2020/09/24 - 2020/09/26
473位(同エリア899件中)
RJ西日本さん
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GoToトラベルでどこか行こうと考えたのが夏の暑くてたまらない時期。もう北海道しか思い浮かばず、ずっと乗ってみたかった宗谷本線で稚内に行こう、ということになりました。
特急「宗谷」は途中から携帯の電波もない原野へ入りテンションが上がる。最北端の地では名物チャーメンをうまいうまいと食っているうちにバスを逃し、思わぬ形で贅沢タクシー旅に、しかしこれが当たり。最北端で最果て感とでっかいどう感を同時に味わい、ノシャップ岬ではインスタ映えのする(インスタやってへんけど)夕日+利尻富士。宿泊のサフィールホテルでは蟹とたこしゃぶで大満足、思っていた以上に充実した旅になりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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札幌で前泊した翌日。前日に札幌駅をさまよった経験からJR札幌駅までの最短ルートをチェックアウトの際に確認しておきました。
写真は、昨晩泊まったタワーホテル。立派なホテルやねんけどとにかく入口がわかりにくい。。JRタワーホテル日航札幌 宿・ホテル
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駅弁屋で朝食を買い、7:30の特急「宗谷」(宗谷って「○号」ってないのかと思っていたら1日1往復しかないらしい)に乗るためにホームに向かいます。
こっちは完全に観光のために特急に乗る気分なのですが、駅には圧倒的多数の通勤・通学客がいます。よく考えれば札幌は普通に大都市なので当たり前のことなのですが、ギャップに不思議な気持ちになります。札幌駅 駅
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5時間以上乗るということもあり、慎重に事前に「えきねっと」で指定席を撮っておきましたが、思ったより自由席に人が並んでいる。座れないということはないでしょうけどね。
札幌駅 駅
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稚内!本州に住んでいる人間からするとまさに最果ての地名。ロマンがすごいです。
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乗車。
距離396.2kmは現在の昼行特急で第2位(1位は九州のにちりんシーガイア)、乗車時間は5時間超え!完全に未体験の世界です。北海道はでっかいどう。 -
札幌駅の駅弁屋で朝食を買った駅弁は「石狩鮭めし」。まあうまいけど、いくらがそもそも塩辛い中で鮭も塩味強めなので、ちょーっと塩辛いな。。薄味好きな方には向かないね。
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旭川までの区間。(ステレオタイプな)北海道らしい景色です。
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旭川を過ぎると天塩川沿いをゆきます。ここからの区間は本当に「未開の地」!
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人気が全然ない、でも「山奥」でもない、というのが本州ではなかなかない景色です。いかつい。
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この写真では伝わならないと思うのですが、とにかく「平坦なのに人気がない」という区間をずーっと行きます。ところどころ、いわゆる「秘境駅」を通過します。携帯電話の電波が怪しかったり入らなかったり、なかなかの速度で走る特急列車とのギャップがいい。
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特急列車の旅の後半、またステレオタイプな北海道の景色が見えてきました(まだ携帯の電波は怪しいです)。
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広~い!
宗谷本線に憧れたきっかけは、何かの番組で宗谷本線の特集をやっていて、いろんな駅や街を紹介した上で、途中で「ここから先は(稚内まで)特に何もありません」ってなったナレーション(うろ覚えですが)。日本にそんな地域があるのかと鳥肌がたったものです。本当に、なにもない。 -
かなり稚内に近づいたところで、まもなく左手に利尻富士が見えますよという車内アナウンス。ちょっと減速してくれました。うむ、見える。
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ついに稚内に着きました!5時間なんぼも、非日常感のおかげで決して長くは感じませんでした。
稚内駅 駅
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稚内駅 駅
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こちら特急「宗谷」。こんな時期だし、こんな場所だし、ほとんど観光客なんていないと思っていましたが、同じようにカメラやスマホでぱちぱちやっている人がかなりたくさんいて、びっくり。
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これが本当の最果て。ぐっときます。
稚内駅 駅
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もうちょっと観光客が少なければもっと最果て感あるんですが、そこは自分も観光客なんやから贅沢言ったらいけませんね。
稚内駅 駅
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いずれにせよここは本当に憧れの地。
稚内駅 駅
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こういうのもありました。
稚内駅 駅
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さて、ここまで来たら日本最北端宗谷岬に行かない理由はないでしょう。と、その前に、バスまで時間があるので(12:40に列車が稚内駅着/13:20にバスが出発、稚内駅で多少ブラブラした)、昼飯にしましょう。
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駅から5分ほどのさびれた商店街にある「大王本店」。ここは稚内名物の謎のB級グルメ「チャーメン」の有名店だそう(翌日利用した地元のタクシー運転手さんもいい店だとおっしゃってました)。
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醤油チャーメンと塩チャーメンがあったと思いますが、醤油を注文。
いわばあんかけ焼きそばですが、味はちょっと濃い目・海鮮含め具だくさんでいい感じ、そして麺が焼いてあるんですかね、表面かりっとで、これが絶妙に「あん」に合っている。めちゃくちゃ気に入りました!一級品のB級グルメ(?)です。また食べたい。
…のはいいけど、麺を焼いている関係か、出てくるのに結構時間がかかる。。普通のラーメン屋の感覚でいたので焦る。あれ、この調子だとバスに間に合わんぞ…?どうしよう。大王本店 グルメ・レストラン
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宗谷岬方面にもう一本だけバスがあるのですが、それに乗ると帰りのバスがない。しかしここまで来て最北端に行かないわけにも…。
ええい、しかたない、散財になってしまいますが、駅前からタクシーに乗りました。 -
運転手さん、観光タクシーもやっておられるのか、宗谷岬までの間手慣れた感じでいろいろ解説をしてくれました(黙って送るだけでもいいところでしょうけど親切ですね)。蟹をはじめとするいろんな魚介類の話とか、ロシアとの交流とか、漁業にまつわる裏稼業とか…うろ覚えですがなかなか稚内はいろんな意味で面白そうなところという印象はもちました。この写真の林もなんか解説してくれたのですが忘れてしまった。。
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宗谷丘陵が見えてきました。風車がぐるぐる。地権者が土地を貸すとかいう話を聞きました。
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運転手さん、目ざとくアザラシの群れ発見!波とか岩礁と区別がつきにくく、自分では全然わかりませんでした(さすがに路線バスの運転手さんは教えてくれませんわね)。望遠レンズもないのでまともに写ってはいないのですが、たしかに結構大量にぷかぷか浮いています。すげえなあ、北海道、大自然だ。
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運転手さん、この間宮林蔵が樺太に渡った地点も寄ってくれました。ロマンですなあ。
間宮林蔵渡樺の地 名所・史跡
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写真中央に映っているのは、時期が来るとトドが大量にやってくる島だそうです。運転手さん、普通のタクシー運賃だけで解説までしてくれてありがとうございました。1万円弱。人数が多かったらその他の地域も含めてタクシー観光もありでしょうね。1人はちょっと贅沢過ぎるw。
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到着。同じぐらいのタイミングで路線バスも着いたのでそれなりに人が多い。人がいないタイミング狙ってパチリ。人生で1回は来てみたかった場所制覇。
日本最北端の地の碑 名所・史跡
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眺めの良さそうな丘の上の方に上がってみましょう…って、なんかでかいのがいる!ピントが合っていませんが、エゾシカさんです。奈良の鹿の1.5倍ぐらいでかい気がする。こんなのが公園に当たり前におるんだなあ。
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幸い天気が良いので、樺太がうっすら見えます。あっちは外国かあ。ワクワクしますね。
宗谷岬公園 公園・植物園
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旧海軍の建物。おとなしい感じですが、昔はもっといろいろあったんだろうか?
旧海軍望楼 名所・史跡
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灯台。
宗谷岬灯台 名所・史跡
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なんかの像。あんまり興味ないけど…。
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逆光ですが北側は草原が広がります。
宗谷岬公園 公園・植物園
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windows xpの壁紙のようです。さっきのエゾシカさんがぽつりと写っています。
宗谷岬公園 公園・植物園
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宗谷岬公園 公園・植物園
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この先は宗谷岬丘陵、草原がずーっと続いていて壮観です。白い道(だったかな)など見どころもあるようですが、時間がないので残念ながらパス。しかしこの眺めだけでも北海道に来た感があって十分よかったです。
宗谷岬公園 公園・植物園
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宗谷岬から、今度はちゃんと予定していた路線バスに乗って稚内駅まで戻ってきました(結構混んでいたので早めに並んでいて正解でした)。数分歩いたところにあるホテルにチェックインします。
サフィールホテル稚内 宿・ホテル
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サフィールホテル稚内。結婚式なんかも行われる、稚内では一番いいホテルかな。稚内駅付近には「定番」ドーミーインもあり、普段だったらそっちでしょうけど、今回はGoToなのでちょっとハイクラスへ。
サフィールホテル稚内 宿・ホテル
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海側の部屋でした。小綺麗で静かな港、そして、名物防波堤ドームも。なかなかおいしい眺めです。
サフィールホテル稚内 宿・ホテル
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フェリーが来ました。あれは、利尻や礼文からきたやつかな?
外を眺めたり朝札幌のホテルでもらった「道新」を読んだりしながら、夕日の時間まで少しのんびりします。サフィールホテル稚内 宿・ホテル
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夕日の時間に合わせてバスに乗ってノシャップ岬までやってきました。ノシャップ岬というと、北海道の一番上に二本出ている岬の西側のほう(東側が宗谷岬)。
宗谷岬と比べて「ノシャップ」行きのバスはかなり頻繁に出ており、乗車時間も長くありません。バス停から岬までは徒歩10分程度というところかな。お気楽。ノシャップ岬 自然・景勝地
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天気が良いので利尻富士もきれいに見えています。
ノシャップ岬 自然・景勝地
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最果ての夕日の名所。この看板がなかなかインスタ映えしますね(インスタやってへんけど)。
ノシャップ岬 自然・景勝地
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最果てといいながら夕日を見に来ている人は結構います。
ノシャップ岬 自然・景勝地
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海に日が沈みます。
バスに乗って再びホテルに戻ります。ノシャップ岬 自然・景勝地
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ホテルに戻って待望の夕食。洋食と懐石を選べますがやっぱり後者。宗谷らしい食事がいただけるようです。
四季彩ダイニング あんのん グルメ・レストラン
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ほたても有名みたいですね。
四季彩ダイニング あんのん グルメ・レストラン
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毛がになんてそれこそ子どものころに北海道連れて行ってもらって以来かもしれない。運転手さんに「この時期のは冷凍だね」とネタバレされていたので少々テンションは下がっていましたが、ときどき「あいてっ」となりつつ、ちまちまほじくりながらビールや冷酒をやるのは幸せ。
四季彩ダイニング あんのん グルメ・レストラン
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さらに稚内名物といえばタコしゃぶ。面白い、むこうが透けて見えるぞ。
四季彩ダイニング あんのん グルメ・レストラン
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ちょうどいい感じの歯ごたえでうまかったです。
稚内名物を一通り味わい、大満足。稚内、予想以上にええやん、となった一日でした。四季彩ダイニング あんのん グルメ・レストラン
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