2020/08/27 - 2020/08/31
54位(同エリア1493件中)
ダイスケitさん
- ダイスケitさんTOP
- 旅行記248冊
- クチコミ9件
- Q&A回答21件
- 353,940アクセス
- フォロワー266人
この旅行記のスケジュール
2020/08/27
-
千葉~東京(東北新幹線)~新青森(10時15分着)
-
三内丸山遺跡(11~13時)
-
青森県立美術館(~14時半)
-
竜飛崎(16時半着)
-
ホテル竜飛チェックイン(17時半)
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
8月下旬に、青森へ4泊5日の旅行で行って来た。
世界的な新型コロナ感染拡大で、5月の海外旅行を中止したのが3月。暫くは国内旅行も諦めていたが、そのうちに感染拡大も収まるだろうと、前々から行ってみたいと思っていた夏の青森への旅行をGW頃に計画した。一旦は、7月末に4泊5日の予定で新幹線・ホテルの予約を行っていたが、例年になく長引く梅雨空を避けるため、丁度ひと月延期してやっとGO!となった。この間、GoToトラベルキャンペーンのことが話題になったが、当初の計画時にはそのような気配もなく予約を進めていたものの、実際に旅行時に適用可能となるともちろん有難くその恩恵は受けて来た。
今回の旅行の行程概要は以下の通り。
1日目:千葉~東京(東北新幹線)~新青森~三内丸山遺跡~青森県立美術館~(津軽半島東海岸)~竜飛崎【竜飛崎泊】
2日目:竜飛崎~(津軽半島西海岸)~十三湖~高山稲荷神社~斜陽館~立佞武多の館~鶴の舞橋~十和田湖【十和田湖畔泊】
3日目:十和田湖畔~奥入瀬渓流~八甲田山ロープーウェイ~三沢【古牧温泉泊】
4日目:古牧温泉~(下北半島東海岸)~尻屋崎~恐山霊場~むつ【むつ泊】
5日目:むつ~大間崎~仏ヶ浦~(下北半島西海岸)~新青森(東北新幹線)~東京~千葉
青森県には、15年程前に十和田・奥入瀬へ、6~7年前に東北4大祭り見物主目的の旅行で、日本海沿岸・弘前市・青森市・白神山地に行っており、今回は津軽半島・下北半島制覇+2度目の奥入瀬渓流の旅となった。
第1回目は、初めての盛岡以北の東北新幹線乗車、2年後の世界遺産登録なるか注目される三内丸山遺跡見物、あおもり犬で有名な青森県立美術館見物、津軽半島東海岸を北上して到着した竜飛崎見物の模様となる。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
1日目は、新幹線で新青森駅到着後レンタカーを借り受け。三内丸山遺跡・青森県立美術館を訪れ、その後津軽半島東海岸を北上し、竜飛崎まで。宿泊は、竜飛崎にあるホテル竜飛で。
-
旅行初日を有効に過ごすために、5時半過ぎの快速電車で東京駅へ。新幹線はやぶさは、7時を予約しておいた。
-
東北新幹線で盛岡以北へ行くのは、初めてだ。また、女房と一緒に東北新幹線に乗るのも初めてだった。東北地方には何度も旅行をしているが、比較的近い福島・宮城・山形辺りにはマイカーで、秋田・青森には飛行機で行っていた。青森はマイカーでは遠すぎ、大人の休日倶楽部の会員になっている新幹線利用が、費用・時間ともベストと判断した。
-
車内は予想通りガラガラで、一車両内には10人ぐらいだっただろうか。
-
10時15分に新青森駅に到着。すぐにレンタカーを借りて、三内丸山遺跡に到着したのは、11時頃だった。青森も8月末というのに暑く、30℃は軽く超えていた。
-
ビジターセンターの入口。
-
世界遺産登録を期待する横断幕が掲げられていた。
既に世界遺産センターには申請がなされており、世界的な新型コロナ感染拡大がなければ今年秋にでも専門家(ICOMOS)の現地調査が実施され、結果が良ければ来年には世界遺産登録となる予定だった。ところが毎年開催され世界遺産登録が審議される世界遺産委員会(会場は何と中国!)が今年は中止となったため、すべての予定が1年遅れとなっており、ここ三内丸山遺跡も登録は早くて2年後となってしまったようだ。 -
ビジターセンターの入口ロビーには、縄文式土器のオブジェが展示されていた。
-
ここにも世界遺産登録の期待の展示があった。人の手を形どった紙を集めて、字を描いている(ペーパーメッセージ)。その数は、ギネスブックに認定されたと表示されていた。
-
三内丸山遺跡全体のジオラマもあった。
館内にはボランティアガイドの案内が掲示されており、12時の部のガイドツアーに参加することに。 -
12時までに展示物の見物と早めの昼食を済ませておくべく、展示場の方へ。
-
掘り出された土器を展示しているコーナー。
-
小さな土偶。
-
これはひと際大きな土偶だ。
-
別の展示ゾーンへ。
-
土器が掘り出された地層の模型。
-
多くの土器が並べられていた。
-
いわゆる縄文式土器だ。
-
色んなタイプがある。
-
当時の暮しを模した住居と人形が展示されている。
-
ざっと展示物を見物してから、早めの昼食のため館内のレストランへ。ここには縄文時代のメニューや古代米のご飯が出たりするので、楽しみしていた。が、行ってみると「本日貸切のため、一般は13時半以降にオープン」との表示。どうやら団体の客が入っているようだ。残念!
何か食べるものがあるか職員に聞いてみると、売店に冷凍おにぎりがあるのみとのこと。やむなく、一人2個ずつ購入して、備え付けの電子レンジで解凍してたべることに。おにぎりを食べる時に座っていた場所の壁面にも、世界遺産登録推進のポスターが掲げられていた。 -
12時になり、ボランティアガイドさんと遺跡の方へ。参加者は我々夫婦だけだった。
-
案内板の前で、ガイドさんによる説明を聞く。
-
向こうの方に大きな櫓とわら葺の大きな建物が見える。ガイドさんによると、最後に立ち寄ると。
-
3棟のわら葺きの建物。
-
まず、最初に入ったのはこの小さなマウンドを壁に利用している建物だった。
-
壁全体は草で覆われており、暑い最中だったが涼しげな入口だ。
-
建物内部は、木と縄と藁で造られていた。
-
先程見た3棟の建物へ。
-
高床式になっている。
-
内部には入れず。
-
保護のための覆い屋の中は、盛り土と表示されていた。
-
ゴミや壊れた土器をまとめて捨てていて盛り上がった場所とのこと。
-
いよいよ最後に大きな櫓の方へ。ただ、この櫓は復元されたものだ。また、何に使われていたかは正確には分かっていないようだ(物見櫓?)。
-
大きな覆い屋の中に、本物の櫓の柱の跡が保存されていた。間近に見る柱の跡は、かなり太い。すべて栗の木が使われており、その一部の実物(化石化したもの?)も残っていた。計6本。
-
櫓の横の大きなわら葺きの建物の内部。当時は集会場として使われていた可能性があるとのこと。
-
立派な構造物だ。
-
この櫓の場所を最後に約50分間のガイドツアーは終了。ガイドさん、暑い中を案内していただいて、ご苦労様でした。
-
入口ロビーに戻ってきた。暫く涼しい室内で休憩。
約2時間の滞在だったが、次はすぐ近くにある青森県立美術館へ。 -
三内丸山遺跡から車で数分で、美術館に到着。敷地への入口付近の掲示板によると、コレクション展と企画展が展示されている。
-
チケット購入時に確認すると、コレクション展は美術館所蔵の作品を展示しており、一部を除いて写真撮影はOKとのこと。企画展は撮影NGだった。
展示品には、青森生まれの偉大な版画家棟方志功の作品が含まれており、これもそのひとつ。 -
こちらも棟方志功の作品だが、版画ではなく板画だった。
-
大きなホールには、シャガールの描いたバレエの背景幕(スクリーン)が展示されており、丁度その解説が始まっていた。
-
観客はホールの中央の椅子に座り、順次ライトアップされ解説が付く大きなスクリーンを眺めるようになっている。
-
バレエは全4幕で、周囲4面にスクリーンが設置されているが、このスクリーンのみがオリジナルの本物で、他はレプリカとのことだった。
-
シャガール特有の白い馬が空を走る場面がある、最後のスクリーン。それぞれに、バレエの進行に沿った物語が描かれていた。
-
ライトアップと解説が終了すると、ホール全体が明るくなり自由に鑑賞出来る。
-
この青森県立美術館で最も有名な彫刻家の奈良美智作の「あおもり犬」。高さ8.5mの巨大彫刻だ。この作品は屋外にあり、室内からはガラス越しに見ることになる。ただ、案内にはこの屋外ゾーンに出て間近に見ることも出来るが、屋外に出てからのかなり遠回りの順路が記載されていた。
-
この日は8月下旬というのに青森でも軽く30℃超えで、一日で最も気温の高くなる14時頃。熟考するまでもなく、冷房の効いた室内からの鑑賞のみに留めておいた。
-
美術館の全景。約1時間の滞在で美術館を後にして、次の目的地の竜飛崎を目指した。
-
津軽半島東海岸沿いに北上し、竜飛崎にあるこの日宿泊のホテル竜飛の見える高台に到着したのは、約2時間後の16時半頃だった。
-
「津軽国定公園 龍飛崎」と「風の岬 龍飛」の標識のある展望台。
-
大きな石碑は、石川さゆりの演歌「津軽海峡冬景色」の記念碑だ。石碑の前のボタンを押すと、彼女の演歌が大きな音量で流れるようになっている。もちろん、ボタンを押して、竜飛崎で「津軽海峡冬景色」を聞いた。
-
展望台から見下ろす漁港の風景。
-
傍にいた観光客にお願いして、記念写真を撮ってもらった。
-
この展望台のすぐ傍らには、階段のある国道で有名な339号線の階段の標識があった。
-
国道339号線の標識。
-
階段を降りて行くと両側にアジサイが咲いていたが、さすがに盛りは過ぎており、もうひと月前なら見頃だったようだ。
-
階段国道は先程の漁港の辺りまで続いていたようだが、余り下まで降りると帰り道の上りが大変なので、途中で引き返した。
-
駐車場に戻り、今度は少し高いところにある灯台へ。灯台の見える駐車場には、「ようこそ外ヶ浜町」の案内板。
-
この辺りの見どころが表示されている。
-
階段を少し上り、灯台へ。灯台の下には、「龍飛埼灯台」の看板。
-
灯台の横には展望広場があり、北海道方面の見晴らし図が掲げられていた。ただ、残念ながらうっすらとしか見えず、判別は難しかった。
-
「龍飛埼灯台」の由来説明版。
-
1時間程竜飛崎で過ごした後、すぐ近くのホテル竜飛に17時半にチェックイン。ツインの部屋は、広くてゆったりとしていたが、洗面所・トイレ・バスはビジネスホテル並みで、少々残念。もっとも、温泉大浴場に行ったので部屋のバスは使っていない。
-
夕食は、18時過ぎから。
-
アワビ・ホタテの付いたコースだった。質・量とも満足する夕食の後、朝4時起床で出発してきた長い一日を、早めの就寝で終えた。
(続く)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ダイスケitさんの関連旅行記
青森市内(青森) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
67