アラサー女4人スペイン周遊旅5日目午後～急げ！マドリードでゲルニカダッシュ編～

2020/01/02 - 2020/01/02

大学時代の友人４人でスペイン周遊旅行。
航空券・ホテル・現地ツアーなど全て個人で手配した節約旅。
フォートラベルでスペインに造詣が深いchurrosさんに色々とご教示頂き、なんとか旅を進める４人。
朝からダッシュでアルハンブラ宮殿を廻り終え、マドリード行きのイベリア航空に無事搭乗して一安心。
この後マドリードでまたダッシュを繰り返すことになるとは知る由もなかった…

【全旅程】
12/28　関空→広州→アムステルダムへ発
12/29　アムステルダム→バルセロナ（街歩き）
12/30　バルセロナ２日目（サグラダ・ファミリア）
12/31　バルセロナ３日目（年越し）
1/1　　バルセロナ→マガラ→（アンダルシアツアー）→グラナダ
◎1/2　　グラナダ（アルハンブラ宮殿）→マドリード
1/3　　マドリード2日目（トレド・セゴビアツアー）
1/4　　マドリード3日目（王宮）
1/5　　マドリード→パリ→広州へ発
1/6　　広州→関空

個人の備忘録的な旅行記なので読みにくくてすみません…。

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

グラナダから１時間ほどでマドリードの空港に到着。
LCCは安いし早いし助かる、トラブルさえなければ。

アドルフォ スアレス マドリード バラハス空港 (MAD) 空港

このナミナミの天井がどこまでも続く、広い空港。
友人Iがバルセロナで購入したメッシのユニフォームレプリカを免税手続き。
窓口に行く前に機械で事前手続きをしないといけないのだが、その機械が結構離れていたりとややこしい。
無事完了したのでホテルへ向かう！

スペインの国鉄renfeでマドリード市内のホテルへ。
これが今振り返っても謎すぎる仕組みの鉄道なのである。
空港の第4ターミナルにあるAeropuerto T4駅からC1線でChamartin駅へ、C3かC4線に乗り換えてSol駅へ。
という至ってシンプルなルートなのだが、問題は乗り換えのChamartin駅。
この21本も発着線のある(wikiより)巨大な駅に到着し、ホームから待合所に上がり、電光案内板で乗り換えのC3、C4線のホームを探す。
…ん？なんかC3、C4が点いてるホームすごいバラバラじゃない？
取り敢えず駅員さんにSol駅に行くにはどこのホームから乗ればいいのかを聞いてみると「その電光掲示板で探して乗って」という塩対応。
…いや、見て分からんから聞いたんよ。
…ていうか、さっきと違うホームにC3の表示点いてるし。
よく分からないままそのホームに行ってみるが、重いキャリーケースを持って長い階段を降りるのは結構大変。
やっとホームに着いた瞬間、電車が発車。
…仕方ない、次の列車を待つか。あれ？次の列車の案内、全然違う路線やん！
というわけで、また重い荷物を持って待合所までのぼる。
電光案内板には遠くのホームにC4の文字が。発車は2分後。急げ急げ。
ギャーまた間に合わなかった！
もう一回待合所に上る！
お、案内板にC4が点いたぞ！ってまた2分後かい！なんでそんなギリギリにならないと表示されないんよ！！！
と駅中を駆け回り、なんとか乗車に漕ぎ着けたのであった。
スペインの国鉄は、どの路線がどのホームに入るか決まってないのか？
その場のノリで空いてるホームに入ってくるのか？
そんなこと有り得るか？いや、スペインなら有り得るか。
と未だにモヤモヤするrenfe。
もしスペイン人に会う機会があったら一番に聞いてみたい案件である。

チャマルティン駅 駅

なんとかSol駅に到着。
マドリードの第一印象、都会！人多い！
首都なので当たり前と言えば当たり前なのだが、バルセロナの大都市でありながら古い街並みを大切にしている感じとは全然印象が違うので、ちょっと驚き。

ホテルに到着。
このホテル、各部屋に部屋番号の代わりに国の名前がついている。
私たちの部屋は確かブータンだったかな。
面白いけれど、落ち着きはしない。
詳細は口コミへ記載↓
https://4travel.jp/os_hotel_tips_each-14102466.html?lid=os_hotel_201606_rn0014_tipseach&anchor=each_tab

待望のチュロスを食べに行く！
ホテルの近くのカルメン広場。
人多い～！

ちょいちょいいるパチモンキャラクター達。
目があったら追いかけてくるので注意。
写真撮ったらお金せびられるみたい。

churrosさんに教えていただいた老舗のチョコラテリア、サン ヒネス。
列を作る人気店！
どうやらこの辺の区画は全部サン ヒネスのようで、店員がチュロス入りのお皿を積み上げて店から店に運んでいる。
列もたくさんあって、どこに並ぶのが正解か分からないまま何とか入店。

チョコラテリア サン ヒネス カフェ

長っ！
どうやって揚げた！？

churrosさんのアドバイス通り、太いのと細いのを一人前ずつ注文。
注文の仕方まで教えていただけるとは何て親切なんだろう。
人数分注文していたら食べきれないところだった。
サクッサクに揚がったチュロスをドロドロのチョコラテに浸して食べる。
美味しい～！ここまで食べずに我慢したかいがあった！
某デ○ズニーとは違ってチュロス自体には甘さはなし。
チョコラテも甘さ控えめで、ちょっとスパイシーな感じかな。
サクサクと食べちゃえるけれど、油は結構吸っているので、すぐお腹いっぱいに。

街歩きをしつつサンタ アナ広場へ。
美味しいバルがひしめき合う広場らしい。

サンタ アナ広場 広場・公園

LA　VINOTECAというお店へ。

ビノテカ バルベチェラ 地元の料理

結構新しそうなお店。

お金の入った樽のテーブル。
ワインバルに来たからには普段は飲まないお酒を。
サングリア！飲みやすい！

気さくな店員のお姉さんに撮ってもらった写真。
食事の写真を残していなくて残念。
生ハム、クロケッタ、肉や魚も頼んだ気がするのだけれど。
どれも美味しかったのは確か。
お酒が飲めたら何件もバルをはしごするのも楽しいだろうな。
しかし我々にはこれからミッションがあるのだ。

目的地への道すがら。
立派な建物と思ったらウェスティンらしい。
高そ～！

ザ パレス ア ラグジュアリー コレクション ホテル ホテル

この旅行記恒例の噴水写真。
スペイン人は噴水好き（偏見）

目的地に到着。
プラド美術館！
200年以上の歴史を持ち、世界三大美術館の一つでもあるプラド美術館。
実は18:00～20:00は無料で入館できるらしい。
無料という言葉に弱い我々は、さして美術に興味がなくとも取り敢えず行ってみることに。
入口が見えないほどの長蛇の列。
無料という言葉に弱いのは我々だけではなかったようだ。

プラド美術館 博物館・美術館・ギャラリー

30分ほど並んで入場。

ソフィア王妃芸術センター 博物館・美術館・ギャラリー

日本語のガイドと入場券。
入場券には所蔵品がランダムでプリントされている。
私のはエル・グレコの「胸に手を置く騎士の肖像」

プラド美術館、広い！部屋数多い！絵多い！
という幼稚園児のような感想で恥ずかしい限り。
画面や写真でしか見たことない絵画を実際目にするとキャンバスの大きさに圧倒される。

有名なゴヤの「裸のマハ」も結構大きかった。
描かれた1800年当時としては実在の女性の生々しい絵に世の中は結構ざわついたらしく、誰に描かされたんや！とゴヤは裁判所に何度も呼び出しを食らったらしい。
結局ゴヤは最後まで口を割らなかったけれど、当時の首相の家からこの絵が見つかったそうで、限りなくクロに近いらしい。
着衣のマハは裸のマハのカモフラージュ用だとか。
ま、色々あるわな。

とにかく広いし見ごたえがあるので、美術に興味がないのに競歩で廻り、閉館ぎりぎりまで滞在。
今日のミッションはまだ残っているのに！

写真はプラドを出たところにあった教会。

サン ヘロニモ エル レアル教会 寺院・教会

最終ミッションはソフィア王妃芸術センターでピカソのゲルニカを見ること！
実はこの美術館も19:00～21:00までは無料で入場できるのだ。
プラドより1時間遅くまで開いているため、急げば両方無料で入館できる！
もう20:00過ぎてる！
ゲルニカダッシュや！！！

巨大な施設があるな～と思っていたら駅らしい。

マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅

到着。
競歩で10分ぐらいか。
近くてよかった～。
18世紀の病院を大胆にリノベーションしてガラス張りのエレベーターをつけている面白い造り。
ピカソ、ダリ、ミロ等の近現代美術が所蔵されている。
写真は腰を痛めた友人Y。

ソフィア王妃芸術センター 博物館・美術館・ギャラリー

こちらもチケットの柄がランダム。
ロベール　フィリュウというアーティストらしい。
何故、折り紙兜...

入館したら一目散にゲルニカへ！
ゲルニカ大きい！
横幅777cmもあるらしい。
正直なんか気味の悪い絵やなぐらいの印象しかなかったけれど、実物を目にすると圧倒される。
解説を読みながら見ると、絵に込めた反戦のメッセージがよく分かって尚更味わい深い。
そう、これがミーハーである。
ゲルニカはスペインに返還されてからは一度も国を出ていないようなので、本当にここでしか見れない作品。
ダッシュした甲斐があった。

というわけで今夜のミッションは達成。
無料でたくさんの作品見せてくれてありがとう、スペイン。

タクシー待ちの間、LEDティアラを着けて旅行中のハイテンションマダム達と写真を撮る友人I。

【次回予告】トレド&セゴビアツアーで喧嘩勃発！？皿パリーン！？

この旅行記へのコメント （1）

• イタリア大好きさん 2020/07/31 22:49:21

  サンヒネス、行きました。

  いやいやマドリード懐かしい。
  僕もチュロス同じ店で食べました。
  太かったが細かったかは、覚えてないですけど、おいしかったです。確かに日本のチュロスとは違いますよね。
  あの渦巻き状のやつは、作るところを見ていたんですが、油の鍋の上から揚げる前のやつが油に落ちて、それをうまいこと動かして渦巻き状にしていました。
  プラド美術館いいですよね。僕も海外に行くとその土地の美術館を回ります。プラドではラス・メニーナスがよかったです。
  なかなかアクティブな観光ですね。
  
  イタリア大好きでした。