1997/07/24 - 1997/08/07
9位(同エリア107件中)
Tagucyanさん
- TagucyanさんTOP
- 旅行記644冊
- クチコミ339件
- Q&A回答1件
- 1,326,410アクセス
- フォロワー173人
いつもと大幅に趣旨の異なる、旅行というより、一応海外研修のような形で行った、初ヨーロッパです。
当時、旧文部省の外郭団体だった某協会(現在は存在しない)が主催していた海外青少年派遣で、会社から辞令をもらって「海外出張」扱いでスイスに出かけました。
旅行の後半は、最後のミッションとなる3泊4日のホームステイ。
私のホストファミリーはチューリッヒ郊外に住むSさん一家で、滞在中は車に乗っていろいろなところに連れて行ってくれました。
ホームステイの3日目は、家から50kmくらいのところに国境あるリヒテンシュタインへ。そして、さらにその先のオーストリアに突入です。
距離的にも感覚的にも、我々がとなりの県に遊びに行くような感覚でとなりの国まで行くような感じでした。特にこの時は2つとなりの国でしたからね。
ホームステイのあとは、ルツェルンとチューリッヒのあたりを巡ります。
最後の自由時間には、しっかり趣味に走らせていただきました(笑)
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
【その4】からのつづき
研修旅行の後半は、3泊4日のホームステイ。
私は、チューリッヒの郊外・ホンブレヒティコンという町のホストファミリーSさん一家にお世話になっております。 -
お世話になって3日目は、その家から車で1時間ぐらいのところに国境がある、隣国リヒテンシュタインに来ています。
日本ならとなりの県の観光地に遊びに行くような感覚で、となりの国。 -
リヒテンシュタインは小さい国で、もう少し行くと、さらにとなりの国・オーストリア。
スイスとリヒテンシュタインは税関に関する協定があるので両国間の移動はフリーパスだが、オーストリアへは検問所がある。
ただ実際には、車を運転していた一家のお父さんのフリッツが身分証明書を見せたら、それで同乗者全員パス。一応、パスポートを持って構えてたんですけどねえ(笑) -
オーストリアに入国して、最初の町・フェルトキルヒ。
さっそく散策してみます。
フェルトキルヒは東西方向に長いオーストリアの中でも西の端にある町。
首都のウィーンとはかなり離れている。 -
電話ボックスとマックか何かの看板。
-
町の中心部をブラブラ。
オーストリアの通貨は当時シリングといった。私が持ってるスイスフランは使えないので、お買い物やこのあとの施設見学でホストファミリーSさん持参のシリングを借りるという事態に^^;
ちなみに現在はユーロになっている。でもスイスは現在もスイスフランのままなので、この状況は変わらない。
ここも基本ドイツ語なので、Sさん一家は言葉は普通に通じるようだった。ドイツ語がわからない私は別として。 -
裏通りもブラブラ。
-
三角屋根の建物は、ドムサンクトニコラスという大聖堂。
内部を見学したらしいが、写真を撮ってなかった。 -
町の中にあるシャッテン城というお城から。
メモによれば、この内部も見学したらしい。シャッテン城(郷土博物館) 城・宮殿
-
多分お城にあったと思われる旗。
フェルトキルヒ滞在中のメモがテキトーだったもので、「らしい」とか「思われる」ばかりでスミマセン。 -
滞在時間は2時間ぐらい。しっかり、オーストリアにも滞在しましたよ(笑)
国境の検問所を通って、リヒテンシュタイン経由で家に帰ります。 -
家に戻ってきた。
寝泊まりしていた部屋の窓からの景色。 -
庭の方から見たSさん一家の家。実際には右半分。
一番上の、開いている窓の部屋に寝泊まりしていた。 -
庭には、ラットや2匹のウサギなどが飼われていた。
-
庭園で今日食べる野菜を採っているお母さんのアニータ。
-
庭でお肉を焼くお父さんのフリッツ。
-
今日の夕食。
このあと、庭のテーブルで夕食をとった(その写真がないの)。
外で食事を取っていると、意外と虫が多かった。
ここで、日本からお土産で持ってきた蚊取り線香が大活躍。
みなさん気に入ったようなので、後日また追加で送った。 -
夕食後、まだ明るいので、フリッツと近くのチューリッヒ湖まで歩いて行った。
あとで地図を見たら結構距離があった(片道2kmくらい)のだが、そんなに遠く感じなかったなあ。
フリッツも英語は片言しかできない。こちらも片言。
片言どうしで「英語はむずかしいですねえ」などと会話していたのをよく覚えている。チューリッヒ湖 滝・河川・湖
-
翌日。通算12日目。
今朝でホームステイは終わり。フリッツが運転する車に送られて、チューリッヒ市内の集合場所に集まった。
このSさん一家とは今でも手紙のやりとりがあります。 -
バスの中では、それぞれのホームステイ中の出来事の話で持ちきりでしたねえ(笑)
このあと、バスで1時間ほどのルツェルンに向かい、ルツェルン・ホームステイ組と合流、無事全員集合。
さらにバスに乗って、ティトリス山という山のふもとのエンゲルベルグというところに来た。(写っている黒いバスが移動に使ったバス) -
ここから、ロープウェイに乗ります。
駅構内にて。 -
山頂へは、ロープウェイを3つ乗り継いで行く。
その最初のロープウェイ。
エンゲルベルグの町が見えてますね。 -
2つめのロープウェイ。
かなり山の中に入ってきました。 -
3つめのロープウェイの駅。
乗る前に、施設の見学がある。 -
ロープを引っ張る設備ですね。
-
これはたぶん操縦室。
こういう所を見学するのは、さすが研修旅行。 -
3つめ。丸い形をしていて回転式のロープウェイ。
-
相当高いところまで登ってきた。
-
ロープウェイの終点。山頂駅までやってきた。
この地点で標高3,020m。 -
そのもっと上の地点にて。一面の雪です。
メモによると、気温は7℃だったとのこと。 -
ここで自由時間になった。浮き輪型のソリで遊んでるところ。
このあと、頂上にあったレストランで昼食となった。 -
山から下りてきて、再びルツェルンの街。
またカペル橋にやってきた。4日前にも来た。
前回は雨だったし、ホームステイを控えていたし、気分的にもだいぶ違いましたね(笑)カペル橋 現代・近代建築
-
カペル橋の反対側から。
-
川沿いにある飲食店。
-
本日泊まったホテル。
ガルニ ホテル ドライ ケーニグ ホテル
-
ホテルの部屋の窓から。
見ての通りルツェルンの街の中にあるホテル。
この日の夜もホームステイ中の出来事の話で盛り上がって、かなり夜遅くなった記憶がある。 -
翌朝。通算13日目。
朝、ホテルを出発し、約1時間でチューリッヒの街に着いた。
市役所近くの広場にて。ここでバスを降りて、しばらく周辺を散歩。 -
街の中を流れているリマト川。
チューリッヒ湖から流れててきた川で、最終的にライン川に合流している。 -
市内のパラーデ広場にて。
-
チューリッヒの街を一望できる高台。
今回、バスの運転手さんはずっと同じホアンさんという兄ちゃんだったが、途中でこの人の自宅の前を通った(自分でわざわざアナウンスするんだもん 笑) -
このあと、チューリッヒ湖のクルージングなのだが、時間が余ったらしく、港のすぐ近くのシュタデルホーフェン駅へ。
調べてみたら、チューリッヒ中央駅から、ホームステイしてたホンブレヒティコン方面に向かう路線の最初の駅。 -
線形的に、たぶん郊外方面に向かう電車がやってきた。
乗ってないけど。 -
駅の下は地下街になっていた。
ここで、なぜか仕事用にネクタイを買った記憶がある(笑) -
そして、近くの港からチューリッヒ湖クルージング。
リマト クルーズ (リマト川~チューリッヒ湖) 体験・アクティビティ
-
船内レストランで、景色を見ながら昼食。
その後、船内をブラブラ。 -
湖沿いの景色を眺めていた。
-
下船後、本日のホテルへ。
30分ほど休憩後、再び市電に乗ってお出かけ。 -
途中で市電を乗り換えた。
その街角。どこだかよくわかりません(笑) -
今回の青少年派遣の現地受け入れ団体の事務所。
-
中はふつうにオフィスだった。
-
さて、今日の夜はここの会議室を借りて、みんなのホストファミリーを招待してのその名も「ジャパンナイト」。
到着すると、さっそく会場の設営をする。
これは、この派遣のどのコースでも行っている行事。
出発前の事前研修でも、その内容について議論して、いろいろと準備していた。 -
私のホストファミリー、Sさん一家もやってきた。
-
内容は、まあ簡単に言えば日本文化の紹介をしながらパーティーをしましょうというもの。
これはメンコですね。 -
これはけん玉。
-
これは何をしてるんだっけな。
ちなみに新撰組みたいな格好をしているのは私です(笑)
私が住んでいる地域の英雄といえば土方歳三、ということに一応あやかってます。
この他余興で、一行の中で居合道の心得がある人とトランペットが趣味の人のコラボで、「必殺シリーズ」のテーマをバックに居合の型の披露があった。
あれはホストファミリーの皆さんだけでなく我々にも好評でしたねえ。 -
最後に皆さんで記念撮影・・・ 実はこれは失敗作の写真。
カメラの操作を2回もミスって、コントみたいな状況になって、みんなが大笑いしているところがたまたま写ってた(笑)
このあと、ちゃんとした写真もとりましたので。 -
14日目。いよいよ最後の日です。
泊まっていたホテル。ホテル ツーリ バイ ファスビント ホテル
-
ホテルの前にて。
ここからバスに乗る。 -
チューリッヒ郊外にある、リンツ社というチョコレートの工場にやってきた。
-
中では、まずはフィルムを見て、そのあとチョコレートに関する博物館を見学。お土産にチョコレートをもらった。
-
再びチューリッヒの街の中。ここで最後の自由時間になる。
やってきましたよ、チューリッヒ中央駅(笑)チューリッヒ駅 駅
-
駅前にあるエッシャー像。
-
駅構内の発車案内板。
-
この駅もヨーロッパでは多く見られる、由緒正しい頭端式の駅。
-
スイス国内各地でよく見た電気機関車。
-
プラットホーム。旅情が湧いてきますねえ。
-
お、この列車は・・・
-
ドイツ国鉄のICEがいますねえ。
これも写真では見たことがある列車。ここでお目にかかるとは。 -
駅前の様子。
当たり前のように路面電車が走っている。 -
駅前から延びるバーンホフ通りを歩く。
-
昨日最初に降りたパラーデ広場に着いた。
ここから路面電車に乗ったようだ(メモにあるけど、写真がない)。 -
自分が乗った路面電車の終点が、チューリッヒ・エンゲ駅だった。
(地図で見たら、歩いた距離より路面電車に乗った距離の方が短かった 笑)エンゲ駅 駅
-
チューリッヒ・エンゲ駅はチューリッヒ中央駅から2駅目の駅。
プラットホームに入ってみる。 -
ホームにあったスタンドで何やら買って、ホームで電車を眺めながら昼食。これが、スイス滞在中最後の食事だった。
ただ、何を食べたのかがピンボケで不明(笑) -
では、中央駅までの切符を買いましょう。
-
電車に乗車。
このあたりの近郊電車は、見たところオール2階建てばかりのようだった。 -
2駅だけだったので、5分くらいでチューリッヒ中央駅に着いた。
日本でいう215系みたいな電車ですね。
このあと、駅近くのコープでお土産を買って、自由行動終了。 -
バスに乗って、チューリッヒ・クローテン空港にやってきた。
ここで、道中一緒だった現地ガイド役のMさんとお別れ。
(後日、何回か日本に遊びに来たので、スイスチームで集まって会ったりしました) -
帰りは、オランダのアムステルダム経由になります。
-
ということで、ここから乗るのはJALとの共同運航となっていたKLMの飛行機。
-
いよいよ、約半月滞在していたスイスをあとにします。
-
約1時間ちょっとのフライトで、オランダのアムステルダム空港に着いた。
本当に広い空港で、乗り継ぎ便のゲートに行くまで10分以上歩いた。途中の免税店でいろいろとお買い物。 -
アムステルダムからは、JALの飛行機。
尾翼の鶴のマークを見ると、半分日本に帰ったような気分になりますね。
この型はMD-11ですね。JALに所属していたのはわずか10年くらい。 -
いよいよ離陸です。
-
ヨーロッパ自体からさようならですね。
-
アムステルダムから約11時間のフライトで、成田空港に着いた。
-
一行はここで解散。
記録によると、私は立川行きのリムジンバスに乗って帰ったようです。
今回は研修旅行でしたから、このあとレポートを書いたり、私は記録係だったので行動記録をまとめたり、翌年のスイス派遣団の事前研修に顔を出して前年度の様子を伝えたり、いろいろとやることがありました。
ちなみに翌年のスイスチームの現地ガイド役も、Mさんが務めたそうです。
一行とはこのあとも旅行会に出かけたり、飲み会を開いたりして、お付き合いがありましたね。印象深い15日間でした。
-おわり-
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
1997年7・8月 海外出張扱いで行くスイス
-
《メモリー》1997年7・8月 海外出張扱いで行くスイス【その1】 ベルン・ジュネーブ・モントルー
1997/07/24~
ベルン
-
《メモリー》1997年7・8月 海外出張扱いで行くスイス【その2】 スイス・ゴールデンパスの車窓を楽しむ
1997/07/24~
インターラーケン
-
《メモリー》1997年7・8月 海外出張扱いで行くスイス【その3】 グリンデルワルド付近での5日間
1997/07/24~
グリンデルワルト
-
《メモリー》1997年7・8月 海外出張扱いで行くスイス【その4】 チューリッヒ近郊でのホームステイ(前編)
1997/07/24~
その他の都市
-
《メモリー》1997年7・8月 海外出張扱いで行くスイス【その5】 チューリッヒ近郊でのホームステイ(後編)...
1997/07/24~
その他の都市
この旅行記へのコメント (2)
-
- Akrさん 2020/06/21 18:57:02
- 素敵な研修旅行でしたね。
- Tagucyanさま
こんばんは。Akrでございます。
いよいよ最終回ですか。あっという間でしたね。
TagucyanさまがホームステイされたSさん一家、今でも交流があるなんて素敵じゃないですか。
最後のお世話になったホストファミリーをお迎えしてのパーティー。こういうのはいいですね。自分たちの国、東洋の日本を見てもらうって良い事ですね。そして前日の夕食の場面で登場した「蚊取り線香」なんで持ってんの(笑)という突っ込みはいいとして、こういった日本古来の日用品って意外と外国の方には好評ですよね。使ってもらって高評価だと日本の技術を褒められたようで嬉しくなっちゃいます。
そして、チューリッヒ中央駅。なんと素敵な頭端式ホームじゃないですか!
今回のこの旅行記から2駅もエントリーですよ~(次回にまた)保存しときます。
帰国には、貴重なJALのMD11に乗られたのですね。通称、J-Bird。リアエンジンにもロゴがありました。各機に日本古来の鳥の名前が付いてました。一度、乗りたかったんですがプラモ作って終わりました(笑)このころは、今は無き、大型3発機に強い憧れがあって、トライスターも好きで成田→香港でキャセイに乗れた時は嬉しかった。
いやあ、素敵な旅行記でした。
こんな大作を後出しで持ってくるあたりがすごいなあ。
こうなると次回は何が来るのかなあと気になります(笑)
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2020/06/21 22:12:12
- 今までの中でも印象深かったですね
Akrさま
こんばんは
こんな普通の?海外旅行記にコメントいただきありがとうございます。
最後の方は駆け足でたどってしまいましたが、フィルム写真時代の旅行記ですので、今よりは枚数も多くないこともありましてこんな感じになりました。
このジャパンナイトという企画は、この海外派遣事業ではどこのコースでも行っていたもので、旅行前の事前研修でも、この準備に関する議論に一番時間をかけました。みんな、何か日本らしい格好を、ということで、私は地元の新撰組グッズのお店に行って揃えましたよ(笑) 終わった後そのままホストファミリーにプレゼント。
一家のお母さんのアニータが筆まめでしてね。今でも、少なくとも年末のグリーティングカードは欠かせないです。
蚊取り線香・・・ 手っとり早く、日本のお土産で持っていったものです。いきなり役に立つとは思いませんでした。あの渦巻きの形とか、アジアンチックな匂いとかがお気に入りだったようです。
チューリッヒ駅は、今話題(どこで?)の頭端式ホームでしたね。もっと全体が分かる写真があればよかったですけど。
最後に乗った飛行機は、当時のメモにもMD-11と書いてありました。今思うと貴重な飛行機に乗っていたものです。尾翼のところにもエンジンがある独特な形。
エンジンが3基ある飛行機、トライスターは乗ったことないですが、なんとツポレフに乗ったことがありましてね(笑) おいおい、アップできればと思うのですが。
まだ国内旅行再開できてないので、次回もメモリーシリーズ続きます。
そろそろ、リハビリ兼ねてソロ〜リと何かしたいなあとは思っているのですが。
---
Tagucyan
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
ガルニ ホテル ドライ ケーニグ
3.16 -
ホテル ツーリ バイ ファスビント
3.24
この旅行で行ったスポット
もっと見る
その他の都市(オーストリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
その他の都市(オーストリア) の人気ホテル
オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安
478円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 1997年7・8月 海外出張扱いで行くスイス
2
87