2008/09/08 - 2008/09/09
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blumentalさん
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あることがきっかけでアントワープに行くことになり、短期間ながらついでにベネルクス3国を廻ってこようとしたことがあります。旅の始めと終わりはアムステルダム。利用したのはユーレイル・ベネルクスパス(2等5日)。
ずいぶん昔のことでメモも記憶もわずか、しかもたいして写真を撮っているわけではないのですが、繋ぎ合わせて旅行記を仕上げようと試みました。記憶回復のトレーニングのつもりで。
旅行の日程は以下の通り:★印がこの旅行記です。
9月08日(月) 11:05関空~16:20アムステルダム着(アムステルダム泊)
★9月09日(火) アムステルダム(アントワープ泊)
9月10日(水) アントワープ、ブリュッセル(アントワープ泊)
9月11日(木) ゲント、ブルージュ、オステンド(アントワープ泊)
9月12日(金) ルクセンブルク、ナミュール(アントワープ泊)
9月13日(土) デン・ハーグ、デルフト、ライデン(アムステルダム泊)
9月14日(日) アムステルダム、15:20アムステルダム発~(機内泊)
9月15日(月) 9:30関空着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
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何と、こんな写真が1枚目。
既にアムステルダム。11:05関空で16:20スキポール空港着、アムステルダム中央駅に移動後、ホテルでチェックイン。夕方のぶらぶら歩きでやっとカメラを取り出して撮った1枚がこれ。どこの店だったか、チーズが並んだ風景がとても珍しかったのです。 -
ホテルから少し東へ歩くとニューマルクト広場Nieumarkt。ここには計量所Waagがあります。もとは1488年建設の城壁、聖アントニウス門でしたが、運河が埋め立てられてここに市場ができてからは、市場の計量所になりました。
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運河沿いに南に向かうと、南教会Zuiderkerk。
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尖塔には1614の文字。アムステルダムでは最初のプロテスタント教会。1603-11年の建設ですが、1614は何の年でしょうか。今はイベント会場として利用されているそうです。
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イチオシ
1本東の運河に移動。北を向くと、向こうにモンテルバーンの塔Montelbaanstoren。
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16世紀初めに造られた城壁の見張り台です。
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そのまま南に移動してアムステル川に出ました。向こうにマヘレの跳ね橋Magerebrugが見えます。
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運河沿いをぶらぶら。夕食はどこで何を食べたのか、記憶なし。
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まだ寝るわけにはいかないので、駅前をぶらぶら。21:00頃のアムステルダム中央駅。
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聖ニコラス教会St. Nicolaaskerk。
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今夜のホテルのある運河沿いに、治安の悪そうな場所が広がっています。どうやら「飾り窓」地帯らしいです、知らなかった。とにかく一晩中、外が騒がしかったのを覚えています。
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一方、翌朝は極端に静か。人通りのない運河沿いを自転車のお巡りさんがパトロールしています。
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ダム広場Damまで朝の散歩。8:00過ぎ、天気は快晴、文句なし。
広場の西側には王宮Koninklijk Paleis。 -
もとは市庁舎(1655年建設)。1808年以降、ルイ・ボナパルト(ナポレオンの弟)が王宮として使い始め、現在は迎賓館として使われています。
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王宮中央上部の彫刻。
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広場の北西側には新教会Nieuwekerk。1380-1408年の建設ですが、1645年焼失後再建。
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新教会の西側。この教会には尖塔がありません。
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新教会の裏(北側)の路地風景。たぶんグラーヴェン通りGravenstraat。
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ダム広場を通り抜けて東へ。旧教会Oudekerk(北側から)。
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旧教会を(フォールブルグワル運河Voorburgwalを挟んで)東側から。
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旧教会の尖塔。アムステルダムの教会の尖塔はどれもそんなに高くありませんが、塔頂部の形状や装飾が様々で面白いです。
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運河にかかる橋の上は自転車だらけ。
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フォールブルグワル運河の北端には聖ニコラス教会St. Nicolaaskerkが見えました。
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ホテルをチェックアウトして荷物を中央駅のロッカーに預け、運河クルーズへ。
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運河のツアーはまず、アムステルダム中央駅の北側、北海運河に。
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中央駅から運河を挟んで北側にあるオーフェルフクスOverhoeks地区。いろいろ建設中です。
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聖ニコラス教会。右端に涙の塔Schreierstorenが見えます。
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オランダ東インド会社の船、アムステルダム号。
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船の後ろには科学技術センター NEMO Science Museum。
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東港Ooster Dokを抜けてモンテルバーンの塔を通過。
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南教会がちらり。
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どこだったか、跳ね橋。昨日見たマヘレの跳ね橋かなと思ったんですが。。。
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マヘレの跳ね橋はこちらでした。ちゃんとツアーコースに入っていました。
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ヘーレン運河Herengrachtに入り、南に伸びるレギュレリエス運河Reguliersgrachtを臨むと「七つの橋」が見えます。一直線に煉瓦の橋が7つ並んで見えるのですが、そんなにうまく写真に撮れるもんですか。
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アムステルダムの運河全域が世界遺産かと思えばそうではないようです。17世紀に造られた環状運河地区だけが世界遺産。今通っているヘーレン運河はもちろん世界遺産です。
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運河に沿って、装飾が様々、屋根の形も様々な家が並びます。間口も広い家から極端に狭い家まで様々。
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イチオシ
やがてカイゼル運河Keizersgrachtに入り北上すると、西教会Westerkerkの尖塔が見えました。高さ85m、アムステルダムでは1番高い塔。塔頂部の水色の王冠があまり教会では見なれない色使いですが、とても綺麗です。
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西教会の東側を通過、尖塔を見上げます。後で行かねば。
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間もなく駅前に。中央駅西側、運河に面して建つ駐輪場Fietsflatです。さすが自転車王国、ぎっしり並んでいます。後ろのビルはシルバータワー・アムステルダムZilveren Toren Amsterdam。
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駅前の乗り場に戻ってきました。さあ街歩き再開。
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駅前からニューウェゼイズ・フォールブルクワル通りNieuwezijds Voorburgwalを南に、ダム広場の西側に来ました。道路を挟んで王宮の西側にあるマグナ・プラザMagna Plaza、ショッピングモールです。立派な建物で感心します。元は郵便局の建物だったようです。
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マグナ・プラザからラートハイス通りRaadhuisstraatを西へ進みます。花で飾られた家もありました。
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西教会に到着。これは教会の東側。1620-31年の建設で、1638年に尖塔を追加。
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西教会のパイプオルガン。
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教会にあった画家レンブラントの墓碑。彼はこの教会の共同墓地に葬られています。
あらら、写真はこれだけ、他には大したものがなかったのか、記憶にありません。 -
教会の隣はアンネ・フランクの家です。今11:30ですが、予想通りすごい行列。5日後にアムステルダムに戻って来るので、訪問するなら開館時(9:00)しかないなと思いました。
さてここから国立美術館まで大移動です。 -
渡る運河の数を間違えないよう、地図を睨みながらやっとでたどり着いた国立美術館Rijksmuseum、途中の風景を撮る余裕なしです。アンネ・フランクの家からちょうど2kmくらい。
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イチオシ
立派な建物です。アムステルダム中央駅にすごく感じが似ていると思っていたら、何と設計者は同じであることを後で知りました。
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本館工事中で別の入り口が設けてあったような気がします。かなりの人だかりでしたが、それほど待たされずに入館できました。
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注目作を3点紹介(全て絵葉書より)。
フェルメール「牛乳を注ぐ女」。「台所女中」というタイトルもあるようですが、作品にふさわしいのは明らかに前者だと思います。 -
フェルメール「手紙を読む青衣の女」。フェルメール作品は似たタイトルが多く、ドレスデンにある「窓辺で手紙を読む女」と間違えてしまいます。
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そして、レンブラント「夜警」。こいつはでかかった、 363cm x 437cm。フェルメールの全作品を並べてもこの絵画の中にすっぽり納まると、大きさの比較でよく言われますね。
「夜警」のタイトルから「夜景」だと思うのは大間違いで、戦後の洗浄作業により、これは昼間の風景であることが確認されました。 -
国立美術館を出た後は、ぶらぶら中央駅に戻ります。
昼過ぎのダム広場はとても賑やか。写真は王宮。 -
新教会です。
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ダム広場の東側には戦没者慰霊塔(1956年建造)。
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ダム広場から北へ、ダムラック通りDamrakに面して建つ旧証券取引所Beurs von Berlage。
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アムステルダム中央駅。荷物をピックアップ後、14:56発のICでアントワープに向かいます。
これは乗った列車ではなく、変わった外装に魅かれて撮った1枚ではないかと思います。 -
アムステルダムから南へ。山はもちろん、低い丘さえもありません。どこまでも平地、平地、平地の風景が続きます。
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ロッテルダムを過ぎてアウデ・マース川(元はライン川)を渡っています。向こうに見えるのはドルトレヒトの街。
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この後国境を超えて、17:01アントワープ中央駅に到着しました。写真は駅のホール。明日はアントワープの街歩きです。
(アントワープ)https://4travel.jp/travelogue/11639367
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