2020/08/22 - 2020/08/22
677位(同エリア1896件中)
Rinさん
この旅行記スケジュールを元に
この旅の一番の目的だった松本城の見学を一番に終わらせて再び自転車に颯爽とまたがって松本の街を疾走。
車が運転出来ない(法的には出来るけど、世の中のためにはしない方が…)人間にはレンタサイクルは本当にありがたい。
しかし、自転車運転してて思ったけど、松本は車社会。
車の人は自転車があまり目に入っていない気がした。
大阪って割と車が「どこから自転車飛び出してくるか分からない」「自転車は無茶な運転するヤツいる」って思って運転してるけど、松本の人は多分「そんな無茶な運転する自転車なんてないだろう」と思ってるみたいな…。
さて松本城観光の後は第2の目的である旧開智学校へ。
実はこの松本市、松本城の他にこの旧開智学校も国宝に指定されている。
しかも国宝指定されたのが令和元年、つまり去年。
写真を見るとなかなか好みっぽい。
そんなわけで松本旅行を決めるまで全く知らなかった旧開智学校がいつの間にやら観光の第2の目的に。
詳細は旅行記をどうぞ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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松本城の観光が終わって近くにある観光案内所へ。
ここで美味しいお蕎麦と馬刺しのお店を教えてもらう。
教えてもらったお蕎麦屋さんがこの近くみたいなのでまずはお昼ご飯を食べようかな。
この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11640925
の続き。無料の地図やパンフレットがあります by Rinさん松本市観光情報センター 名所・史跡
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お蕎麦屋さんは2軒教えてもらったけど1軒は11:30開店。
時刻はお昼ご飯にはちょっと早い11:15。
幸いもう1軒は11時開店なのでそっちに行ってみることに。
それがこちら「そば処 吉邦」。
小さなお店。
自転車はお店の前に置かせてもらう。 -
ここではしごチケットを利用。
チケットを見せると小鉢プレゼントと書いてあったので何がでてくるのかな?と思ったら枝豆。
…ちょっとがっかり。
まぁ無料のプレゼントなので文句は言えない。(←言っちゃってるか?)
枝豆食べつつお蕎麦が来るのを待つ。 -
注文したのはオーソドックスにもりそば。
この後なわて通りで食べ歩きもしたいな…と思ったのでここはちょっと抑えめに。
正統派のお蕎麦。
そば湯まで美味しくいただきました。美味しいお蕎麦屋さん by Rinさんそば処 吉邦 グルメ・レストラン
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お腹も落ち着いたところで観光再開。
まずは松本城の裏手にある松本神社へ。
自転車があると移動がらくちん。松本城の裏手にある神社 by Rinさん松本神社 寺・神社・教会
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自転車を門前に置いて境内へ。
誰もいない。 -
松本神社の前進は暘谷(ようこく)大明神。
その後、今宮八幡宮、片宮八幡宮、共武大神社、淑慎大神社との合祀を期に、名称を松本神社と改めた松本城主ゆかりの神社なんだそうな。 -
狛犬もりりしい。
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境内の脇には暘谷水神さまが祀られていて、松本城下町湧水群のひとつ松本神社前井戸があった。
松本市内を観光するとこんな感じで井戸がいくつかあったのが印象的。松本神社境内の端にあります by Rinさん松本神社前井戸 名所・史跡
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再び自転車に乗って走っていると丸形ポスト発見!
最近これほとんど見なくなったなぁ。 -
ちょっと印象的な建物が見えたのでパチリ。
こちらは開智小学校。
これから見学する国宝の旧開智学校をモデルに建てられた小学校らしい。 -
現在の開智小学校の裏手に旧開智学校校舎がある。
元は別の場所にあった建物をここに移築して公開されている。
入場料は400円。
ここでもはしっごチケットを渡すと記念品として旧開智学校校舎のオリジナルクリアファイルを貰えた。
チケットやパンフレットがカバンの中にバラバラ入っていたのでちょうどいい!と早速使い始める(笑)。
下の写真の緑色のものがそのクリアファイル。
でもよく見ると「重要文化財 旧開智学校校舎」って書いてある。 -
チケット売り場のおばちゃんがちょっと恥ずかしそうに「去年国宝になったんだけど、このクリアファイルには重要文化財って書いてあるの、でも国宝だから」と。
…重要文化財から国宝に指定されたので重要文化財って書いてあるこのクリアファイルは商品にならなくなっちゃったのではしごチケットの記念品にしたんだろうなぁ(笑)。
ここでもはしごチケットをget。
チケットの裏側には施設の名前が書いてあって旧開智学校は校舎のイラスト入りでかわいい。
このはしごチケットなかなか楽しい。 -
ここは自転車置き場もあったので置かせてもらう。
と言っても自転車で来てるの私だけみたいだったけど。 -
そんなに観光客はいないかな?
コロナ対策の1つ「密にならない」という意味では松本はとてもいい旅行先だと思う。
手前の写真撮影用の顔はめパネルが手作り感満載で思わずパチリ。 -
こちらが建物正面。
ちょうど順光で写真がバッチリ撮れた!
建物中央の八角形の塔がかわいらしい。
旧開智学校は1876年4月に完成した当時はやりの擬洋風建築の建物。天使がポイント by Rinさん国宝 旧開智学校 名所・史跡
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実際に90年ほど小学校の校舎として使用された建物で地元松本の大工棟梁立石清重が設計・施工。
和風と洋風が混ざり合った擬洋風の校舎。
中央には東西南北の風見を配した八角塔がそびえ立っている。 -
学校名を示す部分の左右には天使が配されている。
青のバルコニーがかわいらしい。
しかし天使と龍ってまさに和洋折衷(笑)。
節操ないなぁ~。
面白いから好きだけどね。 -
この天使ちゃん、シールにもなって売店で絶賛発売中。
国宝指定記念で少々お安くなっているらしい。 -
中央の扉もかわいらしい。
今はここは閉まっていて入口はこの右側に歩いて行ったところにある。 -
地面を見ると八角塔のタイル。
かわいい。 -
さてさてでは入口へ。
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中は土足厳禁。
ビニール袋に靴を入れてスリッパをはいて入場。
感染症対策で使用後のスリッパは入れる場所が別になっていて係員さんが雑巾でふいて消毒。
靴入れのビニール袋も各自持ち帰りになってた。
感染症対策もバッチリ。 -
入口には観覧の心得が。
黒板に書いてあるのが学校らしくていい!
飲食禁止の「飲」が消えているのは熱中症対策だろうね。
ちなみに中はクーラーなし。
信州=涼しいのイメージだったけど今日はお天気のせいかめっちゃ暑い。
当然のように気温は30度超。
正直…暑かった。
コロナ対策でマスク着用だし。
コロナ対策+熱中症対策でマスクしながら水分補給するという意味不明な状態。
いつまでこれが続くのか…。 -
最初に入った場所は教室。
-
野菜の単語帳。
イラストと漢字が書いてある。
何年生でこの漢字習ってるんだろう?
小学生だよね?
今の小学生の勉強より難しいんじゃ…? -
こちらは建設当時の旧開智学校。
当時はL字型の校舎だったらしい。
今はL字の短い方だけが移築されて
残っている状態。 -
奥には2階への階段。
感染症対策で所々にビニールが巻いてあり、木の部分は消毒出来ないのでビニールの部分を手すりとして使ってくださいとの注意書き。
感染症対策いろいろ大変なんだろうなぁ…。 -
階段を上がってお次は2階の見学。
使い込まれた感じの床が好み。
天井の照明も好み。 -
展示は当然教育関連の物が多かったけどこのコロナの流行「開智学校と伝染病」という展示がありスペイン風邪が流行した当時の感染予防策が紹介されていた。
驚くことにこれ読むと今のコロナ対策とほぼ同じ。
同じウィルス対策なんだからある意味当然なんだけどこれだけ科学が発達しても100年前と同じ対策が有効ということは驚きでもある。 -
こちらは種痘を受けた生徒の名簿や伝染病にかかった生徒の登校停止を通知した記録。
この辺りの対策は今も100年前も変わっていないということだね。
スペイン風邪の流行時は松本市内のすべての学校が臨時休校となったとの記録が残っているとか。
これもまた今と同じ。 -
こちらは松本体操の資料。
ラジオ体操みたいなもので身体の強化に使われていたらしい。
現在の開智学校の児童による松本体操実演の動画もTVで流れていた。
1.2.3の号令に合わせて身体を動かすちょっと軍隊チックな体操だったけど身体を鍛えることは風邪をひかない身体を作るという意味では理にかなっている。 -
すごい名前の資料。
これは「特殊学級のはじまり」というコーナーで展示されていた資料。
特殊学校では身体的・環境的な理由で学校に通うことや、授業についていくのは難しい児童たちを対象にした教育の事。
開智学校では1804年4月に優等生より順に甲乙丙…と分ける学級編成が行われた。
最下級のクラスに学年中最も優秀な教員を担当させるという編成は日本初の取り組みと評価されたんだとか。
が、このことが児童間の侮蔑を誘発する等の問題が発生し、4年後には廃止。
どんなにいい方法を考えても現実は理想通りには行かない、というのは今も昔も一緒ということか。 -
こちらは衝撃を受けた林間学校の写真。
本物の林間学校で林の中で布団ひいて寝てるΣ(・□・;)
小学校の時林間学校行ったけど普通に宿舎で寝たよ。
昔の林間学校はすごいなぁ。
布団はどこから持って来たんだろう? -
時代を感じる児童のポスター。
働ケ働ケ働ケ働ケのポスターは「働き方改革」が叫ばれる今の時代とは大違い。 -
こちらは算数の教科書。
ここ小学校だから小学校の教科書だと思うけど…小学生はとても勉強する気にならない程難しそう…。
昔の子の方がかしこかったのかしら? -
思ったより楽しい旧開智学校の展示。
展示室はちょっと殺風景かな。 -
こちらのお部屋は1880年に明治天皇が松本へ御巡幸した際に休息をとった場所。
明治天皇は明治5年から18年の間に全国各地を6階巡幸しており、その4回目にここ松本に立ち寄ったんだとか。
当時松本ではなんとか松本に巡幸してもらおうと尽力して成功したんだとか。 -
この部屋には入れないので入口から中を見るだけ。
奥には明治天皇と皇后のレリーフが飾られていた。 -
旧開智学校の注目ポイントはこの扉の木目ぬり。
この見事な木目、実は木製の扉の一部を一度ペンキで塗りつぶして、その上に木目を描き表した木目ぬりという手法。
そしてもう1つの注目ポイントは扉についている桟唐戸。
この桟唐戸は8つある中でもこの校舎の中で最も古いもので近くにあった浄林寺から転用されたもので飛龍と立浪の優れたデザインが特徴の木彫師原田蒼渓作。 -
こちらは講堂。
この校舎の中で一番大きな部屋。
この校舎の中で一番気に入った部屋。 -
廊下にもあったこの照明。
こういうの好み。 -
ステンドグラスも美しい。
窓の扉にも模様があるのが分かるかな? -
こちらは2人掛けの机。
右端の凹んでいる部分は何かな?と思ったら硯を入れる場所。
時代を感じるなぁ。
キャプションで見えないけど左側の席の子にも硯入れはあった。 -
扉もかわいいのでパチリ。
-
最後は校長室。
小さめの部屋には入口にこのように「密接注意の部屋」の注意書きが書いてあった。
密接するほど人いなかったけど一応注意はしたよ。 -
校長室に飾られていたのは…
-
各時代の児童の絵。
こちらは明治時代の児童の絵。 -
大正時代の児童の絵。
明治時代より線がしっかりしている。
上の絵は明らかに西郷どん。
長野なのに西郷どん?? -
昭和時代の児童の絵。
昭和時代というくくりがあることに昭和生まれの私は少々ショックを受けた(+_+)
きっと昭和初期の小学生ってことよね。
ってか小学生、絵上手だね。
今の子こんなの描けないんじゃ? -
こちらは松本の小学生が描いた旧開智学校校舎。
うん。
この絵は小学生らしいね。
平成の小学生。
そのうち「平成時代」って言われる様になるんだろうね。 -
この開かずの扉は八角塔への扉。
扉の前には八角塔内部の素敵な写真。
めっちゃ入りたかった!
保存の関係で入れないのかな? -
こちらは明治天皇が行幸した際の記念碑。
駐車場に記念碑がたつとは…。
よっぽど来てくれたのが嬉しかったんだろうなぁ。 -
こちらは旧開智学校の庭にあったベンチの表示。
天使ちゃんが屋外でもソーシャルディスタンスを提唱している。
観光してみて分かったけど観光地は本当に感染症対策頑張っている。
人が多くて対策に限界がある都会にいるより、感染症対策をしっかりしている人少なめの観光地に行く方がよっぽど安全では?
まぁ移動時のリスクはあると思うけどね。 -
続いて向かったのはすぐ向かいにある旧司祭館。
旧開智学校に着いた時から目に入っていて後で行こうと思ってんだよね。歴史ある司祭館 by Rinさん旧司祭館 名所・史跡
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こちらは入場無料でご自由に見学ください方式。
入ってすぐのところは応接間。
暖炉がある。
1階にはこの他食堂、事務室、炊事場があったけど同じような感じの部屋だった。 -
印象的だったのがこのベランダ。ガラス張りで冬にはサンルームになりそう。
アーリー・アメリカン様式の技法が使われているらしい。
言われてみれば古き良きアメリカの香りがするような…。
この旧司祭館は1889年にフランス人のオーギュスタン・クレマン神父により建てられた西洋館。
その後100年にわたり松本カトリック教会の宣教師たちの住居として使用されたという歴史ある館。
元は松本城の近くにあったけど1990年に移築復元して現在の場所に移された。 -
長野県では現存する中では元雄も古い宣教師館。
見学は2階へと続く。 -
2階の部屋も似たような感じだったので割愛。
棚の上に置いてあった建物の置物がかわいかったのでパチリ。
何の建物かな? -
再び自転車をこいでやって来たのは高橋家住宅。
グーグルマップでマークされている場所が微妙で入口が分からなくちょっと迷ったけど、自転車なので道を多少間違えてもすぐに戻れるのがありがたい。
住宅街に紛れて建っていた。武家住宅 by Rinさん高橋家住宅 名所・史跡
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ここも入場料は無料。
パンフレットも置いてあってご自由に見学してください方式。
畳の部屋が4間ほど。
高橋家住宅は松本市内に現存する数少ない武家住宅の1つ。
元は松本藩が藩士の住まいとして所有していたいわば官舎。
建物は間口11.6m、奥行き8.2m。 -
建築年代は17世紀前半~1726年の間と推定されている。
現存する武家住宅では長野県内で最も古い建物の1つとされ、松本市の重要文化財に指定されている。
こちらは台所。
持ち主の高橋氏から松本市に寄付され、資料を基に幕末~明治初期の形に復元修理されて現在は公開されている。 -
建物の南側は庭になっていた。
縁側に座ってぼんやり庭を眺めているとスマホがないことに気づいて大慌て。
荷物をひっくり返してもない!と焦りもしや…と思い自転車に戻ると自転車の籠にスマホが…。
日本でよかった。
海外だったら取られてるな…。
気を付けよう。
この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11646772
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旅行記グループ 初めての国内一人旅で松本へ!
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