ベルン(Bern)

2018/08/12 - 2018/08/13

スイス、ツェルマットからの帰り、一気にドイツの家まで帰らずに、ベルンに立ち寄り一泊。ベルンの町の名前も、ベルリン同様、くまに因んでている(※ベルリンには別説あり)。今は、スイス連邦の首都(とみなされている)。チューリッヒ、ジュネーヴ、バーゼルに次ぐ4番目の規模の都市で、スイス連邦議会議事堂の所在地であるほか、万国郵便連合などの国際機関も置かれている。ドイツ語圏に属する。(wikiから拝借)

地形的に大きくアーレ川が湾曲している場所に町が形成されている。３方が川だと侵略に対して防御しやすいからでしょうね。旧都らしくスイスの古い町並みが残っており、各通りにあるいろいろな噴水が有名。
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ベルンの町は、ツェーリンゲン家のベルヒトルト5世によって1191年に創設された。町は三方を自然の防壁となるアーレ川に囲まれた丘の上に建てられ、残る一方には城壁、堀、ツィットグロッゲ(時計塔)などが築かれた。その後も都市区画は、非常に明瞭な都市化の意図に沿って開発されていった。
1218年にベルヒトルト5世が死去、ツェーリンゲン家の断絶後に、ベルンは神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世から自由都市の特権を得た。1405年の大火災の後で、町はより堅固に再建された。
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エリア ベルン(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルにチェックインして早速、夕食前の腹ごなし、街歩きに出発。
まずは時計塔(Zytglogge)。間違いなくベルン市の最も重要な観光名所の1つです。

アーレ川が湾曲したところに町が形成されており、３方は川に囲まれているが、残りの西側は開けている為、防衛のための城壁を設ける必要があり西門が1220年頃に建築された。ところが、町がどんどん西側に拡張していき、この正門は門としての機能を失ってしまい、 最初は刑務所として使われ、さらに、1405年の火災の後、大きな鐘と機械式時計を設置して時計塔して再建されました。

時計塔 建造物

時計塔(Zytglogge)

反対側(西側から見たところ)

シュッツェンブルネン
Schützenbrunnen

時計塔から路面電車の通るマルクトガッセを西へ。ちょうど中央駅の方角。路面電車のレールに挟まれた道の真ん中に一つ目の噴水を発見。軍旗を持つ射手と銃を構えた熊の像。背後には時計塔。

射手の泉 建造物

アンナ＝ザイラー＝ブルネン
Anna-Seiler-Brunnen

次の西門が見えてきました。その手前に日陰で暗く写ってしまっていますが、女性のフィギュアのある16世紀に作られた噴水。1354年にベルンに病院を開設したアンナ・ザイラーの像があります。その奥に見えるのは、Käfigturm。Turm＝塔。

Käfigturm
訳するとケージタワー。牢獄塔。

ベルンの町が西に延びたことにより防衛の一環として建築された建物。さらに町は拡張された以降は要塞としての機能は失われ、15世紀に現在の名前の由来となる「刑務所」として使用された。その後、解体され、現在の建物は17世紀に建てられたものです。西洋ではこうした塔が牢獄に利用されるケースをよく見る。どこかの街では見せしめの為、上の方で罪人を吊るしていたとかいう話を聞いたことがある。

牢獄塔 建造物

プファイファーブルネン
Pfeiferbrunnen
「パイプ吹きの泉」

さらに西にいったところにある、カラフルなバグパイプ奏者の像のある噴水。16世紀。このまま西へ行くとベルンの鉄道駅に到着します。

パイプ吹きの泉 建造物

ベルン聖霊教会
Heiliggeistkirche von Bern
Church of the Holy Spirit in Bern

ベルン鉄道駅の手前、路面電車(トラム)の大きな駅のすぐそばにあるベルン聖霊教会。どうでもいいですが、グーグルマップではトラムの駅に目印が立っています。空から見ても教会には見えないのに。Heilig+geist+kircheはドイツ語で「聖なる」＋「霊」＋「教会」。ホラー映画でお馴染みの「ポルターガイスト」「Poltergeist」は勝手にものが動いたり、音がなったりの心霊現象を表す、こちらもドイツ語。poltern（騒々しい音を立てる）+ Geist（霊）、つまり「騒がしい霊」という意味の合成語。

どんどん、旧市街から離れてしまったので、ここで通りを変えて今度は東へ引き返します。

Heiliggeist Church Bern 寺院・教会

連邦議会議事堂
Bundeshaus

日本でいうと国会議事堂。警備、薄くないですか？

連邦議会議事堂
Bundeshaus

連邦議会議事堂
Bundeshaus

連邦議会議事堂 建造物

連邦議会議事堂の裏手には南向きに見晴らしのいい展望台になっており、アーレ川が見える。

子喰い鬼の泉
Kindlifresserbrunnen

何やら恐ろし気な像のある泉。

子喰い鬼の泉 建造物

子喰い鬼の泉
Kindlifresserbrunnen

16世紀。怖い。。

子喰い鬼の泉 建造物

ベルン旧市街の目抜き通りであるクラムガッセ(Kramgasse)。クラム通り。ベルンの通りはどこもアーケードが設けられていて、雨が降っても濡れずに済みます。

また、町並みが計画的に作られており、ヨーロッパの他の町の旧市街地のように通りが迷路のように入り組んでおらず、整然としています。

ツェーリンガーブルネン
Zähringerbrunnen

時計塔をバックに。逆光気味。

ツェーリンガーブルネン
Zähringerbrunnen

噴水の上には、ベルンの創始者を称える盾と旗を持った熊の像が立っています。16世紀。

アインシュタイン(Einstein)が住んでいた家。明日来ます。

アインシュタインの家 博物館・美術館・ギャラリー

シムソンブルネン(サムソンブルネン)
Simsonbrunnen

1544 年。聖書に登場するサムソンがライオンを倒すシーンを表している。

シムソンブルネン(サムソンブルネン)
Simsonbrunnen

歯医者さん？

クラムガッセ(Kramgasse)

クロイツガスブルネンKreuzgassbrunnenの近くにある建物に備え付けられたユーモラスな彫像。

クロイツガスブルネン
Kreuzgassbrunnen

名前から交差点にある噴水ってことかな。ここにはカラフルな彫像はなく、オベリスク風の塔が立っている。旧市街での町ではここが距離的に中心の場所。

クロイツガスブルネンKreuzgassbrunnenの近くにあるこれまた、ユーモラスな彫像のある建物。

さらに東へ歩く。通りの名前が変わります。写真は、ピンボケ。。。

ゲレヒティクカイツブルネン
Gerechtigkeitsbrunnen

町の東まで行きつくと、アーレ川をアーチ橋が架かっている。Nydeggbrücke、（ニーデ橋）から下を見ると熊を飼っている動物園ベーレングラーベンBärengrabenが見える。

Nydeggbrücke（ニーデ橋）

町の方を振り返ったところ。

ベーレングラーベン
Bärengraben

熊発見。結構広い敷地。普通の動物園と比較したら、退屈はしないかな。

下をのぞき込んだところ。下の方にも住居がある。さて、東端まで来たので、通りを変えてホテルに戻ります。（もう暗いし。）

Church of St. Peter and St. Paul

ゴールドナーシュルセル
Goldener Schlüssel

本日の宿。ベルンで最も古いホテルとのこと。1508年にはすでに記録が残っている。
建物内が迷路のよう。レストラン(朝食会場)は古い趣きが感じられてよかった。

ゴールドナー シュルセル ホテル

ゴールドナーシュルセル
Goldener Schlüssel

翌朝。朝食後、昨日行かなかった、アインシュタインの家と大聖堂を見に行きます。

シムソンブルネン(サムソンブルネン)
Simsonbrunnen

時計塔
Zytglogge

アインシュタインの家の開館まで時間があるので、時間つぶし。

時計塔 建造物

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

(観光公式WEBサイトから転載＞
アインシュタインが特許庁に勤めながら自らの研究を進めていたベルン時代。特殊相対性理論をはじめ、３つの大発見を立て続けに発表した”奇跡の年”といわれる1905年までの3年間を過ごしたアパートの部屋がそのまま記念館として公開されています。
世界遺産である旧市街のクラム通り（クラムガッセ）にあるアパートの2階は、1903年から1905年の約3年間、ベルンの特許庁に勤務していたアインシュタイン妻とともに暮らしていた部屋です。奇跡の年といわれる1905年に、『光量子説にもとづく光電効果の理論』『ブラウン運動の理論』『特殊相対性理論』という偉大な発見が誕生した場所でもあります。

現在、彼の暮らしていた部屋は家具や洋服など当時のままに残され、2005年から記念館として一般に公開しています。世紀の大発見が誕生した記念すべき場所に、彼の研究資料や手記などが展示されています。

アインシュタインの家 博物館・美術館・ギャラリー

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

窓からの景色。ベルンの目抜き通りですが、閑散としています。

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

一目でどれがアインシュタインか分かりますね。

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

奇跡の年1905年の様子。

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

部屋の中。

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

こんなかわいい赤ちゃん用のベッドも。

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

アインシュタインの家
Einsteinhaus Bern

論文。

ベルン大聖堂
Berner Münster

アインシュタインの家のあとは、南にひとつ通りを変えて、ベルン大聖堂へ。この町は、半日でも観光で主要なところは全て回れる。

スイスで最も高い尖塔を持つ地上100.6mの大聖堂は、1421年に着工が開始され、完成を迎えたのは約4世紀後の1893年。塔を作っているところで建築家が亡くなったことが原因です。

ベルン大聖堂
Berner Münster

大聖堂の前にたつ彫像。

ベルン大聖堂
Berner Münster

ローマ数字を教えているところ？
ちなみにこの数字、4000までしか表記できません。

ベルン大聖堂
Berner Münster

アダムとイブの楽園の追放ですね。。。

ベルン大聖堂
Berner Münster

こちらは、受胎告知の場面。
教会の入り口に描かれる代表的なセットですね。

ベルン大聖堂
Berner Münster

中は写真撮影禁止なので紹介できません。
ゴシック様式。ステンドグラスが印象的です。

ベルン大聖堂
Berner Münster

そして、これ。大聖堂で特に見応えがあるのが、正面入り口の上にある「最後の審判」。神がすべての人を裁いて善と悪に分けるというキリスト教の信仰を表すレリーフ。人物がとても小さいです。

ベルン大聖堂
Berner Münster

最後の審判。左が天国、右が地獄ですよね。この構図は普遍的です。

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

ベルン大聖堂
Berner Münster

最後に目抜き通り。相変わらず、人がいない。。。

中世の旧市街なのに、通りが広々としているので、建物に大きな旗がかかっていても、絵になる町です。

Church of St. Peter and St. Paul
Christkatholische Kirche St. Peter und Paul

昨日は夜に横を通ったのでよくわからなかったが、複雑な形をした教会です。

市庁舎前広場にたつフェナーブルネンVennerbrunnen。

さて、半日をベルンで過ごし、次の目的地、フランス、コルマールへ移動します。