2026/09/23 - 2026/09/24
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たっくん&ゆうすけさん
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神戸市 北区 有馬町,有馬温泉【中の坊瑞苑】と,タカラヅカは【宝塚ホテル】のアフタヌーンティーの旅行記です。
https://www.zuien.jp/
新神戸駅や三宮駅から神戸市営地下鉄+神戸電鉄で30分弱,大阪梅田からは高速バスで約60分(一部の便は新大阪駅や伊丹空港を経由),(JR・阪急)宝塚駅からは路線バス(阪急バス有馬線45系統・JR西宮名塩駅経由)で60分程度,関西の奥座敷・有馬温泉へ。
今回は,京都の御曹司K君とS君にEQSで迎えに来てもらい,伊丹空港周辺から約25分で到着。中国自動車道と,西宮山口JCTからは阪神高速7号北神戸線を利用するルートです。
宿泊は,温泉旅館「中の坊」として1868(明治元)年に創業した【中の坊瑞苑】。13歳未満宿泊不可,明石の魚介と神戸牛を中心とする料理にも定評のある大人のための老舗旅館です。オレは初めてだけど,K君とS君の定宿。チェックインは14時,アウトは12時,22時間滞在できます。
jまずは,中の坊瑞苑の【銀泉露天付貴賓室「瑞雲」(138㎡) 】 を動画でご覧ください。
https://youtu.be/wNJI5GNP88o
中の坊瑞苑の銀泉露天付貴賓室「瑞雲」の宿泊料金は,直予約でひとり総額 79,900円(3名1室,夕朝食付,個室ダイニング~辛夷(こぶし)会席~のプラン,宿泊8日前までキャンセル料なし,入湯税込み)。同条件で2名1室の場合はひとり総額 95,300円,4名1室では74,950円でした。6名まで宿泊できます。
「瑞雲」は最上階8階の客室で,和室12.5畳+ツインベッドルーム+リビング+茶室+銀泉露天風呂+内湯+トイレ(2)という間取り。K君とS君がベッドルームを使い,オレは和室に床を取りました。直近では2026年7月15日から16日にかけて,この「瑞雲」のお部屋で第67期王位戦七番勝負の第2局が行われています。
旅行記の構成は以下の通り。( )内は写真の枚数
【 Hakogi Sennen-ya 】(3)
【 Arima-no-yu, mentioned in the Nihongi 】(1)
【 Arima Onsen in Kobe】(15)
【 NAKANOBO ZUIEN @Arima Onsen 】(5)
[ ZUIUN Suite with open air bath ](13)+Movie
[ Lounge 'Riraku' ](2)
[ Private Family Bath (Kinsen) ](1)
[ Private Open Air Bath (Ginsen) ](1)
[ Communal Bath ](4)
[ Private Dining Room (Dinner) ] (11)
[ Private Dining Room (Breakfast) ](3)
【 Horaikyo Gorge 】(1)
【 TAKARAZUKA HOTEL】(3)
[ Lounge "Renaissance" (Afternoon Tea)](7)
表紙写真は,銀泉露天付貴賓室「瑞雲」の茶室。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【 Hakogi Family Residence / Hakogi Sennenya 】
箱木家住宅/箱木千年家
写真右側が【国宝 箱木家住宅 主屋(おもや)】,左側は江戸時代中期に建てられた【重要文化財 箱木家住宅 座敷】。
[この写真の撮影日は,2002年8月11日]
伊丹空港から車で35~55分程度(約41km),有馬温泉からは20~30分程度(約17km)。14世紀頃(室町時代前期)に建築された現存する我が国最古の民家です。通称「箱木千年家」。
神戸市 北区 山田町衝原,つくはら湖東岸に建っています。軒は深く低く,柱が見えず開口部もほとんどない閉鎖的な外壁(大壁造,おおかべづくり)も強く印象に残ります。呑吐(どんど)ダムの建設に伴い,1977年7月から79年3月にかけて,旧位置から約70m東南の高台の造成地に移築されました。
2026年5月22日,文化審議会は「箱木家住宅・主屋」の国宝指定を答申(重文指定は1967年6月)。15世紀(室町時代後期)に建てられた姫路市 安富町の「旧古井家住宅」とともに,民家としては初の国宝となります(「箱木家住宅・主屋」については2026年9月25日現在,官報未掲載。「旧古井家住宅」につき2026年9月4日,官報掲載済み)。
箱木家住宅は個人所有,旧古井家住宅は姫路市が所有しています。箱木千年家 名所・史跡
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入母屋造,茅葺き,平入(ひらいり;棟と平行な面に出入口)の主屋は,正面から見て右側(東半部)は天井の張られていない「にわ(土間)」,左側(西半部)の床上部は,手前に囲炉裏のある「おもて(座敷)」を設え,その奥に「なんど(寝室)」と「だいどこ(台所)」が並びます。
「前座敷三間(みま)取り」と呼ばれる日本の伝統的な民家形式の一つで,その祖型と考えられています。箱木千年家 名所・史跡
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(写真上)「おもて」と天井
(写真下)「にわ」と屋根裏の造作。
「にわ」の奥は「だいどこ」。
[この写真の撮影日は,2002年8月11日]
主屋は顕著な古式を示し,我が国の民家史において劈頭(へきとう;物事の最初)をなす遺構として貴重。中世における土豪の住生活の実態を知る上でも類い稀な現存遺構であり,極めて深い文化史的意義を有する,とされます。
柱や梁の形状・仕上げも荒々しく特異であり,他の近世民家との大きな年代的隔たりを感じさせます。箱木千年家 名所・史跡
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【 Arima-no-yu, mentioned in the Nihon Shoki or Nihongi 】
有間温湯(ありまのゆ)と日本書紀(日本紀)
画像出典:『日本書紀 : 秘籍大観』巻第23 舒明天皇紀(大阪毎日新聞社,1926年) 解説 黒板勝美,国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/1182143 (参照 2026-09-25)
[引用者注:画像は,日本書紀の写本のうち「書陵部本(宮内庁書陵部所蔵)」の影印本(写真複製本)を,著作権保護期間満了後,国立国会図書館がデジタル化して公開しているもの]
奈良時代の720年に完成した『日本書紀』には,舒明(じょめい)天皇の三年(631年;飛鳥時代)に「有間温湯」への行幸が記録されていますが,舒明天皇の十年(638年)にも,次のように記されています。
『十年(中略)冬十月,幸有間温湯宮。
十一年春正月乙巳朔壬子,車駕還自温湯。
乙卯,新嘗,蓋因幸有間以闕新嘗歟。』
大意:舒明天皇の十年十月に「有間温湯宮(ありまのゆのみや)」に行幸し,十一年一月八日に車駕(しゃが,すめらみこと=天皇の乗り物,天皇の尊称)は温湯より帰還。〔その3日後の〕一月十一日に新嘗(にいなえ,にいなめ=収穫された新穀)を聞こし召す(=召し上がる)。おそらく,有間への行幸により,新嘗の行事を欠いたのであろう。
[注;『春正月乙巳朔壬子』は,旧暦一月の「乙巳(きのと・み)」の日を朔〔新月=一日)として,「壬子(みずのえ・ね)」の日(一月八日)の意。新暦では639年2月19日にあたる。『闕』は「欠く」意。『歟』は疑問・反語・詠嘆の助字。]
概ね以上のような記述です。631年の項では単に「有間温湯」と記されていたものが,638年には「有間温湯宮」とされたこと(離宮が造営されたか?),行幸のために新嘗祭を延期していること(本来,旧暦十一月の2回目の卯の日に行われるものを,年を越して一月の最初の卯の日に実施していること。それをどう解釈するか?)が注目されます。
新嘗祭は,現在では宗教的意味合いを削がれて「勤労感謝の日」としてその残滓(ざんし)を留めます。
それでは,現代の有間温湯に幸(いでま)し,いや,参りましょう。 -
【 Arima Onsen in Kobe 】
三津森本舗
https://tansan.co.jp/
有馬名物・炭酸せんべいの【三津森本舗】。炭酸泉水を使用した生地を薄く焼き上げます。「金の湯」から徒歩1分(80m)。三津森本舗 グルメ・レストラン
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有馬温泉 金の湯・銀の湯
https://arimaspa-kingin.jp/
有馬といえば鉄分・塩分を含んだ「金泉」。含鉄-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・中性・高温泉)です。外湯【金の湯】は神戸市営の温泉入浴施設。有馬温泉駅から徒歩6分(350m),阪急バス有馬温泉ターミナル至近。
温泉寺の近くには外湯【銀の湯】もあります。こちらは,炭酸泉とラジウム泉の混合泉です。金の湯から徒歩5分(280m) 。金の湯 温泉
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カフェ・ド・ボウ(坊)
「金の湯」の向かい側には【カフェ・ド・ボウ】。白い洋館を改装したカフェ・仏蘭西菓子店です。有馬温泉の老舗旅館のひとつ「陶泉 御所坊」の御所坊グループの経営。カフェド坊 グルメ・レストラン
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ガレリーア・レティーロ・ドウロ
カフェ・ド・ボウの左隣,100年前の蔵を利用したギャラリーが【ガレリーア・レティーロ・ドウロ】です。
写真は,神戸・有馬温泉ゆかりの美術作家・無汸庵(むほうあん) 綿貫宏介(わたぬき ひろすけ,1926-2021)の作品。こちらで購入した大・中・小の皿と直径約13cmの小皿を,長年,自宅で大切に使っています。 -
う越利(うおとし)
ガレリーア・レティーロ・ドウロから2軒左隣,【う越利】は昭和の雰囲気の漂う食事処(寿司,うどん・そば,丼物,定食)。
丼物は,玉子丼(760円),木葉丼(850円),親子丼(1,000円),焼穴子とじ丼(1,020円),他人丼(1,150円),カツ丼(1,150円),天丼(1,500円)。う越利 グルメ・レストラン
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くつろぎ家
う越利からさらに2軒左隣。旅館「角の坊(かどのぼう)」の四つ角に建つ人気の釜飯専門店【くつろぎ家】。行列必至です。くつろぎ家 グルメ・レストラン
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ホテル花小宿
「陶泉 御所坊」や「有馬山叢 御所別墅」と同系列の【ホテル花小宿】。くつろぎ家のすぐ近く。有馬温泉 ホテル花小宿 宿・ホテル
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有馬山 温泉禅寺(温泉寺)
金の湯から徒歩3分(180m) 。現在は黄檗宗の寺院です。温泉寺 寺・神社・教会
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【温泉寺】のご本尊・薬師如来を守護する十二神将立像のうち,「木造波夷羅(はいら)大将立像」が国の重要文化財に指定されています。 室町時代の作。
十二神将のうちの波夷羅大将は「辰(龍)」の守護神。方角でいうと「辰」は,真北(子)を0°として,時計回りに120°の方向になります。南東は135°で辰(120°)と巳(150°)の間ですから,「巽(たつみ,辰巳)」の方角と呼ばれるわけです。
・北東:艮(うしとら, 丑寅) 鬼門
・南東:巽(たつみ, 辰巳)
・南西:坤(ひつじさる,未申) 裏鬼門
・北西:乾(いぬい, 戌亥)温泉寺 寺・神社・教会
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有馬の温泉寺は普茶料理(中国風の精進料理)をいただけることでも知られています。今回,予約を試みましたが,「お彼岸中で多忙のため,お受けすることができない」とのお返事でした。残念!
温泉寺 寺・神社・教会
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黄檗山 萬福寺(宇治市)
https://www.obakusan.or.jp/
普茶料理ときいて,都人がすぐに思い浮かべるのは,宇治市の黄檗宗大本山【黄檗山 萬福寺】。
(写真左上)
萬福寺・総門(重文)
(写真右上)
三門(重文)の額「萬福寺」(隠元禅師の書)
(写真左下)
法堂(国宝)
(写真右下)
大雄宝殿(国宝)
[写真の撮影日は,いずれも2002年6月9日]
重要文化財の指定を受けている萬福寺の主要伽藍23棟のうち,大雄宝殿(だいおうほうでん;本堂にあたる),法堂(はっとう),天王殿の3棟が,2024年12月,国宝に格上げされたことも記憶に新しいところです。黄檗山萬福寺 寺・神社・教会
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有馬 土山人(どさんじん)
https://www.dosanjin.com/
ランチは13時頃から石臼挽き手打蕎麦専門店 【有馬 土山人】で。有馬温泉駅から徒歩10分(550m),「金の湯」から徒歩4分(240m)。蕎麦 土山人 有馬店 グルメ・レストラン
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太巻き・半分(700円),板わさ(700円),出汁巻き玉子(1,000円),なめこ辛味せいろ(1,700円),海老天重とすだち蕎麦(2,800円),細びきせいろ(1,100円),ビール中瓶2本(800円×2),3人分合計でお勘定は 9,600円でした。
お店に行って順番を取ってから散歩に出かけると,携帯に電話をくれます。蕎麦 土山人 有馬店 グルメ・レストラン
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(写真左上)炭酸泉源
(写真左下)御所泉源
(写真右) 妬(うわなり)泉源
金の湯から最も遠い【炭酸泉源】で徒歩7分(400m) ,温泉寺からは徒歩4分(230m) 。炭酸泉源には飲泉用の蛇口が設けられています。泉質は,含二酸化炭素・鉄-単純冷鉱泉。鉄の味のするサイダー?
【御所泉源】(金の湯の近く)と【妬泉源】(土山人 有馬店の近く)は,いずれも金泉の泉源。中の坊瑞苑の金泉は「天神泉源」です。炭酸泉源 (炭酸泉源公園) 自然・景勝地
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金の湯から「月光園 鴻朧館」や「有馬山叢 御所別墅」の前を通って徒歩20分強(1.1km、標高差94m↑)。復路は15分強。
【鼓ヶ滝】の落差は8mほどですが,楚々として爽快な滝。朝の散歩にも最適です。」鼓ヶ滝公園 公園・植物園
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【 NAKANOBO ZUIEN @Arima Onsen in Kobe 】
『雪月花
花園 太室叟』
【中の坊瑞苑】の正面玄関。臨済宗妙心寺派の僧侶・山田無文(やまだ むもん,道名:太室,1900-1988)の揮毫。原寸大で織り込んだものです。
しなやかさの中に厳しさを宿す『雪』,
十三夜月の如く肉厚な『月』の字に対して,
笑みをこぼしているかのようにデフォルメされた草書体の『花』が愛らしい。有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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「花園」は京都市右京区の地名(花園妙心寺町,JR花園駅など)。この地には花園法皇(1297-1348)の離宮があり,それを改めて禅刹としたのが臨済宗妙心寺派大本山【正法山(しょうぼうざん) 妙心寺】のはじまり。1337年の開創です(冒頭で紹介した「箱木千年家」が建てられたのは,ちょうどこの頃であったでしょう)。
写真は【妙心寺塔頭 桂春院】(通年公開)の茶室「既白庵」(通常非公開)。
[この写真の撮影日は,2002年1月12日]
点前座には風炉先窓(ふろさきまど)が開き,二重棚と下方の空いた袖壁。中柱は辛夷(こぶし)丸太。右手の躙口(にじりぐち)の上に連子窓(れんじまど),その左手の壁には(障子が立てられていますが)下地窓(したじまど)と天井には突上窓(つきあげまど)。妙心寺 寺・神社・教会
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妙心寺の開創から遡ること百三十有余年,式子(しょくし)内親王(1149-1201,後白河天皇の第3皇女,賀茂神社の斎院も務めた)に,「雪月花」を詠み込んだ珍しいお歌があります。
『いくとせの幾万代(いくよろずよ)か君が代に
雪月花(ゆきつきはな)の友を待ちみむ』
(正治初度百首 前斎院 式子内親王)
1200年に後鳥羽院(1180-1239) に詠進された賀歌ですが,夢見るように平穏な華やぎに満たされている感じがいたします。
「雪月花」という言葉の典拠としては,白居易(772-846) の詩『寄殷協律(いんきょうりつによす)』(827年?) が夙(つと)に知られています。「雪月花時最憶君(雪月花の時,最も君を憶ふ)」。切ない故旧の情を詠んだ詩です。
『和漢朗詠集』(1013年頃編纂) にも収載された白氏のこの漢詩を,式子内親王が心得ていなかった筈はないでしょう。有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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中の坊瑞苑のチェックインは14時。正午前に車と荷物を預けて,散策とランチに出掛けていました。まずはロビーでお茶お菓子のサービス。
庭園の池とつながっているロビー脇の池で,錦鯉に餌をやることができます。頗る食い付きが良くて、鯉の上に鯉状態! -
中の坊瑞苑の館内施設案内
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【 ZUIUN Suite (VIP room with open air GINSEN bath) 】
銀泉露天付き貴賓室「瑞雲(881号室)」
このお部屋で,2026年7月15日から16日にかけて,第67期王位戦七番勝負(藤井聡太王位と伊藤匠二冠)の第2局が行われました(ただし,そのようなことを喧伝(けんでん)しないのも,この旅館の矜持(きんじ)でしょう)。 -
中の坊瑞苑の8階案内図
【銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」】は,最上階8階の881号室。
金泉銀泉露天付き貴賓室「愛宕」は6階,
金泉銀泉露天付き貴賓室「槇」は5階,
金泉銀泉露天付き貴賓室「和光」は3階
のお部屋です。 -
銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」のリビングルーム
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銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」の茶室(1)
凝った造りの4畳半の茶室。障子の向こう側はリビングで,段差があります。有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」の茶室(2)
『福聚海』
出典は,『法華経』の第25品『観世音菩薩普門品(観音経)』の「福聚海無量」。観世音菩薩の福徳が広大無量であることを海にたとえた言葉。茶室の掛け軸としては,お正月や祝いの席などに用いられます。
*
中の坊瑞苑のパンフレットの写真では,この茶室に『和顔愛語』の軸が掛かっています。
『和顔愛語 (先意承問)』
「和顔愛語(わげんあいご)にして,意を先にして承問(じょうもん)す」と続く『仏説無量寿経』(漢訳本の成立は5世紀前半か?)の言葉。主として浄土教系の宗派で大切な聖典とされています。表情はやわらかく,言葉はやさしく,相手の心を汲み取ってよく受け入れる。法蔵菩薩(悟りを開く前の阿弥陀仏)の積まれた修行の有り様として説かれています。 -
躙口から入る練習?
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銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」のベッドルーム
6畳大ぐらいでしょうか。ベッドに寝ながらでも見やすいように,TVは左手の高い位置に設置されています。 -
銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」の和室(12.5畳)
有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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浴衣の替えも用意されています。羽織,作務衣に加え,パジャマを用意してもらうこともできます。
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銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」のバスルームとアメニティ(1)
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銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」のバスルームとアメニティ(2)
(写真左上)
ロクシタンのシャンプーとコンディショナーのミニボトル,25gの固形ソープは人数分。
(写真右上)
ボトルのシャンプー,コンディショナー,ボディウォッシュは,ミキモトのパールエレガンス。
(写真左下)
メイク落とし,洗顔料,化粧水,乳液は,ポーラの IUGEN(イウゲン、幽玄)。 -
銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」のバスルームとアメニティ(3)
沸かし湯ですが,真新しい簀子の敷かれた気持ちのよい内風呂です。 -
銀泉露天付き貴賓室「瑞雲」の銀泉露天風呂
開放的な銀泉露天風呂。加水・加温・循環利用・消毒あり。有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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[ Lounge 'Riraku' ]
宿泊者にはラウンジ「里楽」でドリンクサービスがあります。時間は,14:00-18:30,20:00-23:00,そして翌朝 08:00-12:00 です。
夕食前の 16:30-18:30 の時間帯には,赤ワイン,白ワイン,ウイスキー(シーバスリーガル),ビールサーバーで生ビールも提供されます。3人で生ビール,白ワイン,ハイボールなど,いただきました。 -
アップルジュース,フレーバーティー(ジンジャーピーチ),オレンジジュース,アイスコーヒーに加え,マシンでコーヒー,アメリカン,カフェオレを淹れることもできます。
ティーバッグは「神戸紅茶」。おつまみは,クッキーやナッツ,チーズあられぐらいです。 -
[ Private Family Bath (Kinsen) ]
金泉の貸切家族風呂「寿泉」(有料)
予約制 4,400円(60分)
利用時間 6:30~22:30
大浴場と同じく4階にあります。16:30から予約しておきました。2人分の洗い場があり,タオル等も用意されています。泉質は,含鉄-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・中性・高温泉)。加水・加温なし,循環利用・消毒あり。有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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[ Private Open Air Bath (Ginsen) ]
銀泉の貸切露天風呂(無料)
利用時間 6:30~22:30
6階にあり,空いていれば施錠して利用できます。洗い場はなく,タオル等は客室から持参します。泉質は,単純放射能泉(低張性・中性・低温泉)。加水・加温・循環利用・消毒あり。有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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[ Communal Bath ]
大浴場(1)
大浴場「瑞泉」と「爽泉」の利用時間は,14-24時,5時半-12時。「瑞泉」と「爽泉(露天風呂あり)」は,男女の入れ替えがあります。
写真は「爽泉」の内風呂。金泉以外は沸かし湯です。サウナが併設されています。 -
大浴場(2)
大浴場「爽泉」の開放風呂。金泉とジャグジー。
大浴場の金泉については,温泉入替時のみ適温にするため加水あり,加温なし,循環利用・消毒あり。 -
大浴場(3)
湯上がり処で,マスカット酢,スポーツ飲料,ウーロン茶に浄水,緑茶と梅昆布茶をいただけます。
加えて,13:30~19:30 の時間帯には,ミニ缶のビールのサービスもあります。 -
大浴場(4)
実際に手に取って好みの枕を選べるコーナー。羽枕,半そば枕,そば枕(大・小),パイプ枕,低反発枕。枕は夕食中に用意されます。 -
[ Private Dining Room (Dinner) ]
17:30~19:30 スタート。2階「個室ダイニング有馬優彩」の「秀楽」というお部屋でいただきました。
中の坊瑞苑では食事の場所も,部屋食,個室ダイニング,シェフズルーム・鉄板焼カウンター,シェフズルーム・焙窯焼き個室と,多彩な選択肢があります。 -
瑞苑会席をグレードアップした「辛夷(こぶし)会席」をいただきます。
食前酒 日本酒 又は 果実酒
旬 彩 焼秋野菜の美味酢漬け
汲み上げ湯葉のいくら添え
子持ち鮎 海老の唐墨よごし
香住蟹 菊花 芹のお浸し
祝いの席だったので,食前酒に加えて1人1ドリンクのサービスがありました。グラスワイン,生ビール,冷酒,焼酎,梅酒、チューハイ,ソフトドリンクから選択できます。 -
椀 物 零余子の真丈 松茸
紅葉人参 銀杏大根 隠元 木の芽
お赤飯も添えてくださいました。口福眼福。有馬六景(鼓滝松風,落葉山夕照,有明桜春望)のお椀の潤いある輝き。
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造 り 明石鯛 明石蛸 本鮪 雲丹
明石鯛と明石蛸は「中の坊瑞苑」の定番。素晴らしい。お造りは雌の明石鯛と決まっている,都の「瓢亭」を思い出します。
淡路の藻塩、京都の金胡麻油,ポン酢,醤油。藻塩+胡麻油でカルパッチョ風にアレンジも。有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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「伊勢海老の姿造り」は追加料理(12,000円)。ぷりぷりした食感と、磯の香りを伴う甘みと旨み。頭や殻は翌朝の味噌汁に。
更に,烏賊のお造りのサービス。お祝いのメッセージは梅肉で書かれています。
追加料理としては他に、
・焼き鮑(4,200円)
・季節野菜と海老の天ぷら(2,800円)
・黒毛和牛サーロインの握り寿司4貫(3,500円)
・神戸牛サーロインの陶板焼60g(12,000円)
などがあります。 -
強 肴 神戸牛のしゃぶしゃぶ 又は 白味噌鍋
又は 鮑の肝鍋 又は 海鮮鍋
写真は,「神戸牛のしゃぶしゃぶ」、それに「海鮮鍋」の具材(海老,帆立,鱧,穴子)。神戸牛が最高。そこそこ薄切りで食べやすく,程よくのった脂も得も言われぬ旨さ。有馬温泉 中の坊 瑞苑 宿・ホテル
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煮 物 松茸 赤甘長しし唐豆腐 丸茄子
万願寺唐辛子 蕪餡掛け
焼 物 かますの柚庵焼き
季節野菜の浅漬け ちり酢
(水茄子は料理長からのサービス))
御 飯 但馬産コシヒカリ
太刀魚と茸の釜炊き御飯
木の芽 合わせ味噌 香の物 -
果 物 季の実のゼリー掛け
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地酒のメニュー
「兵庫五国」と呼ばれるように,兵庫県は旧国名でいうと「摂津」「丹波」「但馬」「播磨」「淡路」の五国の寄せ集めです。そのことがよくわかる地酒のメニュー。
寄せ集めであるが故に,瀬戸内側から日本海側まで、また海・川から内陸の盆地,山間部,島嶼に至るまで,多彩な自然と食文化に恵まれています。
摂津の国というと大阪府のイメージが強いかもしれませんが,有馬温泉も箱木千年家も旧国名で言えば「摂津国」にあります。西部を除く現在の神戸市の大部分と,大阪市の大部分は,同じ「摂津国」でした。 -
食べ切れなかった「太刀魚と茸の釜炊き御飯」は,夜食のおにぎりにしてくださいました。
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中の坊瑞苑の夜。おやすみなさい。
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[ Private Dining Room (Breakfast) ]
07:30~09:00 スタート。7時半から昨夜と同じ個室ダイニング「秀楽」で。写真は和朝食。焼き魚は選択できます。昨夜の伊勢海老を使った味噌汁が付きました。 -
洋朝食。ジュースはアップルジュース,豆乳,みかんジュース。生野菜か蒸し野菜、目玉焼きかスクランブルエッグを選択します。ヨーグルトには丹波の黒豆が。
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フルーツとデザートが付きます。
朝食後は正午のチェックアウトまで,惰眠を貪るK君をほっといて,大浴場や部屋の銀泉露天風呂,鼓ヶ滝(既述)までの散歩などを楽しみました。 -
【 Horaikyo Gorge 】
蓬莱峡
中の坊瑞苑を正午にチェックアウトして,宝塚ホテルまで一般道で30分弱。写真は,兵庫県道51号「宝塚唐櫃(からと)線(有馬街道)」から望む蓬莱峡(兵庫県西宮市)。
六甲断層によって破砕された花崗岩が,更に風化を受けて鋸歯状に尖り,独特の景観を呈しています。わが国では珍しい所謂「悪地 (Badlands) 」であり,風化した花崗岩の表面は素手で崩せるほど脆いそうです。
ダイナミックな地形は,山が崩壊していく過程の一時的な姿に過ぎません。数万年以上という地質学的な年代の経過により,なだらかな地形に変化していくものと考えられています。蓬莱峡 公園・植物園
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【 Takarazuka Hotel 】
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/hh/takarazukahotel/
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/hh/takarazukahotel/contents/yumenotsudzuki/
旅の〆は宝塚ホテルでアフタヌーンティー。2020年6月に宝塚南口駅前から,宝塚大劇場の西隣に移転開業してからは,初めての訪問。
フツーのホテルとは客層も雰囲気も全然違うので,男3人で行くとその場にそぐわない感はハンパない。笑。と言うより,周りが浮世離れしているので,フツーな俺たちの方がオカシイ?かのような錯覚に陥る。
初めて来たS君が「宝塚,コワイ」と言う。スプーンの先みたいなまつ毛付けてる人がいる!」。宝塚ホテル 宿・ホテル
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宝塚大劇場で1976年1月から1981年5月まで使用されていた緞帳の一部。
現題 「騎士の門出」(部分)
原画 小磯良平(1903-1988) 作
寄贈 鐘紡株式会社(当時)宝塚ホテル 宿・ホテル
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写真は,K君がどーしても撮れと言うので撮った男性用レストルーム。ベイズン,小便器,個室が,片側に一直線に並ぶ斬新な設計。遥か彼方にある窓から,溢れんばかりに眩い光が差し込む! なんか白過ぎて落ち着けない。
宝塚ホテル 宿・ホテル
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[ Lounge "Renaissance" (Afternoon Tea)]
口の悪いK君が,隣のテーブルに座っていたオバサンの指輪について,「石がゴキブリぐらいの大きさやった!」と。「ゴキブリ大」の指輪って。笑
もう秋だけど,サマーアフタヌーンティー(会員料金でひとり 6,120円)をいただきました。ラウンジ ルネサンス グルメ・レストラン
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Lounge "Renaissance"
【紅茶】ニルギリ/ティーブティックオリジナルなどラウンジ ルネサンス グルメ・レストラン
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生ハムとオレンジ 白ワインジュレとともに
白身魚のエスカベッシュ
アボカドとオイルサーディンのオープンサンド -
スコーン
スコーンレモンティーラウンジ ルネサンス グルメ・レストラン
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ピーチジャスミン
ラウンジ ルネサンス グルメ・レストラン
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[写真上]
レモンパイ
マカロンチェリー
サマープティング
[写真下]
ココナツメロン
ラベンダームース
フィナンシェラウンジ ルネサンス グルメ・レストラン
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お茶は3人で,ニルギリ,ティー ブティック オリジナル,アールグレイ,ハイビスカスフラワー,アイスコーヒーなどいただきました。
K君が「量も甘さも丁度いい。アフタヌーンティーはずっとここでいい」と絶賛のアフタヌーンティーでございました。
了ラウンジ ルネサンス グルメ・レストラン
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