2012/09/03 - 2012/09/04
17位(同エリア30件中)
chibi-monさん
- chibi-monさんTOP
- 旅行記121冊
- クチコミ35件
- Q&A回答3件
- 138,349アクセス
- フォロワー46人
(2023年9月記: 旅行から12年も経っており役に立たない備忘録です・汗)
2012年8月の終わりから9月初めにかけて、ヘルシンキ、イギリス、イタリアを旅してきました。以前から行きたかったところを繋げました。
かなり前なのであまり参考にならないかもしれませんが、だいたい5年もたつと内容を忘れていることに気付き、自分の記憶力の無さに軽いショックを受け、超々・個人的な記録ですが、思い出しながらの備忘録です。
■2012年9月3日(月)
エジンバラから日帰りでアバディーンを訪問し、
エジンバラへ戻った後はカールトンヒルへ。
****************************
《スケジュール》2012年 25泊27日
8月24日-25日 ヘルシンキ(泊)
8月26日 ヘルシンキ空港(泊)
8月27日-29日 チェスター(泊)
8月30日 ハワース(泊)
8月31日-9月1日 ヨーク(泊)
★9月2日-9月4日 エジンバラ(泊)
9月5日-9月7日 ウィンダミア(泊)
9月8日-10日 ロンドン(泊)
9月11日 ボローニャ(泊)
9月12日 ウルビーノ(泊)
9月13日-14日 メストレ(泊)
9月15日-16日 ジェノバ(泊)
9月17日 ヘルシンキ空港(泊)
■航空券
フィンエアー
2012/8/24 11:00 成田 - 15:15 ヘルシンキ
2012/8/27 8:25 ヘルシンキ - 9:25 マンチェスター
2012/9/17 19:00 ミラノ(マルペンサ)- 22:55 ヘルシンキ
2012/9/18 16:00 ヘルシンキ - 7:40 成田
ブリティシュエアウェイズ
2012/9/11 9:30 ロンドン・ヒースロー→ 12:35 ボローニャ
(102.05ポンド)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
■2012年9月3日(月)
07:28 エジンバラ発 ScotRailでアバディーンへ約2時間半かかります。 -
ScotRail
-
ブリットレイルパス1等を使っていました。これは1等車で車内販売のかたからいただいたものです。フルーツ入りジュースとパンを選びました。
-
また車内販売のかたが廻って来られたので、こちらもいただきました。
-
1等車はすいていました。
円高のおかげで、1等ブリットレイルパスを利用できました。 -
09:55 アバディーン駅到着。
-
スコットランド第三の都市アバディーン。その名前は、ピクト語aberとゲール語devanaの合成。二つの川がここで合流し海へ流れ出ているという意味。
アバディーンの見どころは市内中心部とオールド・アバディーンと歩き方に書かれています。 -
初めてのスコットランド訪問。アバディーン駅でびっくりなモノを見ました。まるまる太ったウミネコ!日本のカラスくらい大きい(もっと大きいかも)。こんな大きいウミネコは日本にはいませんよね?そして餌を物色中?
-
誰も気にかけないので、駅の中でのびのびしています。
-
駅を出てしばらく歩くと、市内の中心ユニオンストリート。エジンバラよりも近代都市も感じる雰囲気です。
アバディーンは御影石の産地として知られています。街の建物のほとんどに御影石が使われている全体がグレー色に見える街でした。
詩人のバイロンは若い頃こ?の街で過ごし、その感性に大きな影響を与えてと言われているそうで。 -
11:00 バスでも行けたようなのですが、歩いてオールドタウンに来ました。
アバディーンは日本と関わりが深い街で、長崎のグラバー邸で有名なトーマス・グラバーさんが青年期を過ごした街。
グラバーさんは、明治維新の直前に長州の若者5名長州藩の伊藤博文や井上馨らの英国への密留学を支援したほか、薩摩藩の五代友厚や寺島宗則、森有礼らの秘密裏の訪欧にも協力、結果として日本の近代化に大きな役割を果たした人物。 -
オールド・アバディーンにあるキングズ・カレッジ。グラバーさんが学び、日本からの留学生も、グラバーさんの支援もあり、ここで受け入れられ学んだ。
キングス・カレッジは16世紀の初めに建てられ、中央に木製の大学礼拝堂がある。創建当時そのままで残っているそうです。ということは、明治時代に留学生としてやってきた伊藤博文らが学んだ当時そのままの姿ということ。 -
キングス・カレッジ。
オールド・アバディーンは元は「オールトン」という名前の司教都市で、大聖堂や大学から成り立っています。 -
キングス・カレッジ。
大勢の学生が芝生で寝転がっていたり…ゆっくりと流れている時間を感じる。 -
キングス・カレッジ。
-
The Powis Gates(ポウィス・ゲイツ)
現在キングス・カレッジにある19世紀に建てられた門。
かつてはポウィスハウス(かつてあったここの不動産の所有者)への目に付く入り口の役割を果たしていました。
これら派手な門の建設は、イギリス植民地での奴隷制度を非合法化する奴隷制度廃止法 (1833 年) と同時期に行われ、ジャマイカのプランテーションで奴隷の開放することと引き換えに受け取った補償金で裕福になった家族によって建てられた曰く付きのものらしいです。
この門を初めて見たときは、勝手にスコットランドのお城をイメージしたものかと思っていましたが…。 -
ポウィス・ゲイツ前の通りはオールド・アバディーンのハイ・ストリート。この先にセント・マハーズ大聖堂がありませす。
-
街角の本屋さんのディスプレイも素敵でした。19世紀頃の英文学が好きなので、何の本かなーと見てしまいますね。
-
11:30 セント・マハーズ大聖堂へ。
-
St Machar's Cathedral
聖マハー大聖堂は、6世紀にドン川の河口に教会を建設したと言う伝説のある聖マハーの名前からその名前が付いているそうです。 -
聖マシャール大聖堂
ケルトの聖人、聖マシャールは確かに聖コルンバ(521- 597)の弟子であり、聖マシャール大聖堂は彼の名誉を讃えて名付けられました。西暦 580 年頃にこの地域に礼拝所が設置され、実際に現在の場所にあった可能性が非常に高い。
1130 年代に司教の座がオールド アバディーンに移されたときに大聖堂になりました。1165 年までノルマン様式の大聖堂でした。 -
1305年、ウィリアム・ウォレスが処刑され、四等分に処された遺体が、スコットランド各地に送られ、彼の左腕が聖マシャールの壁の中に埋葬されたとの話が残っているそうですが、その話に信憑性があるかどうかは不明なのだそうです。
セント マシャールズは、司教も大聖堂も持たない長老派教会であるスコットランド国教会の一部ですが、セント マシャール大聖堂と、名前だけ大聖堂なのだそうです。 -
教会の中で写真を撮っていると、教会のかたが「日本人でしょ?」とにこやかに話かけてくださいました。
遠くまで良く来てくださいました、グラバー家関連を観たくて来られたんでしょう?…と。 -
そして、こちらへ連れていってくださいました。
グラバー家のお墓だそうです。教会のかたがこちらの前でとーっても沢山説明してくださったのですが、・・・さっぱり聞き取れませんでした・汗。
でも教えていただいたおかげで、教会の墓地の中でどれがグラバー家のお墓なのかはだけはわかりました・汗
グラバーさん自身は、故郷のスコットランドに帰らず、日本にとどまり、国際ビジネスの豊富な経験と多彩な人脈を活かし、ビジネスマンとして日本で亡くなるまで活躍しました。 -
オールド・アバディーンにて。
-
歩いてニュー・アバディーンへ戻ってきました。アバディーン中心部のブロード・ストリートにあるマーシャル・カレッジ。
現代のアバディーン大学は、オールド・アバディーンのキングス・カレッジ (King's College) と、1593年にニュー・アバディーンに創立されたマーシャル・カレッジ (Marischal College) が、1860年に統合したものになります。こちら、世界で 2 番目に大きい花崗岩の建物。 -
歴史的建物かもと撮っていたので調べましたら、アバディーン・アート・センターの建物でした。かつて、この建物は教会だった。
-
13:00 港のほうへ歩き、こちらのレストランでランチにしました。
港は大型の船がぎっしりと停泊していて、港湾都市として発達し、北海油田の発見後、石油採掘の拠点となっている様子も眺めてきました。先ほどまでみていたオールド・アバディーンとは違う、ヨーロッパの石油の首都と呼ばれるアバディーンの別の顔の一つ。 -
お水を頼みました。Molly's Bistroいうレストランです。
c/o Aberdeen Douglas Hotel, 43-45 Market St, Aberdeen AB11 5EL イギリス
Google map ★4.2
海外のレストランでは、日本の場合よりも、この★はあまり当てはまらない時もありますが・汗
(個人の感想です)。 -
今日のお薦めメニュー。
-
今日のお薦めメニュー的に出ていたスパニッシュ・オニオンスープを。
美味しかった! -
そしてこちらが絶品でした。スモークサーモンです。これまでで一番美味しいスモークサーモンでした。その後もこれ以上美味しいスモークサーモンに出会えていません。イギリスは美味しい料理は少ないけれど、こういう料理もあるのですね。
調べたら、現在(2023年)もやっていました。また食べに行きたいー。
お店の人が美味しかったでしょう?て聞いてくれました。この2012年頃は中国人の留学生が急増していたようで、レストランの片隅に大声で話している中国人の若者がいて、お店の人たちがちょっと迷惑そう。あまり中国人に良い印象をもっていないようでした。1990年代頃からでしょうか?日本人が海外旅行へ大勢行くようになったときもいわゆるまだ「世界の田舎者」でふるまいはイマイチだったと思いますが、この頃の中国人もそういう雰囲気だったのかなと思います(でも、今もってあまり変化がないような?・・・自粛)。
聖マハー大聖堂のかたもそうでしたが、日本人にはとても優しくしてくれました。私が中国人ではなく日本人だとすぐに分かってくれました。 -
13:45 アバディーン駅です。エジンバラへ戻ります。
-
14:50 アバディーンからダンディーへ向かう間の車窓です。絶景路線です。
-
1等車はすいていました。
-
1等車ブリットレイルパスでティーとおやつももらいます。日本では紅茶は飲まないのに、イギリスで飲むと美味しい!
-
エジンバラへ戻る途中で、ダンディーで途中下車しました。
ダンディーは、北海沿いのテイ湾の北岸にあるスコットランドで第4番目の都市。
かつては麻布の繊維産業で栄えていたが衰退し、現在は観光・金融業へ転換。 -
15:30 乗り換え時間までダンディーを散策しました。
ディスカバリー号(RSS Discovery):
ダンディーは、イギリスで初の南極探検隊が出発して港として有名です。
ディスカバリー号は、南極調査のためにスコットランドのダンディーで建造された蒸気船です。1901年に進水したこの船の最初の任務は英国国立南極探検隊でした。1901年から1904年に、この船で、ロバート・ファルコン・スコットとアーネスト・シャクルトンは初めての南極への旅を成功させました。
内部は博物館になっていて、スコット船長とその英雄的な乗組員たちの足跡をたどれることが出来ます。
江差の開陽丸記念館みたいですね。今思うと・・・、ここは入場すれば良かったなあ。
この頃(2012年)は、街並みや人など表面的なものばばかり見て、それで満足してしまっていました。10年以上経ち、旅行記を書いていると、この頃はモノの見方が浅かったなあ、と…。
ディスカバリー南極博物館公式ページ
https://www.rrsdiscovery.co.uk/
(2023年現在の入場料は17ポンド) -
Desparate Dan Statue:
有名(らしい)なマンガのキャラクターをブロンズで表現したデスパレートなダン像。
2001年以来ダンディーのハイストリートに沿って闊歩しています。高さ2.5メートルのダンは、忠実な犬のドーグを引き連れています。この像は、アンガス(Angus)を拠点とするアーティストのトニー・モローとスージー・モローの作品。 -
セントメアリーズタワー
ダンディー最古の建物で、15世紀後半に建てられた。 -
ダンディーの街角で。
-
この当時公開されたディズニー映画「Brave」。この映画の舞台がスコットランドなので、駅や観光案内所なででこのポスターが沢山。
-
ダンディーからエジンバラへ戻ります。
-
1等ブリットレイルパスで乗車。1等車特典で社内販売のかたから何度も貰いました。
-
16:30 早朝に荷物を預けていたホテルへ戻りチェックイン。
前日宿泊したエジンバラのホテルが満室で連泊できず、こちらへ移動しました。
The Palace Hotel 4つ星ホテル
スモールシングル 朝食無し 80ポンド/泊
当初は3泊する予定だったのですが・・・。 -
部屋からの眺めです。窓からの眺めは良かったのですが・・。
-
その手前の道路では工事中…。騒音が凄くて。
2014年に開業したトラムの工事だったようです。
2014年のニュース記事:
英国スコットランドのエディンバラに2014年5月30日、トラム(路面電車)が新たに開業、翌31日から営業運転を開始した。同市には1956年まで路面電車が運行されており、路線は異なるものの58年ぶりの復活となる。 -
ホテルから歩いてカールトンヒルへ向かいました。
その途中にあったパブ&カフェThe Conan Doyle。
エジンバラは、シャーロックホームズの作者のコナン・ドイルの出身地。この近くに生家があったようですが、現在は取り壊されてしまったとのこと。現在は生誕地にシャーロックホームズ像があります。
場所:6 Picardy PI,Edinburgh EH1 3JT -
-
17:40 ホテルから歩いてカールトン・ヒルに来ました。入り口までは徒歩10分ほど。
-
カールトン・ヒルは、エジンバラを360度一望できる名所。坂を登って行きます。
-
エジンバラ新市街のメインストリートのプリンセスストリートの東端に位置します。
-
標高103メートルの丘です。
-
エニシダでしょうか?春に咲くだけだと思っていました。
-
カールトン・ヒルの見どころのナショナル・モニュメント(左)とネルソン・モニュメント(右)。
ネルソン・モニュメントは、イギリス海軍が1805年のトラファルガー沖の海鮮に勝利したことを記念し、湯治のイギリス海軍提督ホレーショ・ネルソンの名前を冠して建てられたもの。1815年完成。
塔は有料(6ポンド)で入ることが出来、内部はイギリス海軍の歴史や、実際に使われた備品の展示、その他モニュメントの頂上へも登れるそうですが・・・もう閉まってました。
<基本情報>
開館時間:毎日10:00~17:00(最終入場時間は16:30)
このモニュメントの前に、ミャンマーの僧のような恰好をした方達が何人かおられて、一緒に写真を撮ってって言われました。日本人が珍しいのかしらーと思いました。
でもこの頃は、世界的にはまだ観光客が今ほど沢山いない時代(?)でしたね。最近はどの観光地も観光客が急増して、特に有名観光地は行きたくないですw
この10年で富の分配が進み、その分日本人は貧乏になった・・・と言う事でしょうか。 -
ナショナル・ヒルの前でくつろいでいる人が沢山。夕方のひと時を楽しんでいる。
ナショナル・モニュメントは、19世紀のナポレオン戦争で亡くなったスコットランド人兵士を偲ぶために建てられてパルテノン神殿様式の記念碑。
はじめ、こんなところに遺跡があるのかなーと思ってしまいましたが、割に新しいものだったんですね。
しかし、これは未完成のままです。1800年代前半に建設が始まりましたが、7年後に予算が枯渇しそのまま建設が中止となりました。現在はそのままで残されています。思い入れもないのでしょうかね、建物にイギリスらしさが無いですものね。 -
そして、こ?の眺め!アーサーズ・シート。
よく見ると歩いている人が見えたりします。30分で頂上まで行けるそうです。歩きたかった!次回エジンバラへ行くチャンスがあったら絶対行くと思います(行き機会があるかどうか・汗)。 -
アーサーズ・シートとエジンバラの街並みが調和してて絶景なんです。
-
ダグラス・モニュメント:
スコットランドの哲学者ダグラス・スチュアートを偲び、彼の死から3年後の1831年に完成しました。 -
18:00 夕暮れのエジンバラの眺めが素晴らしかったです。
-
エジンバラ城も柔らかい夕陽につつまれていました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2012晩夏フィンランド、イギリス、イタリア
-
前の旅行記
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【7】エジンバラ
2012/09/02~
エジンバラ
-
次の旅行記
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【9】スターリング、グラスゴー
2012/09/04~
スターリング
-
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【1】タンペレ、ハメーンリンナ
2012/08/24~
ハメーンリンナ
-
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【2】ヘルシンキ
2012/08/26~
ヘルシンキ
-
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【5】ハワースのヒース
2012/08/30~
ハワース
-
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【6】ヨーク、ウィットビー
2012/08/31~
ヨーク
-
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【7】エジンバラ
2012/09/02~
エジンバラ
-
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【8】アバディーン、ダンディー、カールトンヒル
2012/09/03~
アバディーン
-
2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【9】スターリング、グラスゴー
2012/09/04~
スターリング
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アバディーン(イギリス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2012晩夏フィンランド、イギリス、イタリア
0
61