2018年トルコツアー９日間。あれ、水がないよパムッカレ③

2018/09/06 - 2018/09/14

パムッカレは前にテレビで見たことがあった。真っ白な石灰棚にブルーの水が満ちている別世界のようなところ。トルコに行ったら、絶対行ってみたかった。それが、なんと水があまり溜まっていない。茶色くなっている。
現在は温泉水が枯渇し、以前のようなブルーの水を湛えていず、美しい姿が見られなくなってきた。がっかり遺産ともいわれている。


パムッカレ　　石灰棚、ヒエラポリスの遺跡
アフロディアス観光　（パムッカレ→アフロディアスへ70㎞約1時間半）
コンヤへ　　　（アフロディアス→コンヤ450㎞約5時間30分）　　　　　　

エリア パムッカレ(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

モーニングコール5：30　今日も早い。ゆっくり寝ていたいなあ。
6：00　朝食バイキング

ドガ サーマル ヘルス&スパ ホテル

朝が早いとあまりお腹が空かない。
果物中心に食べます。

7:00ホテルを出発　
パムッカレに向かいます。

バスの外を見ると、気球が飛んでいます。

約1時間ぐらいで、バスを降ります。
ここはパムッカレに行く途中。景色がいいらしい。

本当に素晴らしい景色。
白いのは雪ではなく、石灰石。

鴨がたくさん。美しい風景。本当に雪のよう。

石灰を含む地下水が地熱で温められ、温泉となり地上に出たときに、石灰分が付着して残り白くなったそうです。

青い温泉水が満ちている場所。
パムッカレはこんな風景が広がっているのか。期待値大。

少しバスに乗り、上り坂を行くと見えてきた。
ホテルから１時間ぐらいで到着。

ヒエラポリス遺跡が広がっている。石灰棚の最上部にある都市遺跡です。
紀元前2世ぐらいに始まり、温泉の街として栄えていったそうです。
ローマ時代に大浴場も建設されましたが、14世紀には、トルコ人の侵略や地震などで衰退していった。

パムッカレ ヒエラポリス 史跡・遺跡

遺跡が無造作に倒れている。

水道設備があったようです。

見えてきました。パムッカレ。綿の城砦と呼ばれているパムッカレ。
世界中で行ったみたかった場所の１つ。

石灰棚の近くに来てみました。あれ？水がない。
もう少し行けば、あのきれいな光景に出会えるのか。

石灰棚 自然･景勝地

水がない！ぜんぜんない。枯れている。
ブルーのきれいな水が満ちていない。

茶色なっている。思い描いていた場所とは、かけ離れている。

先を行くと少し水が溜まっている場所がありました。

茶色い部分があり、思っていたほどきれいじゃない。

ガイドさんの説明が始まりました。
この場所はかなり広いです。
この後自由行動。

先に歩いて行ってみます。まるで雪のようです。

炭酸塩と石灰を含んだ35℃の湯が、平地に流れ落ちる間に冷却され炭酸カルシウムが残る。これが長い年月をかけて沈積し、100以上の石灰棚ができたそうです。

今はだんだん温泉水が枯渇し、茶色くなっているという。
現在は、水量を調節するため、茶色くなった場所に、４か所、温泉水を流しているそうですが、日によって流している場所が違うそうです。

この辺りは茶色くなり、温泉水が枯渇している。

今はがっかり遺産といわれているそうですが、こんな姿を見ると、本当にがっかりです。
温泉水が流れないと茶色くなっていくそうです。

あの美しい絶景はいつまで見られたんだろう。

こんなになったのは、大地震で温泉の水脈が変わったとか、開発が進んで温泉水が出なくなってきたとか、ホテルが温泉水を引いたため、水が枯れてきてしまったとか…。

一部分、温泉水が溜まっているところもあります。

パラグライダーが飛んでいます。気持ちよさそう。
上空から見るのもきれいに見えるかも知れないですね。

裸足になって入ってみました。
温泉といっても温かくなく、少し冷たいです。
下はごつごつしていて、ツルツルしているところもあり、滑りそうで怖い。

奥まで進んでみました。
滑らないようにそ～っと。
ここは浅い。

まわりには石灰棚。
あそこにも水はない。

そろそろ時間です。
温泉プール前に集合です。

パムッカレ温泉 温泉

ここは、プールの中に遺跡があります。すごい～。
でもだれも泳いでいません。

みんな集まったので、バスに向かいます。
途中には、発掘された大きな壺がたくさん並んでいます。

ヒエラポリス遺跡
歩いているとまた、遺跡が見られました。

ローマ帝国時代に栄えたこの町は、多い時では、8万～10万の人が住んでいた。
皮膚病などに効く温泉療法を取り入れた病院などがあったそうだ、

積み上げられた遺跡。

パムッカレ→アフロディアスへ　70㎞約１時間半

アフロディアス遺跡に到着。
バスから一旦おり、これに乗り込みます。
人数が多いので２台で出発。

アフロディスィアス遺跡 史跡・遺跡

トラクターのような乗り物。

これで入口近くまで行きます。
アフロディアスは２０１７年に新規世界遺産に登録され、まだ新しいです。
紀元前2世紀から6世紀まで栄えた都市です。

アフロディシアスは、古代ギリシャ・ローマ時代の最も壮大な古代都市の１つで、世界で最も保存状態よいとされている古代競技所などがあります。

入口からはいると、最初に目にするのはたくさんの石棺。

細かいレリーフ。

すごい数のレリーフ。すべて顔。よく見るとみんな表情が違う。
中には自分の顔に似ているものがあるかも、とガイドさんが言っていた。

この町は、大理石の採石場があり、そのため腕のいい彫刻家も多く、彫刻の町として栄えました。彫刻の学校もあったという。

セバスティオン。皇帝のための神殿という意味。
３階建ての建物で、１階部分の柱はきれいに残っています。

２階と３階にはきれいにレリーフが残っている。
３階建ての上部には200もの大理石のレリーフが埋め込まれていたという。

リアルな顔

すごい数の遺跡が散々に散らばっている状態。

修復費用がないため、手つかずです。

きれいに残っているレリーフなども野ざらしに積み上げられている。

音楽堂

紀元前１世紀に造られ、収容人数は１万人。
大理石でできた壁なども残っていて、とてもきれいの状態で保存されている。

前方に行って見ると遺跡の状態がわかります。

下に降りてみます。

ここには大きなプールがあったという。
まわりにはアゴラ（市場)が並んでいた。

市場があった場所と大プール跡

大浴場

みんなで昔の人の気分になってお風呂の縁に腰かけた。。
いい気分～。

アフロディアス神殿跡が奥に見えます

神殿の柱

アフロディアス神殿

競技場
長さ262ｍ、幅59ｍあるとても大きな競技場で、３万人も収容することだできるそうです。

すごく大きい。カメラに収まり切れません。圧巻です。

下に降りると、草が生えてました。

ここからいろんな猛獣などがでて来たのでしょうか。

アフロディーテ神殿

ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテが祀られていました。

アップで撮ると、細かい彫刻がきれいに残っています。

テトラピオン

きれいな状態で状態で残っている。儀式などに使われていたそうだ。

帰るときには博物館を見て、バスに向かいます。
中には発掘された彫刻、像、石棺など展示してあります。

彫刻の細かさが圧巻です。

ずらりと並んでいる大理石のレリーフ

再びトラクターに乗って戻り、近くの会場でランチ
今日のテラスなので気持ちがいい。

パンとサラダと…。

レンズ豆のスープ

トルコピザ

薄い生地にチーズとひき肉の2種類。
この肉がマトンでちょっと臭みがある。

14：50分出発
アフロディシアス→コンヤ　450㎞　約５時間半

途中トイレ休憩。
この辺りはトルコヨーグルトがおいしいらしい。買ってみよう。
ヨーグルトに芥子とはちみつがかかっている。おいしいです。

チャイ

雄大な景色を見ながらバスはコンヤに向けて出発。

雄大な景色。

トイレ休憩。
お店で大きな鉄板で焼いていた。ピザかな。

やっと着いた。長かった。
もう21時近く。急いで夕食。

グランド ホテル コンヤ ホテル

入口に飾ってあった人形。

今日もバイキング。
夕食はずっとバイキングなので、少し飽きてきた。

長い１日だった。

この旅行記へのコメント （2）

• ももであさん 2020/06/08 12:00:19

  騙された！？

  げげ。
  パムッカレに水がないなんてことがあるのですか。
  ツアー料金9割引くらいにして欲しいですね。
  
  もしくは雰囲気だけでも味わうために水色のバスクリンを
  大量に流して欲しかった!?

  yamaneさん からの返信 2020/06/10 11:27:06

  がっかり遺産

  はじめまして、ももであさん
  
  パムッカレ、まさかの水がないなんて、あまりにもガックシでした。
  まわりのホテルが温泉水を引いたため枯れてしまったとか。
  
  本当に、バスクリーンでも流してもらえればきれいかも（笑）