2002/03/14 - 2002/03/16
2227位(同エリア3819件中)
まさとしさん
ローマからイタリア北部へ。
-
-
サンピエトロ広場をあとにし、スペイン広場に歩いて向かった。途中ブランド品街があり、店内には日本人しかいない。街角のフェラーリ。
-
スペイン広場は世界中の観光客が座り込み、騒がしい。オードリヘップバーンがアイスクリームを食べた場所として有名だ。それを真似するのはどの国籍の人間も同じのようだ。
広場の近くにアメックスのオフィスがあり、持っていたトラベラーズチェックを全額現金化することにした。これでもう両替の心配はない。 -
列車の出発時間は12時30分。フィレンツェへはイタリア版の新幹線「ペンドリーノETR500」。一般的に「ユーロスターイタリー」と呼ばれていて最高速度は300キロ。フィレンツェまで1時間半で到着する。車内は意外に混んでいる。でもTGVやユーロスターより車体が大きくスペースにゆとりがあるのでゆったりできる。出発後は立ち席で乗り込んできた客がうろうろしている。車窓は終始山間の田舎を走り、在来線が並行して走っている。
-
フィレンツェには午後2時過ぎに到着。この駅も観光客でごった返している。宿は駅の北側に45ユーロの宿に泊まることにした。ちょっと高いがゆっくり探している時間はない。今回の旅行で5000円以上の宿は初めてだ。バストイレ付きの2つ星ホテルでテレビも付いている。清潔で家庭的な雰囲気だ。合いカギが渡されたので民宿みたいな感じがする。
フィレンツェで宿泊した宿「HOTEL MEARINI」。 -
シングルルーム。
まだ日も高いのでこれからピサへ向かうことにした。斜塔だけなのですぐ帰ってこられるだろう。列車で1時間、バスに乗り換え斜塔があるドゥオーモ広場をめざした。 -
ピサの斜塔はイタリアの中でもっとも行ってみたかった場所の一つだ。でも変な観光客が羽目を外しまくっていて到着したとたんイヤになってきた。ほぼ全員が斜塔を支えるポーズを取って写真を撮っている。あれは真似できない。一通り見てバスで駅に戻ることにした。
-
-
フィレンツェに戻ったのは6時半。もう日が暮れている。一度ホテルに戻った後、夜のドゥオーモへ行ってみた。フィレンツェのドゥオーモというとあまりピンと来なかったが、初めて見てその大きさと模様の鮮やかさに驚いた。建物の密集している場所にあるのでよりいっそう大きく見える。
-
-
今日1日でサンピエトロ寺院、ピサの斜塔、フィレンツェのドゥオーモと世界的建造物をたて続けに見たことになる。慌ただしかったが贅沢な一日だった。
-
朝6時過ぎ街へ出た。雲が多い天気であたりは薄暗い。フィレンツェの街が一望できるミケランジェロ広場へ向かった。途中ヴェッキオ橋を渡りフィレンツェの普通の住宅街を通過した。川沿いを歩き、階段を上りやがて目の前にまさにフィレンツェという風景が広がった。ドゥオーモの屋根。そして天を突くゴシック建築。まだ朝早いので犬の散歩をしているおばさんしかいない。その時、8時の鐘の音が聞こえてきた。こういう時を過ごしているとヨーロッパに来て良かったと感じる。
フィレンツェの中心街に戻るとまだ朝早いのに観光客が行列を作ってどこかへ歩いてゆく。
10時前にチェックアウト。10時5分発のユーロシティーでボローニャへ向かうことにした。フィレンツェ駅は今日も人でごった返している。切符を昨日ピサで買っておいて正解だった。それにしてもイタリアの都市部の人口はそれほど多くないのになぜ客が多いのだろうか。鉄道の需要がまだまだ高いのだろうか。列車はインスブルッグ経由のミュンヘン行きで全車コンパートメントだ。この列車は追加料金が必要の国際列車だ。でも追加料金は車内で払うことが出来る。いつも来ない検札がこういうときだけすぐにやってきた。追加料金は3.1ユーロだ。 -
1時間強でボローニャに到着した。ここには泊まらず駅に荷物を預けて街へ出た。見本市がよく開かれる場所だが、街の見所は多くなく、外国人観光客はほとんど歩いていない。イタリアに来て初めてイタリア人のための街に来たなと感じた。駅から中心の広場まで歩いたが、ひとりの日本人ともすれ違わなかった。こんな事で驚いてしまう。中心部には教会と斜塔がある。ボローニャの赤い町並みが見下ろせる斜塔に上ってみた。エレベーターはなく全員歩いて上ることになる。僕は一気に駆け上ることが可能だが、運動不足のおじさんたちは大変だ。
-
斜塔からボローニャの街を見下ろす。
-
ボローニャの商店街はかなりゴージャスで歩いているイタリア人もおしゃれだ。北イタリアのモダンさを感じさせてくれる。
荷物を受け取り、リミニへ向かう列車に乗り込んだ。またもや列車は満員。何とか座れたが、イタリアの列車はいつも人が多い。しかも今回のアンコーナ行きはビジネスマンや外国人観光客もほとんどおらず、地元の人たちで少し騒がしい。庶民的な雰囲気でこんなイタリアもたまにはいいかもしれない。
約1時間でリニミに到着した。朝からすっきりしない天気だったが、とうとう雨が降ってきた。ローマやフィレンツェで降られなくて良かった。リミニでは駅前の観光案内所でサンマリノの地図をもらい、駅前のホテルを教えてもらった。 -
向かった先は2つ星ホテル。シャワー・トイレと朝食付きで34ユーロ。週末でほとんど客はいない。ビジネスホテルタイプの宿で設備はしっかりしているし、広々として機能的だ。フロントの人も感じが良く、ここに来てやっと安い宿にありつけた。
リミニはアドリア海沿いのリゾート地として有名らしいが、今の時期はオフシーズンで雨がシトシトと降り続き、道行く人もまばらで街自体閑散としている。冬のヨーロッパを感じさせてくれる。リミニには一応歴史地区があり、ドゥオーモや石橋、そしてローマ遺跡などが残っている。中心部は石畳のブティック街でこんな田舎町でもどことなく高級感がある。とはいえ見るべき場所は限られている。 -
翌朝ホテルをチェックアウトし、朝8時のバスでサンマリノへ向かった。同じホテルに泊まっていた日本人がひとり一緒だ。バスで45分。山の頂上にあるサンマリノの頂上をめざした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家
-
前の旅行記
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-E(バチカン編)
2002/03/14~
バチカン
-
次の旅行記
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-G(サンマリノ編)
2002/03/16~
サンマリノ
-
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-A(モロッコ編)/カサブランカ・マラケシュ
2002/02/28~
モロッコ
-
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-B(アルジェリア編)
2002/03/04~
アルジェリア
-
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-C(チュニジア編)
2002/03/07~
チュニジア
-
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-D(イタリア編)
2002/03/13~
ローマ
-
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-E(バチカン編)
2002/03/14~
バチカン
-
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-F(イタリア編)
2002/03/14~
フィレンツェ
-
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-G(サンマリノ編)
2002/03/16~
サンマリノ
-
2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-H(イタリア編)/ベローナ・ミラノ
2002/03/16~
イタリア
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
フィレンツェ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家
0
17