2020/08/17 - 2020/08/17
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伊東 ハト子さん
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真夏の京都。
京都へ行くにあたってまず『糺の森』に惹かれたことにより、さらに思いもよらないステキな所も見つけました。それが『旧三井家下鴨別邸』。そしてそこで喫茶も出来るし、“期間限定特別メニュー”もあることを発見。コレよ、コレ。京都らしい体験ができるではないですか!
その上ここは鴨川デルタの近くであることも発見。“ブラタモリ”的好奇心発動。デルタも見物することに。ドラマなどで有名だと知ったのは旅行後でした。
当日は朝9時で既に気温30度。バスに乗っていても日が当たる側に座ってしまったので、肌にジリジリ来ました。
暑いだろうを見込み、麻のゆったりめの半袖ワンピースを着て行きました。
日傘も、携帯扇風機(スマホ型)も持っていって大正解。
足元は足の甲が日焼けすると後が辛いので普通にコンバースを履いています。
バスはバス一日券を購入。600円。
鴨川デルタは無料(笑)
旧三井家下鴨別邸は通常なら500円。今回は二階の特別公開期間なので700円。ここにおけるお菓子と冷茶の体験料(オプション。予約制)が800円。
『鴨川デルタ』は、この記事がお勧め→京都随一、水辺の行楽地『鴨川デルタ』の記憶(www.nikkei.comの記事)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47728320U9A720C1AA1P00/
旧三井家下鴨別邸(三井広報委員会www.mitsuipr.comさん。)https://www.mitsuipr.com/sights/historic-places/10/
お菓子と冷茶体験は8月31日までの期間限定イベント。今回初の試みだったそう。また開催があったら行きたい!。( ja.kyoto.travelさん)https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=3902
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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京都駅前から17番バスに乗流こと約25分。河原町今出川というバス停(駅って言う?)で下車。ボンボンカフェというカフェが目の前にありました(ランチ候補として目をつけていたお店)早速『賀茂大橋』へ。手前三分の1くらいしか歩かなかったけど、デルタが見れて大満足なハト。日傘をさしても太陽の熱がスゴイ。
-
本当に“飛び石”があるのだな、と感動。
“飛び石”がある川って少ないような気がする。鴨川はここの他にも何ヶ所か飛び石が置かれているところがあるようですね。興味湧きます… -
河原に降りて、飛び石に近づきます。
もちろん、渡る!!
亀さんの形の石や千鳥の形の石もあって楽しい。 -
賀茂川上流方面を望む。
たくさんの橋がかかり、流れは穏やか。それに意外と(失礼!)透明度の高い水。
思った通りの浅瀬なので、靴を脱いで足を水につけようかと思ったけど、余りの暑さに断念。せっかくタオルも持っていたのにな -
『賀茂大橋』方面。写真では見えないけど“サギ”系の鳥たちがいました。
やはりお水がキレイなんだな。 -
デルタまでの飛び石はなかなか楽しかったです。けれども…上陸したらつまらない景色でして、写真を撮っていませんでした。暑かったから、ということでもあります。
水遊びをしないのなら、“飛び石を渡る”というアトラクションで終了です。
デルタの『高野川』サイドを進み、『河合橋』の下をくぐって道路の方へ登ったところ。
写真の右側から道路へ出てきた状態です。ここから下鴨神社方面に少し歩きます。
奥に『下鴨神社』の鳥居の朱い色が見えています。 -
『下鴨神社』の鳥居。このまままっすぐに進めば神社へ行き着きます。
『旧三井家下鴨別邸』はこの鳥居の手前左側に入口があります。
左手に見えている塀は『旧三井家下鴨別邸』を囲む塀。 -
ここが『旧三井家下鴨別邸』の入り口。
ここの入り口を入って右手すぐにお手洗いがあります。新しいらしく木の香りがしていてキレイなお手洗いなのでお勧め。もちろん別邸内にもお手洗いはありますよ(利用していないので内容不明) -
ここが『旧三井家下鴨別邸』の入り口。
玄関棟の玄関。来客用の玄関だった場所です。
ここで靴を脱ぎます。うっかり失念していたけど、京都って靴を脱ぐ観光所が多いんだよね。たまたま新しめの靴下だったので、大恥かかずに済みました。
すぐ左手に受付があり、入場料は500円。ただし今回は二階の特別公開期間中につき700円。さらに“期間限定特別メニュー(京菓子と冷茶体験)”もお願いしていたのでその料金が800円。予約しておいたのだけどメールで申し込むだけという、至ってのんびりした予約システム。受付でその予約メールを見せることもなく、予約の名前を告げただけだった。イイですねこういうゆる~い感じ。 -
受付で料金を支払い、玄関棟の広間にて三井家の歴史のビデオを見る。約10分。暑い中歩いてきたので一休みにちょうどイイ。しかもハト一人。既に窓から見えるお庭に目を奪われがち。ここにはお土産コーナーもあった。
ビデオを見終わったら再び靴を履いてお庭から見て回ることに。
主屋を仰ぎ見る。 -
表紙に使った写真です。
お庭の池の向こう側から主屋を。
ちょこんと乗っかっている、三階がかわいい。残念ながら、今回は三階の公開期間ではないので見られないのでした…
左手の赤い花が咲いている木が百日紅(さるすべり)。 -
かわいい三階部分のアップ。
今年はコロナの影響で開催はなかったそうですが、ここから五山の送り火を見るイベントも開催されていたようです。大の字の送り火が特等席で見れるのですね。 -
ほとんど同じ位置から主屋の一階部分を。この右手にお茶室が見えるのですが、お茶会開催中だったため、写真は遠慮しました。
お茶室は申し込めば誰でも利用できるようです。 -
百日紅(さるすべり)。
真夏の青空に映え、暑さを一瞬忘れる鮮やかさ。今まで百日紅がこんなにステキな花だと感じたことがなかったのでした。 -
ふと池の水面を見ると
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水面に落ちた花もイイ感じ。
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主屋の手前からお庭を望む。
日本庭園の知識は無いけど、庭園って芸術なのだなーと思う。
若い頃は良さがわからなかった。 -
お庭を一通り見て再び靴を脱ぎ、今度は主屋内の観覧。
各部屋の造りも興味深く見る。
細かいところの意匠にいちいち惚れ惚れと見とれてしまう。
大正時代のランプ傘。金具がステキ。 -
順路途中にあるお部屋。6畳半という、変わった形をしている。
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6畳半のその部屋にはお茶会用の水屋(みずや)が。
説明の立て札があり、読んでみる。するとここの水屋は主屋一階の座敷で行うお茶会で使われていたとのこと。もともとは水道はついていなかったらしく、現在地に移築後に取り付けられたそう。
賃貸のミニキッチンみたいだ… -
順路を進むと脱衣所・お風呂場・洗面所などの一角へ。
ここはお風呂場の手前の脱衣所。
窓がステキ。それになんだか懐かしい。 -
ここはお風呂場。天井も浴槽もヒノキ造り。
イイ感じに古い木の香りがしている。
ここのお風呂場は使用されなかったとかで、大将時代に作られたままだそう。 -
そしてここが洗面所。
脱衣所より流台が広々。窓枠がさらにステキ。 -
洗面所からの廊下を進みます
-
左手に茶室が見えます。
お庭から見た時にやっていたお茶会は終わったようで、中をチラリと覗くことができました。帰り際にもう一回見たら通行止めになっていたのでラッキーでした。 -
一階座敷です。
濡れ縁に絨毯が敷いてあるのは致し方ないかな。
ガラス障子は明治期のもの。ガラスに揺らぎが見えるのがステキ。大きなガラスを作るのに厚みを均一にできなかった頃なんだろうな。それにしてもこの時代にこれだけ大きな透明のガラスをこんなにたくさん使うとは! -
ガラスの揺らぎを撮ってみました。
左側のガラスの向こう側の柱が歪んでいるのが見えますでしょうか。
サッシ文化の日常では味わえないニュアンスですね。 -
ハトはこういう日本家屋の“角っこ”が大好きです。この、廊下が外側にあるのがたまらなく好きです。なんだかストーリーを感じるのですよ。
ちなみに外側は木製雨戸らしいです。
開け放つことで独特の空間になりますね。 -
座敷からお庭を眺めます。
なんとも言えない、開放感。真夏の暑さを忘れてしまいます。 -
二階へ上がります。
階段の手すりじゃない、囲い?の意匠にまたホレボレ。 -
二階の濡れ縁からお庭を望む。
池に形は確かに“ひょうたん”。ただ、全体がフレームに入らないので、、、 -
右半分はこちら。
ひょうたんの細まっているところに石橋がかかっている。 -
二階の、大好きな“角っこ”。やはり一回より明るい感じがします。
-
大好きな“角っこ”を逆サイドからも。
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意匠の素晴らしさ。
こういう良いデザインが次第に日本中の人々に伝わっていったのだな、と思う。 -
さて。『京菓子と冷茶』にまいりますか。
二階の座敷で頂けます。ボタンを押して、係の方が来るのを待ちます。
待つことしばし。
やや不安になりかけた時に係の方はやってきました。
予約のことを告げるとまた少しお待ちくださいとのこと。 -
席はどうなるのかなと思っていたら、まずは畳にお座布団が敷かれました。
お盆に載ってるので、まあ、アリなのですが、先客様たちは机が出ています…
ちょっと戸惑っていると、お庭で一緒になった方が相席を申し出てくださいました。
遠慮なくそちらの机に移動します。 -
相席を申し出てくださった方は写真を熱心に撮っていらっしゃる方でした。
なので、お菓子の写真を撮ってもイイですよ、ということにしました。
この写真はサービスされたままなので紙ナプキンも載っています。
それをどかして撮ると良いよ、とアドバイスをいただきました。確かに!
さて。京菓子は『鶴屋吉信』さんのこのイベントの限定品。
お庭の“ひょうたん池”と百日紅をイメージした葛入りの京菓子。
『鶴屋吉信』さんは東京にもあるけど、、、ですよ!!
冷茶は『一保堂』さんの水出し玉露。
喫茶先客様たちにも写真を撮ってもらった、モテモテのお菓子さん。
やっと係の方が机を持って来てくださいました。
ハトが移動してしまって元の場所にいないので「あれれ?」となっていましたが、
ちょうど来た他のお客様があったので、結果オーライ。
それにしても最初から机を用意していないことがスゴイ。
いかにも「ここは喫茶席ですよー」という状態を作っていないのがホントにスゴい。
だって喫茶客がいなかったらいなかったで、二回座敷の広々さが味わえるのだから。 -
御行儀悪いですねー。
かわいい花びらは最後に頂きたくて。
予想外の驚きは、冷茶。
水出し玉露、という物をいただいたことがなかったのでした。
お茶の色味を裏切る、旨みがあり、なのにサラッと口を通り抜けていきます。
美味しい!!
一保堂さんについては全く知らなかったので、旅行後にHPを見にいきました。 -
こちらが紙ナプキンをどかして撮ったもの(笑)
お菓子のテーマとなっていた、百日紅とともに。 -
この喫茶体験で思ったのですが、日本家屋だから、正座の位置で見るとなおステキなのですね。本来の良さを感じられます。
赤い提灯の飾り付けは今年の夏初めての試みだそう。
薄暗くなる時間帯に明かりが灯ったらまた違った雰囲気を楽しめそうです。 -
大好きな“角っこ”。
-
二階の洗面所。
この反対側にお手洗いもあります。大正期の大変珍しいお手洗いでした。 -
全部見終わって。こちらは正面玄関ではなく、家族用?玄関。
それでも衝立が建てられ、上がってすぐに一部屋ある、立派な造り。 -
その玄関はこの写真の奥まったところにあります。
実は最初に入ってきた時にここを通っているのでした。
見終わってから(知ってから)眺めるとまた違った印象が。 -
旧三井家下鴨別邸とはここでお別れ。
次は下鴨神社に向かいます!
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