2001/09/01 - 2001/09/10
22位(同エリア323件中)
nichiさん
- nichiさんTOP
- 旅行記1099冊
- クチコミ2089件
- Q&A回答6件
- 1,279,162アクセス
- フォロワー182人
2001年9月、ブリュッセルに単身赴任中の私の所に、クアラルンプール赴任中の家内がやってきました。
私はアムステルダムのシキポール空港まで家内を迎えに行きそこで待ち合わせ。
そこから国際列車でベルギーに入り、アントワープで一泊して街歩きをした後、ゲントにやってきました。
運河の街古都ゲントを夫婦2人で楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
アントワープからゲントまで列車で約1時間です。
-
ゲント中央駅に着!
-
駅からはタクシーで今夜のホテルへ。
IBSホテルです。 -
ホテルでチェックインの手続きを終えて、荷物を預けて徒歩で旧市街散策スタートです。
-
-
これは裁判所。
-
ホテルから徒歩で聖バーフ教会までやってきました。
教会の前には14世紀末から15世紀のフランドル画家であるファンアイク兄弟の銅像がありました。
この兄弟が、現在の油絵技法を発明したと言われています。
このバーフ寺院には、「神秘の子羊」と言うファンアイク兄弟の代表作である祭壇画があります。 -
さあ聖バーフ教会の中に入ってみます。
-
広い聖堂内。
-
12世紀に建造が開始され16世紀完成と言う数世紀をかけて建造された教会です。
-
建設期間が永かった為、ロマネスク様式とゴシック様式の特徴、両方が見れる教会です。
ロマネスク様式は半アーチとか、分厚い壁とか、小さい窓とか、、、質実剛健のイメージですよね?
それに対しゴシックは、大きな窓、巨大で美しいステンドグラス、アーチ状の梁、精巧な彫刻とか、、、 -
マリア様
-
-
ゲントで生まれたカール5世が洗礼を受けた教会としても有名とのこと。
そもそもカール5世がゲントで生まれたことを知りませんでした。
世界史を少しでも勉強したことがある方はよくご存じのカール5世。
ハプスブルグ家全盛期にそのトップとしてヨーロッパを統合させ、アジアまでその影響を及ぼしたカール5世です。 -
-
-
-
これだ!
祭壇の左側にありました。
ファンアイク兄弟作の15世紀フランドル絵画の最高傑作といわれる「神秘の子羊」です。
もっと近くで撮影した写真もあったはずなのですが、見当たらず。
600年ほど前に書かれたと作品です。 -
これは当時観光案内所で頂いたブロッシャーに載っていた「神秘の子羊」の写真です。
-
デルボー作の「心理の説教壇」
これ、見応えありました!
聖バーフ教会をあとにしました。 -
ゲラルド城です。
1245年に建てられた貴族の城です。
近世では、消防署や病院などに使われた後、倉庫になり、この時は 国立図書館になっていました。
英語表記は
The Castle of Gerald the Devil。
ムム?デビル? -
石畳の街中をトラムが走ります。
-
繊維ホールとその鐘楼(左側)
右側の建物は劇場です。 -
鐘楼は、非常時に兵士を招集するために1300年にギルドによって建てられ、15世紀には監視塔の役割を果たした塔です。高さは91m。
手前の建物が繊維ホールで、1425年に完成したホールです。繊維業で栄えた街ゲントですが、織物商人が集まる場所だったようです。
上階では、有力な商人が事務所を構えていたとのことです。
繊維ホールは観光案内所でした。
ココで色々ブロッシャー
を戴きました。 -
これは同じ広場にある劇場。
-
左手前が鐘楼、奥には聖バーフ教会。
-
聖ニコラス教会
-
聖ニコラス教会の中は撮影禁止でした。
-
天井が高い、壮麗なゴシック様式の聖堂でした。
丁度、パイプオルガンの練習中のようで、聖堂内を素敵な音が流れていました。
暫く聖堂で座って、夫婦2人でパイプオルガンの調べを楽しんでいました。
聞いたことが無い、変拍子の前衛的な曲ばかりでしたが、バッハ、モーツァルト、フランク、レーガー、サン・サーンス、などのパイプオルガンの名曲、聴きたかったな~ -
コーレン・マルクト広場までやってきました。
聖ミカエル橋から振り返ると、
左から聖ニコラス教会、鐘楼、聖バーフ教会です。 -
聖ミカエル教会。
15世紀に建てられた教会です。
聖堂内は撮影禁止でした。
アントン・ファン・ダイクの「キリストの磔刑」が祭壇横にありました。 -
ミカエル橋越しに見る聖ミカエル教会です。
元々は高さ134mの鐘楼を造る予定であったようですが、資金不足で造られないまま今に至っているようです。
言われてみれば、なんとなく尖塔が無いことでバランスが悪いですね。 -
レイエ川沿いを夫婦2人で散策。
-
レイエ川沿いには、多くのギルドハウスが建ち並んでいます。
今はレストランになっていたり、可愛いお店になっていたり。。 -
運河にボートが、、、
「乗ってみる?」 -
観光案内所で頂いたブロッシャーの地図を見ながらボート乗り場に向かいます。
-
-
-
何とも絵になる素敵な景色です。
-
-
対岸に見えるのは肉市場です。
15世紀に建てられ、ゲントの食を支えていましたが、この時はレストランになっていました。
中世の雰囲気はこの外観のみのようです。 -
-
ボートクルーズ乗り場に到着。
ブロッシャーにボートツアーの発着時刻が記載されていたのですが、丁度いいタイミングでした。
料金は一人182ベルギーフラン
当時のレートで一人約473円ですね。
約40分のボートツアーのスタートです。 -
5分ほどでボートは出航。
-
ガイドさんが、乗車したお客さんに何語でのガイドがいいか聞いて回っていました。
フランス語、フラマン語、オランダ語、ドイツ語、イタリア語、英語からの選択です。
つまりこのガイドさんは6ケ国語を操るようです。
すごい!
私達は英語を希望。他は判りません。
何組かの乗客がいましたが、フランス語と英語のガイドでした。 -
-
先ほど訪れたミカエル橋の下をくぐります。
-
先ほど訪れたミカエル教会の後ろ側です。
-
旧市街の中をボートは進んでいきます。
この建物、アメリカ芸術家の作品?? -
ガイドさんは、操船もするボートキャプテンでもあります。
-
旧市街の中をボートは進みます。
-
-
-
-
橋の下をくぐります。
-
ココは何?
Rabot Sluice
つまりラボット水門です。
1490年頃に建てられたゲントの古い水門です。
ガイドさんの説明によると、水害から街を守るために造られたとのこと。
後ろ見えるマンションが残念ですね。
ココでボートはUターン。 -
伯爵の城です。
フランドル伯爵となったアルザス家のフィリップが、12 世紀後半に建てたお城です。
元々は居城でしたが、後に監獄として使われ、今では博物館として公開されているとのことでした。
「中世の戦争で使われた武器や、特に拷問の際に使われた道具のコレクションが豊富で好評です。」
とのガイドさんの案内に、私達には無理だな~~と。。。
「お子さん連れのご家族の方々は是非訪れてください。お子様は無料です。」
とのアナウンスに私達は「?」 -
川を堀代わりに使っている頑強な要塞ですね。
-
「グラスレイ」(香草河岸)です。
中世に港として栄えたレイエ川の東側は「グラスレイ」と呼ばれていました。
商業の中心拠点であり、ゴシック様式、バロック様式、フラマン様式・ルネッサンス様式、ロマネスク様式などの様々な重厚な建物が並んでいます。 -
約40分の楽しいボートクルーズはおしまい。
ガイドさんにチップを渡して、夕飯に向かいます。
対岸に見えるこの建物で、「De Grill」と言うレストランです。 -
ブルュッセルの会社の同僚から教えてもらったレストランです。
「ゲント行くならこのレストランお勧めだよ~ 奥様も喜ぶと思うよ~」
と教えてもらいました。
当時、同僚から頂いたレストランカードです。
その同僚は、残念ながら、昨年癌で亡くなりました。 -
19時の予約です。まだ10分ほど早かったですが、入れました。
-
ビールの銘柄が800もあると言うベルギービール。
もう何種類飲んだでしょうか?
私はこの1ケ月で多分20種類ぐらい。
家内は常に違うベルギービールをオーダーしています。 -
ゲントが発祥であるベルギーの伝統料理であるワーテルゾーイです。
鶏肉と野菜が豊富に入ったクリーム煮です。 -
クリケットと共に戴きました。
-
プラプラ夜のゲントを歩き、
-
トラムに乗ってホテルに戻りました。
-
-
翌朝、ホテルでのビュッフェ形式の朝食を終えて、列車ゲントを出発しました。
今度はブルージュに向かいます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
nichiさんの関連旅行記
ゲント(ベルギー) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
69