湯田中渋温泉郷・志賀高原旅行記(ブログ) 一覧に戻る
久しぶりに志賀高原で遊ぶ。本当は志賀四十八池へ行きたかったが、前沢リフトのシーズンが終わってしまっていた。<br />そのため、結果的には志賀高原の湿原を歩き、紅葉を楽しむだけの旅になってしまった。<br />それでも美しい紅葉の中の散策を楽しむことができた。<br />以前もここを訪問しているが、それは1999年のこと。丁度20年前だ。今回は全通したばかりの外環道を通り、関越道経由で草津側から登った。<br />草津白根山に噴火の兆候があって以来、草津スキー場も本白根のゲレンデや、振子沢などのロングコースが閉鎖されてしまい魅力に欠けるものになってしまった。噴火に伴って、志賀草津高原ルートも閉鎖されていたが、この旅行の直前になって、道路だけようやく通れるようになった。<br />草津で賽の河原露天風呂に立ち寄り。昔、草津をスキーのホームゲレンデにしていたので懐かしいが、昔は車でこんな近くまで来れなかったので、風情があった。志賀草津高原ルートの草津側は道路にロープが設置してあって、道路外へ出られないようにしてある。そもそも駐停車禁止。でも、そういう時だから通行する車も少なく、標高が上がるにつれて景色も良くなったので写真撮影停車だけした。殺生河原あたりは昔から硫黄の匂いがするが、その匂いが少し強いような気がする。白根火山の頂上近くに弓池があるが、そこも当然立ち入り禁止。でも湿原が草紅葉で薄赤くなっていた。志賀高原側の横手山に出てようやく休憩。景色が良く笠岳方面が良く見えた。<br />少し下って木戸池に車を止める。ここから木戸池と田の原湿原の散策。青空の中に紅葉が映え、紅葉の中に白樺が映える。こんなに綺麗な自然を独り占めして良いのか、と思うほど美しい自然だった。散策の間、行き会ったのは田の原湿原を丸沼に向かって歩く女性一人だけだった。<br />この日の泊まりは湯田中温泉郷。渋温泉の大丸屋という宿。渋温泉は川沿いに開けた昔からの温泉地なので、車社会以前の建物がビッシリ立ち並ぶ。そのため川向うに共同の駐車場があり、そこに停めて歩くしかないが、大丸屋は駐車場からの橋に近かった。お風呂は貸切露天がある宿だが、いかにも昭和の宿という感じで部屋も狭かった。主に外国人を対象にしているらしく、この日も外国人が2組。日本人は僕たちだけだった。そういう場所なので温泉街にはお土産とか射的とかがあるので歩きに行ってみた。街中には無料の共同浴場もあったが、お湯が熱すぎて入れなかった。草津も湯布院も野沢温泉も共同浴場がある。野沢温泉が一番熱かったが、お湯に入れないほど熱いのは初めてだった。<br />翌日はスキーの思い出を求めて発哺や焼額山方面へ行く。でもその途中、丸沼近くの一沼の紅葉を写真に撮っていたら、瞬く間に濃いガスに覆われて、今まで見えていた対岸の紅葉が霧の中に霞んでいく瞬間を見ることができた。そのガスはしばらくすると今度は一瞬のうちに消えてしまい、そういう景色に巡り合えたのはとても幻想的だった。<br />帰りはこのまま中央高速に出て、勝手知ったる道を帰ってきた。<br />若い頃に行った場所を再び訪れるのも良いものだ、ということを悟った旅行だった。<br />

志賀草津高原ルートの旅

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2019/10/23 - 2019/10/24

864位(同エリア1088件中)

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10

秘湯マニア

秘湯マニアさん

久しぶりに志賀高原で遊ぶ。本当は志賀四十八池へ行きたかったが、前沢リフトのシーズンが終わってしまっていた。
そのため、結果的には志賀高原の湿原を歩き、紅葉を楽しむだけの旅になってしまった。
それでも美しい紅葉の中の散策を楽しむことができた。
以前もここを訪問しているが、それは1999年のこと。丁度20年前だ。今回は全通したばかりの外環道を通り、関越道経由で草津側から登った。
草津白根山に噴火の兆候があって以来、草津スキー場も本白根のゲレンデや、振子沢などのロングコースが閉鎖されてしまい魅力に欠けるものになってしまった。噴火に伴って、志賀草津高原ルートも閉鎖されていたが、この旅行の直前になって、道路だけようやく通れるようになった。
草津で賽の河原露天風呂に立ち寄り。昔、草津をスキーのホームゲレンデにしていたので懐かしいが、昔は車でこんな近くまで来れなかったので、風情があった。志賀草津高原ルートの草津側は道路にロープが設置してあって、道路外へ出られないようにしてある。そもそも駐停車禁止。でも、そういう時だから通行する車も少なく、標高が上がるにつれて景色も良くなったので写真撮影停車だけした。殺生河原あたりは昔から硫黄の匂いがするが、その匂いが少し強いような気がする。白根火山の頂上近くに弓池があるが、そこも当然立ち入り禁止。でも湿原が草紅葉で薄赤くなっていた。志賀高原側の横手山に出てようやく休憩。景色が良く笠岳方面が良く見えた。
少し下って木戸池に車を止める。ここから木戸池と田の原湿原の散策。青空の中に紅葉が映え、紅葉の中に白樺が映える。こんなに綺麗な自然を独り占めして良いのか、と思うほど美しい自然だった。散策の間、行き会ったのは田の原湿原を丸沼に向かって歩く女性一人だけだった。
この日の泊まりは湯田中温泉郷。渋温泉の大丸屋という宿。渋温泉は川沿いに開けた昔からの温泉地なので、車社会以前の建物がビッシリ立ち並ぶ。そのため川向うに共同の駐車場があり、そこに停めて歩くしかないが、大丸屋は駐車場からの橋に近かった。お風呂は貸切露天がある宿だが、いかにも昭和の宿という感じで部屋も狭かった。主に外国人を対象にしているらしく、この日も外国人が2組。日本人は僕たちだけだった。そういう場所なので温泉街にはお土産とか射的とかがあるので歩きに行ってみた。街中には無料の共同浴場もあったが、お湯が熱すぎて入れなかった。草津も湯布院も野沢温泉も共同浴場がある。野沢温泉が一番熱かったが、お湯に入れないほど熱いのは初めてだった。
翌日はスキーの思い出を求めて発哺や焼額山方面へ行く。でもその途中、丸沼近くの一沼の紅葉を写真に撮っていたら、瞬く間に濃いガスに覆われて、今まで見えていた対岸の紅葉が霧の中に霞んでいく瞬間を見ることができた。そのガスはしばらくすると今度は一瞬のうちに消えてしまい、そういう景色に巡り合えたのはとても幻想的だった。
帰りはこのまま中央高速に出て、勝手知ったる道を帰ってきた。
若い頃に行った場所を再び訪れるのも良いものだ、ということを悟った旅行だった。

旅行の満足度
5.0
観光
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 志賀草津高原ルート<br />白根火山噴火で通行止め解除直後の草津側

    志賀草津高原ルート
    白根火山噴火で通行止め解除直後の草津側

  • 志賀草津高原ルート<br />横手山へ登る休憩所から笠岳方面

    志賀草津高原ルート
    横手山へ登る休憩所から笠岳方面

  • 木戸池

    木戸池

  • 紅葉が見ごろだった

    紅葉が見ごろだった

  • 木戸池から田の原湿原を歩く

    木戸池から田の原湿原を歩く

  • 綺麗な紅葉と広い湿原を独り占め

    綺麗な紅葉と広い湿原を独り占め

  • 紅葉は青空の中でこそ美しい。その紅葉を白樺の幹の白さが引き立たせる

    紅葉は青空の中でこそ美しい。その紅葉を白樺の幹の白さが引き立たせる

  • 一沼の紅葉<br />それを霧がまたたく間に・・

    一沼の紅葉
    それを霧がまたたく間に・・

  • 一瞬のうちにガスに包まれる。これが晴れるのも一瞬で、幻想的な風景だった

    一瞬のうちにガスに包まれる。これが晴れるのも一瞬で、幻想的な風景だった

  • 若山牧水が愛した澗満滝を展望台から

    若山牧水が愛した澗満滝を展望台から

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