、一番東京ドームに近いエリアには内庭と呼ばれる、飛び出た形に位置している一角があり、ここだけで別のお庭のような雰囲気です。

兼六園に来ました、とジョークで嘘がつけそうな雪吊りがされています。

小石川後楽園 公園・植物園

池の南側からの眺め

庭園の池の南側のエリアは紅葉園として紅葉が植えられていますが、、、

うーん、まだ早い。不思議なことに日当たりが良いところの木の方が赤くなっており、日陰になるこちら側はまだまだでした。

でここで改めてJALのインスタはどこで撮ったのだろうと確認してみると、なんと小石川は小石川でも、小石川後楽園ではなくて小石川植物園と書いてありました。とんだ小石川違い。悔しいのでそちらに参らないわけには行きません。

改めて小石川植物園へ出直します。後楽園→植物園へは直線距離ではそれほどではないものの、歩くにはやや遠くかと言って交通の便もよろしくありません。100円コミュニティバスと歩きで移動しましたがこんな住宅地の中と思うようなルート。、

植物園といっても東大の研究施設です。
元々は江戸幕府の小石川養生所が設けられていたところでもあります。

小石川植物園 公園・植物園

植物園なので、庭園といった感じに整ってはいなくていろんな種類の木がポツポツ植えられている印象。

管理施設の建物はレトロでなかなかおしゃれ

温室も有り蘭も咲いてはいましたが、あまり咲いている花は多くなくやや期待外れ。

ナンテンの赤、改めてみてみると鮮やかさがすごい

で、おめあての紅葉並木。

やっぱりまだ早かった模様。

鮮やかな紅葉もあるのですが

まだ緑の効用がほとんどなのにもう散っている紅葉もあったり、すべてきれいに真っ赤になるのは難しいものがあります

紅葉並木の隣は芝生になっていて、遊びまわる子供の姿もあり、憩いの場となっていました。そういえば子供のころ親に連れられて何度か来た記憶も。

ちょっとでも紅葉を綺麗に撮ろうと頑張っている人や、女優ばりにポーズとっている人とか、人を見ているだけでも楽しいものです。

紅葉並木の奥に鎮座する銀杏は花粉受粉後植物なのに精子があって受精するということが発見された銀杏の木。

関係ないですが、紅葉に注目すると、赤にも色々な赤があることに気がつかせてくれます。

足元のマンホールを見ると、「帝大　下水」とあります。休校名の帝大なんて名前が残っているあたり、戦前からここにあるんでしょうか。

播磨坂の桜並木。桜の季節綺麗でしょうね、今回初めて通ったのでので季節に再訪してみたいところです。

播磨坂 名所・史跡

茗荷谷の駅を跨いで行きます。地下鉄なのに地上を走ったり、子供の頃からこのエリアは不思議なエリアに感じていました。

茗荷谷駅 駅

裏道に唐突に巨大な建造物がと思ったら拓殖大学でした。

西へ住宅地をすり抜けていきます。
この辺は江戸時代からの町名が残っていたり興味深いです

そんな住宅地を徘徊すると江戸の街らしい坂道があったり

酉の市の賑やかな提灯が有り、覗いてみると今宮神社とのことでした。

疫病退散にご利益あるとのことで、コロナ禍の終息をお祈りして来ました。

今宮神社 寺・神社・教会

今宮神社を降りると、音羽通りに出ました。江戸末期の古地図を重ねてみると今の音羽通りは護国寺の参道として今と変わらず真っ直ぐ整備されていたことがわかります。そんな江戸時代に思いを巡らせながら、綺麗に黄葉していた銀杏を愛でました。

鳩山会館の入り口。
言わずもがな政界一のおぼっちゃま鳩山家のいわば御本家です。
うっかりしていて入場可能時間を過ぎてしまい、入場できず。また日を改めて見にきたいと思います。

鳩山会館 名所・史跡

江戸川橋まで来ると神田川が現れます。神田川は江戸城のお堀を兼ねていたことからその流れは今と同じところを流れています。

江戸川橋駅 駅

鳩山会館を見られなかった代わりに、飯田橋近くの印刷博物館を見学しました。このご時世、入館時間ごとに枠を設定しているため、オンラインで申し込み。とはいえすぐ次のブロックの時間が取れて入場しました。

内部は写真が撮れないのが残念ですが、非常に興味深く、また展示の仕方についても非常に工夫されていて、見応えがありました。凸版印刷が運営している、いわば企業博物館ですが、自社の宣伝は全く感じられないところも好感が持てました。

一見の価値あり、と思った次第。

見終わって飯田橋に戻って来ました。遠くに旅行に行くのもいいけど、足元の東京を楽しむのもまた、楽しいものですね。

印刷博物館 美術館・博物館