青春18きっぷ新潟紀行・その8.普通列車を乗り継いで横浜へ帰還。

2020/03/13 - 2020/03/13

第156部-690冊目　8/8

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

青春18きっぷ‥
さて、次はどこへ行こうか検討していたところ、新潟へ行って新潟市内・佐渡ヶ島・咲花温泉に泊まる3泊4日のコースを組みました。

本編は、青春18きっぷを使って、新潟県の咲花から普通列車を乗り継いで横浜へ帰ります。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙画像、この日で引退！最後の走りを見せる磐越西線のキハ47ディーゼルカー。

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令和2年3月10日～13日 3泊4日

3月13日(金) 第4日目 晴れ
①快速あがの 3222D.会津若松行
咲花.9:06→会津若松.10:46
▼
②快速3236M.郡山行
会津若松.11:08→郡山.12:12
▼
③普通2142M.新白河行
郡山.12:50→新白河.13:31
▼
④普通4140D.黒磯行
新白河.13:56→黒磯.14:19
▼
⑤普通656M.宇都宮行
黒磯.14:24→宇都宮.15:16
▼
⑥快速4533Y.逗子行
宇都宮.15:34→新川崎.17:41

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JR東日本‥3,410円
三万石郡山おみやげ館‥740円
郡山駅弁あさか‥1,000円

エリア 咲花・三川・阿賀野川周辺(新潟)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

6:15
おはようございます。
旅の4日目最終日の朝を迎えました。

ゆらりゆら　水鳥の宿　さきはな 宿・ホテル

6:20
昨日、撮影に失敗した、古いディーゼルカー(キハ40/47形)を撮影しようと線路脇にやって来ました。

磐越西線(新津-会津若松)では、キハ40/47形・キハ110形・キハE120系・GV-E400系が運用されているので、どれが来るかわかりません。

あっ！
来ましたよ。

普通224D.会津若松行です。
昨日、撮影に失敗した本命のキハ47形だ。
磐越西線のキハ47形は、本日も持って引退します。
明日からは、もう来ないのです。

私のカメラには、連写機能がないので、一発勝負です。
これが最後の撮影チャンス。
カメラを構えて‥

6:33
カシャ。
昨日のような失敗はしたくないので、少し早いですが、シャッターを押しました。
この画像をトリミングして‥

はい、こんな感じになりました。

『 磐越西線を力走する最後のキハ47 』

私の撮影技術では、こんなものでしょう。

グオォォー
カミンズ製DMF14HZ ディーゼルエンジンを唸らせながら、列車は通過していきました。

昭和の国鉄時代から活躍してきたキハ47形‥
長い間、お疲れ様でした。
ありがとう。
さようなら‥

「阿賀野川頭首工」
阿賀野川は、その左右岸に広がる穀倉地帯（阿賀野市・新発田市・新潟市・五泉市）の主要な農業用水源でしたが、度重なる河床低下により農業用水の取水が極めて困難な状況となっていました。
　これを回復させるため、昭和38年4月から国営阿賀野川頭首工工事が着手され、併行して左右岸幹線用水路も造られ、昭和42年4月から一部取水を開始しました。

昭和48年からは農業用水だけでなく工業、水道用水関係も加わり共同工事として施行され、昭和59年3月に全工事が完了し、農業・工業・水道用水を安定的に取水できるようになりました。
阿賀野川頭首工は、新潟県が管理しています。

※ウキから文章を抜粋しています。

阿賀野川頭首工から下流を眺めます。

ゴオォォー
頭首工を越えた水流は轟音をたてて流れていきます。

「ゆらりゆら 水鳥の宿 さきはな」
宿泊している宿を川側から見たところです。

ゆらりゆら　水鳥の宿　さきはな 宿・ホテル

列車が来る時間なので、再び線路脇へ‥

あっ！
列車がこっちに向かって来ていますね。
ライトの位置からして、本命のキハ40/47形ではなさそうです。

7:28
グオォォー
新潟鐵工(現IHI)製DMF13HZAディーゼルエンジンを唸らせて来たのは、キハ110形です。
普通221D.新潟行ですね。

ガタンゴドンカタン‥

おぉ～！
堂々たる4両編成だ。

あっ！
またまた、列車が来ましたよ。

ややっ！
次の列車は‥

7:34
老朽化したキハ40/47形気動車の置き換えを目的に新造された、最新鋭気動車GV-E400系気動車ですよ。
普通2226D.津川行ですね。

GV-E400系は、ディーゼルエンジンの動力で発電した電力でモーターを駆動して走行しています。
形式の頭はGVとなり、キハとは言わなくなりました。
これも、時代の流れですね。

グオォー
～と、一応ディーゼルエンジンの音はしますが、静かな走りです。

キハ40形からバトンを受け継いで、明日から主役になります。

7:37
朝の散歩と撮影を終えて、宿に戻りました。

ゆらりゆら　水鳥の宿　さきはな 宿・ホテル

朝の温泉‥
いい湯だな♪

8:08
朝食を頂きましょう。

自家製味噌で漬けたサーモン。
純国産鶏'ゴトウさくら'から産まれた玉子の温泉卵。
ヤスダヨーグルトなどなど‥
地元素材を使った体にやさしい献立です。

①さくら玉子の温泉玉子
②きんぴらごぼう
③蕗と筍の煮物
④サーモンの自家製味噌漬け焼き・昆布佃煮
⑤まぐろフレーク
⑥漬物
⑦湯豆腐
⑧生野菜サラダ
⑨味付海苔
⑩遠赤外焙煎コシヒカリの米飯
⑪味噌汁
⑫ヤスダヨーグルト
⑬オレンジ果実

8:52
いやぁ、いい宿でしたね。
チェックアウトしました。
送迎車で、咲花駅へ送って頂きましょう。

8:56
宿から送迎車で3分。
咲花駅に着くと‥

咲花駅 駅

おぉぉー！
朝の撮影で最後と思っていたキハ47形が停まっていますよ。

なんたる、サプライズ！←(たまたま出会っただけなんだけど)

本日で引退のキハ47形。
ピイィィピッ。
車掌様が笛を吹いて、ドアが閉まりました。

グォン.グオオォォォー
カミンズ製DMF14HZ ディーゼルエンジンを唸らせながら、発車します。

このエンジン音が聞けるものも、これが最後。
カシャカシャカシャ！
撮影しまくる筆者。

グオォォー
ガッタン.ゴットン.ガッタン.ゴットン‥

敬礼！
長い間、お疲れ様でした。
さようならぁ～

あぁ～
行ってしまったよ。

当たり前のように乗ってきた気動車だったけど、これで終わりとなると寂しいね。

では、帰りましょう。
ここで、青春18きっぷの登場です。

9:05
私が乗る列車が来ました。
快速あがの号、この列車はキハ110形です。
では、乗りましょう。

①快速あがの 3222D.会津若松行
咲花.9:06→会津若松.10:46
[乗]JR東日本:キハ112-202

グオォォー
列車は、阿賀野川を眺めながら、新潟鐵工(現IHI)製DMF13HZAディーゼルエンジンを唸らせて磐越西線を快走します。

阿賀野川は、栃木/福島県境に位置する荒海山を水源とした、大川(阿賀川)"水系と、尾瀬ヶ原を水源とした只見川水系が合流し、福島/新潟県境で阿賀野川と名を変え、新潟市で日本海に注ぐ一級河川です。
日本で第10位の長さを誇ります。

磐越西線.三川→津川を走行中。

ゆったりとした流れが続きます。

磐越西線.日出谷→豊実を走行中。

おっ！
ここは、流れが細くて流れが早そうですね。

あっ！
また、流れが緩やかになった。
見ていて飽きないなぁ～

磐越西線の車窓を堪能する筆者。

磐越西線.豊実→徳沢を走行中。

間もなく、新潟/福島県境となります。
あの橋の右奥の対岸は福島県です。

磐越西線.徳沢→上野尻を走行中。

重力式コンクリートダムの'上野尻ダム'が見えます。
'東北電力のダムで、昭和33年8月に運用開始された上野尻発電所'が併設されています。

磐越西線.山都→喜多方を走行中。

米国アメリカンブリッジ社が製作、明治41年に架橋された「一ノ戸川橋梁」全長445m・高さ24ｍを渡っています。

上越線の清水トンネル開通以前、磐越西線は東京と新潟方面を結ぶ重要な交通路であり、一ノ戸川橋梁は当時､「東洋一の規模」の鉄橋と言われました。
100年以上前の工事は困難を極め、完成時には工事関係者だけでなく地元住民も涙を流して喜んだそうです。　　　　　　　　　　　

一ノ戸川橋梁 名所・史跡

列車は勾配を下って、会津盆地に入ります。

10:28
咲花から1時間22分。
喜多方に停車。

あっちにキハ40形が停車中。
今日で引退。
お疲れ様でした。

喜多方駅 駅

会津若松駅構内にある扇形機関庫。
かつて、蒸気機関車を格納していた機関庫にキハ40形が格納されています。
キハ40形の運用が終わると、どうなるのかな‥

10:45
咲花から1時間40分。
会津若松に到着しました。

会津若松駅 駅

跨線橋からキハ110形をカシャ。
なんか、同業者の動きが慌ただしいので、反対側を見てみると‥

あっ！
あれは‥

おぉぉー！
只見線のキハ40形ですよ。
会津川口発、只見線普通426Dが会津若松駅に入線するところです。
只見線のキハ40形も今日が最後となり、明日からキハE120系にバドンを託します。

2度目のサプライズ、JR東日本さんやりますな。←(たまたまだろ)

泣いても笑っても、これが最後だ。

カシャカシャカシャ！
無心になってシャッターを押す筆者。

ちなみに只見線のキハ40形は、千葉県の小湊鐡道に譲渡されました。
JR東日本で、国鉄形のキハ40／47／48形が活躍するのは、明日2020年3月14日から秋田/青森県の男鹿線・五能線・奥羽本線・津軽線だけとなります。

磐越西線で活躍する電車も、719系からE721系に変わりました。
この列車に乗りましょう。

②快速3236M.郡山行
会津若松.11:08→郡山.12:12
[乗]JR東日本:クハE720-15

猪苗代湖を水源とする日橋川を渡ります。
この川は、会津盆地で大川(阿賀川)と合流する阿賀野川水系の一級河川です。

磐越西線.翁島→猪苗代の車窓風景。
会津磐梯山の優美が一望です。

12:15
会津若松から1時間4分。
郡山に着きました。

咲花駅は無人駅だったので、郡山で青春18きっぷ4回目の入鋏をして頂きました。

駅ビル内にある郡山おみやげ館に入り、郡山銘菓を販売する「三万石」に寄りましょう。
ここで、ままどおるとクリームボックスを購入。

三万石 郡山駅おみやげ館店 グルメ・レストラン

お腹すきましたね。
こちらで、駅弁を買っていきましょう。

郡山駅弁 グルメ・レストラン

12:26
鈍行列車の旅はまだまだ続きます。
さて、次に乗るのは‥

郡山駅 駅

出ました！
東北鈍行のエース.701系です。
オールロングシートの旅情もへったくりもない電車なんですが、この電車に乗らないと東北鈍行旅しているをしている気分にならなくなりました。

③普通2142M.新白河行
郡山.12:50→新白河.13:31
[乗]JR東日本:クハ700-1513

13:44
郡山から41分。
新白河に到着。

以前は黒磯まで直通だったのですが、東北本線の電化設備改良によって、新白河で乗り換えと余儀なくしなくてはならなくなりました。

おっ！
キハ110形が停まっていますよ。

新白河駅 駅

東北本線.新白河-黒磯は、平成29年10月14日から日中帯キハ110形と言うディーゼルカーで運転されてきました。
しかし、明日2020年3月14日ダイヤ改正からE531系電車に統一されることになり、このディーゼルカーが新白河-黒磯で活躍するのは、本日3月13日をもって最後となります。
では、この区間最後のキハに乗りましょう。

④普通4140D.黒磯行
新白河.13:56→黒磯.14:19
[乗]JR東日本:キハ111-104

14:02
福島/栃木県境の黒川を渡り、東北地方から関東地方に入ります。
川の右側が栃木県です。

14:19
新白河から23分。
あっと言う間に黒磯に到着。

乗換時間が少ないのと、さよなら撮影は先日3月7日に済ませてあるので、ここは次の列車へ急ぎましょう。

黒磯駅 駅

さて、次に乗るのは205系Y11編成です。
埼京/川越線で活躍した電車が、宇都宮-黒磯用に転用されました。

⑤普通656M.宇都宮行
黒磯.14:24→宇都宮.15:16
[乗]JR東日本:クハ204-611

15:19
黒磯から52分。
宇都宮に着きました。

宇都宮駅 駅

宇都宮からは、湘南新宿ラインの快速列車で一気に132.8kmを移動して新川崎へ向かいましょう。

⑥快速4533Y.逗子行
宇都宮.15:34→新川崎.17:41
[乗]JR東日本:サロE231-1010

宇都宮→新川崎は乗車時間2時間7分。
私の個人規定で、グリーン車の予算がおります。
奮発してグリーン車に乗りますよ。

￥普通列車グリーン券(平日前払) 1,000円

いつもの1階席に座りましょう。
私は、揺れが少ない1階席派なんです。

福豆屋の「海苔のりべん」です。

郡山の老舗仕出し料理屋さんの福豆屋調整の駅弁です。
なんでもこの弁当は某番組で紹介され、一時は入手困難な幻の弁当らしかったですが、最近は落ち着いてきたみたいですね。

海苔のりべん‥1,000円

蓋を開けると‥
みちのく寒流のりの香りが漂ってきましたよ。
これが、美味いんです。
では、頂きましょう。

[海苔のりべん]
みちのく寒流海苔
おかか
梅干し
昆布佃煮
あさか舞コシヒカリの米飯
焼き鮭
玉子焼き
えびいもとにんじんの煮物
ごんぼ炒り(きんぴらごぼう)
焼き蒲鉾
紅かぶ漬け

続いて、おやつの時間です。
郡山の三万石で購入した銘菓.ままどおるとクリームボックスを頂きましょう。

ままどおる(5個入)‥584円
クリームボックス‥216円
SG炭焼珈琲‥39円

グリーン車で寛ぐ筆者。

普通車は1両162名も乗れるんだ。
観光バス4台ぶんですね。

へぇー

16:40
宇都宮から1時間6分。
大宮に停車。

大宮駅 駅

旅の終わりが近づいてきました。
東海道新幹線にぶち抜かれながら、多摩川を渡ります。

17:41
咲花から8時間35分。
新川崎に到着です。

青春18きっぷ4回目の実績は‥
咲花→新川崎(横浜市内) 401.8km/6,930円
合計6,930円のところ、2,420円で移動できました。

以上をもちまして、｢青春18きっぷ新潟紀行｣は終了です。
旅の総支出は、42,631円でした。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次回から「岡山HATO国際平和親善会議(オフ会)の旅」です。

- 完 -

新川崎駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• エヌエヌさん 2020/09/05 19:13:46

  引退

  オーヤシクタンさま
  
  慣れ親しんだ国鉄型がどんどん無くなり寂しいです。
  でも凄いですね。最終運航日に現地にいらっしゃるとは(#^.^#)
  
  咲花駅での下から見上げるキハ47最高でしたよ。
  それで終わりかと思えば只見線のキハ40にも遭遇するとは・・・
  
  一昨日、伊豆長岡⇒東京を踊り子号でお別れ乗車（混まないうちに）
  しようと思ったのですが、用事が出来て持越しとなりました。

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/09/05 20:05:01

  Re: 引退

  エヌエヌ様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  母の実家が会津若松だったので、磐越西線と只見線のキハには本当によくお世話になりました。
  昔は、急行型キハ58とか一般型のキハ56、準急型のキハ55とかが走っていて、キハ40/47は新しい車両でした。
  そして、当たり前のように走っていたキハ40/47も終焉を迎えることになりましたね。
  
  先日、裏磐梯に行った時、カツ丼を食べるつもりで塩川に向かう時、たまたまキハの乗り納めをしたのですが、今回の旅でも磐越西線に乗ることになり、キハに乗ることはできませんでしたが、咲花駅と会津若松駅でキハに遭遇できたのはラッキーだったと思います。
  
  踊り子に185系‥
  来年春が最後になりそうです。
  幾度か乗っていますが、もう乗れないと思うと、乗っておかなくては‥
  と思います。
  コメントを頂きまして、ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。