紅葉シーズンにGoTo有馬温泉

2020/11/17 - 2020/11/18

紅葉が見たい！
温泉でゆっくりしたい！
美味しいもの食べたい！
温泉街で食べ歩きしたい！

「じゃあ行く？」

相方氏からGOサインをいただき、
近くて遠い温泉郷、有馬温泉に行ってきました。

エリア 有馬温泉(兵庫)

旅の始まりはJR大阪駅から。
電車で有馬温泉へ向かいます。
今回は大きめサイズのチェブラーシカを連れてきました。

大阪駅 駅

JR宝塚線の三田駅下車。
神戸電鉄三田線で有馬口駅まで来ました。
車窓の景色もすっかり秋色で、気分が盛り上がる！

有馬口駅 駅

神戸電鉄有馬線で有馬温泉駅へ到着！
電車で来るのは10年ぶりかな？

有馬温泉駅 駅

駅を出ると、川沿いの風情ある景色。
この景色見ると、有馬温泉に来たと実感するー！

山の至る所で朱色のグラデーションがかってテンション上がる！
宿の方いわく、泊まった時期が一番美しいタイミングだったそう。

橋に佇むねね様像の背景も、美しい紅葉が映えてますね。

宿のチェックインの時間まで、念願の温泉街ぶらりを楽しむことに。
ランチの時間だけど、夕食が懐石料理なので、控えめに小腹を満たします。

美味しそうな湯気に誘われて、和菓子工房ありまさんへ。
カリッとした皮とあんこの甘さが絶妙なかりんとう饅頭と、
ふわふわ生地にふんわりお酒が香る酒饅頭をいただきました。

和菓子工坊 ありま グルメ・レストラン

まんじゅううまぁーしか！

三津森本舗さんでは、手焼きされる有馬煎餅の製作過程を見学できます。

三津森本舗 グルメ・レストラン

出来立ての炭酸せんべいを試食できました。
パリッとした煎餅には、ほんのり塩味が効いてて美味しい。
試食の受け渡し口には、アルコールジェルも完備されていました。

竹中肉店では熱々のコロッケをがぶり。
コロッケ店には目がないです。
うまぁーしかぁ！

竹中肉店 グルメ・レストラン

ありまサイダー片手に有馬の街をぱちり。
レトロなデザインはかわいいですが、
鼻にガツンと抜ける強烈な炭酸で、飲むたびに涙目に。

相方氏が買ったお酒の包装もありまサイダー。
赤いラベルと青の文字がインパクト大でおしゃれ。
チェブも映えますね。

飲めない私はサイダー、飲める相方氏はビールで
温泉街をぐるっと一周。
行きたかったジェラートのお店が定休日なのが残念でした。

ARIMA BREWERY グルメ・レストラン

チェックイン時間となったのでホテルへ向かいます。
温泉街から急な山道を昇ること10分ほど。
立派な洋館が見えるころには息も上がっていました。
歩くんじゃなかった……体力不足を痛感する坂道上り。

有馬温泉　月光園　鴻朧館 宿・ホテル

温泉街から少し離れた、川沿いに経つ純和風旅館「月光園 游月山荘」
先程の洋館「鴻朧館」の麓にチェックインロビーがあります。
有馬温泉駅からシャトルバスが出ているので、体力に自信がない場合も安心。

有馬温泉 月光園 游月山荘 宿・ホテル

月光園は「鴻朧館」と「游月山荘」の二つが橋で繋がっているため、
どちらの施設も利用可能。
滝川にかかる月光橋の景観に惹かれて予約しました。
喧噪から離れて川のせせらぎを堪能できるなんて、最高の贅沢。

鴻朧館から月光橋を渡って游月山荘へ。
趣のある玄関口に、なんとなく背筋も伸びます。

玄関口に鯉…！
ごめんよ、この子はエサじゃないんだ…。

案内されたのは、川が見渡せる一番奥の部屋でした。川添いとても嬉しい！
公式HPの写真に比べると、明らかに暗い印象はありますが、
掃除も行き届いていて綺麗な和室です。

11月半ばの山中、しかも川沿いは冷え込みます。
暖房はあったけど、かなり熱くなるので、就寝中はオススメしないとのこと。
その分羽毛布団がめちゃくちゃ温かく、朝にはうっすら汗までかいてました。

お茶請けの炭酸せんべい。ほんのり生姜風味で美味しいです。

コロナ禍ならではの注意書きもあります。
レストランにも案内はあったけど、部屋で一通りチェックはしておきましょう。
こんなところでもフリー素材「いらすとや」が登場。万能。

冷蔵庫のビールは有料です。
買ってきたドリンクは入れにくい。

洗面も古いタイプですが、綺麗に整備されています。

アメニティも一通り完備。
コップにフタがついているのは、コロナ対策？

浴室はさすがに古さが際立ちますね。
まぁ館内温泉が３カ所もあるので使いません。

窓を開けると、滝川と鴻朧館が一望できます。
この景観が望める部屋に泊まりたかったんですよ！
狙い通りで嬉しいー！

夜になってライトアップされると、また一段と美しい。
洋館と紅葉と滝川の競演。泊まってよかったなぁ。

橋も夜はまた違った雰囲気に。蛍の季節にも訪れてみたいなー。
温泉や食事、お土産ものなど一部施設は鴻朧館側にあります。
橋の上は吹きさらしなので、移動の際は防寒対策は万全に。

夕ご飯の前に温泉に入ることにしました。
橋を渡ってロビーを通過し、鴻朧館の大浴場へ。

広い更衣室内は大きな洗面台にドライヤー、化粧品類完備。
シャンプー類も一通り揃っているので、タオル以外は手ぶらでも安心。

温泉はさらっとした内湯と、川のせせらぎを聞きながら入る浅めの露天風呂。
内湯は熱く感じたけれど、外気で涼んで入れる露天風呂は極上でした。

騒々しい空間は苦手だし、コロナ禍では密集する場所は避けたいところ。
夕食はメインに三田牛のあみ焼きがつく部屋食にしました。

食事は３セットに分けて運ばています。
料理は全て温かかったけれど、途中かなり待ち時間があったりもしたので、食事が終わったのは２時間くらい？
お品書きがあるので、料理が何か知りながら食べられるのがありがたい。

第一陣、食前種と前菜の先付、八寸、お造り。
白熱灯下で撮るiPhone7はちょっと写真写り悪いですが、味も見た目も華やかです。

食前酒は林檎酒でしたが、アルコールが全くダメなので相方氏にパス。
その様子を見ていた仲居さんから、後ほど代わりの林檎ジュースをいただきました。
事前に言わなかったこちらが悪いのに、お気遣いありがとうございます。

先付
一口目から「わぁ…っ」と声をあげる美味しさ。
鼻に抜ける香りも上品で、思わずにっこりと笑みが浮かびます。

八寸
見た目から楽しいし、味もそれぞれ素材の美味しさが主張されていて驚きました。
和食ってこんなに多彩な味を表現できるんだ…！

お造り
伊勢エビがある！鯛も鮪も甘くて美味しいです。
素材が美味しいと醤油もいらないんですね。

椀物は松茸の土瓶蒸し。
蓋を開けるとふわっと松茸の香りが広がります。
肉厚の松茸を噛みしめながら、小さい頃に行きつけのお寿司屋さんで出していただいたことを思い出す。
土瓶蒸し大好きだなー。

ここで30分ほど待ち時間が発生。
遅いな？とは思うものの、部屋食なので周りを気にせず、ゆっくりできるのがいい。
足を崩して相方氏と色んな話をしていると、ようやくメインの第二陣が到着。

焼肴は目玉の三田牛あみ焼き。
トロっとしていて、噛む程に肉の旨みが染み渡り、「う、うまぁー！」
待った甲斐がありました…！こんなに美味しいお肉をありがとうございます！

付け合わせの生野菜サラダ。ドレッシング美味しかったなー。
白と赤の粒は何かの実かな？と思ったけれど、仲居さん曰く寒天的な加工された何からしい。
ちゃんと説明受けたのに忘れちゃった。無味無臭でぷちぷちします。

中皿。お出汁が美味しい蓮根麺。
椎茸とニシンの煮物がまたお出汁の旨みを吸ってて美味しいんですよ。
赤いのは梅。酸っぱいと思ったらかなり甘かった。

蓋物の茶碗蒸し。
こちらも上品な美味しさで、ほっと安心します。
鯛やエビや銀杏の具がまたうまし。

ほどよくお腹が満たされた頃に第三陣到着。
食べたい、なのに入らない胃袋との戦い。

御飯は鯛の炊き込み御飯。
鯛の香りをたっぷりまとったお米がまたうまいこと…！
もりもり食べたかったけれど、さすがに限界がきてしまい、完食はできず。
くやしい…すっごく美味しかった…空腹なら全部入った…。

止椀の赤出し汁。赤出し大好きなんですよ。
お漬け物も美味しくて、胃袋を休ませる様にゆっくりいただく。
食後にお味噌汁飲むと安心しますね。

最後のフルーツとケーキ盛り合わせ。
お米とお味噌汁でゴールした食後の口直しにやさしいフルーツ…ありがたい…。

部屋食のお料理、本当にどれも美味しかった…！
こんなに美味しい和食は初めて食べました。
そして量はかなり、腹はちきれんばかりに出ます。
「全部食べきられる方のほうが珍しい」と仲居さんも言っていたので、完食希望の方はお腹を空かせて臨みましょう。

食後はゆっくりする予定だったけど、さっきお風呂に入った時にクレンジングジェルを忘れてしまいました。
化粧落とし・洗髪・洗顔ができず、止むなく二回目のお風呂へ行く事に。

游月山荘の大浴場は、こじんわりとした昔ながらの和風温泉。
見た目の古さはあるものの、金泉・銀泉の両方が完備されてます。
ちょうど人がいないこともあって、３つのお風呂の中で一番ゆっくり浸かれました。

お風呂上がりは、事前に売店で買った六甲牧場のアイスで乾杯。
川のせせらぎを聞きながら、あったかい羽毛布団にておやすみなさい。

山の中、しかも川沿いの朝は寒い。
ガタガタ震えながら目を覚まして、布団の上で寝る相方氏に驚愕しました。
キミ…暖房ついていないのに、寒くないのかい…？

低血圧の相方氏を残して、私はいそいそと外出準備。
３つ目のお風呂に向かうべく、滝川の脇に伸びる小道を歩きます。

３つ目のお風呂は源泉掛け流しの露天風呂。
自然に囲まれた風情のあるお風呂で、ほっこりと朝のひとときを堪能しました。
表現は微妙だけど、気持ちは「温泉に浸かるニホンザル」
なにもいらない贅沢って最高ですねぇ。

朝食は游月山荘の「月の座」にて。
マクロビオティックの考えを取り入れたオリジナル創作ビュッフェ…とのこと。
素材そのものを活かした優しい味の料理が多種楽しめます。
お刺身があるのは珍しかったな。サーモンに目がない我々大喜び。

コロナ禍での対策もばっちり。
トングは一人一個。食事中外すマスク置きもいただけます。
安心だけど、ビニール手袋をつけるのは、やっぱり面倒だなとは思います。
早く世界が落ち着くといいね。

昔はもっとバクバク食べてたのに、今は胃の負担を考えた控えめチョイスになってしまうのが切ない。
料理の味は、全体的に薄いのが気になるところ。
素材の味も、昨日の会席料理のほうがはっきりしていたような…。
お刺身は鮮度あって美味しかった。海鮮丼もできますね。

デザートは朝ビュッフェ定番のグラノーラinヨーグルト。
ハチミツもかけるのが私のお気に入り。

時間までまったりしてからチェックアウト。
最後に温泉街をぶらぶら。
ただ、コロナ禍の平日朝は閉まってる店が多かった。
前日にお土産買い終えてよかった…。
日帰りでも入れる金の湯は、朝でものれんが出ていました。

金の湯 温泉

脇には金の湯で浸かれる足湯がありました。
前日昼間は座る場所もないほど密だったけど、朝は人少なめ。
チェックアウト後がおすすめですね。

帰る前のティータイムに『カフェド坊』へ。
レトロな西洋調度品が並ぶ店内で、コーヒーや洋菓子がいただけます。
温泉街とはまた違った味のある空間が素敵。

カフェド坊 グルメ・レストラン

ソフトクリーム大好きな相方氏。
金泉塩キャラメルソフトクリームにもご満悦の様子。
金泉の源泉塩が使われているんだって。
ほんのり塩気を感じるキャラメル味が美味しー！

カフェを出た後ぐるりと温泉街を回ってから、先程の足湯で最後の一服。
とろりとした泉質が気持ちよくて、ずーっとでも座っていられそう。
温泉街ののんびりまったりした時間、やっぱりいいな…。

金の湯 温泉

名残惜しいけど現実に帰ります。
人の少ない電車に乗って、車窓の紅葉を眺めながら、本を読んでぼーっと過ごす。
同じ乗り物なのに、通勤電車とは全く違う世界が味わえて、心も体もリフレッシュしました。
東京より近いのに足が遠のいていた有馬温泉、また来たくなっちゃいますね。

有馬温泉駅 駅

最後にお土産一覧。
妹に頼まれたカメ印の入浴剤と、家族に頼まれた炭酸せんべい。
定番でいいのです。家族も温泉大好きだから。

自分用のお土産は、炭酸せんべい２種とお香。
ばりばりいけるノーマルと、チョコレートを挟んだゴーフルタイプ。
神戸有馬を取り巻く海・桜・竹林をテーマにした３種セットの「有馬彩香」は、有馬香心堂で購入しました。
気分によって香りを選べるのが楽しい。