北海道ドライブ２日目　寿都からニセコへ

2020/07/19 - 2020/07/19

「駅の宿　ひらふ」に宿泊して、ドライブ２日目。
今日も天気がいいので、まず、寿都で日本海に出てその後ニセコをまわりました。
美しい海、新緑の山々、温泉と満足できるドライブコースでした。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝７時に「駅の宿　ひらふ」を出発します。

まずは南下して日本海を見に行きます。

駅の宿　ひらふ 宿・ホテル

まずは比羅夫駅から５０キロほど南下したＪＲ北海道・函館本線、黒松内駅へ。

かつて黒松内駅は函館本線の鉄道の基地駅として３００人以上の駅員さんがおり、黒松内町の全世帯の３割以上の人が鉄道関係者だったそうです。
多くの特急列車や貨物列車が集まり、黒松内は「鉄道の駅」として発展しました。

現在では特急列車も貨物列車も発着せず、１両のデイーゼルカーが１日４往復発着するだけ。
無人駅となり、往年の活気はまったく感じられませんでした。

黒松内駅 駅

黒松内駅から日本海側の寿都町へは、当時寿都鉄道というローカル鉄道がありました。
昭和４０年代に廃止され、現在は１日３往復のバスがあるだけです。
バス停の待合室と商店があるだけ。
この商店は鉄道があったころは、さぞかし駅前の商店としてにぎわったのでしょう。

駅のあったところには、駅名票が記念に置かれていました。

寿都町の中心にある「道の駅　みなとま～れ寿都」。
鉄道の駅に代わって、町の中心となっています。

道の駅 みなとま～れ寿都 道の駅

寿都町の先端にある弁慶岬。
源義経の家来として有名な武蔵坊弁慶が奥州からここまで逃げてきたという伝説のある場所です。

弁慶岬 自然・景勝地

今日は天気がよく、青空と青い日本海がとても美しい場所です。

遠くに積丹半島も見えました。

弁慶岬からはＵターンして日本海沿いを北へ向かいます。
海沿いのドライブルートはとても爽快。

寿都ではかつて鰊（ニシン）が大量に獲れて、船主は「鰊御殿」と呼ばれる豪邸を建てていました。
そのうちの１つ「橋本家」。
現在は食事店のようです。

やはり鰊御殿の「佐藤家」。
屋号は「カクジュウ」としていたことから、「カクジュウ佐藤家」と呼ばれていました。
現在も人が住んでいるようで内部には入れません。

カクジュウ佐藤家 名所・史跡

寿都の文化センターにある鰊漁最盛期の佐藤家のジオラマ。
多くの漁船が行きかい、この佐藤家を中心に民家が並び、小学校や商店もあるなど、小さいながらも町がありました。

１階は和風の引き違い窓、２階は上へ開ける洋風窓など明治２３年に建てられたころは最先端の豪邸だったことでしょう。

海沿いをすすむと、寿都町から蘭越町に入ります。
蘭越町の「道の駅　シエルプラザ・港」。
こじんまりした道の駅です。

道の駅 シェルプラザ・港 道の駅

道の駅の近くにある雷電岬。
天気がいいからか周辺の砂浜には家族連れが多く遊んでいました。

雷電海岸 自然・景勝地

雷電海岸から日本海を離れて、蘭越の町の中心部へ。

町の中心にある蘭越駅。
蘭越駅が終点の１両のデイーゼルカーが到着。
お客さんは昨晩「ひらふ」で一緒だった人が降りたっただけでした。

蘭越駅 駅

蘭越からはニセコの山々へ向かいます。

山へ向かう道で登って行くと、途中新見温泉へ。
休業中とありましたが建物は取り壊されて廃業しているようでした。

ニセコ新見温泉　秘湯の宿　新見本館 宿・ホテル

建物は取り壊されていましたが、温泉は健在。

ここでキャンプしている人が入浴していたので、私も無料の「露天風呂」の温泉でひと浴び。
いいお湯でした。

ニセコ新見温泉郷 温泉

蘭越からニセコ山へ登って行くと、ニセコパノラマラインに合流します。

ニセコパノラマライン 名所・史跡

パノラマラインを走ってくと、神仙沼のある場所にレストハウスがあります。
ここで車を停めて、神仙沼めぐりへ。

神仙沼自然休養林休憩所 グルメ・レストラン

ここからは岩内、共和と言った日本海沿いの町がよく見えました。

神仙沼自然休養林展望台 名所・史跡

神仙沼までパーキングエリアから歩いて３０分ほど。
神仙沼周辺は湿原になっています。
向うに見える山はニセコ連山の１つチセヌプリです。

木の歩道を歩きます。
自然保護のため、木道から降りるのは厳禁

ボサボサ頭のような花は「チングルマ」かな。

これはあやめの一種である「ヒオウギアヤメ」のようです。

神仙沼に到着。
晴れてはいるのですが、沼の向こう側は雲が多く、青空バックにならなかったのは残念。

神仙沼 自然・景勝地

神仙沼から歩道を３０分ほど歩くと、長沼。
こちらの方が大きい沼ですが、人造湖です。
神仙沼は観光客がたくさんいましたが、長沼まで足を延ばす人は少なく、静かな雰囲気でした。

長沼 自然・景勝地

１時間ほど神仙沼の遊歩道を散策してレストハウスに戻り、パノラマラインを走ります。
途中、大谷地といううところ。
フサスギナが一面群生しています。

ニセコ山系の一番高いところにある温泉、五色温泉。
目の前にニセコで一番高いニセコアンヌプリと硫黄山があります。

ここでもひと浴び。
入浴料は８００円。
ちょっと高いですが、場所が場所だし、しょうがないかな。

ニセコ五色温泉 温泉

ニセコ山系で一番高い「ニセコアンヌプリ」。
夏でもゴンドラでかなり高い場所まで登れるようですが、ゴンドラの営業は来週からだそう。
目の前にあるようでも、登山なら１時間以上かかるようなので、断念。

ニセコアンヌプリ 紅葉

五色温泉の目の前は硫黄山からの硫黄で山は荒れています。

イワオヌプリ 自然・景勝地

五色温泉からパノラマラインでニセコ町へ下ってきます。
途中、湯本温泉というところにある大湯沼。
ここも硫黄がわいており、硫黄のにおいがすごい。

ニセコ湯本温泉郷 温泉

硫黄で沼は煮えたぎっているようでした。

大湯沼 温泉

パノラマラインでしばらく進むと、小さな小学校がありました。
樺山分校です。

今は全国で小学校や中学校も廃校、統合されている中で、いまだに「分校」があるのは驚きです。

しかもこの木造の校舎も現役。
木造の校舎が現役で使われているのは、ここだけかも。

地元の小学生が選んで景勝地、「双子のさくらんぼの木」。
昨日と違って今日は羊蹄山に雲がかかっていました。

今回のドライブの終点は、ニセコのふもとの「ミルク工房」。
高橋牧場という牧場を中心とした施設で、取り立ての牛乳を使ったアイスクリームやヨーグルト等が販売されていました。

ニセコミルク工房 高橋牧場 グルメ・レストラン

せっかくなので、コーヒーゼリーとソフトクリームの組み合わせを。
濃厚な味のソフトクリームでした。