和歌山の世界遺産を歩きたいと息子が言うので　その2はすさみ温泉と熊野古道大辺路

2020/06/02 - 2020/06/03

息子と5泊6日の和歌山の旅。
熊野古道を歩いて、温泉に入りました。
ちょっとフライングなので、移動は車で手洗いとマスクは欠かさずに。

その2は、熊野古道大辺路歩きと新宮とすさみ間の観光です。

エリア すさみ・日置川(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

湯の峰温泉からすさみへ向かいます。
串本町のトルコ記念館に立ち寄りたかったので、遠回りだけど新宮経由で。

「道の駅　瀞峡街道熊野川」にあった、紀伊半島大水害の慰霊碑。
9年前の台風で亡くなった人の名前が刻まれていました。

道の駅 瀞峡街道熊野川 道の駅

「道の駅　なち」には、地元のお母さんが作った梅干しが山積み！
そして安い！
大量の梅干を見ると、和歌山県を実感。

道の駅 なち 道の駅

「道の駅　たいじ」のソフトクリームには、さっき見た那智黒味がない。
仕方がないから、紀州備長炭コーヒー味380円を購入。
その後、那智黒味は探しても見つからず・・食べたかったなぁ。

道の駅 たいじ 道の駅

太地町はクジラの町。
給食で食べた世代の私には懐かしいクジラ肉だけでなく、マグロやイルカも。
イルカってどんな味なんだろ？

道の駅 たいじ 道の駅

さらに南下して「道の駅　くしもと橋杭岩」へ。
駐車場から見える橋杭岩は、マグマの上昇と波による浸食でできたそう。

橋杭観光センター グルメ・レストラン

ここにあったのは、クジラ・マグロ・カツオ・みかんジュース・そして那智黒飴。
そうそう、来る途中に那智黒飴の工場見学があるのをみつけたけど、時間がなくて行けなかったのが悔やまれる！

橋杭観光センター グルメ・レストラン

寄り道が多くて、トルコ記念館に行く時間もなくなっちゃったー

串本周辺の観光は翌日にして、急いでこの日のホテル「サンセットすさみ」へ。

海辺を散策できる温泉宿 サンセットすさみ 宿・ホテル

海に面した7.5畳の和室は、リノベしたようできれい。
冷蔵庫・空気清浄機・金庫・蚊取り器・ポット・wi-fi完備で不便なし。

海辺を散策できる温泉宿 サンセットすさみ 宿・ホテル

バス・トイレは共同で、洗面所は縁側にありました。

到着が遅れて、ホテル周辺の散策ができなかったのが残念。

海辺を散策できる温泉宿 サンセットすさみ 宿・ホテル

それでも、夕食前に熊野古道歩きの汗を流さなきゃ。
大浴場は露天風呂がないものの、ぬるぬるした温泉が気持ちいい。
なんと、シャワーのお湯も温泉！

海辺を散策できる温泉宿 サンセットすさみ 宿・ホテル

「50才以上限定の3種の地酒飲み比べ」という宿泊プランだったので、まず冷酒からスタート。
と言っても、私は飲めないので息子が2人分をグビグビ。

海辺を散策できる温泉宿 サンセットすさみ 宿・ホテル

お品書きとスタッフの丁寧な説明付きの「紀州御膳」。
冷水に備長炭が入っているのが、和歌山らしい。
すさみ名物のイノブタは、歯ごたえがあってクセがなく脂がのって美味。
刺身は地元の漁港にあがった、タイ・ブリ・生しらす。

海辺を散策できる温泉宿 サンセットすさみ 宿・ホテル

天ぷらと一緒に来た黒い塊は、備長炭コロッケ！

地元の食材にこだわった料理はとてもおいしく、スタッフも感じよくて楽しい夕食でした。

海辺を散策できる温泉宿 サンセットすさみ 宿・ホテル

3日め。

すさみで作った干物やすさみの鰹節たっぷりの鰹節コロッケ・みかんどりの鍋と、朝食も地元づくし。

海辺を散策できる温泉宿 サンセットすさみ 宿・ホテル

部屋から見える、すさみ海水浴場。

フロントで長井坂への行き方を尋ねると、言葉では説明しにくいからとスタッフが熊野古道大辺路の入り口まで先導してくれることに！

すさみ海水浴場 ビーチ

スタッフの車の後ろについて、42号線を串本方面へ。
この看板を左に行くと、線路沿いの細い道があります。

線路沿いの道から、同じくらい細い山道へ。
新車をこすらないように、ひやひやしながら運転する息子。

熊野古道入口近くの空き地に駐車して、スタッフにお礼を言ってお見送り。
ホント、助かりました！

タオの峠は入口から580mで、長井坂は民家がある集落を越えた先。

熊野古道 名所・史跡

いきなりの山道だけど、高低差は少なく笑顔で歩けるレベル。
ただ前日の疲れが残っているから、この日の古道歩きは短めに。

熊野古道 名所・史跡

一里塚松跡まで来たけど、タオの峠はどこだったんだろ？？
上り坂から下り坂になったところが峠だよね。
表示に気づかなかったのかな？

熊野古道 名所・史跡

山を抜けたら、民家が見えて来きました。
ここからしばらくは、舗装された道なので歩きやすい。

熊野古道 名所・史跡

と、油断しているとヘビ発見！
ぎゃっ！！という声に、ヘビのほうが逃げて行ったからよかったー
カニも見たけど、海は遠いからサワガニ？

熊野古道 名所・史跡

静かな集落には、廃墟らしき家がぽつぽつ。
その先にあったのは小さな神社。
和深川王子神社も廃墟のような・・いやいや、由緒ある神社だそう。

和深川王子神社 寺・神社・教会

右には線路があって、たまーに電車が通ります。
あれは特急くろしおかな？

熊野古道 名所・史跡

なんだかいい匂いがしない？・・梅林があるから梅の実！？
農家の人たちが収穫した梅の実を選別している様子が見られました。

熊野古道 名所・史跡

長井坂の西登り口に到着。
世界遺産だから5km全部歩きたいところだけど、車に戻ることを考えると往復はできないな。

長井坂 名所・史跡

「まあ～すわらんか」「そうやな」と書かれたベンチ。
座って休憩したいのに、ボロボロで座ったら崩れそう。

長井坂 名所・史跡

長井坂は終点まで歩けばJRみろず駅に行けるから、ホテルに車を置いてすさみ駅から片道は電車を利用するって手もあったなあ・・時間がかかるけど。

長い坂という名前通り、ずっとこんな坂道が続きます。

長井坂 名所・史跡

上り続けて25分、やっと平坦な場所に。
もう少し行けば海が見えるはずなんだけどなー
でも出発から1時間20分、同じ道を戻らなきゃいけないんでこの辺りが限界。

長井坂 名所・史跡

復路は1時間10分。
奥に見えるのが息子の車。

車内で水分補給して、前日の観光の続きにGO♪

熊野古道 名所・史跡

国道42号を串本方面へ。

高速ができて利用者が激減してしまった「道の駅　イノブータンランドすさみ」。
イノブータン城や物販はなくなり、トイレと休憩所・移住情報施設だけになっていました。

道の駅 イノブータンランドすさみ 道の駅

恋人岬では、夫婦波という不思議な現象が見られます。
波が左右から来て中央で出会うから、夫婦波なんだって。

恋人岬と婦夫波 自然・景勝地

レトロな案内看板の「日本童謡の園」は、童謡を集大成した公園だそう。
無料だし、海が見えて景色がよさそうだからと入園。

日本童謡の園 公園・植物園

スイッチを押したりセンサーが反応したりすると、聞こえてくるのは懐かしい童謡。
ついつい大声で一緒に歌っても、誰もいないから大丈夫♪

日本童謡の園 公園・植物園

童謡の散歩道を進むと、展望台があって太平洋を一望。

おっ！　左に陸続きの島がある！

日本童謡の園 公園・植物園

海岸に下りて、歩いて島へ渡ってみます。
島の入口に鳥居があるのは、島の中央に春日神社があって島全体が神の領域だから。

江須崎 自然・景勝地

無人島の江須崎島は亜熱帯植物が繁茂していて、江須崎暖地性植物群落として国の天然記念物に指定されているそう。
江須崎島自然歩道はジャングルみたい。

江須崎 自然・景勝地

春日神社の本殿。
ここだけ時間が止まっているかのような、何とも言えない雰囲気。
暗くなったら怖くて絶対行けない！

春日神社 (江住) 寺・神社・教会

江須崎島を出たらさらに串本方面に進んで、すさみ南IC近くの「道の駅　すさみ」へ。
店内にいたのは、イノブタの大王と王妃。

道の駅すさみ 道の駅

すさみ町は広かった～
ようやく串本町に入ります。

潮岬灯台の入場料は300円で、駐車場代も同額。

潮岬灯台 名所・史跡

潮岬灯台資料展示室の見学後に急な階段を上がって太平洋を眺めたけど、日本童謡の園の展望台から見たのと同じ・・って当たり前。

それよりこの階段、サンピエトロ大聖堂のクーポラを思い出す狭さ＆角度！

潮岬灯台 名所・史跡

潮岬観光タワーのレストランでの遅い昼食は、和歌山ラーメン680円と和歌山のみかんジュース260円。
団体用のレストランのようで店内がめちゃ広いのに、今は外国人も日本人のバスツアーも来ないからガラガラ・・

潮岬観光タワー 名所・史跡

タワーに上がるのは有料だけど、1階のエルトゥールル館は入場無料。
5年前に公開された映画「海難1890」の撮影で使用されたエルトゥールル号が、展示してあります。

潮岬観光タワー 名所・史跡

潮岬は、本州最南端。
ここから見る景色も、展望台・灯台と同じ太平洋。

潮岬 自然・景勝地

さらに車を走らせ、くしもと大橋を渡って紀伊大島へ。
トルコ記念館は、紀伊大島のいちばん奥！

くしもと大橋 名所・史跡

熊野灘で遭難したエルトゥールル号の乗務員の救難活動をしたのが、串本町大島の住民。
その友好を記念してできた、トルコ記念館の入館料は500円。

トルコ記念館 美術館・博物館

遭難の経緯の説明や、海に沈んだエルトゥールル号の遺品の展示が見られます。
映画「海難1890」の撮影の様子のビデオは迫力がある！

トルコ記念館 美術館・博物館

海難事故から95年後のイラン・イラク戦争中、テヘランから日本人を飛行機に乗せて救ったのがトルコで、これがエルトゥールル号の恩返し。
今でもトルコと日本は仲良し♪

トルコ記念館 美術館・博物館

記念館の屋上展望台から見える、エルトゥールル号の遭難場所。
今日は静かで穏やかな海なのにと思いながら、息子と手を合わせました。

トルコ記念館 美術館・博物館

記念館から灯台に向かって歩くと、左にあるのはトルコアイスや民芸品の店。
絨毯の店もあったけど、こんなところで絨毯買う人いるのかな？

右に見えてきたのが、トルコ軍艦遭難慰霊碑。

トルコ軍艦遭難慰霊碑 名所・史跡

日本最初の石造灯台の樫野埼灯台。
中には入れず外階段から上がったら、この日飽きるほど見た太平洋を再々々確認。

すさみ・串本観光を終えて、白浜温泉に向かいます。

樫野埼灯台 名所・史跡