亀ヶ渕切通－2020年秋

2020/11/16 - 2020/11/16

　亀ヶ渕橋を渡ると二階堂川側には住宅が並んでいる。その住宅からご主人が出掛けるところで、門の扉を開けて出てくる。挨拶して、「この前にあるのは切通ですか？前から気になっていたのですが。」、「入れるよ。」、「え、鍵が掛かっていますよ。」、「あれはそう見せているだけで鍵は掛けてはいない。」、「入りますか？」、「では。」、「ここに戻らないようなら、このように閉めて。」と教えてくれた。「他に出られるのですか？」、「杉林から出られる。」という。
　入って行くと確かに切通だ。しかし、その切通は砂防ダムのような鉄のネットを掛けた石積みになっている。また、切通の先の右側は急な斜面で表土がない。昨年の台風で土砂崩れがあって二階堂川沿いの崖が崩壊し、川を堰き止め、浸水した。今、改修工事中のその崖のようだ。こちら側の崖も同じように崩壊したのだろう。
　向かいの尾根を上る。竹林の竹を伐採して下に並べてあるが、邪魔になって中々上れない。この後、尾根を通って南に向かうのだが大変な誤解であった。
　この切通の先に見える沢はこの切通道の先ではなく、この竹林がある場所への出入り口で、左側（北側）に塔頭か何かが建っていたのではないだろうか？
　帰りに東電変電所前から下ってくると、亀ヶ渕橋の手前に杉林の杉の木の根元にロープを張ってあり、それを伝って上って行く山道があった。切通から左に向かった先が杉林で、ここに出るのかも知れない。
　なお、永福寺の裏にある永福寺切通の先にも竹林があり、永福寺の表側と裏側に同じように切通があることに驚いてしまった。これらの切通の先には塔頭があった可能性が高いのか？
（表紙写真は亀ヶ渕切通）

エリア 鎌倉(神奈川)

亀ヶ渕橋下流の改修工事現場。

亀ヶ渕橋を渡るとフェンスの中に切通。

亀ヶ淵切通。

亀ヶ淵切通。

亀ヶ淵切通。

亀ヶ淵切通に倒木。

砂防ダムのような鉄のネットを掛けた石積み。

切通の先。

切通の先の倒木。

切通の先の倒木。こちらが永福寺の経塚方面か。

永福寺の経塚方面の法面。地滑りの跡か。

切通を振り返る。

切通の先には竹林。

切通の先の竹林。道があるようにも見える。

竹林の先に尾根が見える。

竹林から下を望む。

尾根への道。

尾根へ向かう沢。

尾根に近づくと斜度が急になる。これでは人が通る道ではない。

間もなく尾根だが、中々きつい坂だ。

尾根の手前。

尾根の手前。

尾根から切通を見る。

尾根。

尾根から切通を見る。