2018/07/15 - 2018/07/15
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bunbunさん
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本旅行記は「マダガスカル アンダヴァドアカ-サラリーベイ-チュレアール」(https://4travel.jp/travelogue/11471143)の続きです。今回はチュレアールから国道7号線を東北東に進み、ラノヒラの宿泊ホテル:サトラナ・ロッジで昼食をとった後、「マダガスカルのグランドキャニオン」と呼ばれる、浸食を受けた砂岩の岩山や奇岩群、深い渓谷、イサロの窓などがあるイサロ国立公園を見学してホテルに至るまでをご報告します。
付録にイサロ国立公園について説明を加えました。ご興味の有る方はご覧ください。
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7:00にチュレアール(Tulear、トゥリアーラ、トゥリアラ)のホテル・ビクトリー(Hotel Victory)を四駆SUV8台のコンボイで出発、国道7号線(Route nationale 7 、RN7)を東北東約200 kmの位置にあるイサロ国立公園(イサル国立公園、Parc national de l'Isalo(仏)、Isalo National Park(英))に向けて走ります。
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道路は一応舗装されていますが、この辺はあちこちに修繕の跡が残っています。
前方は真っ平です。
朝日の方向に向かっていますので眩しい。 -
前はトラクターを積んだトラック、道路脇をコブウシの群れが歩いてきます。
コブウシについてはhttps://4travel.jp/travelogue/11454902をご覧ください。 -
ブッシュが生えた大平原の中を真っすぐな道路が続きます。
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雨季に生えた草が枯れた大草原。
ちょっとした丘もあります。 -
大草原の中を真っすぐのびる国道7号線を太陽に向かって進みます。
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村の中を通ります。
家は板壁なんで、西海岸(https://4travel.jp/travelogue/11435499 参照)よりは豊かなようです。
背の高い緑の木もたくさん生えているので、水は比較的豊富なんでしょうね。 -
コブウシ。
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コブウシ。
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コブウシ様のお通りだ、ってか。
車はコブウシが道路を渡り終えるまで待ちます。 -
広い平地の中の家々。
この辺の家は立派だ。
草はコブウシに食べられちゃったかな。 -
丘が見える広い平原のなかを進みます。
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遠くに丘陵が見えてきました。
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道路脇で村人が何やら売っています。
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また村の中を通ります。
家も人通りも多く、大きな村ですね。
マアボボカ(Mahaboboka)です。 -
草が緑になりました。
その向こうには農地もあるようです。 -
2時間程走ったところで青空トイレ休憩です。
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コブウシが放牧されています。
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大草原を進みます。
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またブッシュが混じってきました。
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また村の中を通ります。
サカラア(Sakaraha)です。
中央やや左の枝がモコモコでている木はマダガスカルの固有種のディディエレア・マダガスカリエンシスです。(https://4travel.jp/travelogue/11454902、https://4travel.jp/travelogue/11471143 参照) -
“GEMS(宝石)SAKARAHA”と書かれた店がありますね。
1998年にここから約80 km東にあるイラカカ(Ilakaka)で世界最大級のサファイヤ鉱床が発見され、この地域はイラカカ/サカラア=サファイア鉱区として有名になりました。サファイアは酸化アルミニウム(Al2O3)の大きな単結晶ですから、アルミニウムを豊富に含む砂岩地帯(付録2.参照)にサファイヤ鉱床があっても不思議ではないですね。
現在はもう採掘されていませんが、宝石の取引はされているようです。 -
サカラアを出て7 km程走りました。
直線道路は続きます。 -
広大な平原。
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まだまだ直線道路は続きます。
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広大な草原。
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広大な草原の中を走る直線道路。
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草原の中に峡谷ができてますねえ。
ガリー(https://4travel.jp/travelogue/11426175 参照)です。
この辺の地質はラテライト(https://4travel.jp/travelogue/11426175 付録1.参照)か。 -
正面の上が平坦な丘は、まだ浸食が進んでない砂岩です。
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草原の向こうは浸食された砂岩の丘です。
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広大な草原の中を走る直線道路は続きます。
黒い部分は野焼きの跡ですね。 -
また村があります。
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電波塔。
アンテナ形状からして携帯電話基地局ですね。
この辺まで来るとあるのか。 -
前方に見える小高い丘の部分がイサロ国立公園です。
左に野焼き煙が見えますね。 -
右に見える村はイラカカです。
この近くで上記サファイヤ鉱床が発見されました。 -
砂岩の山が近づいてきました。
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砂岩の山。
堆積層が見えます。 -
砂岩の山。
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砂岩の山。
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草原と砂岩の山。
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草原と砂岩の岩山。
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低木が散在する草原と砂岩の山。
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低木が散在する草原と砂岩の山。
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11:15、チュレアールから国道7号線を3時間45分かけて230 km走り、今日の宿泊ホテル、ラノヒラ(Ranohira)のサトラナ・ロッジ(Satrana Lodge)にやって来ました。
砂岩の山がありますねえ。
ここで昼食をとった後、イサロ国立公園に向かいます。 -
サトラナ・ロッジ。
荷物はポーターさんが運んでくれます。
このホテルはバンガロー形式で、この部分は受付、事務所とレストランです。 -
サトラナ・ロッジからの風景。
プールと砂岩の山です。 -
サトラナ・ロッジのレストラン(左)、プール、デッキチェア、植物とその向こうに見える砂岩の山。
中央やや右側の植物はマダガスカル原産のタビビトノキ(旅人の木、学名:Ravenala madagascariensis、別名:オウギバショウ、英語名:Traveller's Palm、ゴクラクチョウカ科、タビビトノキ属)です。 -
サトラナ・ロッジのプール、デッキチェア、植物とその向こうに見える砂岩の山。
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昼食まで時間があるのでホテルの庭をお散歩です。
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サトラナ・ロッジ。
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バンガローと砂岩の山。
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むっ、綺麗な花だ。
アロエの花ですね。アロエは何百種類もあるので特定が難しいですが、多分これはアロエ・デルトイデオドンタ(Aloe deltoideodonta(学名))か、イサロ・アロエ(Isalo Aloe(英), Aloe isaloensis(学名))と思います。 -
葉が綺麗な木。
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レストランの窓から見えた赤と緑の葉の木。
ポインセチアかな。 -
昼食を終え、チェックインを済ませてバンガローにやってきました。
窓にはメッシュが張られ、その外側には遮光用か防寒用か、シェードがついています。 -
洗面所とシャワースペース。
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トイレ。
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洗面所。
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車でイサロ国立公園の入口駐車場に着きました。
駐車場脇にあった案内図。
右が北です。
現在地は黒に白抜で「P」と書かれた場所です。
この後坂を上り、砂岩に囲まれた平地に出てナチュラル・プール(Piscine Naturelle、青のルート先端の人が泳いでいるマークの場所)まで行きます。この付近は南北に連なる砂岩の山(丘)がいくつか走っており、その間が平原になっています。ナチュラル・プールに行くまでに2つの砂岩の山の隙間を抜けます。 -
おや、綺麗な鳥だ。
ヤツガシラです。
ヤツガシラ科
ヤツガシラ属 -
最初の砂岩の山の隙間を上ります。
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平坦な所まで上ってきました。
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砂岩と平坦な草原。
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右後方(南東)を振り返ると、下方に広がる平原が見えます。
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左後方(東)。
最初の砂岩の山の隙間を抜けました。 -
少し進んで後方。
最初の砂岩の山の隙間。 -
前方には平原が広がっており、その向こうには南北に連なる次の砂岩の山が見えます。
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ウアパカ・ボジェリ(Uapaca bojeri、学名)。
コミカンソウ科
Uapaca属
マダガスカル島の固有種で、地元ではタピア(tapia)と呼ばれています。 -
タピアの実。
熟して落ちた実は甘くておいしいそうです。 -
砂岩の山の間の平原を進みます。
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砂岩の山の間の平原を進みます。
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砂岩の山と平原。
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砂岩の山の間の平原を進みます。
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砂岩の山、ズームイン。
うーん、まさに荒廃した街か古代遺跡のような地形(runiforme、ルイニフォーム、付録2.参照)だ。 -
砂岩の山。
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右側、トレイル(白く見える道)の先に次の砂岩の山の間隙があります。
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タコを逆さにしたような植物がありました。
パキポディウム・ロスラーツム(Pachypodium rosulatum、ゾウの足)です。
パキポディウムはマダガスカルやアフリカ南部原産の植物で20種類以上ありますが、ロスラーツムはマダガスカルの固有種です。球体のような幹は水を蓄えるためであり、乾燥地帯や岩場に生育します。 -
砂岩の山。
手前の平らな部分は砂岩で、その隙間に草が生えています。砂岩の浸食は現在進行形ですね。 -
またパキポディウム・ロスラーツムがありました。
黄色の花が咲いています。 -
パキポディウム・ロスラーツムの黄色い花、接写。
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またパキポディウム・ロスラーツムです。
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後ろ(東)を振り返る。
遠くに見える砂岩の山の間隙を上って平原を横切り、次の砂岩の山の間隙に来ました。 -
間隙北側の砂岩の山(丘)の上に展望台がありましたので、そこに上りました。
南東方向です。 -
展望台から見た南南西方向。
岩山の向こうはまた南北に長い平原になっており、その向こうにまた南北に連なる砂岩の山があります。 -
展望台上での位置を少し変えて見た、南南西方向。
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展望台から見た南西方向。
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南西方向、ズームイン。
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南西方向、さらにズームイン。
ルイニフォームだ。 -
展望台から見た西方向。
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西方向、ズームイン。
アメリカのグランドキャニオンでは見れないルイニフォームだ。 -
展望台から見た北西方向。
平原の中央には川があるようですね。 -
南南西から北西方向をパノラマ撮影。
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展望台から下り、今抜けた間隙のある砂岩の山沿いのトレイルを南南西に進みます。
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トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。
砂岩の茶色い層は酸化鉄の色です。(付録2.参照) -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
トレイルを進みます。
草原に緑の樹木が増えてきました。川があるようです。 -
トレイルを進みます。
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トレイルを進みます。
砂岩の山と草原と緑の樹木。 -
北西方向。
浸食で残された岩が立っています。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原と緑の樹木。 -
トレイルを進みます。
砂岩の山と草原。 -
幾何学模様に塗装された金属の箱がありました。
この地に住む遊牧民バーラ(Bara、バラ)族の棺だそうです。 -
砂岩の山と草原と緑の樹木。
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砂岩の山と草原と緑の樹木。
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トレイルを進んで草原の南端付近に来ました。
緑の木々が増えてきましたねえ。 -
後ろを見ると草原の中に砂岩があります。
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1つ上の写真の左(西)側。
草原の東西方向のほぼ中央です。 -
前方(南)。
右端に休憩所が見えます。 -
砂岩の山と緑の木々。
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砂岩の山と緑の木々。
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左右の山が迫って草原がなくなりました。
トレイルを進みます。 -
緑の池が見えました。
ナチュラル・プール(Piscine Naturelle)です。
手前から水が流れ落ちていますね。 -
ナチュラル・プール。
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ナチュラル・プール南東側のトレイルを進んで振り返ると、流れ落ちる滝が見えます。
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下に見えるナチュラル・プールの滝側。
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下に見えるナチュラル・プール。
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またありました、タピアの木です。
こちらの方が大きな実が沢山付いています。 -
ナチュラル・プールの畔に下りてきました。
夏だと観光客が沢山泳いでいるそうですが、今は一人も泳いでいません。 -
滝とナチュラル・プール。
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滝とナチュラル・プール。
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ナチュラル・プールの下流側。
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ナチュラル・プールから上がって、さっき来たトレイルを引き返します。
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砂岩の山。
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砂岩の上にできた、マダガスカル島の形の模様。
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駐車場からの坂まで引き返してきました。
砂岩の絶壁をたくさんのワオキツネザル(輪尾狐猿、lémur catta(仏)、ring-tailed lemur(英)、Lemur catta(学名))が飛び跳ねています。 -
ワオキツネザル、ズームイン。
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ワオキツネザル、ズームイン。
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一度ホテルに戻り、夕方にサンセットが綺麗に見えることで知られる、国道7号線から北に1 km程入ったイサロの窓(Fenêtre de l'Isalo(仏)、Isalo window(英))にやって来ました。
曇ってるねえ。見えんのかなあ。 -
イサロの窓を通して見るサンセット。
薄い雲を通して辛うじて見えましたね。 -
ホテルに戻ってきました。
スタッフさんがバンガローのシェードを全部閉めてくれてあります。
付録
イサロ国立公園
1. 地理
イサロ国立公園はマダガスカルの南部のフィアナランツォア州(Fianarantsoa Province)のイオロンブ地域(Ihorombe Region)イフシ地区(Ihosy District)と一部トゥリアラ州(Toliara Province)のアンモ=アンドルファナ地域(Atsimo-Andrefana Region)アンカズアブ地区(Ankazoabo District)にまたがる南北に長い国立公園です。面積は815 km2(東京23区の1.3倍)、平均の長さは59 km、平均の幅は22 km、標高は514 m~1,268 m、峡谷の最大深さは200 mです。1962年に国立公園に指定され、現在はマダガスカル国立公園(Madagascar National Parks, MNP)によって管理されています。
2. 地質学的歴史
地球の誕生からマダガスカル島が形成されるまでの過程は「マダガスカル アンタナナリボ-モロンダバ バオバブ並木」(https://4travel.jp/travelogue/11426175 )の付録1.に記載しましたが、この中で、この島の東側約2/3は先カンブリア時代(5億4千年前以前)に形成され、西側約1/3は顕生累代(5億4千年前~現在)に造られた砂岩や石灰岩といった堆積岩を主体とした岩石からできていることを説明しました。顕生累代に形成された地域には既報(https://4travel.jp/travelogue/11431079 )の石灰岩でできたツィンギー・ド・ベマラハ国立公園も含まれますが、イサロ国立公園はそれより先カンブリア時代に形成された地域に近い、ほとんど境界付近に位置し、主にジュラ紀(約2億年前~1.5億年前)の厚い砂岩で構成されていています。この砂岩は海底に堆積した砂が固結したもので、プレート運動によって隆起しました。その後の長い年月の間、風雨の侵食よって砂岩大きく浸食され、現在公園に見られる、荒廃した街や古代遺跡のような地形(runiforme、ルイニフォーム)が形成されました。公園やその周辺の岩や土は鉄とアルミニウムが豊富で、茶色の源は酸化鉄です。
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