3年連続 北海道爆走3,000キロの旅 2020 ＜礼文島＞

2020/07/19 - 2020/07/20

けんいちの1人旅です。

3年連続で、鎌倉の自宅からクルマで北海道を目指します。今年の目的地は最北の有人島・礼文島（れぶんとう）です。2003年以来17年ぶりの訪問です。礼文島のトレッキングと日本一美味いエゾバフンウニを目指します。

2002年にレンタカーのオープンカー（マツダ・ロードスター）で道内を3,000キロを走り、2018、2019年はマイカーのロードスターで鎌倉から3,000キロの旅をしました。今年2020年で4回目のロードスターによる北海道周遊ドライブになります。

鎌倉~稚内編からつづく、礼文島編です。

エリア 礼文島(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

礼文島は、稚内の西方60kmの日本海上に位置する島です。

3日目です。

稚内からフェリーで礼文島に渡ります。鎌倉からここまで走ってきたクルマはフェリーターミナルの駐車場でお留守番です。

稚内港フェリーターミナル 乗り物

6時30分発の礼文・香深行きに乗ります。

いってきま~す(^_^)/~

稚内市開基百年記念塔

天気も良いことですし、外の席に座って過ごすことにします。

進行方向左側には雄大な利尻富士を眺めることができます。波は穏やかです。

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2003年以来、17年ぶりの礼文島です。覚えている景色はあるでしょうか。

ボレアース宗谷

香深港フェリーターミナル 乗り物

レンタサイクルを借ります。

え！3段変速自転車が1時間500円・1日2,000円！！　高い！( ﾟДﾟ)

レンタカーともなると、軽自動車3時間で6,600円（燃料込み）だそうです。島価格とは言えだいぶ高いですね( ;∀;)

多くの人はスクーターを借りていました。

海沿いの道を自転車でゆっくり北上します。

こんにちは、お世話になります(^-^)

元食事処の居抜きでパチンコやさんとは斬新です(^-^;

ほぼ平坦な道ですので、電動ではなくてもスイスイ進めます。

昆布を干しています。ここは利尻昆布の産地ですからね。

小屋の中ではウニ剥き作業をしています。そう！礼文島にはこのウニを食べに来たのです。17年前に食べた極上の味が忘れられないのです。待ってろ~あとで食べるからね(^-^)

10キロほど走り、島の東中央に位置する内路（ないろ）に来ました。ここから礼文島最高峰の礼文岳に登山をします。礼文岳登山コースの入口にレンタサイクルを停めて歩きます。

片道4キロのコースです。

礼文島は花の島ですから、いろいろなお花に出会えます。

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緩やかに標高を上げていきます。

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中間地点（2キロ）に標識がありました。35分ほどで歩いてきました。

お！あれが目指す山頂かな？！

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山を登ると・・・本当の山頂が向こうに見えました。なるほどここがニセ山頂なのですね。せっかく登ったのに一度下るのはなんだか損した気分になります(^-^;

もう一息です。

笹をかき分けながら進みます。

登山口から1時間35分ほどで標高490ｍの礼文岳山頂に到着です。360度遮るものがないパノラマの景色を堪能できます。

礼文岳 自然・景勝地

うん、とてもいい景色だ(^-^)

礼文岳 自然・景勝地

無事に下山できますように。

礼文岳 自然・景勝地

さあ帰りましょう。

礼文岳 自然・景勝地

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登山口まで下りてきました。

お腹が空きました。香深まで戻ってお昼ご飯にしたいです。

沖縄の海のような綺麗さです。

食事処に入ります。17年ぶりの訪問です。

炉ばた ちどり

炉ばた ちどり グルメ・レストラン

登山と自転車のあとの冷えた生ビールはたまりません(^O^)／

サッポロクラシックは美味しいです！

炉ばた ちどり グルメ・レストラン

そして17年も想い続けた、礼文島のウニをいただきます。うんま~~~~い(≧▽≦)

これまで日本全国のウニを食べてきました。しかし礼文島のウニは別格なんです！知床や天売・焼尻のウニも十分美味しいんです。でも礼文島のウニはレベルが違うんです！！（力説）

思い出補正じゃなくて本当に美味しくて良かったです(^^)v

ウニ丼　４,５００円

炉ばた ちどり グルメ・レストラン

ウニに大満足したあとは温泉で汗を流します。


礼文島温泉うすゆきの湯

礼文島温泉 うすゆきの湯 温泉

今日の宿へは路線バスで向かいます。

香深港フェリーターミナル 乗り物

スコトン岬行の最終バスに乗り込みます。新型コロナウィルスの影響で減便されており1日5本しかありません。

予め運転手さんに伝え、宿の前で降ろしてもらいます。

今日の宿泊は船泊地区にある ホテル 礼文荘 です。

ホテル礼文荘＜礼文島＞ 宿・ホテル

部屋からは沈みゆく夕陽を眺めることができました。

ホテル礼文荘＜礼文島＞ 宿・ホテル

夕ご飯です。礼文島の海の幸が並びます。

ホテル礼文荘＜礼文島＞ 宿・ホテル

お刺身は格別に美味しいです。

もちろんウニは激ウマです。そのまま食べたり、ワサビ醤油に溶かしてご飯に盛ったりして楽しみます。日本酒も飲んで大満足のご飯でした(^-^)　

部屋に戻るとすぐに寝てしまいました。

4日目です。

今日は岬めぐりコースを歩きます。宿の前の道路で手を挙げてバスに乗り込みます。

ホテル礼文荘＜礼文島＞ 宿・ホテル

島の北端であるスコトン岬に到着です。向こうには無人島トド島が見えます。

スコトン岬 自然・景勝地

海を眺めていると、船泊方面から何艘もの小さな漁船が猛スピードで我先にとスコトン岬に向かってくるのが見えました。

スコトン岬 自然・景勝地

スピードを落とさず岩礁をすり抜けます。

スコトン岬 自然・景勝地

スコトン岬を回って西側の海に消えていきました。

スコトン岬 自然・景勝地

雄大なボートレースを見ているようでした。恐らく時間が決められていて、ここはと思う漁場にライバルよりいち早く辿り着くためでしょう。見ていてとても楽しかったです(^-^)

さあ岬めぐりコースのスタートです。現在7時40分です。お昼12時までに荷物を置いてある宿に戻らないと、港に向かう路線バスに乗ることができません。

岬めぐりコースはパンフレットには5時間40分掛かると書かれているのですが、宿の女将さんからは4時間で歩いてこられると聞いたので大丈夫でしょう。

（昔は４時間コースという名前でしたが、実際には４時間では歩けないため、岬めぐりコースと名称を変えたとのことですが・・・）

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眼下に漁船が集まっていました。先ほど我先にと走っていた船はここに来ているのでしょう。

17年前もここを歩いています。そのときは濃霧で何も見えなかったので思い出せる景色は何もありません。

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あちらこちらに花が咲いているので、足が止まってしまい全然進みません(^-^;

スコトン岬では何人かのハイカーが居たのですが、前にも後ろにも人を見かけません。あれ？道を間違えたかな？

ゴロタ山の登山口に来ました。すると先ほどスコトン岬で見かけたハイカーの人たちに出会いました。みなさん車道を歩いてこられたみたいです。そちらが本来のルートなのかな？

ゴロタ岬を目指して緩い上りの道を歩きます。振り返ると先ほどまでいたスコトン岬が見えます。ロシア方面から漁船が帰ってきます。

ゴロタ岬まで上がりました。そこからはスコトン岬を望む絶景を見ることができました。17年前にこの風景をガイドブックで見て心惹かれ来島しましたが、悪天候で見通しが20ｍもない濃霧だったため何も見られませんでした。

これまでもう1度行きたい行きたいとずっと思い続けていましたが、ようやく17年越しの願いを叶えることができました。

ゴロタ岬 自然・景勝地

ゴロタ岬

ゴロタ岬 自然・景勝地

ゴロタ岬からさらに南下します。しかし名残惜しく振り返っては写真を撮りを繰り返し、なかなか先に進みません。

そうしているうちに時間が厳しくなってきました。先を急がねばなりません。日差しが出てきてとても暑くなってきました。

ゴロタ浜

海岸まで降りていきます。

海岸線を歩きます。振り返ればゴロタ岬です。

ゴロタ浜 自然・景勝地

鉄府

昆布干しの作業を見ながら歩きます。

澄海岬（すかいみさき）へ向かいます。相当時間が押しています。急がないと！

ここで急に道が悪くなります。どこへ行ったらいいのかわからなくなりました。道らしきところを草木を掻き分けてまっすぐ歩いていると上っているはずが下りになりました。本当のルートには斜め後ろに折れ曲がっていく必要があります。
まるで姫路城の城郭のようです。

＊あとて宿の女将さんに話をしたところ、やはりみなさん間違われるらしいです。「役場に草刈してくれって言ってるんだけど・・・」とおっしゃってました(^-^;

時間をロスしたので、慌てて小走りで山を駆け上がります。西上泊に到着です。

澄海岬

太陽は雲に隠れてしまったため、綺麗な青い海が少し沈んだ色になってしまいました。

澄海岬 自然・景勝地

ここからは舗装路を宿まで歩きます。

途中にレブンアツモリソウ群生地がありました。シーズンとなれば多くの人が訪れるのでしょうがいまは閉鎖されています。

レブンアツモリソウ群生地 自然・景勝地

浜中に着きました。宿まではあと少しです。

11時半に宿まで戻ってきました。花や景色を写真に撮りながら4時間で歩くのは大変です。

バスが来るまでの間、宿のご主人・女将さんと話しをして過ごします。また礼文島に来るときはこちらにお世話になろうと思います(^-^)

ホテル礼文荘＜礼文島＞ 宿・ホテル

お昼12時すぎに宿の前をバスが通ります。手を挙げて合図します。

香深で昨日と同じくレンタサイクルを借りて、元地へ行ってみます。

島の東と西をつなぐ1キロ以上の長い新桃岩トンネルは、自転車では怖いですね。クルマが後ろから迫ってくると一度止まってやり過ごします。

元地にやってきました。

みんな同じ方向を向いています。何を見ているのでしょうか(^-^;

元地海岸 (メノウ浜) 自然・景勝地

地蔵岩

地蔵岩 自然・景勝地

自転車でフラフラしていると、海で漁船が集まっている光景に出会いました。ただ漁はしておらず、箱メガネで水中を見ながら場所取りをしているようです。

地元の人がそれらを見ていたので聞いてみると、今日が今年のこの地域の昆布漁のスタートとのことです。

時間制限があってまもなく午後2時から始まるようです。

午後2時少し前、何の前触れもなく一斉に漁が始まりました。

箱メガネで水中をのぞき、足でオールを絶妙に動かして船を移動させます。

パスタを食べるときのように、海中にフォークのような竿を差し入れクルクル絡めたあと、昆布を船に引き揚げます。相当の重量なのでしょう、漁師さんのオリャー!という声が聞こえます。

昆布漁はこうやってするんですね。迫力があります。漁というより戦いです。

これを陸で見ていた漁師さんご一家にいろいろと漁のことをお聞きしました。とても勉強になりました。これを見たらお土産で昆布を買っていかなくてはなりませんね(^-^)

香深まで戻ってきました。

香深港フェリーターミナル 乗り物

今日もお昼ご飯は、炉ばた ちどり です。礼文島はほっけも有名です。ほっけのちゃんちゃん焼をいただきます。炭火で焼いた身に味噌とネギを絡めていただきます。これがまたメチャクチャ美味いんです(^-^)/

炉ばた ちどり グルメ・レストラン

そして今日も温泉に入ります。

礼文島温泉 うすゆきの湯 温泉

これでフェリーに乗って礼文島をあとにします。本当はあと1日滞在したかったのですが、宿が取れず急ぎ足になってしまいました。

香深港フェリーターミナル 乗り物

稚内行の最終便で礼文島を離れます。

港の前のホテルでは、従業員の方がひとりノボリを振って見送ってくれています。

また来るね~(^_^)/~

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19時に稚内港へ到着です。

稚内港フェリーターミナル 乗り物

今日は稚内のホテルに宿泊です。また明日からロードスターの旅が再開されます。

17年ぶりの礼文島でしたが、景色・グルメともサイコーの2日間を過ごすことができました(^-^)

わたくし、令和2年8月より令和4年3月までの任期で礼文島観光大使に任命いただきました(^-^;

島の魅力をＰＲしていきますのでよろしくお願いします。特にウニの美味しさを日本全国の人に知って欲しいですね(^-^)

（私は有名人でも島出身者でもありませんが応募したら任命されました。まぁ１００人も募集してましたので(^-^;）

稚内→苫小牧編　に続く・・・