チュニジア旅行記(ブログ) 一覧に戻る
アルジェリアから陸路チュニスへ。空路イタリアへ。

2002年 マグレブ諸国・イタリア北中部都市国家-C(チュニジア編)

3いいね!

2002/03/07 - 2002/03/13

1066位(同エリア1793件中)

まさとし

まさとしさん

アルジェリアから陸路チュニスへ。空路イタリアへ。

PR

  • 入国を終えてチュニスに向かい走り出したのは午後4時過ぎ。ここからチュニスまでは約150キロだがもうこの車の行く手を阻む検問所は存在しない。チュニスに着いたも同然だ。車は100キロ以上の猛スピードでぶっ飛ばした。チュニジアの運転マナーはアルジェリアより格段に良いのでアルジェリア人の運転するこのタクシーだけ追い越しや逆走など異常な運転のしかたなので少し怖い。でもこの運転手、警官がいる場所は把握しているようで急に安全運転になったと思うとしばらくするとパトカーが停まっていたりする。なかなか要領のいい運転で感心させられる。

    入国を終えてチュニスに向かい走り出したのは午後4時過ぎ。ここからチュニスまでは約150キロだがもうこの車の行く手を阻む検問所は存在しない。チュニスに着いたも同然だ。車は100キロ以上の猛スピードでぶっ飛ばした。チュニジアの運転マナーはアルジェリアより格段に良いのでアルジェリア人の運転するこのタクシーだけ追い越しや逆走など異常な運転のしかたなので少し怖い。でもこの運転手、警官がいる場所は把握しているようで急に安全運転になったと思うとしばらくするとパトカーが停まっていたりする。なかなか要領のいい運転で感心させられる。

  • 途中地中海を見下ろす景勝地を通過した。

    途中地中海を見下ろす景勝地を通過した。

  • 写真は同じタクシーで移動したのアルジェリア人。右が運転手。<br /><br />途中レストランにより夕食を食べ、そのまま日は暮れ、次第に交通量が多くなってきたのでもう無謀な運転はできなくなった。やがて丘を越え前方に大都会の光が見えてきた。チュニスだ。タクシーは近代的な都会の中に滑り込み、午後7時チュニス旧市街の入り口であるフランス門の前に到着した。今日1日一緒だったアルジェリア人の客2人と運転手とはここでお別れだ。<br />とりあえず今夜はユースに泊まることになっている。ユースは時間が遅かったにもかかわらず何とかベッドが空いていた。<br />とりあえずリパブリック駅近くの日本語対応ネットカフェへ行くことにした。<br />ここでチュニスで会う約束をしていたY君とばったり出会った。Yくんはチュニスにアラビア語の勉強で留学している。一緒にメディナへ向かい、チャイを飲みながら雑談。とりあえず今日はユースに泊まるが、明日Y君の家に移動だ。<br /><br />チュニスで最初の夜に滞在したユースホステルには他に4人の日本人旅行者が泊まっていた。翌朝一緒に朝食をとることにした。話題はどうしてもアルジェリアの話になってしまう。話によるとこの中の一人がアルジェリアに行こうとしたらしいが、スペインやモロッコではアルジェリアビザが取れなかったらしい。僕が東京で簡単に取れたというとかなり悔しがっていた。<br /><br />またラバト(モロッコ)のアルジェリア大使館で確認したところによるとモロッコからアルジェリアの陸路国境は封鎖されたままとのことだ。今までもしかしたら陸路で越えれたんじゃないのかと少し未練が残っていたが、これですっきりした。

    写真は同じタクシーで移動したのアルジェリア人。右が運転手。

    途中レストランにより夕食を食べ、そのまま日は暮れ、次第に交通量が多くなってきたのでもう無謀な運転はできなくなった。やがて丘を越え前方に大都会の光が見えてきた。チュニスだ。タクシーは近代的な都会の中に滑り込み、午後7時チュニス旧市街の入り口であるフランス門の前に到着した。今日1日一緒だったアルジェリア人の客2人と運転手とはここでお別れだ。
    とりあえず今夜はユースに泊まることになっている。ユースは時間が遅かったにもかかわらず何とかベッドが空いていた。
    とりあえずリパブリック駅近くの日本語対応ネットカフェへ行くことにした。
    ここでチュニスで会う約束をしていたY君とばったり出会った。Yくんはチュニスにアラビア語の勉強で留学している。一緒にメディナへ向かい、チャイを飲みながら雑談。とりあえず今日はユースに泊まるが、明日Y君の家に移動だ。

    チュニスで最初の夜に滞在したユースホステルには他に4人の日本人旅行者が泊まっていた。翌朝一緒に朝食をとることにした。話題はどうしてもアルジェリアの話になってしまう。話によるとこの中の一人がアルジェリアに行こうとしたらしいが、スペインやモロッコではアルジェリアビザが取れなかったらしい。僕が東京で簡単に取れたというとかなり悔しがっていた。

    またラバト(モロッコ)のアルジェリア大使館で確認したところによるとモロッコからアルジェリアの陸路国境は封鎖されたままとのことだ。今までもしかしたら陸路で越えれたんじゃないのかと少し未練が残っていたが、これですっきりした。

  • 翌日は留学生のYくんとチュニジア最大の見所であるカルタゴへ行くことにした。毎日グータラ生活を送るわけにはいかないので今日はカルタゴだ。とはいえカルタゴは入場料が高いだけで見る場所がほとんどない。

    翌日は留学生のYくんとチュニジア最大の見所であるカルタゴへ行くことにした。毎日グータラ生活を送るわけにはいかないので今日はカルタゴだ。とはいえカルタゴは入場料が高いだけで見る場所がほとんどない。

  • 高級住宅街のあちこちに遺跡が散らばっているが、そのほとんどがローマ遺跡でカルタゴ時代の遺跡は見当たらない。そんななか海沿いの浴場跡なんかはなかなかいい雰囲気だ。しかしここはヨーロッパからの団体観光客がどっと押しよせるので、人が多く少し窮屈だ。とりあえず来たということでカルタゴ観光終了。

    高級住宅街のあちこちに遺跡が散らばっているが、そのほとんどがローマ遺跡でカルタゴ時代の遺跡は見当たらない。そんななか海沿いの浴場跡なんかはなかなかいい雰囲気だ。しかしここはヨーロッパからの団体観光客がどっと押しよせるので、人が多く少し窮屈だ。とりあえず来たということでカルタゴ観光終了。

  • カルタゴにて

    カルタゴにて

  • カルタゴからは電車でチュニス中心部へ戻った。

    カルタゴからは電車でチュニス中心部へ戻った。

  • 2泊3日の旅程でチュニジアの地方都市に旅に出ようと思う。めざす場所はスース。しかし今日は天気がいまいちで小雨まじりのすっきりしない天気だ。チュニス鉄道駅へはトラムで向かい、12時5分発の列車でチュニスを出発した。チュニジアの列車は埃っぽくなく清潔でヨーロッパの列車と大差ない。

    2泊3日の旅程でチュニジアの地方都市に旅に出ようと思う。めざす場所はスース。しかし今日は天気がいまいちで小雨まじりのすっきりしない天気だ。チュニス鉄道駅へはトラムで向かい、12時5分発の列車でチュニスを出発した。チュニジアの列車は埃っぽくなく清潔でヨーロッパの列車と大差ない。

  • 途中海沿いを走らなかったので景色は予想したほど良くなかった。時間は正確だと聞いていたが20分ほど遅れてスースに到着。チュニスからの所要時間は2時間強。そんなに遠くはないのでここも天気が悪く雨が降っていた。

    途中海沿いを走らなかったので景色は予想したほど良くなかった。時間は正確だと聞いていたが20分ほど遅れてスースに到着。チュニスからの所要時間は2時間強。そんなに遠くはないのでここも天気が悪く雨が降っていた。

  • 宿は旧市街の入り口にある中級ホテル「ホテルメディナ」に泊まることにした。14ディナール(1470円)でなかなかレベルの高い部屋だ。雨が降っているのでほとんど外出できなかったが夕方雨がやみ、

    宿は旧市街の入り口にある中級ホテル「ホテルメディナ」に泊まることにした。14ディナール(1470円)でなかなかレベルの高い部屋だ。雨が降っているのでほとんど外出できなかったが夕方雨がやみ、

  • メディナ内を散策してみた。石畳のきれいな町並みだ。

    メディナ内を散策してみた。石畳のきれいな町並みだ。

  • 高台からは海が見渡せなかなか雰囲気が良く、来て良かったと思った。しかし土産物屋がうるさい。

    高台からは海が見渡せなかなか雰囲気が良く、来て良かったと思った。しかし土産物屋がうるさい。

  • 夕暮れ時、雨もやみ夕焼けがきれいだ。<br />スース旧市街(メディナ)。

    夕暮れ時、雨もやみ夕焼けがきれいだ。
    スース旧市街(メディナ)。

  • 翌朝スースを拠点に遠出をすることにした。今日は昨日の天気とはうって変わって快晴だ。まず列車でエルジェムへ向かうことにしたスースから1時間ほどの場所にある。ここには世界第3の規模の円形劇場があるらしく、保存状況もトップレベルらしい。<br />

    翌朝スースを拠点に遠出をすることにした。今日は昨日の天気とはうって変わって快晴だ。まず列車でエルジェムへ向かうことにしたスースから1時間ほどの場所にある。ここには世界第3の規模の円形劇場があるらしく、保存状況もトップレベルらしい。

  • ちなみに第一はローマで第二はベローナだ。完全な形で残っている本格的な円形劇場を見たのは生まれて初めてだ。結果としてこのチュニジアでもっとも印象に残る場所となった。

    ちなみに第一はローマで第二はベローナだ。完全な形で残っている本格的な円形劇場を見たのは生まれて初めてだ。結果としてこのチュニジアでもっとも印象に残る場所となった。

  • カルタゴはワケがわからなかったが、ここは考えさせられることが多い。剣闘士がつながれていた地下の牢屋などもそのまま残っていて、映画「グラディエーター」の場面が思い浮かび、あの残酷なことがここで行われていたと思うと気が重いし、薄暗い地下の回廊を歩いていると少し気味が悪い。

    カルタゴはワケがわからなかったが、ここは考えさせられることが多い。剣闘士がつながれていた地下の牢屋などもそのまま残っていて、映画「グラディエーター」の場面が思い浮かび、あの残酷なことがここで行われていたと思うと気が重いし、薄暗い地下の回廊を歩いていると少し気味が悪い。

  • 1時間ほど見学した後エルジェムをあとにした。

    1時間ほど見学した後エルジェムをあとにした。

  • ここからルアージュ(乗り合いタクシー)でマハディアへ向かうことにした。海と白い家がたたずむメディナ。のんびりした場所だが何もないし人もいない。

    ここからルアージュ(乗り合いタクシー)でマハディアへ向かうことにした。海と白い家がたたずむメディナ。のんびりした場所だが何もないし人もいない。

  • 一通り街を歩いて1時間後の列車でスースに戻ることにした。なぜかマハディアとスースの列車は電化されていた。

    一通り街を歩いて1時間後の列車でスースに戻ることにした。なぜかマハディアとスースの列車は電化されていた。

  • 再びスースのメディナにて。乳牛の生首。<br /><br /><br />翌日、朝早めにチュニスに戻ることにした。帰りはファーストクラスでチュニスへ戻ることにした。二等と2ディナール(200円)しか変わらないので乗らないと損だ。一等は座席が少しゆったりしていて外国人が多く客層が少し違う。<br /> 午前9時半にチュニスに到着。駅に荷物を預け、中央市場に行ってみた。

    再びスースのメディナにて。乳牛の生首。


    翌日、朝早めにチュニスに戻ることにした。帰りはファーストクラスでチュニスへ戻ることにした。二等と2ディナール(200円)しか変わらないので乗らないと損だ。一等は座席が少しゆったりしていて外国人が多く客層が少し違う。
     午前9時半にチュニスに到着。駅に荷物を預け、中央市場に行ってみた。

  • この近くでおそらく今回の旅行で最後であろう、アラブ風ローストチキンを食べることにした。少し待たされたが、そのおかげで出来たての最高のチキンを食べることが出来た。

    この近くでおそらく今回の旅行で最後であろう、アラブ風ローストチキンを食べることにした。少し待たされたが、そのおかげで出来たての最高のチキンを食べることが出来た。

  • その後メディナの中へ入ってみた。フランス門近くやグランモスク周辺のスーク以外客引きも全くおらず、完全に庶民のためのスークといった感じだ。それでもアーケードなどスークの造りは本格的で見応えがある。メディナを一周しグランモスクからフランス門へ続くメインストリートを歩いてチュニス・メディナ観光終了。<br />写真はチュニスのメディナの一風景。

    その後メディナの中へ入ってみた。フランス門近くやグランモスク周辺のスーク以外客引きも全くおらず、完全に庶民のためのスークといった感じだ。それでもアーケードなどスークの造りは本格的で見応えがある。メディナを一周しグランモスクからフランス門へ続くメインストリートを歩いてチュニス・メディナ観光終了。
    写真はチュニスのメディナの一風景。

  • チュニス新市街の建物。たしかホテルか何か。

    チュニス新市街の建物。たしかホテルか何か。

  • チュニスの新市街。<br /> 出発の日、10時過ぎにYくんの家を出発し、タクシーを拾って空港に向かった。空港まではあっという間につき2ディナール弱(200円)だ。到着したときにはまだチェックインが始まってなかったが、すぐに始まり身軽になることができた。チュニスの空港はアラビア王朝風の造りで内部はかなり豪華だ。雰囲気も他のアラブ諸国とは違い、明るく開放的だ。出発前手元に残った10ディナールを再両替しようと思ったが、バンクシートが必要らしい。モロッコは必要なかったがここは厳しいようだ。仕方ない、ここで使い切るしかなさそうだ。出発ロビーには一軒のピザ屋があり、そこで一番高いのを頼むことにした。そしてコーヒーを飲むことにした。ピザが出来るのを待っていると山田君が現れた。<br />学校はもう終わったようで急いで見送りに来てくれたのだ。再両替が出来なくて良かった。もし再両替をしていたらとっくに入国審査場の向こうに消えていただろう。頼んだピザはみょうにデカかったので二人で食べてちょうどいい大きさだ。出発の30分ぐらい前まで雑談しY君とはお別れだ。

    チュニスの新市街。
     出発の日、10時過ぎにYくんの家を出発し、タクシーを拾って空港に向かった。空港まではあっという間につき2ディナール弱(200円)だ。到着したときにはまだチェックインが始まってなかったが、すぐに始まり身軽になることができた。チュニスの空港はアラビア王朝風の造りで内部はかなり豪華だ。雰囲気も他のアラブ諸国とは違い、明るく開放的だ。出発前手元に残った10ディナールを再両替しようと思ったが、バンクシートが必要らしい。モロッコは必要なかったがここは厳しいようだ。仕方ない、ここで使い切るしかなさそうだ。出発ロビーには一軒のピザ屋があり、そこで一番高いのを頼むことにした。そしてコーヒーを飲むことにした。ピザが出来るのを待っていると山田君が現れた。
    学校はもう終わったようで急いで見送りに来てくれたのだ。再両替が出来なくて良かった。もし再両替をしていたらとっくに入国審査場の向こうに消えていただろう。頼んだピザはみょうにデカかったので二人で食べてちょうどいい大きさだ。出発の30分ぐらい前まで雑談しY君とはお別れだ。

  • チュニスの空港は広い。搭乗口が八方に広がり、かなり先進的な空港だ。アリタリア航空ローマ行きはMD80型機で1時間20分のフライトだ。

    チュニスの空港は広い。搭乗口が八方に広がり、かなり先進的な空港だ。アリタリア航空ローマ行きはMD80型機で1時間20分のフライトだ。

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

チュニジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
チュニジア最安 717円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

チュニジアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP