Japan　昭和記念公園　自然観察ツアー2020　サワフタギほか　～ミツバチばあやの冒険～

2020/09/29 - 2020/09/29

昭和記念公園には27日に行ったばかりですけど
ハーブボランティアのお友達から椎名先生の自然観察ツアー（29日）の
お知らせもらってたんでした。
毎週火曜日の午前と午後、参加費無料で25名限定のツアーです。

マスクをしているとしゃべりにくい＆聞き取りにくいってことで
公園側から先生にはワイヤレスマイク、参加者にはイヤホンが貸与されます。

「先着順なので早めに行きましょ。」
集合場所（西立川口エントランス入ってすぐ）のそばのオープンエリアで
ランチを食べてるお友達と合流してしばしのおしゃべりを楽しみました。

植物を愛するこの人たちとの遠足はとても楽しくて
再開を首を長くして待っているんですけど・・・。

昭和記念公園の公式サイトはこちらです。
http://www.showakinen-koen.jp/

★Japan　昭和記念公園だけのサイトマップ(1/2)
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10533629/

★Japan 昭和念公園だけのサイトマップ(2/2)
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10696747/

★Japan　～ミツバチばあやの冒険～　サイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10453406/

エリア 立川(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩

このテーブルで受付してもらってイヤホンを受け取ります。
コロナ対策をお忘れなくと公園の係の方から注意を受けてスタートです。

樹木医の椎名先生がはじめに見せてくださったのは山繭。
こんなにきれいな黄緑色の山繭はみたことありません。
たいていは薄汚れたベージュや黄色っぽかったりして。

虫は苦手ですけどウニョウニョ動いてなければまあ許容範囲です。

水鳥の池のほとりを花木園の方向に向かって歩きます。

プラタナスの大木
「鈴懸の木とも言いますね。プラトンがこの木の森で哲学を説いたのでプラタナスというらしいですよ。」

ここから先の順番と場所はめちゃくちゃです。

シロヨメナ（白嫁菜）の

咲いてる草原の上に
ウスギモクセイ（薄黄木犀）の大木があったんですけど写せなかった（涙）
なにしろ椎名先生は速足で
あっという間に次の花に向かっていってしまわれます。

残堀川沿いに歩く。

HRKWさんがスマホで画像から検索する方法を教えてくれました。
「Googleフォトで画像を選択して検索ボタンを押すだけ。」

ひゃ～！これってほんっとうに便利だわ！
名前で検索するのは簡単だけど画像で検索するのは大変だったのよね。
昔はね、バリケン（という鳥）の名前がわからなくて
「変な鳥」で検索すると「バリケン」と出てきたけど。

HRKWさん、ありがたう！

で、早速これを調べてみました。
アレチウリ（荒地瓜）ですって！
スイカ果実汚斑細菌病をもっているので駆除されるべき特定外来生物ですって！

ふと先生が立ち止まる。
目線の先には

「パールですね。スズメウリ（雀瓜）の実ですね。」
カラスウリ（烏瓜）と違って小さくてかわゆいのぉ。（直径約1㎝）

花木園の山野草ガーデンにやってきました。
このガーデンは小さくて地味ですけど結構珍しいものがあって楽しいんです。

ヒオウギ（檜扇）（アヤメ科）の実ヌバタマ（射干玉）が実っていました。
「ぬばたまの黒髪とかね、夜や黒いものの枕詞として使いますね。真っ黒だから。」

ホトトギス
地味な花ですけど秋が来たなあとしみじみさせてくれる花ですね

ハーブガーデンを通り抜け

列になって進んだ先には

マヤラン（摩耶蘭）
シュンラン（春蘭）の仲間みたいですけど絶滅危惧種ですって。
シュンランと違って葉っぱがないので光合成ができず
キノコに寄生して生きてるんだそうです。
名前の由来は、最初に発見されたのが神戸の摩耶山だったそうで。

花の種類の少ない秋に
こんな愛らしいランを見たのは初めてです！

ワルナスビ（悪茄）
きれいな花のやうに見えますけど茎のトゲがものすんごくたくさんあって痛い！
「農地に生え放題で駆除するのに痛くて困るので昔はキチガイナスビと呼んでいましたよ」

セイヨウサンザシ（西洋山査子）がラブリーな赤い実をつけていました。

この実をすりつぶしてお菓子にしたのがおいしくてねえ。

黄色いのもあります。

サワフタギ（沢蓋木）

マダムGが「沢を塞ぐほど生い茂るからサワフタギっていうのよ。」と
教えてくださったブルーの宝石に再会できました。
５～6月ごろに白い小さな花がい～っぱい咲くそうなので
それも見てみたいですね。

なんてきれいな青い色。
でも、ピントあいにく～い。

あったけと意外とブサイクなのね～。
＜失礼ねえ、あっちへお行き！＞

「アキニレ（秋楡）の花は小さくてねえ。秋に花が咲くからアキニレ。」

えっ？どれが花なの？どれ？どれ？
この黄緑色のが花？

これ、この白いのがそうかな？

昔、北杜夫が大好きで「楡家の人々」を繰り返し読んだものでしたが
もうお亡くなりになったのね。

それにしても楡の木のうち
秋に花が咲くのをアキニレ、春に花が咲くのをハルニレと呼ぶのかしら？
←そうでした！でも同じ木ぢゃなくてハルニレの方が葉っぱが大きいとか。

「ああ、これこれ、シモバシラがもう咲いてる。」
うふふ、シモバシラは「一粒で二度おいしい」植物ですね。

しばらく撮ってないけど真冬に活動できるのもこの先そう長くはないから
来年の1月になったらぜひ二粒目を味わいに来なくっちゃ。

二粒目のおいしさはこれです。
シモバシラの茎に霜柱が花ひらくの。
https://4travel.jp/travelogue/10845275

撮りに行くのさぶいのよね～～～！
でも暖冬だとシモバシラができないしお天気いいと溶けちゃうし。
開園と同時に大急ぎで走って走って。
嗚呼、もう少し入り口付近に植えてくれないかしらん？
場所はこもれびの丘です。
花木園展示棟の近くにも少しありますけど。

椎名先生いつもありがとうございます。
ハーブボランティアの皆さんもありがとう！また近いうちに！