馬場花木園散歩　１０月の花（２８種）

2020/10/01 - 2020/10/31

「withコロナ」で感染を予防しながら日常生活を送ります。
しかしながら、遠出はあまり出来ずに家の近くの馬場花木園まで散歩を続けている。
馬場花木園は花が一杯、古民家もできて素晴らしい和風庭園だが、アクセスが悪いことも有りいつも空いている。
普段から訪れているところだが、今年はコンデジ片手にじっくり花との会話が出来ている。
今まで、見過ごしていた小さな花々の開花にも目を奪われ、毎日新しい発見もあり、毎日の散歩を楽しく過ごしている。
これまで、1月から９月まで毎月レポートしたが、今回は１０月の花をレポートする。

馬場花木園の１０月の花。（２８ 種の花を掲載）
ススキの花、ジュウガツザクラ、キンモクセイ、ナツハゼの実、ウメモドキの実、マユミ の実、イヌサフラン、シコンノボタン、ハマトラノオ、常緑ヤマボウシの実、ヤナギバヒマワリ、トサミズキの実、ネムノキの実、マンリョウ、センリョウ、ハマギク、ヨメナ、ノコンギク、ホトトギス、白いイワシャジン、ミカエリソウ、柿の実、リンドウ、ホソバヒイラギナンテン、ボタン、ヒメツルソバ、ヨウシュヤマゴボウ、フジの実

チョウ
ヒメジャノメ、アゲハ、ヒメアカタテハ、ミスジチョウ

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 徒歩

馬場花木園

１０月に入って、馬場花木園にも秋が来た。

ススキの花

先日TVでススキにも花があると。
馬場花木園にはススキがいっぱい有るので調べてみた。
よくよく見たら、黄色の棒状の雄しべらしいものが見えた。

ススキの花

TV放映で見たのと同じ花だ。

ジュウガツザクラ（十月桜）　薄いピンク

4月と10月に2度開花する。

ボリュームは無いが

可憐である。

白も有る

ひっそりと咲く。

キンモクセイ（金木犀）

10月になると一斉に咲き始めて香りを放す。

キンモクセイ（金木犀）

綺麗に剪定されている。

まさに黄金色だが

白いのも有り、銀木犀（ギンモクセイ）と言う。
「木犀」とは樹皮がサイ（犀）の足に似ているから。

雨で随分と散ってしまった

ナツハゼ（夏櫨)の実

秋になるといろいろな花が実を付ける。

黒い実に美しい紅葉。

紅葉が見事

ウメモドキ(梅擬）の実　

これからもっと赤くなる。

マユミ （檀､真弓）の実

鳥が好む赤い実

イヌサフラン（犬洎夫藍）

開花後に葉が出てくる。
サフランに似ているから「イヌサフラン」。
植物に「イヌ」が付く場合は「似ているけれど役に立たない」という意味。

上から

毒性が強い。

イヌサフラン

園芸名でコルチカムとも呼ばれている。

シコンノボタン（紫紺野牡丹）

一日花で花の命は短いと。

開花前はこんな感じ

ヒメジャノメ（姫蛇目）が現れた

タテハチョウ科。色合いが薄くなってる。お年寄りかな？

ハマトラノオ（浜虎の尾）

トラノオも色々あるが、浜（海岸の岩場）に咲くトラノオ。

ハマトラノオ（浜虎の尾）

常緑ヤマボウシの実

食べると美味しいらしい。

常緑ヤマボウシ

1年中緑の葉っぱをつけている。

アゲハ蝶が仲よくしていたのに

もう1頭登場

乱入者だ

チョウの世界にも横恋慕があるらしい。

三つ巴の戦い

https://www.youtube.com/watch?v=7d4jLVHYsKg
決定的瞬間を動画で。

ヤナギバヒマワリ（柳葉向日葵）

秋に咲く可愛いヒマワリ。

小さいヒマワリも良い

ヤナギバヒマワリは

葉が柳の葉のように細長いので ヤナギバヒマワリ。

トサミズキ（土佐水木 ）の実

中から黒い種子が出るようだ。

これは何の実でしょう？

サヤエンドウみたい。

ネムノキ（合歓の木）の実だ

やっぱりマメ科。
食べると不味いらしい。

6月のネムノキの花から

実は想像できない。

馬場花木園から富士山

空気が澄んで富士山も時々見える。

富士山に傘雲

近所からダイヤモンド富士を狙ったが、生憎夕日は見えず傘雲が見えた。
天気が悪くなるのかな。

マンリョウ（万両)

実が艶やかで千両より美しく、価値が高いとして万両と称される。

センリョウ（千両）はこちら

似ているが、センリョウはセンリョウ科、マンリョウはサクラソウ科で違う科。

ハマギク（浜菊）

太平洋側の海岸などに自生するキク科の多年草。

ハマギク（浜菊）にチョウが

ヒメアカタテハ（姫赤立羽）だ。
羽が欠けて、だいぶ弱ってきている？

ヒメアカタテハ

ツマグロヒョウモンのメスに非常に似ているが、ヒメアカタテハの方がやや小ぶり。
動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=CXpDXNCnS6E
花から花へ

チョウに人気が有るようだ

ヨメナ（嫁菜）

名前の由来がふたつある。ひとつは「嫁菜」で、嫁のようにかわいい花を咲かせるから、もうひとつは「鼠菜（ヨメとはネズミの古語）」で、おいしい若芽をノネズミが好んで食べるからだそうだ。

ヨメナ（嫁菜）

これも野菊。

ヨメナ（嫁菜）でいっぱい

チョウに人気が有る

ミスジチョウと。

ノコンギク（野紺菊）と

ヨメナは似ている。（８月の写真）

ホトトギス（杜鵑草）

７月に咲いていたホトトギスが、３か月後に再び咲いた。

ホトトギス（杜鵑草）いっぱい

7月のホトトギスは

色が薄い。
ホトトギスは種類が多いので、7月と10月は別の種類か。

白いイワシャジン（岩沙参）

白いのは白花岩シャジンか。
青紫色よりだいぶ遅れて咲いた。

青紫と白

ミカエリソウ（見返草）

花がきれいでみんな振り返って見るから。

ミカエリソウ（見返草）

振り返る？？

古民家も秋の風情が

右手前に大きな柿の木。

山里の風景

柿が成っているが、誰が食べるんだろう？

その後、大きな柿の木は

実を落としていた。

柿の実

採った柿は渋柿で食べられないそうだ。

しぶ柿にヒヨドリが

野鳥なら、美味しく食べられる？

不味い！！

やはり渋柿で不味いかな？

古民家にも吊るし柿が吊るされた

渋柿はやはり干し柿に。
古民家の風景とマッチする。

干し柿

以前、忍野に住んでいる友人から、毎年干し柿（ころ柿？）を頂いた。

３週間後が楽しみだ

リンドウ(竜胆)

晴れた日に空に向かって花を咲かす、漢方としても使われていた野草。

リンドウ(竜胆)の名前は

「竜の肝の様に苦い」と例えたことから「竜胆」。

ホソバヒイラギナンテン（細葉柊南天）

小さな実がビッシリ。

ホソバヒイラギナンテン

葉が細い。

ボタン（牡丹）

この季節にもボタン。

ヒメツルソバ（姫蔓蕎麦）

ポンポンのようなピンクの花。

ヒメツルソバ

ピンク色をした金平糖のような花なので、花言葉は「愛らしい」。

ヨウシュヤマゴボウ（洋種山牛蒡）

ゴボウの仲間では無いが、根がゴボウのように長い。

これは何の実？

サヤインゲンみたい。

フジの実だ

食べられるらしい。

ようやく発見

合歓木の実を見てから、藤の花にも実が成るのを知って、行くたびにチェックしていた。
大きな藤棚から一房だけ成っていて、見つけるには大変だった。
花を選定すると実が成らないので、見つけるのは難しい。

まだまだ散歩は続きます。
11月に期待。