2012晩夏のフィンランド、イギリス、イタリア旅【２】ヘルシンキ

2012/08/26 - 2012/08/26

（2023年9月記: 旅行から11年も経っており役に立たない備忘録です・汗)

2012年8月の終わりから9月初めにかけて、ヘルシンキ、イギリス、イタリアを旅してきました。以前から行きたかったところを繋げました。
かなり前なのであまり参考にならないかもしれませんが、だいたい5年もたつと内容を忘れていることに気付き、自分の記憶力の無さに軽いショックを受け、超々・個人的な記録ですが、思い出しながらの備忘録です。

■2012年8月26日（日）
ヘルシンキ

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《スケジュール》2012年　25泊27日
8月24日-25日　ヘルシンキ（泊）
★8月26日　ヘルシンキ空港（泊）
8月27日-29日　チェスター（泊）
8月30日　ハワース（泊）
8月31日-9月1日　ヨーク（泊）
9月2日-9月4日 エジンバラ（泊）
9月5日-9月７日 ウィンダミア（泊）
９月８日-10日 ロンドン（泊）
9月11日 ボローニャ（泊）
9月12日 ウルビーノ（泊）
9月13日-14日 メストレ（泊）
9月15日-16日 ジェノバ（泊）
9月17日 ヘルシンキ空港（泊）

■航空券
フィンエアー
2012/8/24 11:00 成田 - 15:15 ヘルシンキ
2012/8/27 8:25 ヘルシンキ - 9:25 マンチェスター
2012/9/17 19:00 ミラノ（マルペンサ）- 22:55 ヘルシンキ
2012/9/18 16:00 ヘルシンキ - 7:40 成田

ブリティシュエアウェイズ
2012/9/11 9:30 ロンドン・ヒースロー→ 12:35 ボローニャ
(102.05ポンド）

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩

■2012年8月26日（日）
日曜日の朝、良い天気になりそうです。
ホテルの部屋からの眺め。

今日はヘルシンキに終日いることに。日曜日の朝は閑散としていた。

今日はヘルシンキの港へ。

何故、亀が？駐車場の車止めのようにも。「ゆっくり運転しよう」という安全運転を促すカメなんだそうです。

ヘルシンキクルーズの案内。

大型船も停留中。

ヘルシンキの南港に隣接するマーケット、カウッパトリ。
日曜の朝も開かれている。夏季に限り日曜日も10:00から17:00まで開いています。ただ、午後になると早々に店じまいらしい。

カウッパトリ：
平日6:30から18:00と、土曜日の6:30から16:00まで。夏季に限り日曜日も10:00から17:00まで。

奥に見えるカウッパトリ・マーケット広場の中心にある石碑は、ロシア皇后の訪問を記念に建てられたそうだ。黒歴史でしょうにねえ。

カウッパトリKauppatoriは、「お店・取引の広場」という意味。

まず、スオメンリンナ島へ行くことに。清々しい午前中に行きたいなーと。

スオメンリンナ島行きフェリー乗り場 船系

このフェリーに乗り込みます。

フェリーは、ヘルシンキ市営交通の運営なので、ヘルシンキ市営交通（地下鉄、バス、トラム共通）のチケットがあれば、このスオメンリンナへのフェリーも乗れるそうです。

マーケット広場のエテラ港からフェリーで約15～20分。フェリーのチケットはフェリー乗り場の自動販売機で購入します。

ハイシーズンの北欧は最高だ。

船からはポツポツとかわいい家が見え、なかなか飽きません。スウェーデンやノルウェーに行った時も思ったけれど、海沿いの家だなんて災害がないんですね。日本では考えられない風景です。

この橋が見えるとスオメンリンナ島に到着です。

結構乗ってたんですね。スオメンリンナ島は、フィンランド人たちのピクニックスポットでもあるそうです。

仕事帰りの夕方に立ち寄ったり…なんだとか。････いいですねえ。
北欧の夏は最高だ。

スオメンリンナ島はヘルシンキの沖合約2.6kmのところに浮かぶ4つの島からなる海洋要塞

スオメンリンナの要塞 建造物

1991年にユネスコ世界遺産の文化遺産に登録された。
島には350以上のアパートがあり、約800人が暮らしているそうです。生活している人がいる島なんですね。

1748年、フィンランドがスウェーデンに統治されていた時代に要塞としての建造が始まりました。

スオメンリンナ教会：
島の灯台の役割も果たすスオメンリンナ教会は、ヘルシンキで最も人気のあるウェディング会場ひとつだそうです。

スオメンリンナ要塞に駐屯するロシア東方正教会の駐屯地教会として 1854 年に建てられました。この要塞は橋で結ばれた 5 つの島で構成されており、教会はムスタサーリ島 (スウェーデン語: Stora Östersvartö) の最も高い場所にある島の中心的な建造物。すぐ東には古い練兵場があり、南には公園があります。

教会の南西に位置するクラウンワーク・エーレンスヴァルトの防衛前線と同様に南西から北東の方向を向いています。

教会のすぐそばにある公園。居住地域でもある島…島民の人かな。かつてはマリメッコの有名デザイナーなども住んでいたのだとか。

1750年にはスウェーデン王フレドリック1世によってスボアボリと命名。

ロシア・スウェーデン戦争、フィンランド戦争では海軍基地をして利用されましたが、1855年のクリミア戦争で英仏艦隊の砲撃により大きな損傷を受けました。

1918年のフィンランド内戦争によって要塞はフィンランド領になり、

1917年にフィンランドが独立を果たすと、島の名前を「フィンランドの城」を意味する「スオメンリンナ」に変えたそうです。

戦いの歴史を知る島。

スオメンリンナは4つの島から成りますが、見どころは橋で結ばれている2つの大きな島に点在しています。

北側の島の北端にあるメイン埠頭から南側の島の南東にあるキングス埠頭までのびる約1.5kmのブルールートを散策しながら名所に立ち寄れるのだそうです。

全長約8kmにおよぶ城壁で囲まれ、島全体が堅固な要塞になっています。

ユネスコ世界遺産 エンブレムが壁に。

散策途中の広場の中央には、要塞建造を指揮したアウグスティン・エーレンスヴァルドの墓があります。

夏の花が咲いています。

クスターンミエッカ
往時のままの要塞や海上防衛線を見れる場所。
島の砂質堤防や大砲は19世紀末にロシアによって築かれた。

スウェーデンに向いているという大砲。

こんな穴が開いている場所があったり。
クスターンミエッカの土手。

今ではピクニックにきた子供たちの遊び場に。

2012年当時は微塵も予想出来ていなかったけれど、ここがまた要塞にならないことを･･･。

遊歩道になってます。

途中にはビジターセンターがありました。手前の白い橋が北側の島と南側の島をつないでいますね。

ビジターセンター

スオメンリンナ 観光案内所 散歩・街歩き

また教会まで戻ってきました。

スオメンリンナ教会 寺院・教会

カフェも沢山あったような。

このフェリーで帰ります。切符は往復で買っていました。

フェリーから見た光景

フェリーから見た光景。カモメがくつろいでいる。

フェリーから見た光景。浮いているように見えるヘルシンキ大聖堂。

フェリー乗り場です。ここでは、行列になっているということはなく。

港から、次はヘルシンキ大聖堂へ。港からは徒歩ですぐに着きます。

ヘルシンキ大聖堂：
ヘルシンキ大聖堂は、フィンランド福音ルーテル教会の 1 つです。ヘルシンキ教区およびヘルシンキ大聖堂教区の主要教会ですが、多くのヘルシンキ市民にとってはヘルシンキを象徴するものである。

建築家カール ルートヴィヒ エンゲルとプランナーのヨハン アルブレヒト エーレンストロムによって設計された。
フィンランド福音ルター派教会ヘルシンキ教区に属している。
1917年のフィンランドの独立までは、フィンランド大公を務めたロシアのニコライ1世にちなんで「聖ニコラウス教会」と呼ばれていた。
大聖堂の屋根には12使徒の真鍮の彫刻。

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

祭壇には、ニコライ 1 世によって寄贈されたカール ティモレオン フォン ネフの絵画「十字架からのイエスの降臨」が飾られています。

大聖堂の教会ホールには、宗教改革者マルティ ルター (1483 ～ 1546 年) とその同僚フィリップ メランヒトン (1497 ～ 1560 年)、フィンランドの改革者ミカエル アグリコラ (1510 ～ 1557 年頃) の像があります。これらはルーテル教会の歴史を思い出させます。

ヘルシンキのスウェーデン・フィンランド人会衆の教会評議会は、宗教改革者マルティン・ルターの生誕400周年を記念して、ニコライ教会に宗教改革者の像を建てることを決定したというもの。

カール ティモレオン フォン ネフの絵画「十字架からのイエスの降臨」

大聖堂の祭壇画には、復活前のイエスの埋葬が描かれています。この絵は皇帝ニコライ 1 世によって寄贈され、サンクトペテルブルクで宮廷画家として働いていたバルト三国ドイツ人の学者ティメオン カール フォン ネフ (1805 ～ 1876 年) によって描かれました。

大聖堂の最初のオルガンはドイツ人のEF ウォーカーによって建設され、そのファサードはローアマンによって設計されました。最初のオルガンコンサートはすでに 1847 年 3 月には開催されていました

大聖堂の公式HPを見ると、水曜日にオルガンコンサートをやっているようですね。

大学と政府評議会に隣接する元老院広場の端にある教会の前には、エンゲルが亡くなる前から自然石の主衛兵の建物がありましたが、ニコライ 1 世の命令により、幅 60 メートルの階段に置き換えられました。

教会の形は二等辺十字です。端の三角形は 6 本のコリント式の柱で支えられています。外壁には作者不明のキリストの生涯を描いたレリーフが飾られており、正面玄関の上にはヘブライ語で「神ヤハウェ」と書かれています。

エンゲルの死後、ローアマンが設計した 4 つの角型の塔が追加され、メイン階段の側面にはテラス パビリオンが追加されました。

大聖堂の屋上からは、12 使徒の像が街の喧騒に沿って立っています。使徒たちはイエスの最も親しい弟子であり、彼らの名前はペテロ、トマス、シモン、兄と弟のヤコブ、パウロ、アンデレ、フィリポ、タデウス、ヨハネ、マタイ、バルソロミューでした。

彫刻はベルリンの彫刻家で学者のアウグスト・レドーに発注された。彼は彫像を6体作ると約束したが、最終的には4体（アンドレアス、フィリップ、サデウス、ヨハネ）しか作らなかった。残りの彫像は、ベルリンの若き彫刻家ヘルマン・シュヴィーフェルバインに注文された。

彫刻はベルリンで亜鉛鋳造され、1847 年から 1848 年にかけて 3 回に分けてフィンランドに運ばれ、1850 年に置かれたようです。

何故か、大聖堂前に広場にクラシックなバスが置いてありました。

日曜日でも全くお店が開いていないということはなかったような。

メインストリートのショッピングモールに入っているムーミンショップは開いていたので、覗きに。でも欲しいものは無かった（そんなにムーミンに興味がなかたことに気付くｗ）。

ヘルシンキ駅前からトラムに乗って「かもめ食堂」に出ていたカフェSUOMIへ行くことに。

ところが、反対方向へ行くトラムに乗ってしまうという大失敗！(-.-)

乗った路線が山手線のような環状線でまた戻って来れるので助かりました。せっかくのなので、このまま40分くらいぐるっと乗ってしまったような。のんびりしたところに居ると、不思議と焦らなくなりますなあｗ

トラム３Bに乗って、vilskulmaという停留所で下車。
ようやくカフェSUOMIに着いたのだけど、日曜はお休みでした。がっかり。
メモに月ー金　7:00-18:00の営業って書いてたのに行ってしまうとは（汗

ヘルシンキ中心部にある「アカデミア書店」の2Fにあるのが

「カフェアアルト」。フィンランド出身の建築家アアルトが設計したカフェ。映画『かもめ食堂』のロケ地としても有名です。

チーズケーキとカフェラテで休憩（11.6EUR）。

マリメッコも開いていました。もはや、日本にもショップが沢山あるからねー

午後になると人が多くなった。

こんな大道芸人も。このヒト怖いの。写真撮ってると怒ってる。

ホテルに戻って荷物を受け取り、明日朝にイギリスのマンチェスター空港へ飛ぶので、フィンバスでヘルシンキ空港そばのホテルへ移動（バス代6.2EUR)。

2012年当時はwifi環境が無かったせいもあるけど、今思うと計画がゆるい・・・書いてて反省ばかり。シベリウス公園など行っておくんだった。
あと、今行くなら、フィンランドの画家の展示が多い美術館に行きたい。

ヘルシンキ・ヴァンター空港そばのヒルトンで1泊。

ヒルトンヘルシンキエアポート
メモを見ますと･･･、キングルーム朝食込みで　104ユーロ（直前でnon-refundable)に変えてた。
なんと！この当時、wifiはパブリックエリアのみで、部屋では有料でした（10ユーロ/日とは、隔世感）。

ヒルトン ヘルシンキ エアポート ホテル

充実のバスルーム。

こんな良いホテルは最近は滅多に泊まらなくなったなあー（遠い目）。2012年当時は瞬間風速の円高（まさかの1ユーロ100円位だった・・・）のおかげだ。

介入してしまっているのでしょうか、円高はいつも長続きしない、瞬間風速で過ぎる。
この後、イギリスで1等のレイルパスを使いまくるのだけれど、1等を選択出来たのも円高のおかげでした。

ヴァンダー空港内のスタバ。

スターバックスコーヒー (ヘルシンキヴァンター国際空港 ゲート37-39店) カフェ

空港内のスタバの近くのこちらのレストランで夕ご飯。

ビッュフェタイプのいろいろと選択できるレストラン･･･。
カルボナーラとサラダで夕食、８EUR。
ここは、今もあるのかな？Google mapで探したけど見つからなかった。

明日から人生2度目のイギリス旅行です。続く････

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港