2020/08/14 - 2020/08/19
2872位(同エリア7635件中)
jokaさん
縦走5日目
今日は大きな山をこれでもか越えていく今回最もハードな行程。300m登っては200m下るといったアップダウンを何度も繰り返すことになります。
どうなることかと思いきや、思いがけず即席の相棒と歩くことに。
ふだんソロ山行が多いのでたまに人と歩くととても新鮮です。
わたしよりもはるかに山の経験の多い方だったので興味深い話をいろいろと聞けました。
立山に着いたら五泊目にして初めてのテント。担いできた甲斐がありました。
雷鳥沢キャンプ場は時間がゆったりと流れる素晴らしいテン場。立地も整地も風景も。あとは売店さえあれば完璧だったのに。
人生最高の絶景露天(屋外?)風呂も満喫して、最高の一日でした♪
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3時15分起床。
昨晩受け取った小屋の弁当(おにぎり二つ、魚肉?ソーセージ二本、紙パックのお茶)と自前のインスタントラーメンで朝食。
おにぎりとお茶は定番ですがソーセージは初。タンパク質不足になりやすい山の上ではありがたい心遣いです。
小屋の方からは「一階の談話スペースで煮炊きOKです」と言われていましたが、二階の就寝スペースとの距離感が結構近いので、就寝中の方たちを起こさないように屋外の屋根付きテーブルで準備しました。
私的山あるある“自分で調理した食事が喉を通らなくなる”が早くも発動し、何度もえづきながらも無理やり飲み込んで朝食を終える。 -
4時10分、時おり小雨がパラつく中、予報を信じて出発します。
出発直前、談話スペースで準備中の女性から「どちら方面ですか?」と。立山ですと答えると昨夜小屋のスタッフから最近テン場付近にクマが出没するので気をつけるよう言われたとのこと…
元気よく行きましょう! -
真っ暗闇の中、ヘッドランプの灯りだけが頼り。
小雨に濡れて滑りやすい上に草が茂って足元が見えないので慎重に進む。
40分ほどでスゴ乗越(2170メートル)着。ここから強烈な登り返しが始まります。
この時点で夜露に濡れた草のおかげで膝から下はびしょびしょ。
ふつうはレインパンツを履くのですが、めんどくさがりのわたしはいつもの半袖、半パン姿。多少寒かろうが雨が降ろうがこのまんま。レイヤリングなんて洒落た言葉はわたしには似合いません。いつもこの恰好です。 -
日の出時刻になりました。
周囲の山々に阻まれて空がうっすら明るくなったのが確認できただけ。 -
あの頂の先にお日様があるはず。
ここですれ違った二人組は今日中に双六小屋を目指すとのこと。
変態率(誉め言葉です♪)の高い山域だなとあらためて思いました… -
画面中央に笠ヶ岳がちょっとだけ顔を出しています。
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これっ!
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大きな岩が連なる登り。
これだけ大きめだと下りで使うにはちょっと気を使いますが、登るのはアスレチック気分で楽しいですね。 -
振り返るとこんな感じ。結構登ってきました。
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ここで後ろから声をかけられる。
「さっき小屋で話した方ですか?」
談話室でクマ情報を教えてくれた女性でした。追いつかれちゃいましたね。 -
5時29分、スゴの頭。
しばらくすると女性も到着。クマが怖かったので歌いながら歩いてきたそうです。
ご苦労様でした(笑)
後ほどわかるのですが、その方は東京からいらしたNさん。Nさんによると本当のスゴ乗越はここではないと。
登山アプリの地図で確認すると確かにそう。登山道を少し外れた向こうの頂がそれっぽい。 -
太陽がちょうど遠くの山並みから顔を出したところ。
少し雲がかかっているせいで燃え盛ってる感じが出ていますね。
ここにザックをデポしてスゴの頭に行ってみることに。 -
薬師岳方面もきれいな青空です。
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藪道を7分ほど切り拓いて、本物のスゴの頭(2431m)に到着です。
スゴ乗越からすでに250mも登ってきたことになります。 -
道なき道をガンガン下る。
ここからしばらくNさんとご一緒することに。
前日折立を8時過ぎに出てスゴ乗越小屋まで。今日中に室堂まで行って下山、というなかなかの健脚の持ち主です。 -
一風変わった虫を見つけました。
拾い上げるほどの勇気はもはやありませんが… -
緑のカールが美しい。
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6時42分、越中沢岳(2592m)です。
スゴの頭からだと1時間、小屋からだと2時間半でした。
スゴ乗越小屋からだとまさにそびえたつ壁のように見えた大きな山で、どうなることかと思っていましたが、話しながら歩いたせいか楽しく登ることができました。
ありがとうございます。 -
ここから一旦200m下げて、250m登り返したのち100m下ると五色ヶ原山荘です。本来なら昨日の幕営地でした。
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お先にと声をかけて出発しました。
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左手前がこれから向かう鳶山、その奥中央の大きな山塊が右から獅子岳、鬼岳、龍王岳、浄土山で中央の一番高い山が雄山だと思います。
まだまだ遠いな。 -
先ほど遠望していたカールを見下ろす。
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越中沢岳からの下りで出会った父親と小学生の息子さんの二人連れ。
昨日は五色ヶ原山荘泊まりで、雨と霧で小屋に閉じ込められていたとか。
今朝になってやっと五色ヶ原の美しさを堪能できたそうです。 -
親子とお喋りしている間に抜かれてしまいました。
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見上げる分には美しいけれど、いざ登るとなるとけっこうキツイと思います。
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ずいぶんわかりやすい登り返しだな、こりゃ!
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唐突に木道になりました。
見た目はかわいらしいですが、朝方の雨で湿っていて滑りやすく、おっかなびっくり下りる羽目になりました。 -
緑と花に溢れる山歩きは最高ですね♪
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中央左の高い山が先ほどまでいた越中沢岳。
ずいぶん下ってきたことがわかります。
スゴ乗越側からだとそびえたつゴツい山ですが、こちらから見るとなだらかで優雅な感じですね。180度印象が変わっておもしろい。 -
すぐに鳶山の登りが始まります。
空飛ぶ鳶がぶつかるくらい高い山という意味でしょうか?
だとすると小金沢連峰の雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)の方が直接的かつナイスなネーミングセンスかな。
派生バージョンの牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)はわたしの思いつく限り最も長い(日本の)山名なので、何時か何処かで誰かと“長い山名対決”を行うときには切り札として使ってやろうと思っています。 -
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鳶山という少し間の抜けた名称に似つかわしくない急な登りが続く。
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画面中央右に笠ヶ岳、中央左に槍ヶ岳という“北アルプス二大尖がり山”がそろい踏み。
このあたりの山域から見ると、笠ヶ岳は方角といい形状といい本当に槍ヶ岳そっくりに見えることがあります。
逆に槍ヶ岳を笠ヶ岳に間違えることってほとんどないのが不思議といえば不思議… -
槍ズーム!
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7時59分、鳶山(2616m)到着。
こちらもなかなか手ごわいやつでした。 -
鳶山を越えると遠くに五色ヶ原山荘が見えてきました。
五色ヶ原 自然・景勝地
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その先には獅子岳、鬼岳、竜王岳が黒い三連星のごとくドカンと控えています。
しかし強そうな名前を片っ端からひっかき集めたようなこのネーミングセンス。どれだけ守れば気が済むんでしょうか。
立山がどれだけ重要な場所だったのかがよくわかります。 -
徐々に近づいていくこの感じがイイですね♪
たぶん楽園なんてものは少し離れたところから眺めてる時が一番幸せなんじゃなかろうかと思う。 -
よく雲ノ平と比較される五色ヶ原。
標高も100mしか違わないし、高い山に囲まれた溶岩台地という点も一緒だけど受ける印象は結構異なりました。
あちらが“ロストワールド”あるいは“秘境”ならば、五色ヶ原は“パラダイス”または“楽園”という感じでしょうか。おっとりしてるというかたおやかというか。 -
天国への木道
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8時28分、五色ヶ原山荘(2500m)着。
五色ヶ原山荘 宿・ホテル
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富山限定コカコーラ!
初めて見ました。かわいいデザインですね。Nさん大喜びでした。
富山といえばチューリップなんでしたっけ? -
山荘内は山小屋というより旅館です。
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売店の品揃えはなかなか渋め。
カップラーメンぐらいしかないかなと思っていたら、受付のおねえさんから「ご飯が余っていればカレーもできますよ」という天使の誘惑が。
お願いします!! -
待つこと10分でカレーの完成。
贅沢な食卓だなあ♪
スゴ乗越小屋で買った弁当のおにぎり二個のうち一個をおやつ用に取っておいたのですが、カレーという思わぬご馳走にありつけたためNさんに差し上げました。 -
山小屋で食べるカレーはなんでこんなに美味しいんでしょうか。
街では断然ラーメン派のわたしですが、山では迷うことなくカレー推し! -
食後にお手洗いをお借りしましたが、入口別で中で合流という時々山小屋で見かける不思議システムでした。
それぞれの部屋では窓を開けて布団干しの真っ最中。 -
8時55分、五色ヶ原山荘を後にします。
それなりに健脚の人がこのコースを縦走する場合、五色ヶ原山荘とスゴ乗越小屋のどちらに泊まるか迷うと思うのですが、景観では前者の圧勝、早めに着いて小屋周辺で長く過ごすのなら後者の居心地の良さが際立つのでは、と思いました。 -
さて、ザラ峠まで一旦ググッと下げてから嘘みたいな登り返し。
この角度から見る獅子岳は実に精悍です。というか強そう。 -
今からおよそ20万年前、このあたりでは火山活動が活発で、何度も火口を変えながら溶岩流や火砕流を伴う噴火が起こっていました。
この巨大な火山を立山火山と呼び、その噴火活動が生んだ溶岩台地が五色ヶ原です。室堂、弥陀ヶ原高原、地獄谷も立山火山により生まれた地形となります。
ちなみに雄山、大汝山、富士ノ折立のいわゆる立山三山は火山でなく、立山火山に含まれません。ちょっとややこしいですね。
混乱を避けるために立山火山ではなく弥陀ヶ原火山と呼ぶこともあるそうです。 -
五色ヶ原の縁にあるこの爆裂火口(立山カルデラ)は現在でも浸食進行中。
硫黄岳(八ヶ岳)の爆裂火口も凄いけど、ちょっとスケールが違いますね。
写真ではうまく撮れていませんが、本当に五色ヶ原の草原からスパッと切れ落ちてるというかえぐれてるというか、その対比に驚きます。 -
9時21分、ここが「さらさえ越え」で有名なかのザラ峠(2342m)です。
1584年越中(富山県)領主の佐々成政は小牧・長久手の戦いの和睦を翻意してもらうため三河の徳川家康のもとへ向かいます。周囲を前田、上杉、秀吉といった敵対勢力に囲まれていたためやむを得ず選択したのがザラ峠経由のアルプス越えというわけ。
季節は旧暦12月つまり現在の1月にあたる厳冬期。足元は輪かんじき、衣類に防水性の高い紙を入れ込み、アウターは雪簔。道案内は立山の修験者だったとか。 -
現代で同じことをやったらどう考えても自殺行為です。
にわかには信じがたい話ですが、昔の人の頑健さって現代人の想像をはるかに超えるので、あってもおかしくない話なのかなと。
三俣山荘先代オーナーの伊藤正一さん著の『黒部の山賊』に出てくる猟師や山賊達も嘘のような鉄人ぞろいですが、それだってたかだか数十年前の話なわけで、ましてや戦国時代の鍛え抜かれた武士や野に生きる人達の体と心の強さは、今と比べるともはや超人レベルだったと思うんですよね。
まあルートには諸説あるようですが、ザラ峠越えも可能性としては十分あるのではないでしょうか。 -
獅子の名にふさわしい厳しい登りが続きます。
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眼下に黒部湖が見えます。
遊覧船の姿も。
いつか読売新道を下った際に乗ると決めています。 -
たまに振り返ってみる。
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聞けばNさんは針ノ木古道や飯豊山などわたしが行ってみたいと思っている山はもちろん、エベレスト街道やアンナプルナといった海外トレッキングにも一人で参加するような行動派。残雪期の甲斐駒や薬師沢からの沢登り、果ては今年からテンカラ釣りまで始めたとのこと。
わたしとは気合が違います。
お見それしました…… -
10時12分、獅子岳山頂(2714m)
なかなか手ごわいライオンくんでした。 -
振り返ると画面右中央辺りに五色ヶ原山荘が。
山荘からほど近い場所にカルデラがぽっかり口を開けているのがわかると思います。
長いような気がしたけれど、あそこから一時間ちょっとでここまで来ることができるなんて人間の足ってすごい! -
これから登る鬼岳。
もちろんいったん下ってから。
ただし鬼岳、龍王岳とも基本的に山頂は巻きます。
と、このあたりで「お名前は?」とNさん。
そういえばまだお互い名乗っていませんでした。というわけでわたしがNさんのお名前をうかがったのもこのときです。
山あるあるですね。山では一日行動を供にしても名前も知らないままお別れすることも珍しくありません。 -
左手前が鬼岳、その奥が龍王岳。右奥が大汝山です。
昨日今日と歩いているこのルート。
大雑把にくくると北の立山室堂から南下と南の折立から北上の2パターンになりますが、室堂から南下するのが一般的。
というのも、室堂の標高が2450mなのに対し折立は1350m。その差約1100mになるからです。室堂からだと下り基調、折立からだと登り基調ということですね。 -
ただわたしの好みからすると、なだらかであれば当然下りの方が楽だけど、急斜面が多い場合には登りの方が精神的にも肉体的にも歩きやすいんじゃないかなと思っています。単純に体力勝負で膝への負担も少ないですしね。
五色ヶ原を過ぎてからは、立山を目にしながら歩いて行くことになるのも北上の大きな利点。というわけでわたしは折立スタートを勧めます。
どちらも歩いた経験のあるNさんも同意見でした。 -
空は青い♪
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山は緑♪
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7月までだとこのルートの核心ともいえる鬼岳東斜面の雪渓。
ほぼ溶けていて夏道が剥き出しでした。 -
雪のトラバースは大の苦手なので助かりました。
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こちらでお話した山の大先輩二人組。
50年前の10月に平の渡し経由で五色ヶ原を目指すも突然の大雪に阻まれて撤退したそうです。
「50年ぶりに夢が叶ったよ」とおっしゃってました。
何年たっても変わらずそこにあり続けてくれるのが山の良さですよね。 -
見上げれば花畑&鬼岳山頂。
このゴツゴツ感がいかにも“鬼”って感じです。
“飴とムチ”という言葉が頭に浮かびました。 -
雲海が見事です♪
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中央に五色ヶ原。山荘も見えます。山荘右が鳶山、左奥が越中沢岳。
正面奥には薬師岳、稜線沿いに左に移動すると黒部五郎岳です。
黒部五郎も大好きな山。この縦走の一週間前に折立からテント泊一泊二日で訪れようと計画していたのですが、テント場の予約が取れず唐松岳~五竜岳に変更しました。 -
登山道から見上げる龍王岳。
ザックをデポすれば5分ぐらいで登れそうです。
Nさんは以前登ったことがあるとのこと。「登るなら付き合いますよ」と言ってくれましたが、ピークハントにそこまでこだわりはないのでやめておきました。 -
11時25分、浄土山南峰(2840m)
ここからは立山?浄土山 自然・景勝地
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目の間には雄山。
山頂の雄山神社もはっきり見えます。 -
さて、ここからどうしよう?
①このまま三山、別山を回って雷鳥沢キャンプ場またはみくりが池温泉あたりで宿泊。雷鳥沢までコースタイム5時間半なので休憩込みで3時間半とみて到着が15時過ぎ。
②室堂まで下りて生ビール&ご馳走。宿泊場所確保して、その気になれば空身で三山周回。 -
元の計画では五色ヶ原スタートなので、別山まで周回してレストランのラストオーダー時刻の13時半までにホテル立山のレストランになだれ込むつもりでした。
袖振り合うも多生の縁と言いますし、室堂からアルペンルートで信濃大町まで下りるというNさんを見送りがてら昼飯をガッツリ食べることにしましょう。
なんて言いつつ、ただビールが飲みたいだけだったりして…… -
というわけで浄土山北峰(2831m)。
浄土山南峰以降、ガッツリ登山者の割合が急激に減った感じがします。
まあ薬師岳から浄土山まではそれなりに体力を必要とするいぶし銀ルートなので、それと比べると当然といえば当然。 -
浄土山から室堂への下りはザレザレ&大岩ゴロゴロかつなかなかの急斜面。
ふだん登山をしない人には、というか登山している人にとってもけっこうなキツさだと思うのに、観光客風のみなさんもしっかり登っていてちょっと驚きました。 -
ここからは“観光地立山”なんですね。
今回の縦走の中では一番キツイ区間だと身構えていたので、その割にはスムーズに到達できて一安心。昨年の南アルプス、特に二日目の聖平小屋~荒川小屋(同じくテント泊装備で途中滑落&一時間のスマホ捜索有)の行程に比べればはるかに楽でした。 -
下りてきた道。
やっぱり登るのけっこう大変そうです。
観光気分でここまで来てたとしたら、自分だったらこの斜面見たら帰っちゃうかも… -
正面にみくりが池、その向こう岸にホテルみくりが池温泉、左端に室堂ターミナルが見切れています。
右に見えるのは室堂山荘でしょうか。 -
遊歩道まで下りてきました。
岩ぼこぼこで登山道以上に歩きにくかったです。
観光客がヒールのある靴や革靴で来ないように意図的に作ってあるのかもしれません。 -
12時21分、室堂バスターミナル&ホテル立山に到着です。
Nさんの計画では、デッドラインを16時発と考えていたそうなのでだいぶ巻けましたね。立山室堂 名所・史跡
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昭和の古き良き観光地感がナイス♪
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レストラン立山
こちらもまた古き良き。
昭和のデパートの最上階にあったレストランの趣き♪レストラン立山 グルメ・レストラン
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生ビールで乾杯!
お疲れ様でした♪
信濃大町の登山者御用達の“薬師の湯”で温泉浸かって帰宅かと思いきや、大糸線で移動して明日雨飾山に登るというなかなかの変態ぶり(くどいようですが誉め言葉です)。さすがだね!Nさん。
翌日、花満開の雨飾山の写真が送られてきました。晴れてよかったですね。
おかげで楽しく歩けました。またどこかの山でお会いしましょう! -
13時発のトロリーバスに乗るというNさんを食堂で見送り、がっつりソースカツ定食をいただきました。食べかけですみません…
レモンサワーに切り替えてやっと一息。
ご馳走様でした♪ -
食後ゆったりみくりが池方面へ。
さて今日のお宿はどうするか?
当初の計画では雷鳥沢キャンプ場でテント泊だけど、ここまできたらいっそのことテント担いで5泊とも小屋泊というのもネタ的には面白い。
先ほどみくりが池温泉に電話して、まだ空きがあることは確認済み。 -
心は完全に小屋泊気分。
荷物置いたら3時間ぐらいで立山三山サクッと周回してみるのもアリか。
予約の電話を入れる寸前で、虫の知らせか、もう一度冷静に計算してみようと思い直す。
………
下山してから富山までの交通費を考えてなかった…
あっぶな~!
それを差し引くと残金3000円前後。下山してからの昼食やお土産を賄うにはちと心もとない。ていうか明日小屋でジュース飲んだら一本につきそこからマイナス500円。
いやいや、これは危険すぎる。みくりが池 自然・景勝地
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というわけでみくりが池温泉を素通りして雷鳥沢キャンプ場へ向かいます。
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地獄谷
地獄谷 自然・景勝地
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完全に煙に巻かれているように見える雷鳥荘。
ちゃんと安全は確保されてるんでしょうが、いろいろと心配になります。 -
日本人大好き“血の池”。
なんでそんなに地獄好きなんでしょうか。血の池 自然・景勝地
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近くで見てもやはり際どい。
“煙=有毒ガス”でないことは理解していますが……らいちょう温泉 雷鳥荘 宿・ホテル
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左手前が雷鳥沢ヒュッテ、奥のオレンジの屋根がロッジ立山連峰です。
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雷鳥沢キャンプ場まであと少し。
とんでもない立地ですね!景色の雄大さは涸沢キャンプ場の比ではありません。
涸沢は山が近過ぎて(そこが魅力でもあるのですが)意外に閉塞感があるんですよね。
もちろん涸沢には涸沢の良さがあってどちらがいいという話ではありません。あくまでも開放感や雄大さにかぎってのお話です。 -
13時50分、キャンプ場到着。
管理事務所を訪れるも、受付の混雑を避けるため先にテントを張ってくださいとの貼り紙あり。
どこも平らで整地も良好なため、なかなか決めきれずに彷徨うこと10分。雷鳥沢キャンプ場 キャンプ場
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ここに決めました!
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そういえば今回テントの純正ペグが見つからず、慌てて家を出てきたため代わりに用意したペグも忘れてきたんだった。
四隅に関しては基本的に石を使っているからいいけど、壁面の四か所はペグの方が使いやすいんだよな。特にここみたいな砂地のテン場では。
と思いながら設営を始めるとグラウンドシートの合間からひょっこり純正ペグが出てきました…
何度も探したはずなのに…… -
うれしい誤算もありながらサクッと完成。
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受付を済ませました。
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テント内の整理を終えて向かうはロッジ立山連峰。
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お目当てはコレ!
例年ですとすぐ上の雷鳥沢ヒュッテでも日帰り入浴可なのですが、御多分に漏れず今年は特別営業。ロッジ立山連峰のみが外来を受け付けています。
源泉をそのまま引いていてかなり熱めなので水で薄めながら入ってくださいとのお話がありました。
これは期待大ですね♪ロッジ立山連峰 宿・ホテル
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室内の浴槽も前面がガラス張りで見事なマウンテンビュー?ですが、なんといってもここのウリは露天風呂というか露天浴槽でしょう。
家庭用の浴槽を無理やり屋外に持ってきたもので、お世辞にも見た目がいいとは言えませんが… -
浴槽からの眺めがこれ!!!
日本最高所の温泉はみくりが池温泉、以下雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテ、ロッジ立山連峰、本沢温泉、高天原温泉と続くのですが、露天温泉となると一般的には本沢温泉と言われています。
“露天”というのは幾分情緒的な意味合いを持つのでアレですけれど、“屋外風呂”と考えるなら間違いなくここが日本最高所だと思うのですが…
まあ本沢温泉も実際には“野天風呂”というこれまた微妙な意味合いの名称を名乗っているので、棲み分けは可能なんじゃないでしょうか。
“露天”という王道ワードを使ってしまうといろいろとハードルが上がるので、そこには手を出さないのがオトナの対応ですね。 -
さらに後ろに目を転じるとこの絶景♪
画面右中央には雷鳥沢キャンプ場。わたしのテントもはっきり見えました。
左手前のオレンジのテントです。 -
いや~堪能しました♪
いろいろな状況も含めると人生最高の温泉だったかもしれません。
運よく貸し切りになる時間にも恵まれて完全にリフレッシュ! -
キンキンに冷えたハイボールで乾杯♪
美味い!!!
人生最高のハイボールと言っても過言ではありません。
この縦走中、チューハイに続いての自己記録更新です。 -
ロッジ立山連峰の売店ではチューハイが売り切れだったので、河岸を変えてすぐ上の雷鳥沢ヒュッテに移動。
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雷鳥沢ヒュッテ
同系列のロッジ立山連峰より売店や軽食の品ぞろえも豊富ですが、宿泊客と外来とで注文できる品が違ったりといろいろ面倒です。雷鳥沢ヒュッテ グルメ・レストラン
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美味~~~~~~~い♪♪♪
屋根付きのスペースは宿泊客専用とのことで外のベンチでくつろいでいると隣のベンチの男性といろいろとお話することに。
昨日立山三山を歩いていた時、稜線上で突然雨雲が近づいてきて突風と雨に見舞われたこと。その際、富山県警の山岳救助隊のヘリがすぐそばまで飛んできて、遭難の危険が無いか確認してから飛び去ったことなどなど。 -
山の話を中心に、時おり脱線しながらまだまだ続く。
定年してからご夫婦でフルートを始め、アマチュア楽団に所属していること。
その練習用に家の中に電話ボックス型の防音室を設置したこと。
今では電話ルームとしての需要のほうが大きいこと。
アマチュア無線も趣味で、数年前世界中の仲間と大オフ会を北欧で開いたこと。
そのとき北欧の生活レベルを見て、豊かさの違いに愕然としたこと。
現在の無線は技術革新の連続で、専用のパソコンとモニター二台を駆使して最新の技術に追いつく努力をしていること。
などなど… -
そのうちわたしが財布を無くしつつも縦走続行していることに話が及ぶと「生ビールをおごりますよ」と。
ありがたくお受けしたのですが、小屋の方針で外来客には生ビールは売れないとのことで代わりに缶ビールで!
ご馳走様でした♪ -
その間も稜線には雲が湧いたりクリアに晴れたり。
ずっと青空ではあるものの、雲が表情豊かで見飽きません。 -
まだ16時半ですが、お腹が空いてきたので夕飯?を食べることにしました。
第一希望の中華丼はテイクアウト不可(つまり宿泊者限定)とのことなので天津丼を注文。
二十年ぶりぐらいに食べたけど、甘酸っぱい感じが懐かしい。
と思っていたけど、今年の2月に京都のマルシン飯店で食べたことを思い出しました。たった今…
ご馳走様でした♪ -
17時半近くになって、そろそろ夕食なのでと小屋に戻られました。
なんだかんだで2時間近く話していたことになります。
楽しい時間をありがとうございました。 -
なかなかの貫禄の雷鳥沢ヒュッテ。
ここだけ見ると本当に営業中なのかちょっと不安になりそうです。 -
ゆっくり歩いて10分ほどでキャンプ場へ。
一旦テントに寄って、明日の水を汲みに管理棟へ向かいます。 -
明日はコースタイムで10時間弱なので、朝の炊事用を含めてもこれで充分。
-
空いてるせいもあるんでしょうが、時間の流れがゆっくり感じるとてもいいテン場です。
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結局テントに落ち着いたのは17時40分過ぎ。
出かけてから3時間以上経っていました。 -
夕日を眺めながら晩酌タイム。
出番がないまま下山してしまうことも多いフラスクですが、今回は役に立ちました。 -
テント近くのベンチ?に腰掛けると、転がってる石に木材を載せただけの造りで危うく木材ごとひっくり返りそうになりました!
慎重に座り直して仕切り直し。 -
日没時刻にはまだ40分ほどあるけれど、周囲を高い山に囲まれているためすでにキャンプ場の大半が影の中。
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ほんのり空が色づき始めました。
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マジックアワー♪
実際には日没後に使う言葉ですけどね…
静かなんだけれど遠くに人の気配が感じられる。その距離感が絶妙で、この空の色と相まって穏やかで暖かいとても幸せな時間を過ごすことができました。 -
10分後にはこの通り。
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歯を磨いて就寝準備。
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明日は3時起きの予定。
19時半にはおやすみなさいZZzz
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