2001/09/01 - 2001/09/10
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2001年8月より私はベルギーのブリュッセルに転勤になっていましたが、この年の9月にクアラルンプールに赴任中の家内がベルギーまでやってきました。
アントワープ、ゲント、ブルージュ、ディナン、ナミュールと列車で移動してそれぞれの街を楽しんできました。
この旅行記は私の住むブリュッセルの街歩きの旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
シャトードナミュール城でゆっくり朝食を戴き、タクシーでナミュール駅まで行き、列車でブリュッセルまでやってきました。
ナミュールから列車で約1時間でブリュッセルです。
ブリュッセルから十分に日帰り可能ですが、今回はナミュールのシャトーホテルに泊るのが目的だったので。。。。
ブリュッセル駅に着いた私たちは、メトロとトラムを乗り継いで私の家へ。
荷物を置いて、お隣さんに家内を紹介してご挨拶して、、、、
部屋で着替えて、コーヒーを飲んで少しゆっくりしてから夫婦で街散策スタートです。
トラムに乗ってRoyaleで下車。 -
王立美術館にやってきました。
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1803年に正式にオープンしているので、200年以上の歴史がある美術館です。
元々はパリのルーブル美術館の分館でした。 -
私がココを訪れるのは2回目。
ベルギーに赴任してまだ1ケ月ですが、ココは外せません。 -
ディーリック・ブーツの「オットー3世の正義-無実の伯爵の斬首」
2つの画で一つの作品です。
この画、家内が見たかったようですが、思ったより大きくてびっくり!
高さ3m以上あります。 -
「オットー3世の正義-無実の伯爵の斬首」の左側。
右側上部の男女のカップルからこの2枚の画の物語は始まります。
女性はオットー三世のお妃です。彼女が隣の伯爵を誘惑していますが、伯爵は拒否しています。2人の仲を疑われたオットー三世のお妃が「彼が私を誘惑した!」と嘘をつき、伯爵は打ち首になってしまいました。(画面下) しかし 彼の切られた首を受け止めているその妻は 夫の無実を信じています。 -
「オットー3世の正義-無実の伯爵の斬首」の右側。
伯爵の妻は、夫の無実を皇帝に訴え出て裁判となりました。
それがこの画です。
右手には真っ赤に焼いた鉄の棒。
裁判の結果、伯爵の無実は証明され、オットー三世のお妃の謀がばれて 彼女は火あぶりの刑で死んでいきます。(この画の右上方)
これが画の中で物語を語っていくフランダース絵画です。。 -
ヨース・デ・モンペル2世作の「バベルの塔」
バベルの塔と言えば、ブリューゲルのバベルの塔の3作が有名ですが、この作品もなかなか見ごたえがありました。
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とにかく広い!
見応えがある美術館です。 -
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ペーテル・パウル・ルーベンス作「三賢者の礼拝」
ルーベンス41歳~43歳頃の作品です。
つまり全盛期ですね。 -
ジェイコブ・ヨルダーンス作「生殖能力の寓意」
凄い題名ですね。 -
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キリストの磔
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初期フランドル派のロベルト・カンピン作「受胎告知」です。
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ペトルス・クリストゥス作「キリストの嘆き 」を見る家内。
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ポス作「磔」
珍しい画です。
まず、左端は聖母マリア様、その右隣りは聖ヨハネ。
右端には聖ペトロ。右手に天国のカギを持っているので判ります。
その左側で跪いている縞ズボンの男の方は、この画の注文主です。
教会に寄進された画ですが、画の注文主が天国に行けるように祈りが込められた画です。
キリストの体に血がありません。
聖ヨハネは、天国の鍵を持つペトロの前で、マリア様に対し、この画の注文主を天国に入れてもらえるようにキリストに頼むように依頼しているのでしょうか? -
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ピーテル・ブリューゲル作「ベツレヘムの戸籍調査」です。
1,566年の画です。
ブリューゲルの画の中で一番人気の画です。
皇帝アウグストゥスの命により戸籍調査を行っている所が画になっています。
画の真ん中では、聖マリアが乗ったロバを聖ヨゼフが牽き 役所に向かっています。
当時、戸籍はお金を払って購入していたようで、お金が払えない人は、豚や羊を殺しその肉で支払って戸籍を購入していた様子が画の下左側に描かれています。
雪と氷におおわれた冬の村での様子です。 -
この画も
ピーテル・ブリューゲル作「ベツレヘムの戸籍調査」です。
1,566年の画です。
ハプスブルク家の紋章が見える左側の建物に人々が向かっています。
ココで、戸籍を購入するんですね。
豚が屠殺されています。お金の代わりに肉で戸籍を購入するんですね。
子供たちは氷の上で遊んでいます。 -
ブリューゲル「イカロスの墜落のある風景画」
作者が本当にブリューゲルかどうか?
物議を醸しだしている作品です。
ブリューゲルの技法を使った模写との説が有力のようです。
有名なギリシャ神話が題材になっています。
父子で牢屋に監禁されていた時、息子のイカロスは、脱獄するために父が蝋で固めた羽根で作った翼で空を飛ぶことに成功しました。しかし、太陽に近づきすぎて蝋が溶けてしまい、イカロスは海に墜落して溺れてしまいます。
船の手前に溺れて逆さになっているイカロスの足が見えます。
その周りには飛び散った鳥の羽が見えます。
イカロスが溺れているにもかかわらず、農夫は黙々と畑を耕し 漁師や羊飼いは普通に仕事をしています。
苦しんでいる人への無関心を表現した画であるとの説もあるようです。
そもそもこの題名を見たら、イカロスは手前の牛飼いと思うのが普通ですよね? -
アンリ・ド・ブレーキリア 「窓際の男」
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ルネ・マグリットの最高の作品とされているのがこの「光の帝国」です。
家内がマグリットの作品の中で一番好きな作品で、この時から14年後の2,015年乃木坂の新国立美術館で開催されたマグリット展で実物大のリトグラフを購入していました。
この時、家内は暫くこの画の前から動きませんでした。
今では、わが家の寝室にそのリトグラフが架かっています。 -
ジョルジュ・スーラ「ラグランジャットのセーヌ川」
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王立美術館をあとにして、徒歩で王宮へ。
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衛兵の交代式に出くわしました。
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交代してきた衛兵を撮影する家内。
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家内が撮った写真です。
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王宮の中へ。
夏季のみ中を見学することができます。 -
豪華絢爛!
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ため息が出ちゃいます。
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王宮を出て、ノートルダム・デュ・サブロン教会へ。
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ブリュッセルの建築物の特徴である、ゴシック・フランボワイヤン様式の優雅な教会ですが、生憎工事中で素晴らしい外観が見れず。。。
この3ケ月後には工事も終わり、見ることができましたが、写真が整理できておらすありません。
中に入ってみましょう。 -
厳かな聖堂内です。
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夢の中でお告げを受けたアントワープの女性が、聖母マリア像を持って小舟でブリュッセルまで運び、ギルドに捧げたという伝説が残っています。
これがその像でこの教会に安置されています。 -
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私達2人以外だーれもいません。
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しずか・・・・・
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見事なステンドグラスです。
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ノートルダム・デュ・サブロン教会を出て、徒歩でサブロン広場へ。
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中世のギルドのブロンズ像が48体あります。
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トラムに乗ってコングレ広場へ。
これは広場の真ん中にあるコングレ記念塔です。
1831年の憲法発布を記念して、1859年に造られた塔です。
高さ25mの塔の上には、最初の国王レオポルド1世の像があります。 -
トラムに乗って私の家に戻ります。
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私の部屋から見える景色。
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私がちょくちょく通う自宅近くのレストランへ。
ココはフレンチ&イタリアン。
豚のほほ肉と玉ねぎ、羊のチーズ入りのトマトソースパスタ
エスカルゴ
スズキのポアレ
をシェアして戴きました。
家内をこのレストランの馴染みのシェフに紹介しました。
陽気なイタリア人オーナーシェフで奥様はベルギー人。
私は赴任中にこのお店に何回通ったかは判りません。
家が近かったこともありますが、1年間に何度も通い、リーズナブルで美味しいイタリアンとフレンチをたーくさん戴きました。 -
梯子。。
ココはベルギービールの種類が豊富です。
赴任中、かなり通いました。 -
CHIMAYは私が一番お気に入りのベルギービールです。
KRIEKはサクランボのビールです。
数多くのベルギービルの中で、私が好きなのは、
ピルスナー
ホワイトビール
辛いホワイトエクストラ
ゴールデンエール
透明なビールであるデリリュウム・トレメンス
レッドビール
琥珀色のデ・コーニンク
ロックで飲むビール リーフマン
修道院で造られたレフ・ブロンドやロシュフォール 10
で、全て専用のグラスがあります。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- picotabiさん 2020/07/15 13:41:09
- かっこいい
- 改めてデータじゃない写真っていいなと思いました。
どれもこれもあの日あの時の瞬間の切り取り。
それを見て思い出される記憶。しかもnichiさんは結構鮮明に記憶されてますね。
私の昔の海外旅行の写真は3度の引っ越しでどこかに行ってしまいました。
デジカメがでてきてからはデータだし。ほとんど残ってません。
2枚目の帽子被られてるのは奥様でしょうか。
かっこよくてドキドキしました。レンズもちらりと見える写真があるのでカメラも気になります。
- nichiさん からの返信 2020/07/16 18:11:01
- RE: かっこいい
- 度々コメントありがとうございます。
> 改めてデータじゃない写真っていいなと思いました。
→暗いんですけど、私はアナログ写真好きでした。
> どれもこれもあの日あの時の瞬間の切り取り。
> それを見て思い出される記憶。しかもnichiさんは結構鮮明に記憶されてますね。
→いやいや、アルバムに残っているので、そこにコメントも入れてあったので、そこから夫婦で記憶を辿っております。でも撮ったつもりでも、アルバムに貼られていない写真はこの世から消え去っています。デジカメのようにデータ保存できないので、、、
> 私の昔の海外旅行の写真は3度の引っ越しでどこかに行ってしまいました。
> デジカメがでてきてからはデータだし。ほとんど残ってません。
→あら、残念。
> 2枚目の帽子被られてるのは奥様でしょうか。
→はいそうです。まだ30代後半の家内ですね。
> レンズもちらりと見える写真があるのでカメラも気になります。
→どの写真でしょうか?
カメラは、私はNIKONのF3かF90+ズームレンズだったと思います。
家内は当時はやった、Nikon APS 一眼レフカメラ PRONEAです。
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