神戸・鳴門・高松　バスと電車でのんびり旅　（2/2　ゆっくり高松）

2020/09/20 - 2020/09/22

　シルバ－ウィ－ク、久しぶりに国内旅行に出ました。旅は成田から関空へ飛び神戸に1泊、翌朝高速バスを利用して鳴門へ向かい渦潮観光、その後、路線バスで徳島まで移動し、徳島からJRで高松へ入り2泊の行程です。
　2日目の夜に高松に入り、翌朝から電車やバスを使いゆっくりと観光地をまわり、讃岐うどんの食べ歩きにも挑戦してみました。
　高松は仕事で何回か訪れたことがありますが、もっぱら夜の繁華街での飲食が中心。旅行で来たのは初、妻も四国自体が初めてなので、王道といわれる観光地を中心に回ってみました。うどんも公共交通を利用して行けそうな人気店をチョイスし、3件ほど食べてみました。
　うどん良し、観光地も見ごたえがあり、期待した以上に（失礼な言い方でゴメンナサイ）楽しい旅行となりました。やはり行ってみないとその土地の良さはわからないものですね。　
　最終日は予約の航空機（午前の便）が間引き運航で欠航となったことが幸いし、夕方の便に変更となったため、半日以上観光に使えました。おかげでうどんも1食多く食べられました。

エリア 高松(香川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩 ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目夜、高松の宿は東急REIホテルです。ツイン朝食付き2泊で21,600円でした。GoToトラベルを利用するためには一度予約をキャンセルして再予約が必要とのこと。既に空きが無かったのでキャンセルは危険と思い、そのまま宿泊しました。

高松東急REIホテル 宿・ホテル

フロントはこんな感じで、タブレットが置いてあり、体温検査してからチェックインです。

若干狭いですが、きれいな部屋です。

繁華街も近く、とても便利な立地です。夕食は海鮮と骨付鳥を食べに 讃岐酒場 高松フェリー通店に行ってみました。歩いて10分位でしょうか。店は混んでいたようで注文後料理が来るまで結構待たされました。刺身はまずまず、骨付鳥は味が薄めで普通でした。

海鮮と骨付鳥 讃岐酒場 高松フェリー通店 グルメ・レストラン

3日目、朝食はこんな感じです。やはりバイキングは休止中で、一膳出しです。食事はご飯とパンが一緒の和洋合体です。

デザ－トも付いてます。食後はこんぴらさんへ出発です。

ホテルから歩いて7～8分、琴電高松築港駅です。ここが始発になります。やはり減便中・・・ちょうど出発したばかりで30分くらい待ちです。

高松築港駅 駅

電車の発車まで少し時間があったので、玉藻公園まで散歩してみました。

史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園

玉藻公園前のオブジェ。

玉藻公園。外からも見えます。

ことでんが到着です。これに乗ってこんぴらさんまで行きます。

琴電琴平駅まで1時間くらい電車に乗って到着します。駅から参道までは7分くらいです。

琴電琴平駅 駅

参道にある高級そうな旅館

香川での最初のうどんは、こんぴらうどんにしました。11時前でしたが昼時は並ぶらしいので先に入りました。こちらはソ－シャルディスタンスで席を空けて案内していました。

こんぴらうどん 本店 グルメ・レストラン

待ち時間なしで入れました。私はかけうどんで出汁を味わいます。いや～、やはり美味い。

妻はぶっかけうどん。本場のコシと出汁に感動していました。ぶっかけのタレも美味しいんですよね。
ちなみに帰り道2時位に店の前を通りましたが、店横のずっと奥まで行列でした。やはり先に食べておいて良かった。。

お腹いっぱい、さあ階段を上るぞ～！

金刀比羅本教総本部。351段目

金刀比羅宮大門が見えてきました。

金刀比羅宮 寺・神社・教会

金刀比羅宮大門。365段目、まだまだ元気ですが、ここでプラプラ一休み。

桜馬場西詰銅鳥居が見えてきました。

船のプロペラ。今治造船からの奉納品だそうです。ここは海の守り神でもあるんですね。

金比羅宮表書院。

金刀比羅宮 寺・神社・教会

門をくぐって入ってみます。屋根の彫刻も綺麗です。

金比羅宮表書院。正面に森寛斎の「檜樹鷲図」が展示されてました。

595段、祓戸社。罪穢を祓い清める神様とのこと。

金刀比羅宮 寺・神社・教会

旭社です。ここで628段、1837年に完成した建物で、重要文化財に指定されているそうです。

金刀比羅宮 寺・神社・教会

この急な階段を一気に、と思いきや、本殿のお参り渋滞で前に進まなくなりました。

いよいよ金刀比羅御本宮！ここまでで785段になります。3列分かれてお参りです。左に行くと金のお守りが買えます。

金刀比羅宮 寺・神社・教会

右のほうは見晴らし台になっており、下界を一望、風も気持ち良く汗が引きます。
ここで引き返す方が多いのですが、私たちは登ることが好きなのか、いつもせっかくだからと上を目指してしまいます。。。

白峰神社、ここまでで923段。ちょっときついけどまだいけそう。以前の上ったことがある山形の山寺は1015段だとか。あの時よりは楽かな。。。

遂に、奥社嚴魂神社です。ここまで1368段上りました。最後の階段はかなりキツかったですが、一気に登り切りました。ここまでくると汗びっしょりです。

金刀比羅宮 厳魂神社 (奥社) 寺・神社・教会

金刀比羅宮で買った金のお守りと、奥社嚴魂神社まで行くと天狗のお守りが買えます。災いを振り払うお守りです。頑張って歩いたのでご利益ありそうです。

帰りは下りで、階段からあまり目を離せませんが、たまに下界に広がる景色はきれいです。

漸く下界に降り、ホットした感じです。達成感ありあり。

自分たちへのご褒美に和三盆のカステラを買って食べながら帰りました。庶民的な味ですが、食べていると後味が以外においしく、結構食べられます。

総本家一三堂 グルメ・レストラン

こんぴらさんから琴電に乗って高松に戻り、栗林公園に行ってみました。

カメとスッポン。

自然を利用して滝が綺麗に作られています。水は南湖からポンプアップしているそうです。

とても広く美しい庭園です。

庭の細部まで工夫が施され美しい庭園が造り上げられてます。

根上り五葉松。1833年11代将軍徳川家斉から参勤交代の時に賜った盆栽を植えたものだそうそうです。樹齢190年ですか。。。見事。

南湖。池も綺麗です。

古理兵衛九重塔。松平家初代藩主頼重公が京都から招いた紀太理兵衛がお庭焼きとして造った九重塔だそうです。

栗の木は見あたりませんが、松の造形が見事です。

「恋つつじ」だそうです。恋見えますか？花が咲くときれいでしょうね。

伏流水が入ってくるらしく水はきれいなので鯉がよく見えます。

さて、4時も過ぎたので讃岐うどんでも食べに行きます。

栗林公園 公園・植物園

栗林公園からてくてく歩いて、「うどんバカ一代」に行ってみました。4時半くらいの空いていそうな時間を狙いましたが長蛇の列でびっくり！

1時間以上並んで漸く中に入れました。中はかなりの密です。。。でもここまで来たらしようがないですね。

手打十段 うどんバカ一代 グルメ・レストラン

本日2食目のうどん。妻は人気の釜バタ－ととり天。卵は付いてきます。私は冷かけとじゃこ天。シェアしましたが、噂どおりの味、確かにおいしい！

こちらは冷かけ。結構コシがあって出汁もおいしい。ただ店内はエアコンが強烈で少し寒いくらいだったので、あったかいうどんでも良かったかな～
店を出ると18:30、腹いっぱいで夕食は無理そうなので、真っすぐホテルに戻りました。年だな～、うどんをハシゴする若者がうらやましい。

息子夫婦が帰りがけに骨付鳥（若い方）をテイクアウト予約して買ってきてくれました。

骨付鳥 寄鳥味鳥 グルメ・レストラン

有名店らしく昨日は夜遅くまで行列ができていました。中身の写真撮り忘れましたが（袋だけですみません）、妻曰くかなりおいしい！とのことでした。
今晩は缶ビ－ルを飲んで腹一杯、終了です。

4日目、最終日は屋島を目指します。今日もことでんにお世話になります。荷物はホテルに預け瓦町駅まで歩きました。13:30位まで観光できます。

瓦町駅 駅

ことでんは自転車の持ち込みOKです。そういえば市内は自転車に乗っている人が多く自転車道も整備されていました。息子夫婦はレンタルサイクルで効率的にうどん巡りと観光してました。朝、既にうどん屋2件に行ったとラインが来ました。年寄りはマイぺースでゆっくりです。。。

琴電屋島駅まで15分、駅前から屋島までシャトルバスが出ています。料金は100円と安く、ICカードも使え便利です。ただ本数が少ないので時間を合わせて来た方が良いです。ほぼ時間通り来ました。

琴電屋島駅 駅

車窓から海を見ながらバスで10分、頂上に到着します。

源平の合戦が描かれています。昔、教科書で見たことあるような絵。。。

屋島寺は、標高293メートルの屋島山上に位置にある寺院で、753年に鑑真により建立されたとのこと。

中に入ると、まず五重塔が迎えてくれます。

少し進むと、屋島寺の境内にある蓑山大明神にはジブリ映画にも登場した、“日本三大狸”と称される屋島太三郎狸が祀られています。太三郎狸は屋島で道に迷った鑑真や弘法大師を案内したり、屋島に凶事が起こるときには、住職に知らせるなど数々の善行を積んだと言われており、今は屋島寺の守護神として、夫婦の縁結び・子宝・家庭円満にご利益のある神とされているそうです。

七福神も立派です。

本堂の隣の蓑山（みのやま）大明神。

本堂です。1618年に建立され、一部は鎌倉時代に建てられたものが残っているため、重要文化財に指定されてます。

本堂前の四天門。

屋島城（やしまのき）は源平合戦の遥か昔の時代に城が築かれていた所で、『大化の改新』で有名な中大兄皇子が唐と新羅の侵攻に備え、対馬・九州から瀬戸内海沿岸にかけて築かせた古代山城のひとつだそうです。
667年に築かれたことが『日本書紀』にも記されてましたが、その実体はよく分からず謎に包まれた城だったそうです。

1998年に屋島の南嶺山上部において石積みが発見されたことを契機に発掘調査が行われ、2002年の城門遺構の発見によって屋嶋城が実在していた事が証明されたそうです。城門遺構整備事業も完了し、2016年3月19日から一般公開されているとのこと。すごいですね。

屋島城からの景色も素晴らしい。

屋島の展望台、獅子の霊巌です。素晴らしい眺めです。手前の商店でかわらが売られていたので（200円）買って瓦投げしました。童心に帰って楽しいですよ～。

獅子の霊巌 名所・史跡

水族館が有名らしく、地元の方が子供連れで来ていました。

新屋島水族館 動物園・水族館

12:05発のバスに乗り四国村で降ります。

目的は「わら家」でうどんです。ところがここでも行列です！香川のうどん何処に行っても大人気です。

ざいごうどん 本家 わら家 グルメ・レストラン

私は仕事できた時に一度連れて来てもらったことがあり、とても美味しかった記憶があります。あまり時間が無かったので並ぶかどうか迷いましたが、30分くらいで入れました。

中はソーシャルディスタンスで人数制限していました。広々として安心です。入口で注文して席に着くと5分くらいで持ってきてくれました。

妻はぶっかけ。コシがすごい。今回食べた中で一番でした。

私はがっちり食べたかったので肉ぶっかけです。最後のうどん、肉もうまし！ちなみにメニュ－にかけうどんはありませんでした。
食後は急いで駅に戻り13時発のことでんで瓦町へ、乗り換えがちょうど良かったので片原町まで行ってホテルに戻りました。ちょうど13:30予定どおりです。

空港までのリムジンバスは、ホテル前の兵庫町から乗り無事高松空港到着。バスの1台目は満席で乗れませんでしたが、すぐに2台目が来てゆったりと座れました。

高松空港 空港

帰りの便もJetstar。比較的空いていました。7割ぐらいでしょうか。座席予約せずに事前にインタ－ネットチェックインし3列席の通路側に隣同士で予約できましたが、結局窓側席は空席だったので二人でゆったり座れました。

さあ、出発です。高松楽しかったなぁ～、うどん美味しかったなぁ～。

離陸！

ついさっきまで居た屋島だー！

そして、あっという間に成田です。もう暗くなってきました。

いつもの第3タ－ミナルに到着。後は安全運転で帰ろう。明日は会社か～と思いながらいつもの様に徐々に現実に戻っていきます。

成田国際空港 空港